JPS6122540B2 - - Google Patents

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JPS6122540B2
JPS6122540B2 JP52082419A JP8241977A JPS6122540B2 JP S6122540 B2 JPS6122540 B2 JP S6122540B2 JP 52082419 A JP52082419 A JP 52082419A JP 8241977 A JP8241977 A JP 8241977A JP S6122540 B2 JPS6122540 B2 JP S6122540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ratio
relay
suppression
differential relay
ratio differential
Prior art date
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Expired
Application number
JP52082419A
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English (en)
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JPS5418053A (en
Inventor
Sadahito Kashiwara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS5418053A publication Critical patent/JPS5418053A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電力系統を保護する、比率差動継電装
置に関し、特に多重事故時における保護能力を向
上させる方式に関するものである。
一般に電力系統で多重故障が発生すると、比率
作動継電器は比率差動特性上不動作となるケース
がある。
本発明では、故障発生時からの時限に応じて比
率差動特性を変化させていく方式を採用すること
で、上記不動作ケースを無くすることを目的とし
ている。
以下、図に従つて説明すると、図中の同一符号
は同一または相当部分を示すものとする。
第1図は通常の電力系統を示す接続図で、1は
保護対象母線、2〜4は線路(フイーダ)、5〜
7は変流器CT、8〜10は母線保護用比率差動
継電器の入力装置、11〜13は抑制変成器、1
4〜16は差動変成器、17は母線保護用比率差
動継電器、18は抑制コイル、19は動作コイル
である。I1は線路2に流れる電流、I2は線路3に
流れる電流、I3は線路4に流れる電流、I4は比率
差動継電器に流れる抑制電流、I5は比率差動継電
器に流れる差動電流である。第1図において、各
端子入力装置差動変成器14〜16より2次電流
を合成して得られた差動電流I5を母線保護用比率
差動継電器17に収納している差動変成器にて受
け、動作コイル19に動作電圧E0を発生させ
る。
また、各端子入力装置8〜10の抑制変成器1
1〜19における2次回路により各端子入力に比
例した抑制素子電圧を発生させる。さらに、各端
子入力装置8〜10の差動変成器14〜16にお
ける2次回路により発生する電流I1,I2,I3は差
動電流I5を形成し、この差動電流I5を母線保護用
比率差動継電器17に収納している抑制阻止変成
器(図示を省略する)に入力し、この抑制阻止変
成器にて抑制阻止電圧を発生させ、上記抑制阻止
電圧との位相比較を行ない、即ち上記抑制電流I4
と差動電流I5とを比較して最終抑制電圧ERを発
生させる。
上記抑制電圧ERに対し動作電圧E0が十分大き
ければ、トランジスタレベル検出回路に信号が与
えられて最終極性要素を駆動する。
第2図は、F1点故障、F2点故障、F1点及びF2
点の同時故障が各々生じたときの比率特性と事故
点とを表わす。まず、同図において、F1点故障
(外部事故)の場合には、抑制電流I4が端子電流I1
+I2+I3と通常等しくなり、一点鎖線上に事故点
が表われることとなる。従つてこの事故点が不動
作域にあることから、比率差動継電器は動作しな
い。またF2点故障(内部事故)の場合は、端子
電流I1+I2+I3に対し、抑制電流I4が各線路2,
3,4に流れる各電流I1,I2,I3のいずれか最大
の電流値に等しくなり、事故点が比率特性内であ
る動作域に事故点が表われ、比率差動継電器が動
作することとなる。
次にF1点及びF2の同時故障(多重事故)が生
じた場合には、端子電流I1+I2+I3に対してI4が各
線路2,3,4に流れる各電流I1,I2,I3のいず
れか最大の電流値と端子電流I1+I2+I3の絶対値
の電流値との範囲内における電流値となり、事故
点が不動作域にあることから比率差動継電器が動
作しないこととなる。
上記の比率差動継電器は、外部事故が生じると
変流器CTに故障電流が流れ、変流器CTのコイル
の磁気飽和に基づく変流器CT自体に誤差が生じ
るため、この誤差の許容範囲として比率特性を30
〜50%に固定的に設定した抑制比率とすることが
一般的である。このため上記のような多重事故が
発生した場合には、従来の比率差動継電器はもは
や動作できないという欠点を有していた。
本発明はこのような実態に鑑みてなされたもの
で、電力系統に多重事故が発生しても容易にこれ
を検出できる限時継電器付比率差動継電器を提供
するものである。
以下、本発明の一実施例を第3図により説明す
る。20は故障検出用高感度継電器(以下、単に
故障検出継電器という)、21は限時継電器(以
下単にタイマーという)である。第3図におい
て、多重故障発生と同時に故障検出用継電器20
が応動し、その出力でタイマー21を起動する。
タイマーは一定時間後、比率差動継電器17に制
御指令を与え、比率特性において常時の抑制比率
よりも低い抑制比率とすることで動作域を拡げ、
動作させる。この関係を第4図に示す。即ち、同
図において本発明に係る比率差動継電装置は、多
重事故(F1点及びF2点の同時故障)時におい
て、内部事故と同時に故障検出継電器20が事故
を検出しこの検出結果に基づきタイマー21が起
動し、このタイマー21の積算結果が一定時限
(T1秒)に達して、引き続き故障が除去されず故
障状態にあれば明らかに多重故障とみなして比率
特性を低下させ、なおかつ故障が除去されなけれ
ばさらにT2秒後に比率特性を低下させて多重事
故でも確実に動作できるものである。
さらに詳述すると、本発明では、単純内部又は
外部事故であればタイマー21の応動する以前
に、故障が除去されると、故障検出継電器20は
復帰するので、普通の差動保護と同一であるが、
多重事故時には内部事故検出と同時にタイマー2
4を起動し、一定時間後に故障が除去されていな
ければ明らかに多重故障とみなし、前記母線保護
用比率差動継電器17を構成する制御コイル18
をこれに流れる抑制電流I4に対する応動特性が増
大するように制御し、この制御に基づき上記比率
差動継電器17自体の動作域(第4図のハツチン
グで示す領域)を拡げるように常時の抑制比率よ
りも低い抑制比率に変化させて、比率差動継電器
を動作させる。
上記制御コイル18の応動特性の増大は、例え
ば内部、外部又は多重の各故障時における同一の
抑制電流I4に対し上記タイマー21の出力に応じ
てコイルにて生じる磁束を増大させる(例えばコ
イルの巻数の異なる複数種類のものを設け、これ
を巻数の多い方へ順次切替える)ようにして行な
うことができ、また上記抑制電流I4にてリレー側
の動作特性を変化させるようにして行なうことも
できることは明らかである。
以上述べたように本発明によれば単独又は多重
故障時に発生する故障電気量を検出する故障検出
用高感度継電器と、前記故障検出用高感度継電器
の出力により、一定時限経過後に上記抑制コイル
をこれに流れる抑制電流に対する応動特性が増大
するように制御し、この制御コイルの制御に基づ
き比率差動継電装置自体の動作域を拡げるように
常時の抑制比率よりも低い抑制比率に変化させる
タイマーとを備える構成を採つたことから、故障
の種類に応じて装置自体の動作域を拡げることが
できることとなり、電力系統に多重事故が発生し
ても、的確に、多重事故と判断して電力系統を保
護することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電力系統を示す接続回路図、第
2図は第1図におけるF1点およびF2点で同時に
故障が生じた時の比率特性線図、第3図は本発明
の一実施例のブロツク図、第4図は本発明による
比率特性の変化を示す線図である。 図において、1は保護対象母線、2〜4は線路
(フイーダ)、5〜7は変流器(CT)、8〜10は
母線保護用比率差動継電器の入力装置、11〜1
8は抑制変成器、14〜16は差動変成器、17
は母線保護用比率差動継電器、18は抑制コイ
ル、19は動作コイル、20は故障検出(用高感
度)継電器、21は限時継電器(タイマー)、I1
は線路2に流れる電流、I2は線路3に流れる電
流、I3は線路4に流れる電流、I4は比率差動継電
器に流れる抑制電流、I5は比率差動継電器に流れ
る差動電流。なお、各図中、同一符号は同一又は
相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電力系統を保護する比率差動継電装置におい
    て、単独又は多重故障時に発生する故障電気量を
    検出する故障検出用高感度継電器と、前記故障検
    出用高感度継電器の出力により起動し、一定時間
    後比率差動継電装置自体の動作域を拡げるように
    常時の抑制比率よりも低い抑制比率に変化すべき
    制御指令を前記比率差動継電器に与えるタイマー
    とから構成したことを特徴とする比率差動継電装
    置。 2 上記タイマーは、前記故障検出用高感度継電
    器の出力に基づき故障継続時を段階的に区切つて
    積算し、この積算結果に基づいて段階的に比率特
    性を変化させる構成としたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の比率差動継電装置。
JP8241977A 1977-07-08 1977-07-08 Ratio differential realy Granted JPS5418053A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8241977A JPS5418053A (en) 1977-07-08 1977-07-08 Ratio differential realy

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JP8241977A JPS5418053A (en) 1977-07-08 1977-07-08 Ratio differential realy

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5418053A JPS5418053A (en) 1979-02-09
JPS6122540B2 true JPS6122540B2 (ja) 1986-06-02

Family

ID=13774060

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JP8241977A Granted JPS5418053A (en) 1977-07-08 1977-07-08 Ratio differential realy

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