JPS61225296A - 石炭−水スラリ−用添加剤 - Google Patents

石炭−水スラリ−用添加剤

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JPS61225296A
JPS61225296A JP60067257A JP6725785A JPS61225296A JP S61225296 A JPS61225296 A JP S61225296A JP 60067257 A JP60067257 A JP 60067257A JP 6725785 A JP6725785 A JP 6725785A JP S61225296 A JPS61225296 A JP S61225296A
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JP
Japan
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coal
acid
polyoxyalkylene ether
polyamide
additive
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JP60067257A
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Toshiro Fukuda
俊郎 福田
Noboru Fujimura
藤村 昇
Katsunori Takagi
高木 勝教
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は石炭−水スラリー用添加剤に関する。
〔従来の技術〕
従来、高濃度の石炭−水スラリー用添加剤として、活性
水素含有化合物のアルキレンオキシドの平均として80
0モルまでの付加物が知られており800モルを越える
と取扱いが困難といわれていた。
これらはある種の石炭に対しては低粘度で貯蔵安定性の
よい石炭−水スラリーを得ることが困難であった。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、石炭の種類ケ問わず、低粘度で貯蔵安定
性のよい石炭−水スラリーを与える石炭−水スラリー用
添加剤を得ることを目的に鋭意検討した結果、予期に反
して付加モル数を900モル以上にすることにより目的
とする添加剤が得られることを見出して本発明に到達し
た。
〔問題を解決するための手段) 本発明は活性水素を5個以上有するポリアミドのポリオ
キシアルキレンエーテルの硫酸エステル塩及び/又はリ
ン酸エステル塩とアルカリ性物質とを含有することを特
徴とする石炭−水スラリー用添加剤である。
本発明における上記ポリオキシアルキレンエーテルにお
けるポリアミドとしては、ポリカルボン酸成分(一部に
モノカルボン酸を含んでいてもよい)とポリアミン成分
(一部にモノアミンを含んでいてもよい)が脱水縮合し
た形のポリアミドが挙げられる。
ポリカルボン酸成分としては、エーテル酸素原子、ケト
ン基または/および水酸基を有していてもよい脂肪族、
脂環式または芳香族ポリカルボン酸(通常2〜5価、好
ましくは2または8価)が使用できる。具体的には脂肪
族ポリカルボン酸〔脂肪族飽和ポリカルボン酸たとえば
、シュウ酸。
マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸。
グルタコン酸など、脂肪族不飽和ポリカルボン酸たとえ
ばマレイン酸、フマル酸及びアルケニル(炭素数4〜8
0のアルケニル基を有する)コハク酸たとえばドデセニ
ルコハク酸、オクタデセニルコハク酸など〕、脂環式ポ
リカルボン酸(シクロプロパンジカルボン酸、シクロペ
ンタンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸など
)、芳香族ポリカルボン酸(フタル酸、テレフタル酸、
イソフタル酸、トリメリット酸など)9重合脂肪酸(不
飽和脂肪酸の重合により得られるダイマー酸など)、オ
キシカルボン酸(リンゴ酸、酒石酸。
クエン酸など)、エーテル酸素含有ポリカルボン酸(ジ
グリコール酸など)、及びケトポリカルボン酸(アセト
ンジカルボン酸、フタロン酸など)があげられる。これ
らのうち好ましいものは重合脂肪酸、脂肪族ポリカルボ
ン酸及び芳香族ポリカルボン酸であり特に好ましいもの
はダイマー酸。
シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、マレイン酸。
フタル酸及びテレフタル酸である。これらは2種以上併
用してもよく、たとえば脂肪族ポリカルボン酸〔シュウ
酸、マロン酸、マレイン酸など)と重合脂肪酸(ダイマ
ー酸など)との混合物を用いることもできる。
またポリアミン成分としては、脂肪族ポリアミン、芳香
族ポリアミン及び脂環式ポリアミンが使用できる。
脂肪族ポリアミンとしては一般式 〔式中R1は炭素数2以上のアルキレン基で、通常炭素
数が2〜10、好ましくは2〜6のアルキレン基、R′
は水素または炭素数が1〜80の直鎖もしくは分岐の飽
和もしくは不飽和のアルキル基、好または1以上の整数
で、通常0または1〜20、好ましくは0または1〜1
0である。って示される(アルキル)(ポリ)アルキレ
ンポリアミン、及び一般式 H2 (式中Rは炭素数2以上のアルキレン基で炭素数が通常
2〜6.好ましくは2〜4のアルキレン基、n2.n3
は1以上の整数で%n2+13は通常2〜200好まし
くは2〜100である。)で示されるポリエチレンイミ
ン があげられる。
一般式(i)で示される〔アルキル)(ポリ)アルキレ
ンポリアミンとしては(アルキル)ポリアルキレンポリ
アミンたとえばポリエチレンポリアミン(ジエチレント
リアミン、ペンタエチレンへキサミノ、デカエチレンウ
ンデカミンなど)、ポリプロピレンポリアミン(ジプロ
ピレントリアミン。
トリプロピレンテトラミン、ノナプロピレンデカミノな
ど)、ポリブチレンポリアミン(ジエチレントリアミン
など)、ポリ(ペンタメチレン)ポリアミン〔ビス(ペ
ンタメチレン)トリアミンなどフ、ポリ(ヘキサメチレ
ン)ポリアミン〔ビス(ヘキサメチレン)トリアミンな
ど〕、(アルキル)アルキレンジアミン、たとえばエチ
レンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン
ペンタメチレンジアミンおよびヘキサメチレンジアミン
ならびにこれらのポリアミンのN−アルキルl換体(N
−へキシル−、N−(2−エチルヘキシル)−1および
N−ノニル−テトラエチレンペンタミンなど〕があげら
れる。
これらのうち好ましいものは、ポリエチレンポリアミン
、ポリプロピレンポリアミンおよびアルキレンジアミン
であり、とくに好ましいものは、エチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン。
ペンタエチレンへキサミノ、プロピレンジアミンおよび
ジプロピレントリアミンである。
一般式(2)において、Rのアルキレン基としては炭素
数2〜4のアルキレン基例えば、エチレン基。
プロピレン基などがあげられる。アルキレン基の内で好
ましいのはエチレン基である。
一般式(2)で示される化合物の具体例としては第8級
窒素含有ポリエチレンイミン(商品名エポ、ミノ、グレ
ードSP 、たとえば5P−018、日本触媒化学製品
)があげられる。
芳香族もしくは脂環式ポリアミンとしては一般式 %式%(3) しくは脂環式炭化水素基もある。n4は2以上の整数で
、通常2〜10好ましくは2または3である。フで示さ
れるものがあげられる。
整数、好ましくは1〜4である)で示される基および(
R’%Cy−で示される基(Arは芳香族核、cyは炭
素数が通常3〜20.好ましくは5〜12の脂環式炭化
水素基、R′は炭素数が通常1〜20、好ましベンゼン
核およびナフタリン核が挙げられる。R#としではメチ
ル、エチル、n−またはi−プロピル、n+、i+、s
−またはt−ブチル、ヘキシル、ノニル、ドデシルなど
の直鎖または分岐の飽和アルキル基;およびビニル、オ
クテニルなどの不飽和、′士“アルケニル基 が挙げら
れる。
芳香族ポリアミンとしては、たとえばm−またはP−キ
シリレンジアミン、2.4−.2.6−又は8.4−ト
ルイレンジアミン、ジアミノベンゼン。
ジアミノナフタリン、ジフェニルメタンジアミン。
ポリメチレンポリフェニルポリアミン〔アニリン−ホル
ムアルデヒド縮合物など)、トリアミノベンゼンなどが
あげられる。
上記脂環式ポリアミンとしては、たとえばシクロヘキシ
レンジアミン、シクロヘプチレンジアミノ、ジシクロヘ
キシレンメタンジアミン、イソホロンジアミン、シクロ
ヘキシレントリアミンなどが挙げられる。
これらのポリアミン成分の内で好ましいものは、脂肪族
ポリアミンであり、とくに好ましいものは(アルキル)
ポリアルキレンポリアミンである。
これらのポリアミン成分は2種以上併用してもよく、た
とえば(アルキル)(ポリ)アルキレンポリアミン(エ
チレンジアミン、ペンタエチレンへキサミノなど)と芳
香族ポリアミン(ジアミノベンゼン、m−又はP−キシ
リレンジアミンなど)との混合物を用いることもできる
ポリカルボン酸およびポリアミンに加えて必要により、
酸成分の一部としてモノカルボン酸およびアミン成分の
一部としてモノアミンを併用することができる。モノカ
ルボン酸としては脂肪族モノカルボン酸(酢酸、プロピ
オン酸、ヘキサン酸。
ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、やし油脂肪酸
、牛脂脂肪酸、2−エチルヘキサン酸など)、芳香族モ
ノカルボン酸(安息香酸、フェニル酢酸。
β−フェニルプロピオン酸など)など;モノアミンとし
ては脂肪族モノアミン(ブチルアミン、ラウリルアミン
、ステアリルアミン、オレイルアミンなど)、脂環式モ
ノアミン(シクロヘキシルアミンなど)、芳香族モノア
ミン(アニリンなど)などが挙げられる。モノカルボン
酸及びモノアミンは、活性水素を5個以上有するポリア
ミドを与える範囲内で使用される。
ポリアミドの活性水素を5個以上に調節することは比較
的自由に行うことができ、例えばダイマー酸2モルとペ
ンタエチレンへキザミ23モルとから合成されるアミド
は理論上20個、またアジピン酸5モルとペンタエチレ
ンへキサミソ6モルとから合成されるアミドは88個の
活性水素原子を持たせることが可能である。
ポリアミドを合成する方法は特に制限がなく一般に従来
より行われている方法でよく、通常ポリカルボン酸成分
とポリアミン成分との縮合反応により得ることができる
ポリアミドの具体的製造法および具体例としては特公昭
51−44275号公報及び米国特許第3992812
号明細書に記載されている。
また、特開昭54−129257号公報に記載されてい
るような、酸成分および/またはアミン成分の少なくと
も一部としてイオウを含む酸成分、イオウを含むアミン
成分などを用いて製造したイオウ含有ポリアミドを用い
ることもできる。
さらに、ポリカルボン酸成分とポリアミン成分とが縮合
した形のポリアミドに代えて(またはそれとともに)ラ
クタム(カプロラクタムなど)を開環重合させたもの(
前述のポリアミンおよび/またはポリカルボン酸を開始
剤として)を使用することもできる。このようなポリア
ミドとしては英国特許第799158号明細書及びドイ
ツ特許第1224081号公告明細書記載のものが挙げ
られる。
本発明において用いられる前記ポリオキシアルキレンエ
ーテルにおけるポリアミドの活性水素の数は、5個以上
で通常は5〜120、好ましくは5〜60とくに好まし
くは5〜30個である。ポリアミドの分子量は通常17
4〜7000 、好ましくは174〜8500である。
重合度(縮合度)は通常2〜60好ましくは2〜80で
ある。
本発明における前記ポリオキシアルキレンエーテルを構
成するオキシアルキレン単位としてはオキシエチレン基
、炭素数8以上のオキシアルキレン基たとえばオキシプ
ロピレン基、オキシブチレン1ハロ置換エチレン基(オ
キシクロロエチレン基など)およびこれらの2種以上の
併用系があげられる。
ポリオキシアルキレンエーテルのうち好ましいものはオ
キシエチレン基と炭素数3以上のオキシアルキレン基と
のポリオキシアルキレンエーテルであり、とくに好まし
いものはオキシエチレン基とオキシプロピレン基とのポ
リオキシアルキレンエーテルである。
上記ポリオキシアルキレンエーテル中のオキシエチレン
基の含有量は、通常50重量%以上、好ましくは50〜
99.7重量%、とくに好ましくは60〜シ ポリオキ
シアルキレンエーテルにおけるオキシエン チレン基と炭素数3以上のオキシアルキレン基の割合は
、通常1:l〜999 : 1 、好ましくは、8:2
〜99:1である。
本発明におけるポリオキシアルキレンエーテル中のオキ
シアルキレン単位の数は900以上、好ましくは920
〜20000 、特に好ましくは950〜10000で
ある。オキシアルキレン単位の数が900未満では石炭
の種類によっては石炭が分散せずスラリー化できなくな
ったり、貯蔵安定性が低下したりする。又、20000
を越えると石炭−水スラリーの粘度が十分に低下しない
本発明におけるポリオキシアルキレンエーテルにおいて
、活性水素1個当りのオキシアルキレン基のモル数は通
常10以と、好ましくは20〜750である。
ポリオキシアルキレンエーテルにおけるポリオキシアル
キレン鎖としては−Q−E−,−E−Q−、−E−Q−
E’−および−Q−E−Q’(E 、 E’は親水性ポ
リオキシアルキレン鎖、 Q 、 Q’は疎水性ポリオ
キシアルキレン鎖を示す)などのブロック付加型ポリオ
キ+1+譬〜t す呻呻ジアルキレン鎖およびランダム付加型ポリオキシ
アルキレン鎖が挙げられる。
ブロック付加型ポリオキシアルキレン鎖中の疎水性ポリ
オキシアルキレン鎖Q 、 Q’および親水性ポリオキ
シアルキレン鎖E 、 E’としては、疎水性ポリオキ
シアルキレン鎖Q 、 Q’にはポリオキシプロピレン
鎖−(C3H60)s−および酸素/炭素原子数比が0
.48以下の混合ポリオキシアルキレン鎖(とくに、オ
キシプロピレン基を主体とするもの)、親水性ポリオキ
シアルキレン鎖E 、 E’としてはポリオキシエチレ
ン鎖−(C2Ha O)を−および酸素/炭素原子数比
が0.48より大きい混合ポリオキシアルキレン鎖(と
くにオキシエチレン基を主体とするポリオキシエチレン
、オキシプロピレン鎖)が含まれる。5個以上の活性水
素に結合するE、Q。
E’ 、 Q’はそれぞれ同一でも異なっていてもよい
5個以上の活性水素に結合するE、Q、E’、Q’のう
ち、一部が存在していなくてもよい。(平均的組成が上
記構造であればよい。)ブロック付加型ポリオキシアル
キレン鎖のうち好ましいのは、 −Q−E−および−E
−Q−E’−である。全ポリオキシアルキレン鎖の酸素
/炭素原子数比は0.4以上が好ましい。
ランダム付加型の混合ポリオキシアルキレン鎖(MA)
としては、エチレンオキシドとエチレンオキシドを除く
炭素数8以上のアルキレンオキシドとの混合アルキレン
オキシドの付加物が含まれる。
混合アルキレンオキシドには、たとえば、エチレンオキ
シドとプロピレンオキシドの混合物、エチレンオキシド
、プロピレンオキシドおよび1.2−ブチレンオキシド
の混合物、エチレンオキシドとスチレンオキシドの混合
物、エチレンオキシドと1.3−ブチレンオキシドの混
合物などが挙げられ、好ましいのはエチレンオキシドと
プロピレンオキシドの混合物である。混合アルキレンオ
キシドの酸素/炭素原子数比は0.4以上が好ましい。
5個以上の活性水素に結合する臥は同一でも異なってい
てもよい。
ブロック付加型ポリオキシアルキレン鎖および!期徊書
の浄書(内容に変更なし) ランダム付加型ポリオキシアルキレン鎖のうちで好まし
いものはブロック付加型ポリオキシアルキレン鎖である
本発明におけるポリアミドのポリオキシアルキレンエー
テルの分子量は通常45000〜5ooooo 、好ま
しくは50000〜500000である。上記ポリオキ
シアルキレンエーテルの分子量が45000未満では石
−炭の種類によっては石炭が水に分散せずスラリー化で
きなくなったり石炭−水スラリーの粘度が十分に低下し
なくなり800000より大になると石炭−水スラリー
の粘度が十分に低下しない。
上記ポリオキシアルキレンエーテルは公知の方法 たと
えば活性水素を5個以上育するポリアミドにアルキレン
オキシド(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブ
チレンオキシド、スチレンオキシド、エピクロルヒドリ
ンなど)を触媒(苛性カリ、トリメチルアミンなどの塩
基性触媒またはフッ化ホウ素などの酸性触媒)の存在下
に付加することにより製造できる。アルキレンオキシド
の付加は単独付加、または2種以上を混合して付加(ラ
ンダム付加)もしくは順次に付加(ブロック付加)ある
いはランダム付加とブロック付加の組合せにより行なう
ことができるが、ランダム付加またはブロック付加(ま
たはこれとランダム付加との組合わせ)が好ましい。
活性水素を5個以上有するポリアミドのポリオキシアル
キレンエーテルについては特開昭58−80191号公
報に記載されている。
ポリオキシアルキレンエーテルの硫酸エステル塩および
/またはリン酸エステル塩において、塩としてはアルカ
リ金属〔リチウム、ナトリウム。
カリウムなど)、アルカリ土類金属(・カルシウム。
ストロンチウム、バリウム、マグネシウムなど)。
アンモニウム、アミン〔低級アルキルCC1〜4〕アミ
ン(モノ、ジまたはトリメチルアミン、エチルアミン、
プロピルアミンなど)、アルカノールアミン(モノ、ジ
またはトリエタノールアミン、プロパツールアミン、ブ
タノールアミンなど)などフなどの塩があげられる。こ
れらのうち好ましいものはアルウリ金属塩及びアンモニ
ウム塩である。
ポリオキシアルキレンエーテルの硫酸エステル塩におい
て、硫酸化率は結合硫酸量に基づいて通常10〜100
メ、好ましくは50〜100−である。
硫酸エステル塩およびリン酸エステル塩は通常の方法た
とえばポリオキシアルキレンエーテルを、クロルスルホ
ン酸、硫酸1発煙硫酸、無水硫酸。
スルファミン酸などの硫酸化剤を使用して通常10〜1
50℃で硫酸エステル化を行うがまたは無水リン酸、オ
キシ塩化リン、リン酸、五塩化リン、三塩化リンなどの
リン酸化剤を使用して通常50〜120℃でリン酸エス
テル化を行い、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金
属水酸化物、アンモニア、アミンなどの塩基性物質を使
用して中和する方法で製造することができる。
本発明におけるポリオキシアルキレンエーテルの硫酸エ
ステル塩及び/″i、はリン酸エステル塩の具体例とし
ては表−1に示されるような化合物があげられる。
表−1 表−1における略号は Y二本発明における活性水素を5個以上有するポリアミ
ド残基; AOニオキシアルキレン基又は置換オキシア
ルキレン基;e:活性水素の個数; po :ペンタエ
チレンへキサミノとアジピン酸とのアミ明細書の浄書(
内容に変更なし) ド化物、DETA−D人 ニジエチレントリアミンとグ
イマー酸とのアミド化物1PEHA−PA:ペンタエチ
レンへキサミノとフタル酸とのアミド化物;TETA−
AA : l’リエチレンテトラミンとアジピン酸との
アミド化物iPo・Eo:プロピレンオキシドを付加し
たのらみチレンオキシドを付加するブロック付加物を示
す。i PO/EO:プロピレンオキシドとエチレンオ
キシドのランダム付加物を示す。
;S二本発明におけるポリオキシアルキレンエーテルの
硫酸エステル塩を示す。;P:本発明におけるポリオキ
シアルキレンエーテルのリン酸エステル塩を示す。;M
:アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は
アミンカチオンである。
本発明におけるアルカリ性物質としてはI)アルカリ金
属の水酸化物、炭酸塩及び/又はケイ酸塩。
11)アルカリ土類金属の水酸化物、fit)水酸化ア
ンモニウム、iV)アミンおよびこれらの二種以上の混
合物があげられる。
アルカリ金属としてはカリウム、ナトリウム。
リチウムなどがあげられる。
アルカリ金属の水酸化物としては水酸化カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化リチウムなどがあげられる。
アルカリ金属の炭酸塩としては炭酸ナトリウム。
炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムなど
があげられる。
アールカリ金属のケイ酸塩としては、ケイ酸ナトリウム
(メタケイ酸ナトリ゛ウム及びその種々の割合の水化物
、オルトケイ酸ナトリウム、ニケイ酸ナトリウム、四ケ
イ酸ナトリウムなど)、ケイ酸カリウム(メタケイ酸カ
リウム、ニケイ酸水素カリウムなど)などがあげられる
アルカリ土類金属の水酸化物としては水酸化カルシウム
、水酸化マグネシウムなどがあげられる。
アミンとしては低級アルキル(C1〜4)アミン(モノ
、ジまたはトリメチルアミン、エチルアミン、プロピル
アミンなど)、アルカノールアミン(モノ、ジまたはト
リエタノールアミン。
プロパツールアミン、ブタノールアミンなど)テトラア
ルキルアンモニウムヒドロキシド(テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシドなど)などがあげられる。これらは
二種以上用いることもできる。
アルカリ性物質のうちで好ましいものはアルカリ金属の
水酸化物、炭酸塩及びケイ酸塩であり、とくに好ましい
ものはアルカリ金属の水酸化物である。
本発明における石炭としては、無煙炭、瀝青炭、亜瀝青
炭、褐炭などがあげられる。石炭の粒度は、粒径が通常
8mm以下、好ましくは0.5mm以下である。石炭の
濃度は石炭−水スラリーの重量に基づいて通常50〜8
5%、好ましくは60〜85%である。
本発明の添加剤において石炭−水スラリー中の〜2%で
あり、アルカリ性物質の添加量は通常0゜は通常999
 : 1〜1 : 999 、好ましくは50 : 5
0〜ql:t、・である。
本発明の添加剤は必要により特開昭56−21686号
公報、特開昭56−20090号公報、特開昭54−8
3803号公報、特開昭56−57889号公報、特開
昭56−57890号公報、特開昭58−42695号
公報、特開昭58−45729  号公報、特開昭58
−49794号公報などに記載の分散剤を併用すること
ができる。これらの分散剤の使用量は石炭−水スラリー
中の石いて通常θ〜30%でよい。
又、石炭の種類1粒度、又は石炭−水スラリー製造法に
より、スラリー中に泡が発生する場合は適当な消泡剤(
鉱油系、シリコーン系など)を必要により少量使用する
ことができる。消泡剤の使用量は石炭−水スラリーの重
量に基づいて、通常0.001〜0.5%である。
本発明の添加剤を用いて、石炭−水スラリーを製造する
方法は通常の方法でよく、たとえば石炭。
添加剤、水を任意の順序たとえばアルカリ性物質のち、
石炭を加え適当な混合装置又は粉砕装置(ボールミル、
ロッドミル、サンドミルなと)を方法があげられる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。
実施例1〜5.比較例1〜3 本発明の添加剤(実施例1〜5)及び比較例の添加剤(
i土較例1〜3)を表−2に示す。
表−2 (注)  N5FNa :ナフタリンスルホン酸ナトリ
ウム塩のホルマリン縮金物(縮合度:4) CD石炭−水スラリーの調製及びスラリーの評価(i)
スラリーの調製 ■供試炭:南アフリカ産瀝青炭(一般炭)及びオースト
ラリア産瀝青炭(一般 炭) 分析値は表−3の通り 表−3 ■スラリー化装置:ボールミル(容量8g)■バッチサ
イズ ニスラリ−として1kg■操 作 法  二所定
量の水道水と1表−2に示す添加剤をビー力 −にとり均一に混合し、 次いで所定量の石炭を入 れ、均一に混合した。全 量をボールミルに移し2 時間混合してスラリーを 得た。
(2)スラリーの評価 ■粘度     ニスラリ−をビー力にとり温度を20
℃に調整したの ち、B型粘度計で測定し た。
■安定性試験  ニスラリ−を内径5cm、高さ25c
mのシリンダーに 底部より18cmの高さま で入れ、密栓してこのシ リンダーを室温にて一定 期間静置した。一定期間 後、このシリンダーに径 5 mm s重量20gの棒を上 記シリンダーのスラリー 中へ自然落下させ、シリ ンダー底部までの到達時 間を測定して、安定性を 調べた。スラリー〇安定 性の基準は表−4の通り 定めた。
表−4 (3Jスラリーの評価結果 南アフリカ産瀝青炭を用いた場合の評価結果を表−5に
、オーストラリア産瀝青炭を用いた場合の評価結果を表
−6に示した。
表−5 表−6 〔発明の効果] ■本発明の添加剤は従来の添加剤例えば活性水素含有化
合物にオキシアルキレン基を800モル付加した化合物
に比べて石炭の種類を問わず、低粘度で貯蔵安定性のよ
い石炭−水スラリーを得ることができる。
■本発明の添加剤を用いて製造された石炭−水スラリー
の粘度は石炭濃度70%以上で通常4000cp以下で
、特に2000Cp以下である。
■本発明の添加剤を用いて製造された石炭−水スラリー
の貯蔵安定性は通常1週間以上、特に4週間以上良好で
ある。
■本発明の添加剤を用いて製造された石炭−水スラリー
は通常のパイプラインで輸送することができる。又、送
られた石炭−水スラリーは直接に燃料として、通常の微
粉炭ボイラーで燃焼することができる。
■本発明の添加剤を用いて製造された石炭−水スラリー
は脱水して、又は直接にガス化、液化、又はコークス製
造などの各用途に供することができる。
手続補正書 昭和60年7月ノ2日 特許庁長官 志 賀   学 殿      ・藻1、
事件の表示 昭和60年特許願第67257号 2、発明の名称 石炭−水スラリー用添加剤 3、補正をする者 昭和60年6月10日・ 戊り)1;t¥ルし。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、活性水素を5個以上有するポリアミドのポリオキシ
    アルキレンエーテルの硫酸エステル塩および/またはリ
    ン酸エステル塩とアルカリ性物質とを含有することを特
    徴とする石炭−水スラリー用添加剤。 2、ポリアミドのポリオキシアルキレンエーテルが90
    0個以上のオキシアルキレン単位を有する特許請求の範
    囲第1項記載の添加剤。 3、アルカリ性物質が(i)アルカリ金属の水酸化物、
    炭酸塩、リン酸塩および/またはケイ酸塩、(ii)ア
    ルカリ土類金属の水酸化物、(iii)水酸化アンモニ
    ウムおよび(iv)アミンからなる群より選ばれる化合
    物である特許請求の範囲第1項記載の添加剤。 4、アルカリ性物質の添加量が石炭の重量に基づいて0
    .01〜2%である特許請求の範囲第1項〜第3項のい
    ずれか一項に記載の添加剤。 5、該硫酸エステル塩および/またはリン酸エステル塩
    の添加量が石炭の重量に誉づいて0.01〜5%である
    特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか一項に記載の
    添加剤。 6、該ポリオキシアルキレンエーテルがオキシエチレン
    基と炭素数3以上のオキシアルキレン基とのポリオキシ
    アルキレンエーテルである特許請求の範囲第1項〜第5
    項のいずれか一項に記載の添加剤。 7、該ポリオキシアルキレンエーテルが45000〜8
    00000の分子量を有する特許請求の範囲第1項〜第
    6項のいずれか一項に記載の添加剤。 8、該ポリオキシアルキレンエーテルが少なくとも50
    重量%のオキシエチレン基を含有する特許請求の範囲第
    1項〜第7項のいずれか一項に記載の添加剤。 9、該ポリアミドが(アルキル)アルキレンポリアミン
    および/または(アルキル)アルキレンジアミンとポリ
    カルボン酸とのアミド化物である特許請求の範囲第1項
    〜第8項のいずれか一項に記載の添加剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018143962A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 三洋化成工業株式会社 抗菌無機フィラー用分散剤
JP2018143963A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 三洋化成工業株式会社 無機フィラー用分散剤
JP2018145301A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 三洋化成工業株式会社 消臭無機フィラー用分散剤
JP2018145300A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 三洋化成工業株式会社 無機着色材用分散剤

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