JPS58146434A - 水スラリ−炭用添加剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水スラリー成用添加剤、就中石炭含有量を高く
することのできる水スラリー成用添加剤に関する。

近年、石油資源を節約するため燃料としての石炭が見直
され始めている。しかしながら石炭は固体であるため取
扱いが不便であり、特に輸送上の大きな制約を有してい
る。その解決手段として石炭粉末を水中でスラリー化し
て（これを本明細書中では水スラリー炭と云う）パイプ
搬送をする提案がなされている。

この水スラリー炭は搬送後は主として燃料として使用さ
れるため、エネルギー効率を損なわないため、できるだ
け含水量が少なくて高い流動性を有し、かつ分散安定性
に優れたものが望ましい。

水スラリー成用の微粉炭を高濃度化するために一般に Ａ〔（Ｃ３Ｈ６０）ｘ・（Ｃ２Ｈ４０）、Ｈ″ｌｌｎ〔
■〕〔Ｉ〕の非イオン界面活性剤を使用した場合は、攪
拌羽根、ニーダ−などで混合した水スラリー炭は、粘度
が異常に上昇する結果となり、パイプ輸送におけるエネ
ルギー効率を極めて悪くする。

本発明は、上記非イオン界面活性剤〔Ｉ〕と少量のシリ
コーンを用いることにより、粘度が低下することにより
、エネルギー効率を損わず、しかも分散安定性に優れた
水スラリー炭用添加剤を提供するものである。

即ち、本発明は一般式： ％式％） 〔式中、Ａは活性水素を少なくとも１個有する化合物残
基、Ｘは５以上、ｙは１０以上の数を示す〕で表わせる
非イオン界面活性剤およびシリコーンを主成分とする水
スラリー炭用添加剤に関する。

本発明中、一般式ＣＩ）で表わさ−れる化合物において
、Ａは活性水素を少なくとも一個有する化合物残基であ
り、活性水素を少なくとも一個有する化合物としては、
例えばアルコール類、アミン類、アミド類、フェノール
類、カルボン酸類、アンモニア、アルカノールアミン類
、メルカプタン類、等である。

アルコール類としては一価アルコール、例えばメタノー
ル、エタノール、インプロパツール等の低級アルコール
からラウリルアルコール、ステアリルアルコール、オレ
イルアルコール等の高級アルコール、シクロヘキサノー
ル、アビエチン酸還元アルコール等の環残基を有するア
ルコール、２−エチルヘキサノールのごとき側鎖を有す
るアルコール、二級アルコールの他、多価アルコール、
例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
タンジオール、ヘキサンジオール、グリセリン、ソルビ
タン、ペンタエリスリトール、ソルビット、シュークロ
ース、ポリグリセリン、ジペンタエリスリトール等、ま
たはそれらのエステル類、例えばモノグリセリド、ソル
ビタンモノアルキレート等ならびにひまし油等が例示さ
れる。

アミン類としては一級アミン、例えばモノメチルアミン
、モノエチルアミン、オクチルアミン、ラウリルアミン
、牛脂アミン、アニリン、トルイジン、ベンジルアミン
、クロルアニリン、α−フェニルエチルアミン等、二級
アミン、例えばジ工］　　。

チルアミン、メチルステアリルアミン、Ｎ−メチルアニ
リン、モルホリン等、ポリアミン、例えばエチレンジア
ミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
フェニレンジアミン、ベンジジン、グアニジン、ジエチ
レントリアミン、トリエチレンテトラミン、ペンタエチ
レンへキサミン等が例示される。

フェノール類としてはフェノール、フレソール、アルキ
ルフェノール、フェニルフェノール、スチレン化フェノ
ール、レゾルシン、ヒドロキノン、ピロガロール、ナフ
トール等およびそれらのホルマリン縮合物が例示される
。

カルボン酸類としては酢酸、ラウリン酸、オレイン酸、
リノール酸、リシノール酸、フェニル酢酸、シュウ酸、
コハク酸、アジピン酸、フタル酸、ダイマー酸、トリメ
リド酸、トリメシン酸、ピロメリト酸等の他、アクリル
酸、メタクリル酸、無水マレイン酸等の重合性カルボン
酸残基を含む重合体、ポリカルボン酸の部分エステル化
物等が例示される。

アルカノールアミンとしてはモノエタノールアミン、ジ
ェタノールアミン、トリエタノールアミン等およびモノ
エチルプロパノールアミン等のモノアルキルアルカノー
ルアミン等であってもよい。

アミドとしてはラウリン酸アミド、ステアリン酸アミド
、オレイン酸アミド等が例示される。

メルカプタンとしてはラウリルメルカプタン、ドデシル
フェニルメルカプタン等が例示される。

その他、二種以上の活性水素を含有する化合物、例えば
グリシン、グルタミン酸等のアミノ酸、グリコール酸、
リシノール酸等のヒドロキシ酸、サリチル酸、アミンフ
ェノール、前述のモノエタノールアミン、モノアルキル
アルカノールアミン等であってもよい。

一般式〔Ｉ）中、Ｘは酸化プＯピレン、酸化ブチレン等
の重合生成物が比較的疎水性の高い基を形成する酸化ア
ルキレンの付加モル数を示し、５以上、特に１５以上が
好ましい。ｙは酸化エチレンの付加モル数を示し、１０
以上、特に３０以上が好事口い。またｎは活性水素含有
化合物の酸化アルキレンが付加した活性水素官能基数を
示す。

上記活性水素を含有する化合物と反応させる酸化アルキ
レンまたはポリアルキレングリコールとしては酸化エチ
レン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、酸化スチレン等
またはその重合体である。

これらのものは酸化エチレンと他のエポキシ化合物の共
重合体が好ましく、ブロックまたはランダム共重合体の
いずれであってもよい。好ましくは酸化エチレンと酸化
−プロピレンの共重合体、特に１官能基当りの分子量１
０００以上の酸化プロピレン／酸化エチレン共重合体で
ある。

酸化プロピレン／酸化エチレン共重合体中、好ましくは
酸化プロピレン／酸化エチレン部分の重量比が１０／９
０〜６０／４０、特に４０／６０〜２０／８０が好まし
い。１官能基当りの酸化プロピレン／酸化エチレンの共
重合部分の分子量は１．０００〜２０，０００、特に２
，０００〜ｓ、ｏｏ。

が好ましい。

ポリアルキレングリコール鎖を有する化合物のうち特に
好適な化合物の例としてはペンタエチレンへキサミンの
酸化プロピレン／酸化エチレン共重合物、酸化エチレン
／酸化プロピレン共重合物、エチレンジアミンの酸化エ
チレン／酸化プロピレン共重合物、酸化プロピレン／酸
化エチレン共重合体マレイン酸架橋物、グリセリンの酸
化プロピレン／酸化エチレン共重合物がある。

本発明の非イオン界面活性剤の使用量は石炭の粒度によ
って異なるが、石炭粒度が２００メツシュ８０％パスの
場合で、対石炭粉１重量％以下、通常０．１〜１．０重
量％である。

本発明のシリコーンとしては、シリコーンオイルを主成
分とするものが有効であり、特に市販のシリコーン消泡
剤が極めて効果的であり、コンパウンド型、Ｏ／Ｗエマ
ルジゴン型の双方を使用できる。添加量は水スラリー炭
に対し固形分で１〜１、０００　ｐｐｍ、好ましくは１
０〜５ｏｏＰＰｍである。ｉｐｐｍ以下であれば十分な
粘度低下作用が得られず、１．０００　ｐｐｍ以上であ
れば分散安定性に悪影響を及ぼす。

本発明のシリコーンは、非イオン界面活性剤と共に添加
しても、非イオン界面活性剤の後で添加してもよい。

本発明に用いられる水スラリー成用添加剤は微粉炭と水
の混合物に後から加えてもよい。また予め添加剤を微粉
炭に吸着させた後、水と混合してもよい。

本発明添加剤でスラリー化する石炭粉末は粒径１　ｍ−
以下、特に２００メツシュア０〜８０％パスのものであ
るがこれに限定されるものではない。

石炭粉末の種類は瀝青炭、亜瀝青炭、褐炭等いずれでも
よく、また産地を問わない。

本願発明の添加剤は、式〔■〕で表わされる非イオン界
面活性剤およびシリコーンの組み合せにとどまらず、非
イオン界面活性剤と少量の使用可能な他の界面活性剤お
よびシリコーンの組み合せも可能である。しかし、粘度
が上昇しなければ本発明のシリコーンを使用する必要は
ない。

以下、実施例をあげて本発明を説明する。

所定量の非イオン界面活性剤を水５００ｒに溶解し、こ
れと２００メツシュ以下７０％パスの石炭微粉末約１．
２Ｋｇをニーダーに仕込み、攪拌混合して水スラリー炭
（１）を得る。この水スラリー炭（１）に所定量の市販
のシリコーン消泡剤を添加しニーダ−で攪拌混合して水
スラリー炭（２）を得、これに更に微粉炭を流動性を失
う近くまで投入し、水スラリー炭（３）を得る。これら
のｌ水スラリー伏の粘度（２５℃）、比重（２５℃）、
微粉炭濃度を測−１に示す。

本実施例に用いた石炭粉末（大同炭）の分析値を以下に
示す。

分析項目　　　　分析値　　　　　測定法発熱量（恒湿
）　　７１３０１ｄ／ＫｆＪＩＳ　Ｍ−８８１４灰　　
分　　　　　　　１０．３％　　ＪＩＳ　　Ｍ−８８１
２水　　分　　　　　　　　　４．０％　　ＪＩＳ　　
Ｍ−８８１１固定炭素　　　　　　５６．０％　　ＪＩ
Ｓ　Ｍ−８８１２元素分析　Ｃ７５，４４％　）Ｉｓ　
Ｍ−８８１３Ｈ４，２９％ ０　　　　　７．４８％ Ｎ　　　　　　１．５３％　　　　Ｉ Ｓ　　　　　　Ｏ，７１％　　　　〃 真比重　　　　１．４４％

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一般式： ％式％（） 〔式中、Ａは活性水素を少なくとも１個有する化合物残
   基、Ｘは５以上、ｙは１０以上の数を示す〕で表わせる
   非イオン界面活性剤およびシリコーンを主成分とする水
   スラリー成用添加剤。 ２、　シリコーンがシリコーンオイルを主成分とするも
   のである第１項記載の添加剤。 ３、　シリコーンを添加量が水スラリー炭に対し１〜１
   １０００ＰＰ、好ましくは１０〜５００ｐｐｍである第
   １項または第２項記載の添加剤。