JPS61225285A - 石炭スラリ−組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は粉状石炭に水を配合してなる石炭スラリー組成
物に関し、更に詳しくは、水の配合量が可及的に低減さ
れ、かつ良好な流動性を維持しうる石炭スラリー組成物
に関する。

〔発明の技術的背景とその間原点〕

資源的制約からエネルギー源の多様化を迎えた今日、石
炭が再び見立されてきている。この石炭を燃料として使
用する場合、燃焼速度や燃焼効率を向上させるために微
粉化することが一般的である。ところが、この粉状石炭
はそのｔまでは微粉が散舞して公害の発生源となったり
、自然発火の危険性があるため、とくに輸送時に環境衛
生、安全性確保の点で充分な配慮を払うことが必要とな
る。

そこで、かかる粉状石炭を安全に輸送するために、粉状
石炭を水に分散させ、所謂、石炭スラリーとしたものが
一部実用化されている。しかし、このスラリーは、輸送
時の石炭の濃度を高めるために水量を低減すると流動性
のない凝塊物となって取シ扱いに支障を来たす。

そこで、従来、可能な限り水量を低減し、かつ、良好な
流動性を確保するために、水の外に、さらに、流動化剤
を添加することが行なわれている。

このような流動化剤として、ナフタレンスルホン歌壇の
ホルマリン縮合物が知られている。しかしながら、この
ような流動化剤を添加しても流動性維持の点において、
充分に満足すべきものではなかつ九。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、従来のかかる問題を解消し、流動化剤
を配合してなる石炭スラリー組成物において、水量を低
減しうろことは勿論、充分な流動性を維持しうる石炭ス
ラリー組成物の提供を目的とする。

〔発明の概要〕

本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結
果、流動化剤として、上述したナフタレンスルホン酸塩
と後述するようなポリオキシエチレン系化合物とを併用
すればよいことを見出し、その効果を確認して本発明を
完成するに到った。

すなわち本発明の石炭スラリー組成物は、粉状石炭、水
、ナフタレンスルホン酸金属壇もしくはプルキルナフタ
レンスルホン酸金属塩のホルマリン縮合物およびポリオ
キシエチレン系化合物カラなることを特徴とする。

本発明の石炭スラリー組成物において、まず、基材とな
る。粉状石炭としては、褐炭、亜瀝青炭、瀝青炭、無煙
炭などの粉末を使用するととができ、その平均粒径は１
０〜１００μｍであることが好ましい。

ついで、本発明において、第１の流動化剤として使用さ
れるナフタレンもしくはアルキルナフタレンスルホン酸
金属塩のホルマリン縮合物は次式： （式中％ＭはＮａ、におよびＣａのいずれかであり、Ｒ
は水素原子、またはアルキル基であり、ｎは１〜２０の
整数である。） で示されるものであり、アルキル基としては、メチル基
、エチル基、プロピル基などが挙げられる。

この化合物は、例えばナフタレンもしくはアルキルナフ
タレンに硫酸およびホルマリンを反応させ、得られた反
応生成物をさらに水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム
、水酸化カリウムなどでケン化させることによって調製
することができる。なか式（１）において金属Ｍとして
は、とくにＮａ　が好ましい。

まえ、第２の流動化剤であるポリオキシエチレン系化合
物は＋ＣｕｔＣＨｔＯ％　　（式中、ｎは１〜４０の実
数を示す。）の構成部分を有する化合物であレバ良い。

具体的には４リオキシエチレンアルキルフエニルエーテ
ル（例Ｌｔｄポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル）、ポリオキシエチレンポリアラルキルフェニルエー
テル、／＋７オキ・ジエチレンビスフェノールＡエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル（例えばポリ
オキシエチレンラウリルエーテルなど）、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンブロックポリマー（側光ば
ポリオキシエチレンポリオキシデロピレン縮金物なト）
、ポリオキシエチレン２級アルコールエーテル、ポリオ
キシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアル
キルアミン等が挙げられ、これらの中ではポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル　／　ＩＪオキシエチ
レンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンプロツクポリマーが好適である。

かかる本発明の石炭スラリー組成物において、各成分の
配合量は、粉状石炭１００重量部に対し、状石炭と水と
を所定の割合で混合したのち、さらに所定量の流動化剤
を添加混合することによυ容易に調製することができる
。

〔発明の実施例〕

第１表に示した一般的性状および第２表に示した粒度分
布を有する粉状石炭と水とを、例えば双軸型２翼混合機
を使用し、４０　ｒｐｍで３０分間混合した。ついで、
第３表に示した各種流動化剤を添加してさらに３０分間
混合することにょ夛石炭スラリー組成物を調製した。

第　　１　　表 第　　２　　表 しかるのち、上記にょシ得られた各石炭スラリー組成物
の粘度を測定することにより流動性を評価し、結果を第
３表に示した。

尚、第１の流動化剤であるナフタレンもしくはアルキル
ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物人、Ｂは下
記製造例１．２にょシ得られ九ものを、また、第２の流
動化剤であるポリオキシエチレン系化合物としては下記
に示し九〇−Ｈのものをそれぞれ使用し、各流動化剤の
配合量（？）を粉状石炭および水の使用量（２）ととも
に第３表に示した。

製造例１　流動化剤Ａの製造 ナフタレン５００りに９８％硫酸６００ｆを加え、１６
０℃で１．５時間処理してスルホン化した。

次いで、１００℃にて濃度３７％のホルマリン３１０ｆ
を滴下し、５時間給合を行なった。

得られた縮合物を常法のライミングソーデーションを行
なうことによりナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合
物のナトリウム塩（２）を得た。

製造例２　流動化剤Ｂの製造 β−メチルナフタレン５００ｆに９８％硫酸６００？を
加え、１６０℃で１．５時間処理してスルホン化を行な
った。次いで、１００℃にて濃度３７％のホルマリン３
１０ｆを滴下し、５時間給合を行なった。

得られた縮合物を常法のライミングソーデーションヲ行
ない、メチルナフタレンスルホン酸ノホルマリン縮合物
のナトリウム塩（Ｂ）を得た。

流動化剤Ｃ ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル流動化剤Ｄ ポリオキシエチレンポリアラルキルフェニルエーテル 量チ水溶液 流動化剤Ｅ ポリオキシエチレンポリアラルキルフェニルエーテル チ水溶液 流動化剤Ｆ ポリオキシエチレンラウリルエーテル （Ｃ１１ＨｚｓＯ（ＣｔＨｔＯ）４　Ｈ）の４０ｉｉｉ
％水溶液流動化剤Ｇ ポリオキシエチレンビスフェノールＡ二一テＣＨ３ ４０重量％水溶液 流動化剤Ｈ ｆ！シオキシエチレンポリオキシデロピレン縮合物 （Ｈ（ＯＣｔ＆　）ｘｓ　（ＣＩＨ４０）！０（ＣＩＨ
４０）ＩＩＨ）　　Ｏ４０重量％水溶液 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明の石炭スラリー
組成物は２種の流動化剤を併用して配合することにより
、従来よりはるかに少ない水量（約２０チｖ７．）で、
かつ、輸送時に充分な流動性を維持することができるた
め、取扱いが容易となる。したがって、石炭および石炭
化学工業の分野において、その工業的価値は極めて大で
ある。

手続補正書 昭和８１年２月２７日 特許庁長官　宇　賀　道　部　殿 １、事件の表示 昭和６０年特許願第　６５０３９号 ２、発明の名称 石炭スラリー組成物 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 名称　出光石油化学株式会社 ４、代理人 ５、補正命令の日付　自発 ６、補正の対象　明細書の発明の詳細な説明の欄７、補
正の内容 明細書環６頁４行目に記載の「ポリオキシエチレンアル
キルアミン」の後に「、ポリオキシエチレ゛ンアルキル
硫酸エステル塩」を挿入する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、粉状石炭、水、ナフタレンスルホン酸金属塩もしく
   はアルキルナフタレンスルホン酸金属塩のホルマリン縮
   合物およびポリオキシエチレン系化合物からなることを
   特徴とする石炭スラリー組成物。 ２、該ホルマリン縮合物およびポリオキシエチレン系化
   合物の配合量が、粉状石炭１００重量部に対し、ともに
   ０．１〜４．０重量部である特許請求の範囲第１項記載
   の石炭スラリー組成物。