JPS61225034A - 空気入タイヤ加硫用オ−プンエンド型ブラダ− - Google Patents

空気入タイヤ加硫用オ−プンエンド型ブラダ−

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JPS61225034A
JPS61225034A JP60067088A JP6708885A JPS61225034A JP S61225034 A JPS61225034 A JP S61225034A JP 60067088 A JP60067088 A JP 60067088A JP 6708885 A JP6708885 A JP 6708885A JP S61225034 A JPS61225034 A JP S61225034A
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bladder
green tire
center
tire
slope
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Nobuhiro Sakai
酒井 展弘
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    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0654Flexible cores therefor, e.g. bladders, bags, membranes, diaphragms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
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    • B29D30/0654Flexible cores therefor, e.g. bladders, bags, membranes, diaphragms
    • B29D2030/0655Constructional or chemical features of the flexible cores

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、空気入タイヤ加硫用オープンエンド型ブラダ
−に関し、一層詳細には加硫用モールドに対応してグリ
ーンタイヤをブリシェービングする際、ブラダ−自体を
均等に膨張させて当該グリーンタイヤ内壁全体に均等に
加圧力を及ぼし、しかも加硫用モールド内面においてグ
リーンタイヤを定位置に保持することを可能にしたブラ
ダ−に関する。
従来から、バイアスタイヤ、ラジアルタイヤの種別を問
わず、高温高圧の流体を介して加硫を行い、タイヤビー
ド、サイドウオールおよびトレッドを形成するために、
モールドにグリーンタイヤを押圧させるべくブラダ−が
用いられている。ブラダ−はグリーンタイヤの内部に挿
入されてから加硫段階に至る間に、グリーンタイヤを内
壁から支持して膨径させ、加硫用モールドの内面にグリ
ーンタイヤを正しく当接支持させる、所謂、プリシェー
ビングをつかさどる。
すなわち、加硫用モールドはプリシェービング終了のタ
イミングをみて完全に閉じられる。この加硫用モールド
が閉じられると、スチーム等の加熱媒体が加硫用モール
ドおよびブラダ−内部へ送り込まれる。
ところで、プリシェービング時には、エアー、炭酸ガス
、窒素ガス等の不活性ガスが膨径媒体としてブラダ−内
部に供給される。一方、加硫段階ではブラダ−内はスチ
ーム等の加熱媒体が前記膨径媒体に取って替わる。ブラ
ダ−内に注入される加熱流体の圧力はプリシェービング
時の膨径媒体の圧力より高く、モールド内面のタイヤト
レッドパターンの型付を形成する凹凸部の隅々までグリ
ーンタイヤを加圧する。すなわち、ブラダ−は、加硫の
際、その内部に導入される高温高圧媒体によって膨張し
、グリーンタイヤをモールドに押圧密着させる作用を営
む。
ブ与ダーは、一般的に、下端部が開放されたクローズド
エンド型と、上端部並びに下端部を開放したオープンエ
ンド型とに分類される。
第1図に、この種の従来技術に係るオープンエンド型ブ
ラダ−を示す。このブラダ−2では図示しないモールド
に係着されるために、金具締代4a、 4bが肉厚に形
成され、ブラダ一本体部分のタイヤのサイドウオール並
びにトレンドに対応する部分6は均一な厚味に形成され
、通常、前記部分6の外表面にエアー抜き用のグループ
が設けられている。なお、図中、参照符号8a、8bは
ブラダ−2の軸方向に開口するオープニングを示す。
そこで、以上のような形状のブラダ−2を用いてタイヤ
のプリシェービングを行う場合の一連の工程を第2図a
乃至Cを参照して以下に説明する。
先ず、グリーンタイヤ10を加硫するための下型モール
ド12aの中心部分にはディスク状の固定部材14が配
設され、この固定部材14の中心を貫通して図において
垂直方向に変位可能にシリンダ(図示せず)から延在す
るセンターポスト16が延在している。この場合、前記
固定部材14には図示しないがプリシェービング用の加
圧流体、例えば、エアーをブラダ−2の内部に導入する
ための流体通路が設けられている。
そこで、前記固定部材14には円盤状の板体18が係着
され、この板体18の上面に上方に若干傾斜する取付金
具20が固着される。一方、前記センターポスト16の
先端部近傍には、前記板体18と対称的に下方に若干傾
斜する円盤状の板体19が係着され、この板体19の外
周縁に取付金具21が固着される。ブラダ−2の金具締
代4aは板体18と取付金具20により挟持され、一方
、金具締代4bは前記取付金具21に係止される。
以上のような設定状態において、上型モールド12bは
下型モールド12aから離間し、その上方に位置してお
り、また、ブラダ−2はその原形を保持している(第2
図a参照)。次いで、前記シリンダが駆動されて、セン
ターポスト16は上昇し、これによって前記ブラダ−2
は伸長され、図示しないエアー用通路からブラダ−2に
対して真空引きがなされる。これによって前記ブラダ−
2はその中程部分が湾曲した凹状を呈する。これは、グ
リーンタイヤ10に対しブラダ−2が接することを回避
するために行われる。
そこで、ローダ−22の縮径自在なプレート24に懸吊
されたグリーンタイヤ10が下降し、前記グリーンタイ
ヤ10を構成するビード部分10aは下型モールド12
aの周回する嵌合部分26に位置決めされる(第2図す
参照)。
その後、センターポストエ6を下降させると共に、この
下降動作に対するタイミングを図って流体通路からエア
ーをブラダ−2の内部に導入する。この結果、ブラダ−
2は膨張してグリーンタイヤ10の内側部分に圧接し、
次いで、上型モールド12bを下降させ、対向する下型
モールド12aと共に、グリーンタイヤ10を閉塞囲繞
し、ブラダ−2の内部に加硫用流体が導入される。
然しなから、以上のようにブラダ−2の形状を選択する
ことによって、このブラダ−2の内部に膨径媒体である
不活性ガスを導入する際、ブラダ−2とグリーンタイヤ
10の各部位によって圧力差を生じ、しかも、シェービ
ングの時間・にも差が生じていた。この状態を第3図a
並びにbに示す。なお、第3図aにおいて、タイヤの各
部位を示す符号は第3図すに示す符号と対応関係にある
従って、図から容易に諒解されるように、プリシェービ
ング時間が経過するに伴って、先ず、ビード部分からト
レッドセンタ一部分へとブラダ−の圧接点が移動して行
く。そして、各部の圧力も大きく異なり、最終的にプリ
シェービングが終了する際、各部位において図示の通り
の圧力差が表れる。
結局、前記従来技術に係るブラダ−によれば、次のよう
な不都合が存在することが指摘されていた。
すなわち、以上のようなブラダ−の形状によれば、ブラ
ダ−に膨径媒体を導入する際、前記ブラダ−外表面とグ
リーンタイヤ内面との間に空気が封入されてしまう(第
2図C参照)。このために、空気が封入された部分にあ
ばた状の加硫タイヤ外観を残す結果、製品不良となる、
所謂、ベアを生ずる。また、タイヤの各部材を積層する
成型工程において、積層部材間に封入されたエアーが、
この従来技術に係るブラダ−のプリシェービングによっ
てはビード部がシールされることになる結果、外部に放
出されることなくタイヤ内部に滞留することになる。す
なわち、タイヤを構成するゴム部材、コード等の間にエ
アーが入り込んだ状態を惹起し、このために加硫タイヤ
に、所謂、エアー入りを生ずる。
これは製品不良であるのみならず、このようなエアー入
りのタイヤを看過することによって事故等の発生が懸念
される不都合となる。しかもこのような不都合が存在す
れば、品質管理を一層厳重に行い、このため生産工程も
より複雑化する。
一方、ブラダ−はプリシェービング中にグリーンタイヤ
内壁各部へ異なる圧力で当接膨径するため、時として、
グリーンタイヤ内壁への当接位置がずれることがある。
このため、タイヤの内側のゴム表面に溝状のしわが表れ
る。所謂、クリスの発生である。さらに、プリシェービ
ングが不安定に行われ、タイヤのビードが変形して型付
され、製品不良となる。
本発明は前記の種々の不都合を克服するために゛なされ
たものであって、ブラダ−の加圧伸長部分を湾曲する断
面凸字状に形成し、これによって、加圧流体を導入した
際、当該ブラダ−の加圧壁面が略同時に均一にグリーン
タイヤを押圧するよう構成し、しかも、グリーンタイヤ
の膨張の際、グリーンタイヤとの間の滑りをな(すと共
にシェービング形状を適正化し゛、さらに、グリーンタ
イヤと加硫用モールドとの接触も均一に行うことが可能
な空気入タイヤ加硫用オー −プンエンド型プラダ−を
提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明はリング状に形成
され軸方向に一対の開口部を備え、圧力流体を内部に導
入してグリーンタイヤに圧接し、そのシェービングを行
い、加硫時にタイヤを内部で支持するオーブンエンド型
ブラダ−において、前記ブラダ−は前記開口部を画成す
る両端部の金具締代部分から外径方向に延在する肩部と
、この肩部から湾曲して拡開する第1の傾斜部と、前記
第1傾斜部から拡開する第2の傾斜部と、さらに前記第
2傾斜部から湾曲拡開して最大径部で前記両金具締代部
分からの延在部分が互いに合致する凸状部を有し、しか
もグリーンタイヤのビード部分に対応する部位から前記
グリーンタイヤのトレッド部分に対応する部位にかけて
その肉厚を徐々に薄く形成することを特徴とする。
次に、本発明に係るオープンエンド型プラグ−について
好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
第4図並びに第5図において、参照符号30は本発明に
係るブラダ−を示し、このブラダ−30はオープンエン
ド型であるために、図において上端部並びに下端部を夫
々軸方向に開放する開口部32a、32bを有する。実
質的には、前記開口部32a、32bは断面略五角形状
で且つリング状に形成された金具締代34a、34bに
より画成される。第4図並びに第5図に示すように、こ
れらの金具締代34a、34bは残余のブラダ一部分よ
りも肉厚に形成される。
以上のように構成される金具締代34a、34bからは
、膨張自在な材質、例えば、ブチルゴムによって前記金
具締代34a、34bと一体的に成形される袋体状のブ
ラダ一本体36が延在する。
この場合、ブラダ一本体36は、図において、金具締代
34a、34bから外径方向へ延在する肩部38と、こ
の肩部38から互いに若干拡開するように傾斜する第1
の傾斜部40とを含む。前記肩部38は金具締代34a
、34bから第1傾斜部40に至る湾曲部分を有する。
一方、前記第1傾斜部40は曲率半径中心をブラダ一本
体36の外部に有する湾曲部41を介して大きく傾斜す
る第2の傾斜部42へ連なり、さらに、前記第2傾斜部
42から湾曲し且つブラダ一本体36のセンタ一部分で
終端する曲率半径中心をブラダ一本体36の内部に有す
る湾曲部44とから形成されている。
そこで、本発明に係るブラダ−の各部位について次に詳
細に説明する。
先ず、第4図並びに第6図に示すように、第1傾斜部4
0に含まれグリーンタイヤのビード部分に当接するブラ
ダ一本体36の部位46の肉厚をGbに選択する。この
肉厚Gbは湾曲部44の頂点部分、すなわち、ブラダ一
本体36のセンタ一部分48の肉厚Gcよりも大きく選
択される。そして、前記部位46からセンタ一部分48
に至る間では肉厚は徐々に減少する。このため、ビード
部分に対応する部位46からセンタ一部分48に指向す
ると、前記ビード部分に対応する部位46に遠い方の部
位とそれよりも近い方の部位との間では負の一次相関を
有するようにブラダ一本体36の厚さが設定される。こ
れは、第6図に示すように、前記部位46とセンタ一部
分48との間の任意の点NおよびXを選択し、その点N
、Xにおける肉厚を夫々Gns Gx、センタ一部分4
8の肉厚をGcとし、部位46から任意の点N、Xおよ
びセンタ一部分48までの肉厚中心に沿った距離をLn
、 Lx、およびLcとすれば、 Lx −Ln    Lc−L。
なる式が成立するように各部の肉厚を選択することを意
味する。
なお、実験によれば、前記(Gb −Gc)の値が1鶴
以上であり、さらにタイヤビード部分外径Rhとセンタ
一部分外径Rcとの差(Rc−Rh)が100鶴以上で
あると後述する効果がもたらされることが確認された(
第4図参照)。
本発明に係るブラダ−30は基本的には以上のように構
成されるものであり、次に、このブラダ−30を利用し
てグリーンタイヤに加硫を行うプロセスについて、第7
図a乃至Cを参照して以下に説明する。なお、これらの
図において第2図a乃至Cに表示される参照符号と同一
の参照符号は同一の構成要素を示すものとする。
そこで、ブラダ−30の金具締代34a、34bは夫々
リング状の取付金具20に固定位置決めされている。そ
の際、センターボスト16は前記ブラダ−30が原形を
保持するように図示しないシリンダによってその高さを
調節されている(第7図a参照)。次に、前記シリンダ
が駆動されてセンターポスト16は上昇し、これによっ
て前記ブラダ−30は伸長される。さらに、図示しない
エアー用通路からブラダ−30に対して真空引きがなさ
れる。これによって前記ブラダ−30はその中程部分が
湾曲した凹状を呈する。これは、グリーンタイヤ10に
対しブラダ−30が接することを回避するために行われ
る(第7図す参照)。
次いで、ローダ−22によって懸吊されたグリーンタイ
ヤ10が下降動作し、前記ブラダ−30の直径よりも広
径な中心孔部を有するこのグリーンタイヤ10はブラダ
−30に対する接触を行うことなく、すなわち、原形の
ままの状態で下型モールド12aに到達し、そのビード
部分10aは嵌合部分26に位置決めされて保持される
(第7図す参照)。
その後、センターポスト16が下降し、そのタイミング
を把えて流体用通路からエアーが前記ブラダ−30の内
部に導入される。この結果、ブラダ−30は全体的に膨
出し、センタ一部分48とビード部分に対応する部位4
6の間で略同時にグリーンタイヤlOの内壁に圧接する
に至る(第7図C参照)。
第8図すに示すように、そめ際、ブラダ−30に加圧さ
れる圧力は約0.1乃至0.2kg/cdであり、この
プリシェービングに要する時間は、例えば、30秒乃至
40秒であるが、勿論、この時間は任意に設定すること
が出来る。そして、前記ブラダ−30を構成するブラダ
一本体36がグリーンタイヤlOの内面に当接し、その
際の肩部38、傾斜部40.42、湾曲部44に加わる
圧力は略均等である。なお、第8図aにおいて示すタイ
ヤ26の各部位に係る符号は、第8図すに示す符号と対
応関係にある。
一方、前記ブラダ−30の肩部38がグリーンタイヤl
Oのビード部分10aに圧接する際には、この肩部38
が比較的厚めに構成されているために、時間としてはブ
ラダ一本体36の他の部位よりも寧ろ若干遅い時期にそ
の加圧が行われる場合もあり得る。然しなから、第1傾
斜部40、第2傾斜部42、湾曲部44およびセンタ一
部分48は圧力流体の導入により夫々伸長されながらグ
リーンタイヤlOの内面に先に当接するように伸長する
ために、このような本発明の形状では、前記肩部38、
第1 (tri斜部40、第2傾斜部42、湾曲部44
の圧接によってグリーンタイヤ10との当接面から導出
されるエアーはこのビード部分゛10aに対応する肩部
38から外部へ送出されるためにエアー人すタイヤには
ならない利点がある。
本発明において、以上のように構成されるブラダ−を用
いて実際にグリーンタイヤにプリシェービングを行った
際の実験結果を従来技術に係るブラダ−を用いて行った
場合と比較して第9図乃至第11図に示す。なお、この
実験に際してはトラック・バス用のラジアルタイヤTB
R10,00−20のグリーンタイヤを用いた。
すなわち、第9図に破線Bで示すように、従来技術に係
るブラダ−を使用した場合には、センタ一部分に当接す
る時間が約60秒かかっている。然しなから、本発明に
よれば、略同時にブラダ−はグリーンタイヤに圧接する
がそのセンタ一部分は寧ろビード部分よりも若干早くグ
リーンタイヤの内壁に当接することが可能である(第9
図実線A参照)。これは、本発明のブラダ−がセンタ一
部分48に移行するにつれて、ビード部分よりも肉薄に
形成され、従って、膨径媒体の導入の際、伸長度バラン
スに優れるからに他ならない。
次に、第10図にブラダ−のストレッチ状態を示す。こ
こで、ストレッチとはブラダ−が膨径終了してグリーン
タイヤをモールド本体に押しつけた際のブラダ−の伸長
度合をいう。これによれば、実線Cに示す通り、第1傾
斜部40、第2傾斜部42、湾曲部44の伸長度合は略
160%程度であり、しかも、これは均一化されている
従って、ブラダ一本体36の伸長度合も略均−に行われ
ていることが確認される。これに対して、従来技術に係
るブラダ−では、破線りに示すようにセンタ一部分が略
220%程伸長し、一方、ビード部分に対応する部分で
は120乃至130%の程度の伸長度合しか有してはい
ない。従って、ブラダ−の伸長度にむらがあるために、
それだけ繰り返し疲労に対して弱いということになる。
さらに、第11図にブラダ一本体36が伸長した際のス
トレッチゲージ、すなわち、ブラダ−が膨径終了し、グ
リーンタイヤをモールド本体に押しつけた際のブラダ−
の肉厚の状態を示す。
実線Eで示すように、本発明に係るブラダ−では、セン
タ一部分と金具締代との間ではストレッチゲージは略3
乃至4鶴の範囲に納まっている。これに対して、従来技
術に係るブラダ−を使用した際には、第11図の破線F
で示すように、ビード部分の厚みが約5.5mmと極め
て大きく、一方、センタ一部分は3乃至4鶴程度の厚み
しか確保出来ない。従って、プリシェービングの際に、
従来技術のブラダ−においては既にその肉厚に極めて大
きな差が存在する。すなわち、従来技術に係るブラダ−
ではビード部分が厚いため、その分、加硫が遅れる。従
って、タイヤビード部に加硫するまでの時間が極めて長
くなる不都合となる。従来のブラダ−ではセンタ一部分
が大きく伸縮を受ける結果、ブラダ−寿命を短縮させる
本発明によれば以上のようにプリシービングの際、膨径
媒体を導入するブラダ−の膨張部分が均一化し、従って
、ブラダ−全体としても伸長度に差がないために、加圧
力も均一化すると共に加圧時間も極めて短縮することが
出来る。
しかも、このように伸長分布が均一化した結果、ブラダ
−がグリーンタイヤを押圧する力が各部に亘って均等に
なり、このために、グリーンタイヤとブラダ−との間に
不要なエアーが流入することが阻止される。すなわち、
このためにブラダ−自体からエアー抜き用のグループを
設けることが不必要となり、結局、ブラダ−の構造自体
を簡易化することが出来る。さらにまた、ブラダ−のグ
ループがなくなるために、一層膨張分布も均一化される
という相乗効果が得られる。さらにまた、ブラダ−をそ
の膨出の際、厚みを均等に且つ薄くすることが可能とな
るために、加硫時間が短縮され、しかも、製品不良の発
生率も減少することが出来る。さらに加えれば、本発明
に係るブラダ−はエアー抜き用のグループを必ずしも必
要としないために、タイヤを車両に装着した際、このタ
イヤとチューブとの間では緊密な接触状態が得られ、こ
の結果、バンク等の事故から回避されるものであって、
また、インナーライナーを構成する凹凸部分の凸部の厚
み分だけ重量軽減が出来るために一層のコストダウンと
タイヤ自体の品質向上にも寄与することが出来る効果が
得られる。しかも、局部的に無理な膨出圧力を与えない
ために、繰り返し疲労に対しても強く、従って、ブラダ
−全体としても耐用性が著しく向上する利点が得られる
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るオープンエンド型プラダ−の縦
断説明図、第2図は従来技術に係るブラダ−を用いてグ
リーンタイヤのプリシェービングを行う工程の説明図、
第3図は第2図に示すブラダ−とグリーンタイヤとの圧
力分布を示す説明図、第4図は本発明に係るオープンエ
ンド型ブラダ−の膨径前の縦断面図、第5図は本発明に
係るオ−プンエンド型ブラダ−の一部切欠斜視図、第6
図は第4図に示すブラダ−の端部からセンタ一部分に至
るまでの長さ、厚みを詳細に説明する図、第7図は本発
明に係るブラダ−を用いてグリーンタイヤのプリシェー
ビングを行う工程の説明図1、第8図は従来技術に係る
ブラダ−と本発明に係るオープンエンド型ブラダ−のグ
リーンタイヤに対する接合面の圧力分布を示す説明図、
第9図は従来技術並びに本発明のブラダ−とグリーンタ
イヤとのフィツトパターンを示す説明図、第10図は従
来技術に係るブラダ−と本発明のブラダ−の伸長時にお
ける各部位のストレッチ状態を示す説明図、第11図は
ブラダ−のストレッチゲージを示す説明図である。 10・・グリーンタイヤ  10a・・ビード部分12
a・・下型モールド 12b・・上型モールド  14・・固定部材16・・
センターポスト  18.19・・板体20.21・・
取付金具   22・・ローダ−24・・プレート26
・・嵌合部分 30・・ブラダ− 32a132b・・開口部 34a、34b・・金具締代 36・・ブラダ一本体3
8・・肩部       40・・傾斜部41・・湾曲
部      42・・傾斜部44・・湾曲部    
  46・・部位48・・センタ一部分 シェービング時間(#) 下部ビード       でンター        上
部トドメ ψ ? コ ベ 下Sピード        センター        
 上部ヒート下部と′ド        センター  
       上部ピード手 続 争甫 正 書1発) 昭和60年 4月27日 1、事件の表示    昭和60年 特許間第0670
88号2、発明の名称 空気入タイヤ加硫用オープン エンド型プラダ− 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所      東京都中央区京橋−丁目10番1号
氏 名      株式会社 ブリデストン4、代理人

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リング状に形成され軸方向に一対の開口部を備え
    、圧力流体を内部に導入してグリーンタイヤに圧接し、
    そのシェービングを行い、加硫時にタイヤを内部で支持
    するオープンエンド型ブラダーにおいて、前記ブラダー
    は前記開口部を画成する両端部の金具締代部分から外径
    方向に延在する肩部と、この肩部から湾曲して拡開する
    第1の傾斜部と、前記第1傾斜部から拡開する第2の傾
    斜部と、さらに前記第2傾斜部から湾曲拡開して最大径
    部で前記両金具締代部分からの延在部分が互いに合致す
    る凸状部を有ししかもグリーンタイヤのビード部分に対
    応する部位から前記グリーンタイヤのトレッド部分に対
    応する部位にかけてその肉厚を徐々に薄く形成すること
    を特徴とする空気入タイヤ加硫用オープンエンド型ブラ
    ダー。
  2. (2)肩部から第1傾斜部に至る湾曲部分の曲率中心は
    ブラダー内部にあり、前記第1傾斜部から第2傾斜部に
    至る湾曲部分の曲率中心はブラダー外部にあり、さらに
    前記第2傾斜部から延在して拡開すると共にその最大径
    部を形成する湾曲部分の曲率中心はブラダー内部にある
    よう形成してなる特許請求の範囲第1項記載の空気入タ
    イヤ加硫用オープンエンド型ブラダー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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