JPS61217452A - シ−トロ−ル搬出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は巻取装置で巻上げたシートロールを次工程等
へ搬出する為のシートロール搬出装置に関する。

（従来の技術） 本出願人は、特開昭５９−１０８６５５号「シートロー
ル取はずし装置」で、巻取装置上方に停止し得る可動用
台と、ホイスト等の引上げ吊り降し装置と流体圧シリン
ダ等の押付駆動装置からなる押付昇降機構によって上記
用台から昇降可能に水平に吊下げられた昇降枠と、この
昇降枠の両端部から垂下する二本一組の開閉腕に水平に
支持され、平行火保って接近離反可能なシートロール受
ビーム二本とを備え、上記押付駆動装置を制御しつ〜駆
動させて昇降枠ごとビームｌ押上げることによってシー
トロールに対するビームの押付力を調節する形式を提案
している。

即ち、昇降枠やシートロール等の昇降する部分全体の重
量ｌ、ホイスト等の引上げ吊り降し装置とは別に設けた
流体圧シリンダ等の押付駆動装置で支えてビームにシー
トロールに対する所要押付力を与えておくことによって
、巻取装置の巻軸支持体等からビーム上にシートロール
を移す際の衝撃を激減させるのである。

（発明が解決しようとする問題点） しかし上記形式には以下の様な問題点が存在する。

即ち、上記形式は昇降する部分全体の重量を押付駆動装
置で支えるが、その支える力の内の殆どは昇降枠等に作
用する重力であって、シートロール下面に平行ビームを
押し付けて、これを支える力は僅かな割合に過ぎない。

従って、押付駆動装置における押付力の調節において、
僅かな誤差が生じた場合であっても、これがシートロー
ル下面に対する平行ビームの押付力に大きく影響するこ
とになるので非常に精度が高い調節器を必要とし、更に
その調節は極めて微細に行なう必要があるので困難、且
つ面倒である。しかも、上記形式の場合は、押付駆動装
置における駆動力を必然的に大きくせざるｔ得ないので
高価な大型の押付駆動装置が必要（なると共に、その摺
動部分等においては摩擦抵抗等による誤差が発生し易い
状態になる為、シートロール下面に対する平行ビームの
押付力に誤差が生じ易い。

そして上記誤差に基づく押付力の不良はシートロールに
悪影響を与え、特にプラスチックフィルム等の滑らかで
摩擦係数が低く、シート層間の空気が透過しないような
材質のシートロールにあってはシートロールのシートが
端面ｆｎを起こしたり、シートロール表面に永久歪な残
すことがある。

（問題点を解決するための手段） そこで本発明は、巻取装置の上方に停止し得る可動用台
と、この用台から昇降機構によって昇降可能に吊下げら
れた昇降枠と、この昇降枠から垂下し、駆動機構によっ
て開閉可能な二本一組の開閉腕と、この開閉腕により平
行ｌ保って相互に接近離反可能な対となるシートロール
受ビームｌ備えるシートロール搬出装置において、上記
開閉腕とビームの間に介入し、ビームをシートロール下
面に対して接近離反可能に支持する可動体と、上記可動
体を介してビームなシートロール下面に押し付ける押付
手段とを備えることを特像とする。

（作　用） 従って、本発明のシートロール搬出装置は、開閉腕とビ
ームの間に介入した可動体によってビームケシ−トロー
ル下面に対して接近離反可能に支持し、押付手段によっ
て上記ビームなシートロール下面に押し付ける。

（実施例） 第１図乃至第３図は本発明の第１実施例であり、図中の
／は巻取装置上方のレールコに載り、移動、停止が可能
な可動用台、３は可動用台／から水平に吊下げられた昇
降枠、ダは昇降枠３から垂下し、後述する駆動機構によ
り開閉可能な開閉腕３によって両端を支持され、平行を
保って相互に接近離反可能な対となるシートロール受ビ
ームであって、振分は片側ごとに一対づつ備えられてい
る。尚、この実施例では多数のシートロールをビームｑ
上に一度に載せた場合に、ビームがシートロールの３ｉ
量によって撓むことを無くす為に１　ビームの中間部に
も開閉腕５′を設けている。

もつともビームの強度を強くしておけば、開閉腕５でビ
ームの両端部のみを支持すｎば足りる。

又、ビーム及び開閉腕をシートロールの数に対応するよ
う振分は片側ごとに複数個づつ投げ、こｒｔ、’ｖ個別
に開閉するようにしてもよい。又、振分は片側ごとく昇
降枠、或いは昇降枠と可動用台を設げてもよい。

６は支点７を中心にして回動可能になるよう開閉腕よ、
３′に取付けらｎ、一端で上記ビームダ１回転可能に支
持する可動腕であり、この可動腕６の他端には、一端を
開閉腕ｊ、ｊ’に取付げた流体圧シリンダｔな連結して
いる。従って、ビーム弘は流体圧シリンダｇを駆動して
可動腕６を回動することによって、シートロールＲ下面
に押付は可能である。

巻取装置は、種々のガイドローラブを経てスリッター刃
１０によって分割された帯状シートを振分は両側に共通
な定置式タッチローラｌ／で左右に振分け、対となる巻
取支持体Ａの先端部に位置する、いわゆる押コツプ／コ
によって両端支持した巻芯Ｃ上にシートロールＲとして
巻上げる形式のものを適用している。レールコは、巻取
装置の上方からシートロール凡の運搬先、例えば包装設
備の上方へ通じている。

昇降枠３は可動用台ｌの梁１３に設けられ、同調して駆
動する４基のホイストＩＱからのワイヤロープ１３によ
って昇降可能に吊下げらｎ、且つその昇降動作は可動用
台／から下方に延設した垂直案内管／６、／６に沿って
行なう。従って、昇降枠３は水平な保った状態で昇降す
ることが可能である。

左右の開閉腕！、Ｓとｓ′、ｊ′は、夫々ガイド棒３５
によって案内され、ギヤジヤツキ１７の駆動によって上
下に移動する左右夫々のリンク／ざ、ｌざに夫々連結し
たリンク／９．／９に、その上端部を連結している。従
って、伝動機構コ／及び共通駆動軸ｎを介してモータＭ
でギヤジヤツキ／７を駆動することによって、上記開閉
腕ｊ、、！ｉ’は支軸〃を中心にして回動し、夫々の腕
の下端部に可動腕６を介して取付けたピームダを相互に
接近離反せしめる。尚、上記ギヤジヤツキ１７の代りに
流体圧シリンダを使用し又もよい。３は流体圧シリンダ
Ｊによって駆動され、上下に移動可能なストッパであっ
て、このストッパを開閉腕ｊ、ｊ’の閉鎖状態の時に下
降させておくことによって、開閉腕の開放方向への回動
を阻止する。従って、シートロール自重等の影響や誤動
作等によって開閉腕が突然開放方向に回動してビーム間
からシートロールを落下させることが無いし、又ギヤジ
ヤツキにブレーキを設げておく必要も無い。尚、開閉腕
Ｓ、５′を開放方向に回動させる場合には、流体圧シリ
ンダ＝ｌＩｌ駆動させてストッパ２Ｊ′ｌｊ！：上昇さ
せておけばよい。コは夫々の開閉腕よ、Ｓ′に設けられ
たリブであって、可動腕乙における、ビームをシートロ
ール下面から離反させる方向への回動を規制する。

従って、シートロールの搬出中等に流体圧シリンダざへ
の流体圧の供給が無（なっても、可動腕は一定角度以上
は回動しな（・ので、ビーム相互の間隔が開くことによ
ってシートロールを落下させることが無い。

このシートロール搬出装置における操作手順の一例を以
下に示す。

先ず搬出態勢（第１図の状態）にあるシートロール上に
可動用台／を移動する。次にギヤジヤツキ／７によって
開閉腕５、り′を開放した状態にして、ホイス）／ｌを
作動させて昇降枠３を下降させ、開閉腕！、５′を閉じ
た状態にしてもビームｑがシートロールＲに接触しない
所定位置に昇降枠が達したら停止させ開閉腕を閉じる。

尚、この所定位置における停止動作は、昇降枠に投げた
リミットスイッチ等によって昇降枠が設定位置に達した
ことを検出することによって行なう。又、シートロール
の外径が巻取の度に変更されるような場合には、予め開
閉腕の下端部に光電スイッチを設けておき、上記停止及
び閉鎖動作の後に再び昇降枠を上昇させて、上記光電ス
イッチでシートロール下面を検出した段階で停止させれ
ばよい。次に流体圧シリンダｇを駆動して可動腕６を回
動させ、ピームダをシートロール下面に押付ける。次に
押コツプ／２を後退させてシートロールＲをビーム上ニ
移す。

次に昇降枠な上昇させ、可動用台ｌを次工程に移動させ
てから再び昇降枠３を下降させ、ピームダが受台等の上
面より僅かに上の位置に達した段階で停止する。その後
、開閉腕５を開放方向に回動してシートロールの下端を
受台上に渡し、流体圧シリンダｔによって可動腕６１回
動させてビームＩＩｌシートロール下面から離反させる
のである。尚、この実施例のビームは可動腕に回転可能
に取付けらｎでいるので、開閉腕な開いてシートロール
を受台上に降ろす際に、シートロール表面との間でスリ
ップを起こしてシートロール表面を傷つけることが無い
が、ビームの表面ｌ滑らかに加工したり、ビームの表面
に柔らかで滑り易い材質のものを貼付することによって
スリップが発生しても支障が無いようにしておけば、ビ
ームを非回転にしてもよい。

そして、上記操作は、一連のシリーズ制御によって全自
動で行なってもよいし、一部のみを自動化し、或いは全
ての段階で作業者が確認してから行なうよう（してもよ
い。

尚、この場合流体圧シリンダｆＫ供給する流体圧は、ビ
ームｌＩｌシートロール下面に押付けた際、その力が強
丁ぎて押コツプ等を破損することが無いよう、シートロ
ール重量（等しい押付力より若干率さい値に調整してお
くことが望ましい。

もつとも、余り小さくすると、シートロールをビーム上
に移した際にビームが下降等してシートロールに衝撃な
与えることになるので、その点を考慮する必要がある。

第４図及び第５図は本発明の第２実施例である。そして
この実施例の開閉腕Ｓは、流体圧シリンダ２乙により昇
降枠３に形成したガイド２７に沿って相互に接近離反す
る。又、ピームダは、夫々の開閉腕３０下端に形成した
対向する孔の内周にあって相互に接近離反可能な摺動筒
μの内周に挿入した摺動腕コ９の先端に回転可能に支持
されて対向している。上記摺動筒３の外周にはラック３
０を形成しており、このラック３０にはモータＭ′によ
って回転するビニオン３〕が噛合っている。３コは摺動
腕コ９の後部に形成した小径部３３に外挿したバネであ
り、３ダは摺動腕コ９の小径部３３における後端部付近
な摺動可能に支持すると共に、摺動筒３の後端を閉鎖し
てバネ３コの後端を抑える蓋体である。

そしてこの実施例は、開閉腕ｔ’１所定位置につけた後
、モータＭ／Ｙ駆動して摺動筒コ８を相互に接近させる
。この状態にあってピームダを先端に有する摺動腕コ９
は、その小径部３３に外挿したバネ３コが摺動筒μと共
に移動する蓋体３グによって押さｎるので同様に移動し
、先端部のピームダは相互に接近する。その後、ピーム
ダがシートロール下面に接触してもモータＭ′の駆動を
停止せずに摺動筒２８を移動させると、摺動筒と共に移
動する蓋体３ダは移動するが摺動腕２ｑは一定量以上は
前進出来無いので、両者の間に介在するバネ３コが縮み
、その反力がピームダにおけるシートロールＲへの押付
力へと変換される。

従って、上記バネの力が所定の値に達したらモータＭ′
の駆動を停止して、シートロール’を押コツプ等から外
してビーム上に移せばよい。その後の搬出動作は第１実
施例と概略において同様なので省略する。又、上記バネ
の反力がシートロール重量に等しい押付力より若干率さ
な値になった段階でモータの駆動な停止させることが望
ましいことは第１実施例と同様である。尚、昇降枠より
上方に存在する可動用台等は図面上省略している。

以上主として二種類の実施例に基き本発明を説明したが
、その実施における態様が設計者等の周知技術等により
多様に変化応用されること、及び第１実施例と第２実施
例における様々な構成要素が置換可能な範囲で組合せ自
在であることは言うまでもない。又、本発明１分割シー
トを振分けない形式のスリッター巻取機や単なる巻取機
に適用することも勿論可能であるし、シートロールの支
持手法は実施例に示した押コッフ式のものに限定される
訳では無い。

開閉腕の開閉機構としては、実施例に示した以外にも、
外周に左右対称なネジ部を形成した駆動軸に、支点な中
心に回動可能な夫々の開閉腕とリンクな介して係合した
左右夫々のメネジな螺合させ、上記駆動軸の駆動によっ
てメネジな相互に接近離反し、それにつれ開閉腕が支点
を中心に回動して開閉動作を行なう形式等があり、図示
した形式のものに限定される訳では無い。又、第１実施
例で使用したリンク機構は、他の周知のリンク機構と置
換可能である。左右の開閉腕は連動動作させてもよいし
、個々に動作させても勿論良い。

（発明の効果） 以上本発明によれば、押付手段によって可動体を介して
ビームをシートロール下面に押付ケるので、比較的小さ
な押付力であっても充分に足り、従来のような大きな駆
動力を有する押付機構が不要となり、装置の簡素化を計
ることが出来る。

又、押付手段においては、摩擦抵抗や慣性の影響等が少
ないので、比較的簡易な手段によっても極めて正確な押
付力を得ることができ、従来のように高価な押付機構及
び調節器を用（・る必要が無いので、装置の省コスト化
を計りつへシートロールの適正な搬出作業を行なうこと
が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の第１実施例を示し、第１図
は側面図、第２図は正面図、第５図は要部拡大説明図で
あり、第４図及び第５図は本発明の第２実施例を示し、
第４図は側方説明図、第５図は要部拡大説明図である。 ／・・・可動用台、Ｊ・・・昇降枠、ダ・・・シートロ
ール受ビーム、！、３′・・・開閉腕、６・・・可動腕
、ざ・・・流体圧シリンダ、コ？・・・摺動腕、３コ・
・・バネ、Ｍ′・・・モータ。 ＠１ｍ 第４図 第５図 一手ｌｒ、先負−１正書　（自発） 昭和８１年８月２３日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 巻取装置の上方に停止し得る可動用台と、この用台から
   昇降機構によつて昇降可能に吊下げられた昇降枠と、こ
   の昇降枠から垂下し、駆動機構によつて開閉可能な二本
   一組の開閉腕と、この開閉腕により平行を保つて相互に
   接近離反可能な対となるシートロール受ビームを備える
   シートロール搬出装置において、 上記開閉腕とビームの間に介入し、ビームをシートロー
   ル下面に対して接近離反可能に支持する可動体と、 上記可動体を介してビームをシートロール下面に押し付
   ける押付手段とを備えることを特徴とするシートロール
   搬出装置。