JPS61217377A - 電子部品収納トレ− - Google Patents
電子部品収納トレ−Info
- Publication number
- JPS61217377A JPS61217377A JP60046175A JP4617585A JPS61217377A JP S61217377 A JPS61217377 A JP S61217377A JP 60046175 A JP60046175 A JP 60046175A JP 4617585 A JP4617585 A JP 4617585A JP S61217377 A JPS61217377 A JP S61217377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crystallinity
- polyethylene terephthalate
- storage tray
- terephthalate resin
- quaternary ammonium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はIC等の電子部品収納トレーに関するものであ
る。
る。
(従来技術と発明が解決しようとする問題点)帯電防止
処理された電子部品収納トレーは電子部品の搬送用とし
て近年需要が急速に増加している。これはその用途上常
温での使用がほとんどであるが、たとえば工C封止剤の
残留モノマー、溶剤、水分等の除去には120〜150
℃の高温処理が必要とされる。しかし、従来の汎用プラ
スチックトレー(例えばポリ塩化ビニル、ポリスチレン
、ポリプロピレン等)は、ガラス転移点[Tg’]が低
いため、Tg温度以上での連続使用は寸法変化が大きく
、使用に耐えるものではなかった。したがって、該温度
で連続的に形状保持でき、かつ帯電防止効果を有するト
レーとしては金属製のものが使用されている。
処理された電子部品収納トレーは電子部品の搬送用とし
て近年需要が急速に増加している。これはその用途上常
温での使用がほとんどであるが、たとえば工C封止剤の
残留モノマー、溶剤、水分等の除去には120〜150
℃の高温処理が必要とされる。しかし、従来の汎用プラ
スチックトレー(例えばポリ塩化ビニル、ポリスチレン
、ポリプロピレン等)は、ガラス転移点[Tg’]が低
いため、Tg温度以上での連続使用は寸法変化が大きく
、使用に耐えるものではなかった。したがって、該温度
で連続的に形状保持でき、かつ帯電防止効果を有するト
レーとしては金属製のものが使用されている。
他方、この帯電゛防止処理としては帯電防止剤(例えば
非イオン系、アニオン系、カチオン系、両性等の表面抵
抗値が’ 10’〜1012Ω)−を表面塗布または
樹脂練り込みする方法が公知とされている・が、表面塗
布の場合には表面平滑性、基材との密着性、帯電防止剤
の耐久性が問題となるため、これは、高温時の電子部品
収納用トレーとして利用されたg11士ない。なおエン
ジニアリングプラスチックはその特性により高温で連続
使用できるが、加工時の加熱分解のため樹脂練り込みに
適する帯電防1に剤は得られていない。
非イオン系、アニオン系、カチオン系、両性等の表面抵
抗値が’ 10’〜1012Ω)−を表面塗布または
樹脂練り込みする方法が公知とされている・が、表面塗
布の場合には表面平滑性、基材との密着性、帯電防止剤
の耐久性が問題となるため、これは、高温時の電子部品
収納用トレーとして利用されたg11士ない。なおエン
ジニアリングプラスチックはその特性により高温で連続
使用できるが、加工時の加熱分解のため樹脂練り込みに
適する帯電防1に剤は得られていない。
また導電性塗料はその抵抗値が低いことから必ず接地を
第一条件としなければならず、さらに、金属粉、導電カ
ーボン等の混入により、コスト高となるため、搬送可能
な汎用収納トレーとしては問題があった。
第一条件としなければならず、さらに、金属粉、導電カ
ーボン等の混入により、コスト高となるため、搬送可能
な汎用収納トレーとしては問題があった。
(問題点を解決するための手段)
本発明は前記従来技術の欠点を解消した電気部品収納ト
レーに関するものであり、これは結晶化度20〜50%
のポリエチレンテレフタレート樹脂層の少なくとも片側
に、第四級アンモニウム塩を主成分とした液状帯電防止
剤を均一に塗布してなることを特徴とするものである。
レーに関するものであり、これは結晶化度20〜50%
のポリエチレンテレフタレート樹脂層の少なくとも片側
に、第四級アンモニウム塩を主成分とした液状帯電防止
剤を均一に塗布してなることを特徴とするものである。
本発明を実施するに際して用いるポリエチレンテレフタ
レート樹脂は、繰り返し単位数の80%以上がエチレン
テレフタレート単位よりなるポリエチレンテレフタレー
トまたはエチレンテレフタレート共重合体であり、必要
に応じて他の添加剤、たとえばブロッキング防止剤、有
機または無機の結晶核を含有してもよい。結晶化度を′
20〜50%に上げるためには、非結晶性ポリエチレン
テレフタレートシートまたはあらかじめ加熱し結晶化度
を5〜10%としたポリエチレンテレフタレートシート
を、真空成形または圧空成形時に加熱し、成形と同時に
所望の結晶化度を達成するようにすればよいが、さらに
必要に応じて後処理加熱工程を経て結晶化を促進しても
よい。
レート樹脂は、繰り返し単位数の80%以上がエチレン
テレフタレート単位よりなるポリエチレンテレフタレー
トまたはエチレンテレフタレート共重合体であり、必要
に応じて他の添加剤、たとえばブロッキング防止剤、有
機または無機の結晶核を含有してもよい。結晶化度を′
20〜50%に上げるためには、非結晶性ポリエチレン
テレフタレートシートまたはあらかじめ加熱し結晶化度
を5〜10%としたポリエチレンテレフタレートシート
を、真空成形または圧空成形時に加熱し、成形と同時に
所望の結晶化度を達成するようにすればよいが、さらに
必要に応じて後処理加熱工程を経て結晶化を促進しても
よい。
またポリエチレンテレフタレート樹脂は無機または有機
の結晶核を含有し、かつ成形前の結晶化度は10%以下
でなければならない。結晶化度を10%以上に上げると
、加熱成形する際に結晶化が急速に進み、吸引圧空効果
が低下し、収納トレーの出隅入隅の形状悪化の傾向が強
くなる。
の結晶核を含有し、かつ成形前の結晶化度は10%以下
でなければならない。結晶化度を10%以上に上げると
、加熱成形する際に結晶化が急速に進み、吸引圧空効果
が低下し、収納トレーの出隅入隅の形状悪化の傾向が強
くなる。
さらにポリエチレンテレフタレート樹脂は真空成形また
は圧空成形と同時に結晶化度を20〜50%にしておく
ことが必要である。成形後の結晶化度が20%未満であ
ると、120℃以上に加熱したとき軟化やカールする傾
向が著しく、電子部品収納トレーとしての形状を保持で
きなくなる。つまり結晶化度を20〜50%に調整する
ことにより初めて】20〜150℃の雰囲気中の連続使
用でも形状を保持し、寸法変化を1%以内に抑えること
ができた。
は圧空成形と同時に結晶化度を20〜50%にしておく
ことが必要である。成形後の結晶化度が20%未満であ
ると、120℃以上に加熱したとき軟化やカールする傾
向が著しく、電子部品収納トレーとしての形状を保持で
きなくなる。つまり結晶化度を20〜50%に調整する
ことにより初めて】20〜150℃の雰囲気中の連続使
用でも形状を保持し、寸法変化を1%以内に抑えること
ができた。
第四級アンモニウム塩は、一般的には
■
[/いA−N−R′]+x−
W :長鎖アルキル基、
R,R’ニア・ルキル基
X :ハロゲン
で表され、長鎖アルキル基が水溶液中でカチオンとして
電離する帯電防止効果を有する界面活性剤である。
電離する帯電防止効果を有する界面活性剤である。
この第四級アンモニウム塩を主成分とした水溶液を成形
加工品に塗布する方法は、ディッピング、スプレー、雰
囲気通過等公知の方法で行い、また成形加工前にあらか
じめポリエチレンテレフタレートシートにロールコータ
−、グラビヤコーター、コンマコーター等で塗布してお
き、しかる後成形加工を行ってもよい。つまり本発明で
は、ポリエチレンテレフタレート樹脂の構成単位である
酸素原子と第四級アンモニウム塩の長鎖アルキル基の水
素原子とが水素結合を形成し、この結合力の強さを介し
て初めて加熱条件下でもポリエチレンテレフタレート樹
脂層上に第四級アンモニウム塩を安定して均一に保持で
きたのである。他樹脂の組合せでは水素結合形成能力に
劣るか全く無いため、加熱条件下では他樹脂層上の第四
級アンモニウム塩が活性化され飛散してしまい、帯電防
止効果を全く失ってしまった。
加工品に塗布する方法は、ディッピング、スプレー、雰
囲気通過等公知の方法で行い、また成形加工前にあらか
じめポリエチレンテレフタレートシートにロールコータ
−、グラビヤコーター、コンマコーター等で塗布してお
き、しかる後成形加工を行ってもよい。つまり本発明で
は、ポリエチレンテレフタレート樹脂の構成単位である
酸素原子と第四級アンモニウム塩の長鎖アルキル基の水
素原子とが水素結合を形成し、この結合力の強さを介し
て初めて加熱条件下でもポリエチレンテレフタレート樹
脂層上に第四級アンモニウム塩を安定して均一に保持で
きたのである。他樹脂の組合せでは水素結合形成能力に
劣るか全く無いため、加熱条件下では他樹脂層上の第四
級アンモニウム塩が活性化され飛散してしまい、帯電防
止効果を全く失ってしまった。
(実施例)
固有粘度0.7.ガラス転移点(Tg)81℃のポリエ
チレンテレフタレート樹脂を、押出し機を用いてTダイ
から溶融押出しし、ついで急冷して0.5mn+の非品
性シートを得た。これを真空成形機にて型温170℃、
シート温度160℃にて成形し、結晶化度38%とした
後、スタテイサイド[A、C,I7.礼tJ : n
−1)Ltキル(60%C,4,30%C,,5,5%
Cxzs、5%C36)ジメチルベンジルアンモニウム
クロライドとn−アルキル(68%C□2.32%Cl
4)ジメチルエチルベンジルアンモニウムクロライドと
の混合物31%溶液中に浸漬し、遠心分離機で水切り後
乾燥し、表面抵抗値を測定したところlX108Ωであ
った。これを140°Cのオーブン中に3時間放置した
後、表面抵抗値を測定したところ、2×109Ωと満足
できる帯電防止効果を有していた。
チレンテレフタレート樹脂を、押出し機を用いてTダイ
から溶融押出しし、ついで急冷して0.5mn+の非品
性シートを得た。これを真空成形機にて型温170℃、
シート温度160℃にて成形し、結晶化度38%とした
後、スタテイサイド[A、C,I7.礼tJ : n
−1)Ltキル(60%C,4,30%C,,5,5%
Cxzs、5%C36)ジメチルベンジルアンモニウム
クロライドとn−アルキル(68%C□2.32%Cl
4)ジメチルエチルベンジルアンモニウムクロライドと
の混合物31%溶液中に浸漬し、遠心分離機で水切り後
乾燥し、表面抵抗値を測定したところlX108Ωであ
った。これを140°Cのオーブン中に3時間放置した
後、表面抵抗値を測定したところ、2×109Ωと満足
できる帯電防止効果を有していた。
(比較例)
ポリカーボネートシート0.5圃を、真空成形機にて型
温100℃、シート温度160℃にて成形し、上記と同
様な操作をしたところ、表面抵抗値は3×10IlΩで
あったが、140℃のオーブン中に3時間放置後の表面
抵抗値は10′3Ω以上であり、全く帯電防止効果を失
っていた。
温100℃、シート温度160℃にて成形し、上記と同
様な操作をしたところ、表面抵抗値は3×10IlΩで
あったが、140℃のオーブン中に3時間放置後の表面
抵抗値は10′3Ω以上であり、全く帯電防止効果を失
っていた。
(発明の効果)
以上述べたように、本発明による帯電防止ポリエチレン
テレフタレート製電子部品収納トレーは、高温にさらさ
れる環境下でも著しい寸法安定性と同時に帯電防止効果
を維持でき、またアースの必要もなく、軽量で搬送が容
易であり、経済性に優れ、長期間使用後かりに表面抵抗
値が悪くなったとしても、第四級アンモニウム塩をスプ
レーまたは浸漬等により均一に塗布すれば再利用が可能
であり、極めて有用な電子部品収納トレーである。
テレフタレート製電子部品収納トレーは、高温にさらさ
れる環境下でも著しい寸法安定性と同時に帯電防止効果
を維持でき、またアースの必要もなく、軽量で搬送が容
易であり、経済性に優れ、長期間使用後かりに表面抵抗
値が悪くなったとしても、第四級アンモニウム塩をスプ
レーまたは浸漬等により均一に塗布すれば再利用が可能
であり、極めて有用な電子部品収納トレーである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)結晶化度20〜50%のポリエチレンテレフタレー
ト樹脂層の少なくとも片側に、第四級アンモニウム塩を
主成分とした液状帯電防止剤を均一に塗布してなること
を特徴とする電子部品収納トレー。 2)ポリエチレンテレフタレート樹脂が有機または無機
の結晶核を含有し、かつ成形前の結晶化度が10%以下
である特許請求の範囲第1項記載の電子部品収納トレー
。 3)ポリエチレンテレフタレート樹脂が真空成形もしく
は圧空成形と同時に、結晶化度を20〜50%にしてな
る特許請求の範囲第2項記載の電子部品収納トレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60046175A JPS61217377A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 電子部品収納トレ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60046175A JPS61217377A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 電子部品収納トレ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61217377A true JPS61217377A (ja) | 1986-09-26 |
Family
ID=12739687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60046175A Pending JPS61217377A (ja) | 1985-03-08 | 1985-03-08 | 電子部品収納トレ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61217377A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58108237A (ja) * | 1981-12-19 | 1983-06-28 | Toyo Rubber Chem Ind Co Ltd | 無帯電性合成樹脂無発泡成型体の製造方法 |
JPS5832699B2 (ja) * | 1974-08-17 | 1983-07-14 | アグフア−ゲヴエルト アクチエンゲゼルシヤフト | シヤシンソウノコウマクカホウホウ |
-
1985
- 1985-03-08 JP JP60046175A patent/JPS61217377A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832699B2 (ja) * | 1974-08-17 | 1983-07-14 | アグフア−ゲヴエルト アクチエンゲゼルシヤフト | シヤシンソウノコウマクカホウホウ |
JPS58108237A (ja) * | 1981-12-19 | 1983-06-28 | Toyo Rubber Chem Ind Co Ltd | 無帯電性合成樹脂無発泡成型体の製造方法 |
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