JPS61216917A - 水中フエンス - Google Patents

水中フエンス

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Publication number
JPS61216917A
JPS61216917A JP5333485A JP5333485A JPS61216917A JP S61216917 A JPS61216917 A JP S61216917A JP 5333485 A JP5333485 A JP 5333485A JP 5333485 A JP5333485 A JP 5333485A JP S61216917 A JPS61216917 A JP S61216917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
fence
underwater
water
fibrous structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5333485A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Takasago
高砂 武彦
Eiichi Katou
加藤 ひで一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP5333485A priority Critical patent/JPS61216917A/ja
Publication of JPS61216917A publication Critical patent/JPS61216917A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水中で土砂を取扱う工事による汚濁の拡散を
防止する水中フェンスに関する。
〔従来技術〕
河川、湖、海などの水中や岸などでの工事では、従来か
ら、高密度織物やターポリン、ゴム引き布などのシート
状物を用いて、発生する汚濁を拡散しないよう努力が払
われていた。しかしこれらのシート状物は、一般に水不
透過性のものが使用されており、水中での流水抵抗が極
めて大きく、流れの速さによっては使用できない場合が
あり、また使用できる場合でも、底まで展張しなければ
効果が得られず、必要設計強力、底部アンカーの必要設
計重量が真人なものになるという不経済的な結果をもた
らしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑み、水流を、その
まま通しながら、発生する汚濁の拡散を減少する構造物
を提供するものであり、工事箇所の選定に苦慮する必要
がなく、何頭なるところでもフェンスの設定が容易であ
るという特徴を有する。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため次の構成を有するもの
である。即ち、繊維が交絡または接触する部分で接合し
て一体化したスポンジ状繊維構造物であって、かつ該繊
維構造物の光透過率が30%以下である水中フェンスと
するものである。
本発明でいう、スポンジ状繊維構造物とは、繊維によっ
て、水が導通するランダムな空隙ならびに通路が形成さ
れていることを意味するものであって、あたかもスポン
ジのような構造であることを意味する。然しなから、通
常のスポンジと称せられている、海綿或いはセルロース
スポンジと同じような孔の形状や柔軟性を有する必要は
必ずしもないのであって、上述した機能を有する多孔質
体一般を指すものである。
本発明においては、かかる構造が繊維の一様な分散によ
っ□て構成されているのが、水の透過性や流れに偏りが
ないという点から選択される。
かかる構造物を構成する繊維としては、耐水性、耐蝕性
を有するものが好ましく、たとえば、ポリオレフィン、
ポリアミド、ポリエステル、ビニロンなどの合成繊維、
さらには炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維などの無機質
繊維などがあげられる。かかる繊維はフィラメントまた
はステーブルのいずれの形でもさしつかえないが、形態
の安定性の点からフィラメントの方が好ましい。
繊維の繊度は、繊維の種類や繊維構造体の目的によって
異なるものであり、さらに、樹脂による硬仕上げを併用
すれば繊度の適用範囲はかなり拡大し得るのであり、限
定する必要はない。
たとえば、汚濁を防止する性能を重視する場合は、細い
繊維が好ましいが、スポンジ状繊維構造物の水に対する
抵抗性を勘案すれば、通常0、1〜200d、好ましく
は1〜100dの繊維が選択されるが、水圧に対する抵
抗を重要視する場合は、硬い構造物が好ましく、この場
合には200〜2000d程度の繊維が選択される。
かかる繊維構造物は繊維が絡合または接触する部分で接
合して一体化されて形成されているものである。ここで
いう接合とは、樹脂によって接着した形でもよいし、ま
た繊維同志が融着した形でもよい。さらに繊維同志が硬
く絡合した形でもよい。しかし、水流の中で使用するこ
とから、繊維構造物として、適度の硬さが要求されるの
で、好ましくは、接着または融着したものが好ましい。
かかる接着剤または樹脂としては、ポリウレタン系樹脂
、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂
、メラミン系樹脂など通常の合成樹脂や接着剤樹脂、硬
仕上用樹脂などが適用できるが、中でも接合後硬さが発
現するものが好ましい。
該繊維構造物を構成する繊維が柔軟すぎる場合や水流の
速い場合にフェンスを設ける場合には、水圧で水の導通
経路が封鎖されることがあるので、必要に応じて、さら
に該繊維または該繊維構造物を前記樹脂や接着剤により
硬仕上げされたものが好ましい。本発明でいうスポンジ
状繊維構造物は、繊維のみならず、かかる樹脂によって
、その空隙または通路が形成された構造であってもさし
つかえない。
さらに本発明のスポンジ状繊維構造物は光透過率が30
%以下、好ましくは5〜25%である必要がある。光透
過率が30%を越えるような目の粗い繊維構造物では汚
濁の拡散を防止することができない。ここでいう光透過
率は、空隙または通路の微細さを表わす目安であるが、
さらに好ましくは該繊維構造物の目付が少なくとも20
0g/rrr、さらには400〜2000 g / r
d 、特に600〜1000 g / rdのものが好
ましい。さらにはかかる構造物の空隙率において30%
以下の緻密さを有するものが好ましい。
本発明における光透過率は次の方法で測定したものであ
る。
即ち、可視光線波長340〜70Qn、mの全光線透過
率を例えば旧TACH323Recording 5p
ectvophot。
me ter (日立製作所型)の如きスペクトルメー
ターで測定した値である。
本発明に係るスポンジ状繊維構造物の厚さは特に限定さ
れるものではないが、水の透過性。
フィルター性能3強度等の見地から5〜100 m、好
ましくは10〜100++nであることが望ましい。
更に、該繊維構造物に水流に対する抵抗性を向上し、粗
大ゴミに対する補強と排除を目的として、別の補強材を
積層することができる。
他の補強材としては、繊維で構成された織物。
編物、不織布の他、ネット状物、多孔性のフィルム状物
等を使用することが可能である。然しなからこれらの補
強材は、該スポンジ状繊維構造体より目の粗いものであ
る必要があり、光透過率で表わせば3%以上の値を示す
ものであることが望ましい。しかも、補強材として用い
るものであるから、硬性を有するものであることも必要
である。
本発明で使用するスポンジ状繊維構造物は、一般的には
次のような方法によって製造することができる。
即ち、ケン縮加工した短繊維をウェッブ状に形成し、該
ウェッブに合成樹脂エマルジョン加工をした後、乾燥し
繊維が接触する部分を合成樹脂により接合して一体化す
る方法、または該ウェッブをニードルパンチ或いはウォ
ーターパンチすることにより繊維を交絡させて一体化す
る方法などがある。
本発明において、使用する繊維はケン縮加工されている
ことが望ましいが、必ずしも必須のことではない。ケン
縮加工する場合の方法としては、押込み方式、ギヤ一方
式、仮ヨリ方式、゛擦過方式、或いは複合紡糸方式等の
一般に採用されている方式を用いることが出来、かつケ
ン縮の程度としては、スポンジ状繊維構造体の光透過性
を決める一つの要因でもあり、光透過性。
繊度、構造体の厚み等を勘案して決定される。
使用される繊維の種類や繊度、繊維長、断面形状等は同
一でなくとも良く、必要に応じて異種の繊維を混合して
使用することも出来る。
特に融点の異る繊維を混合して使用する時には、融点温
度差を利用して、繊維の交絡点部分を接合融着せしめる
ことも出来る。
短繊維ステープルをウェッブにする方法としては、カー
ド方式、気流方式、又は湿式方式等周知の手段を採用し
うる。又、フィラメント繊維の場合にはスパンボンド方
式を用いることも出来る。
又、上記で得られたウェッブを、スポンジ状繊維構造体
として使用するため、場合により合成樹脂或いは接着剤
樹脂を付与し一体化して使用するが、その方法としては
、浸漬法、噴霧法。
泡沫法等が・使用出来る。樹脂等を付与されたウェッブ
は、水分又は溶媒等を除去し、繊維間の接合強力を付与
するため乾燥工程を経ることが望ましく、その方法とし
ては、熱風方式、シリンダードライ方式、赤外線方式、
或いは高周波方式等いづれの方式でも採用出来、乾燥条
件は使用樹脂、接着剤等の種類により異なるが、一般的
には110℃〜180℃で1〜10分間が好ましい。
次に本発明の水中フェンスを図面により説明する。
第1図は、工事現場に設定した水中フェンスの実施態様
を示すものである。図において、1はスポンジ状繊維構
造物からなる水中フェンス本体であり、この本体1は浮
体2とアンカー3によって水中に固定されている。本体
1の水中での固定位置は該浮体2とアンカー3を調節す
ることにより、容易に設定できる。
第2図はスポンジ状繊維構造物1に、さらに粗い目の繊
維構造物4を積層した水中フェンス構造物の一例を示す
断面図である。この構造物も第1図の実施態様のように
浮体2とアンカー3によって水中に固定して適用される
かかるフェンスの中で発生した汚濁はスポンジ状繊維構
造物lによって、好適に漉し取られたものである。必要
に応じて、かかるフェンスをさらに他の素材、たとえば
ロープやベルト、金網、ブロック体などの補強構造物で
補強することができる。
実施例 ナイロン6モノフィラメント14dと130dの混繊ウ
ェッブで目付800g、厚み20龍に形成したウェッブ
をアクリル樹脂エマルジョン(400c、p)に浸漬し
、130℃×5分繊維の接触部分を接合して一体化し、
旧TACH323Recording Sp’ectv
ophot。
meterで測定した光透過率が最少22%〜最大28
%、平均25%のスポンジ状繊維構造物を用いて水中フ
ェンスを製作した。この水中フェンスを、流速10cm
/sec、水路幅1m、水深1mの回流水槽において、
温源にヘドロ土粒子(中位径4.5μ)を用いた200
ppmの濁水を30時間、水路全幅および水面から水底
まで堰止めるように設置した。その結果、テスト開始後
3時間で濁度は50ppmになり、30時間後には10
ppmの透明水にまで濁度を低減させた。また、この水
中フェンスで捕集したヘドロ土粒子量は、投入量の35
%であることを測定によって確認した。 (他は沈澱効
果による。) なお、水中フェンスを設置した30時間後の流速は4.
51J/secに低下した。
〔発明の効果〕
本発明は、上述した構成により流水抵抗が少なく、極め
て軽量であり、取扱いが非常に容易なフェンスを提供す
ることができる。また、本発明の水中フェンスは設置し
易く、しかも安定した汚濁防止力を有し、掻めて実用効
果の高い特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例である水中フェンスの実施態様を
示す。第2図は第1図のスポンジ状繊維構造物に、さら
に目の粗い補強用繊維構造物を積層した本発明の他の例
を示す断面図である。 ■・・・スポンジ状繊維構造物、2・・・浮体、3・・
・アンカー、4・・・補強用繊維構造物。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維が交絡または接触する部分で接合して一体化
    したスポンジ状繊維構造物であって、かつ該繊維構造物
    の光透過率が30%以下であることを特徴とする水中フ
    ェンス。
  2. (2)スポンジ状繊維構造物に、他の構造物が積層補強
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の水中フェンス。
JP5333485A 1985-03-19 1985-03-19 水中フエンス Pending JPS61216917A (ja)

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JP5333485A JPS61216917A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 水中フエンス

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JP5333485A JPS61216917A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 水中フエンス

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JPS61216917A true JPS61216917A (ja) 1986-09-26

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ID=12939839

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JP5333485A Pending JPS61216917A (ja) 1985-03-19 1985-03-19 水中フエンス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6558075B2 (en) 2001-05-10 2003-05-06 Beach Reclamation, Inc. Permanent and semi-permanent groyne structures and method for shoreline and land mass reclamation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6558075B2 (en) 2001-05-10 2003-05-06 Beach Reclamation, Inc. Permanent and semi-permanent groyne structures and method for shoreline and land mass reclamation

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