JPS6121614Y2 - - Google Patents

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JPS6121614Y2
JPS6121614Y2 JP3820184U JP3820184U JPS6121614Y2 JP S6121614 Y2 JPS6121614 Y2 JP S6121614Y2 JP 3820184 U JP3820184 U JP 3820184U JP 3820184 U JP3820184 U JP 3820184U JP S6121614 Y2 JPS6121614 Y2 JP S6121614Y2
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annular
cooling
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passage
driven member
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JP3820184U
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JPS59163236U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は一対の連結主体にて形成された間隙
に磁性粒子を充填し、これに磁界を与えることに
よつてトルクの伝達を行なう磁性粒子式連結装置
で、特にその冷却の構造に関するものである。
この種の連結装置は摩擦板式連結装置に比して
数多くの特長を持つているが、中でも励磁電流の
みでトルク制御ができ熱容量的に許す範囲では連
続スリツプで使用可能という卓越した特性をもつ
ている。しかし自然空冷のみでは連続スリツプで
使用出来る範囲が限定されるので水等の冷却媒体
による冷却方法が提案されている。
以下、水冷式の従来装置を第1図に示し説明す
る。この第1図に於ける磁性粒子式電磁連結装置
は一対の連結主体の一方を固定してブレーキとし
たものである。図に於て、1はステータ、2はこ
のステータ1に内蔵された環状の励磁コイル、3
はボルト(図示せず)にてステータ1に固定さ
れ、このステータ1を支承する入力側ブラケツト
で、ベアリング5,6を介して回転軸7を回転自
在に支承している。8はベアリング5,6の移動
を阻止するベアリング押え、9はスペースカラ
ー、10は回転軸7に固着された第2の連結主体
であるドライブメンバ、11はこのドライブメン
バ10にボルト(図示せず)にて固定されたプレ
ート、12はステータ1と後述するドリブメンバ
とを連結する出力側ブラケツトでボルト(図示せ
ず)によつて固定されている。13はこの出力側
ブラケツト12にボルト(図示せず)によつて固
定されたドライブメンバ10の内側に設けられた
第1の連結主体であるドリブンメンバ、13a,
13bはこのドリブンメンバ13に設けられ後述
する冷却媒体、この場合、水が通る給入路、及び
排出路で、13cはこれら給入口13aと排水口
13bとに連通する環状通路である。14はドラ
イブメンバ10の内側とドリブンメンバ13の外
周とで構成された筒状の間隙に封入されている磁
性粒子、15は上記環状通路13c内を強制的に
移動させられる冷却媒体である冷却水である。
次に、上記従来装置の動作を説明する。図示し
てない駆動源に結合された回転軸7が回転されド
ライブメンバ10が回転している時、ステータ1
に内蔵された励磁コイル2を給電装置(図示せ
ず)により励磁すれば図中の点線に示す如く磁束
φが発生し、その磁路の一部である磁性粒子14
が回転しているドライブメンバ10とドリブンメ
ンバ13の間で固化して鎖状に結合し、ドライブ
メンバ10は回転軸7と共に停止されるが、若く
は制動されながら回転する。このスリツプにより
摩擦熱が発生し、この摩擦熱によりドライブメン
バ10、磁性粒子14、ドリブンメンバ13が非
常に加熱される。この摩擦熱を吸収するために冷
却水15が給入口13aから導入されドリブンメ
ンバ13の外周部に設けられた環状通路13c内
を充満流通させられ、排水口13bから排出され
る。
而して、この冷却水15によつてドリブンメン
バ13の外周部が冷却され、それによりドライブ
メンバ10、磁性粒子14も冷却されるためその
近傍の温度は下げられるのである。
しかしながら、上述した従来装置はドリブンメ
ンバ13が磁気回路の一部を形成するために、む
やみに環状通路13cの径を大きくし、摩擦熱の
発正源に接近させることができず。そのため充分
ドリブンメンバ13を冷却することができない。
その結果、ドリブンメンバ13、ドライブメンバ
10が非常に高温になり、磁性粒子14が酸化、
焼結して結合媒体として作用をしなくなる欠点が
ある。
この考案は、上記欠点を除去せんとするもの
で、第1の連結主体の外周面近傍に複数の環状通
路を設けるとともに、これら環状通路間を連結す
る軸方向に形成された複数の連結通路を設け、こ
れらに冷却媒体を流すことにより、磁気回路には
ほとんど悪影響を与えることなく、摩擦熱の発熱
源が冷却でき、発熱部が効率よく冷却でき、その
結果トルク特性にほとんど変化を与えず熱容量を
増大せしめることを目的とした磁性粒子式電磁連
結装置を提供するものである。
以下、第2図に示す実施例について説明する。
第2図に於て、13d,13eはドリブンメンバ
13に設けられた冷却水15を後述する冷却通路
に均一に充満流通させるためにドリブンメンバ1
3の両端に設けられた環状通路、13fはドリブ
ンメンバ13の外周面近傍に軸方向に設けられた
複数の冷却通路である。
次に動作について説明する。回転軸7がドライ
ブメンバ10を回転させ、励磁コイル2を励磁す
ると磁性粒子14が固化してドライブメンバ10
は停止するか、制動されながら回転を続ける。そ
れにより摩擦熱が発生し、ドライブメンバ10、
ドリブンメンバ13、磁性粒子14が加熱され
る。この加熱による各部の熱は給入口13aから
冷却水15が給入され一旦環状通路13dを介し
て、冷却通路13fに導かれることによつて冷却
され、熱を吸収した冷却水15は環状通路13e
を通つて、排水口13bから排出される。上述の
如き冷却通路13fをドリブンメンバ13の軸方
向に全周にわたり複数形成すれば、発熱源から冷
却通路への距離を非常に小さくすることができる
と共に磁気回路に悪影響を与えることもなく高い
効率で発熱部を冷却することができる。従つて小
量の冷却水15で、磁性粒子14の酸化、焼結が
防止でき、更に冷却通路13fの断面積即ち冷却
水15の通流面積を小さくできるため、磁気的に
飽和する部分ができないため、磁性粒子式連結装
置の特長であるトルク特性を損うことが無い利点
がある。
尚、以上の実施例は磁性粒子式連結装置として
ブレーキ装置について説明したが、他の応用とし
てクラツチ装置に於ても同様であり、この場合は
ドリブンメンバ13をベアリングで支承して回転
自在にすればよい。
以上の様に、この考案は第1の連結主体の外周
面近傍に複数の環状通路を設け、これら環状通路
間を連結する複数の連結通路を軸方向に設け、こ
れらに冷却媒体を流すようにしたので、第1、第
2の連結主体及び磁性粒子が効率よく冷却され、
その結果、磁性粒子式連結装置の特長であるトル
ク特性も十分満足したものが得られると共に飛躍
的に熱容量を増大できる。また、冷却媒体通路は
軸方向に複数形成したので、外周面近傍に設けて
も励磁コイルから第2の連結主体及び第1の連結
主体への磁気回路へは影響がなく、それにまして
冷却媒体通路は各連結主体の連結面部に非常に近
接して設けられているので少ない冷却媒体及び少
ない冷却媒体通路によつて十分なる冷却能力が得
られる顕蓄なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来装置を示す連結装置の断面図、
第2図は、この考案の一実施例を示す連結装置の
第1の連結主体の断面図、第3図は第2図装置の
−線による部分断面図である。 図に於て、1はステータ、2は励磁コイル、7
は回転軸、10はドライブメンバ、13はドリブ
ンメンバ、13aは給入路、13bは排出路、1
4は磁性粒子、15は冷却水、13d,13eは
環状通路、13fは連結通路である。尚、各図中
同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の連結主体、この第1の連結主体の外周面
    に環状の間隙を持つて配設された第2の連結主
    体、上記間隙に収納された磁性粒子、この磁性粒
    子を磁化することによつて上記各連合主体間に連
    結トルクを与える励磁コイルを備えたものにおい
    て、上記第1の連結主体の外周面近傍に形成した
    複数の環状通路及びこれら環状通路間を連結する
    軸方向に形成された複数の連結通路を備え、上記
    環状通路及び連結通路に冷却媒体を流すようにし
    た磁性粒子式電磁連結装置。
JP3820184U 1984-03-15 1984-03-15 磁性粒子式電磁連結装置 Granted JPS59163236U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3820184U JPS59163236U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 磁性粒子式電磁連結装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3820184U JPS59163236U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 磁性粒子式電磁連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59163236U JPS59163236U (ja) 1984-11-01
JPS6121614Y2 true JPS6121614Y2 (ja) 1986-06-28

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ID=30168874

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JP3820184U Granted JPS59163236U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 磁性粒子式電磁連結装置

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JPS59163236U (ja) 1984-11-01

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