JP2526058Y2 - 電磁パウダブレーキの冷却装置 - Google Patents

電磁パウダブレーキの冷却装置

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JP2526058Y2
JP2526058Y2 JP5644190U JP5644190U JP2526058Y2 JP 2526058 Y2 JP2526058 Y2 JP 2526058Y2 JP 5644190 U JP5644190 U JP 5644190U JP 5644190 U JP5644190 U JP 5644190U JP 2526058 Y2 JP2526058 Y2 JP 2526058Y2
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air
input shaft
wall
blower
axis
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廣 間地
博由 山路
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電磁パウダブレーキに関し、特に電磁パウ
ダブレーキの冷却装置に関する。
〔従来の技術〕
電磁パウダブレーキはスリップ時のトルクが一定であ
るという顕著な特徴があるために、連続スリップ使用な
どにおいても安定した制御性が得られるが、摩擦型式と
異なり連続すべり使用による発生熱を効率よく冷却する
のが最大の課題とされていて、冷却方式は冷却効果が良
好である反面、配管、漏水、結露等が発生し易い欠点が
あった。
そこでこれらの欠点を有しないものとして、第3図に
示すように、入力軸4に対し軸方向の反対側のブラケッ
ト2に取り付けられて強制的に風を送るブロア1と、入
力軸4に対し相対的回転が可能なブラケットにより支持
されて、ロータ3の外周に対し所定の隙間を保って固定
されたシリンダ5に対し、その軸方向外側で前記ブロア
1とシリンダ5の中間に配置され、シリンダ5を冷却す
る冷却フィン5aと、前記ロータ3と軸心部において密着
し前記ブロア1に向かって延在し、冷却フィン3bをも備
えて高熱伝導能力を持つヒートパイプ3aとを備えて、フ
ィールド部7と、それを保持するブラケット2と9を冷
却する空冷式の冷却装置が考案された。
〔考案が解決しようとする課題〕
第3図に示す上記の冷却装置は、ヒートパイプ3aとそ
のフィン3bのみであり、冷却風の流れはブロア1からフ
ィン3bを通過し、やや斜めに半径方向外方に流れる単一
の空気流Kのみであるため、作動部で発生した熱は、ブ
ラケット2を伝わりフィールド部7を熱し、コイル6に
生ずるジュール熱も加わるため冷却能力が不十分で、ス
リップ工率は水冷却方式に及ばない欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案では、第1図及び第2図に示すように、入力軸
と反対側の端部のブラケット2を2重壁構造とし、その
外壁2aと内壁2bとの間の空間をぼ半径方向に延在する複
数個の通路2cと、この通路2cに連続する半径方向外端部
の出口の部分を軸にほぼ平行な窓2dとして、これらの通
路2cと窓2dを、ブロア1からの空気の流れを半径方向で
外側と内側に分けた場合に外側の流れとなる第1の空気
分流Aの通路とした。
一方、内壁2bの内側の空間を、従来技術の空気流Kと
ほぼ同様に、ヒートパイプ3aとフィン3b、ロータ3、フ
ィールド部7aを冷却するための内側の第2の空気分流B
の通路とした。
これに加え、フィールド部7aの半径方向内周面7bに軸
線X−Xに平行に延在する複数個の導風溝10と、入力軸
側ブラケット9のこの導風溝10に対応する位置に、窓11
を設けて第3の空気分流Cを形成し、従来の技術で単一
の空気流れを3つの流れに分流することにより冷却能力
を増大して上記の課題を解決した。
〔作用〕
第1図及び第2図を参照すると、第1の空気分流Aは
ブラケット2a及びフィールド部7aを、第3の空気分流C
はフィールド部の外表面7a、シリンダ5及びブラケット
9aを冷却する。
一方ブロア1の中心付近の第2の空気分流Bはヒート
パイプ3aのフィン3bとブラケット2bを介してロータ3と
フィールド部7aの外表面を、それぞれ、冷却する。
従って、ロータ3、シリンダ5に発生する摩擦熱とジ
ュール熱およびフィールド部7aに発生するジュール熱
は、3つの空気の流れにより冷却され、水冷却方式と同
等のスリップ工率を得て許容仕事量を向上させる。
〔実施例〕
本考案による電磁パウダクラッチ・ブレーキの冷却装
置の一実施例を半体断面図で第1図に、第1図のII-II
断面図と第2図に示している。
ブロア1が取り付けられるブラケット2の外壁2aの内
側に沿って、半径方向に複数個の空気分流Aの通路2cが
設けられ、その出口の窓2dはフィールド部7aに対向し、
窓2dから流出する第1の分流Aは電磁パウダクラッチ・
ブレーキの軸線X−Xにほぼ平行してフィールド部7aの
外側を冷却する。
ブロア1の中心部付近の流れBは、内壁2bとシリンダ
の冷却フィン5aの間を通過し、ブラケット2の内壁2bの
内周面に沿って半径方向外方に流れる第2の分流Bと、
冷却フィン5aの半径方向外端に沿って、フィールド部7a
の内周に設けられ、円周方向に隔置された複数の導風溝
10内を軸線X−Xに平行して流れる第3の分流Cとに分
岐される。
この分流Cは、フィールド部7aの内表面7bに軸線X−
Xに平行に設けられた複数個の導風溝10とフィールド部
7aとシリンダ5との間の細隙8とを通り、入力軸側のブ
ラケット9の導風溝10に対応する位置に設けられた窓11
を通ってフィールド部7aの内側、シリンダ5の外周、及
びブラケット9を冷却する。
一方空気の主流は、従来通りヒートパイプ3aとフィン
3bを介してロータ3を冷却した後、前述した第2の分流
Bと第3の分流Cとに分岐され第2の分流Bは、従来通
りブラケット2bを介してフィールド部7aの外周部を冷却
する。
〔考案の効果〕
上記のように、ブラケット2の外壁2aと内壁2bの間に
分流Aの通路2cと窓2dを設けて、フィールド部7aの外側
を冷却し、主流は従来通りロータ3、シリンダ5を冷却
した後分岐されて分流Bはフィールド部7aの外周部を冷
却し、一方、主流から分岐した分流Cが通る複数の導風
溝10をフィールド部7aに、また窓11を入力軸側のブラケ
ット9に設けて入力軸側のフィールド部7aの内側及びシ
リンダ5の外周を冷却する。
このように、フィールド部7a外側のみでなくフィール
ド部7aの半径方向内側及びシリンダ5の外周との冷却が
可能になり、これにより水冷却方式と同等のスリップ工
率が得られ、許容仕事量を向上させる効果があり、しか
も配管、漏水、結露等の心配がないので従来より一層広
い用途に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による冷却装置を備えた電磁パウダブレ
ーキの一実施例を示す部分断面半体図、 第2図は第1図のII-II断面図、 第3図は従来の冷却装置を備えた電磁パウダクラッチ・
ブレーキの部分断面半体図である。 (符号の説明) 1……ブロア、2……ブラケット、2a……外壁、2b……
内壁、2c……分流通路A、2d……窓、3……ロータ、3a
……ヒートパイプ、3b……フィン、4……入力軸、5…
…シリンダ、5a……フィン、6……フィールドコイル、
7,7a……フィールド部、7b……内表面、8……細隙、9
……ブラケット、10……導風溝、11……窓。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力軸と、の入力軸の軸方向反対端に配置
    された冷却空気用のブロアと、このブロアの吹出し口に
    対面した軸方向内側で軸心の回りに配置され、その外周
    に冷却フィンを有するヒートパイプと、前記入力軸の側
    とブロアの側とのそれぞれに、軸心から半径方向外方に
    立上がって設けられたブラケットと、これら両側のブラ
    ケットに挟まれた状態で軸心の回りに回転不能に支持さ
    れたロータと、その外周のフィールド部と、前記ロータ
    の半径方向外周面に対し、電磁粉体を介して、無非励磁
    状態では相対回転可能に配置され、前記入力軸のブラケ
    ットの空気吐き出し口の手前まで延在するシリンダと、
    このシリンダの前記ブロア側の外側端面に装着され、前
    記ロータおよびシリンダを冷却する冷却フィンとを含ん
    で成る電磁パウダブレーキにおいて; 前記ブラケットの前記ブロアに接続される部分は外壁と
    内壁とから成る2重壁構造にされ、前記外壁の半径方向
    外側端は軸線に平行に入力軸側に曲げられ、 前記内壁の半径方向外方部はフィールド外周部を直接冷
    却する位置まで延び、 前記フィールド部の内周には、軸線に平行に円周方向に
    隔置され前記ブロア側から入力軸側に通ずる冷却空気の
    通路としての複数の導風溝が開けられ、 前記冷却フィンは、軸方向には前記ブラケットの内壁
    と、前記のシリンダおよびロータとの間に、半径方向に
    は前記導風溝の流入域まで延在されて、 前記ブロアから吐出される空気が前記ブラケットの外壁
    と内壁の間の空隙を半径方向外方に流れて、半径方向最
    外側に至って軸線に平行に流れの方向を変える第1の空
    気分流と、 前記内壁の内周とヒートパイプの間を半径外方に流れる
    第2の空気分流と、 前記第2の空気分流の軸方向内側の部分が軸線に平行に
    流れの方向を変え、フィールド部の内周面に設けられた
    前記複数の導風溝に沿って前記入力軸側のブラケットに
    開けられた出口から流出する第3の分流と、 を形成し、前記ロータと、シリンダと、フールド部の内
    部と外表面とが効率よく冷却されることを特徴とする電
    磁パウダブレーキの冷却装置。
JP5644190U 1990-05-31 1990-05-31 電磁パウダブレーキの冷却装置 Expired - Lifetime JP2526058Y2 (ja)

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JP5644190U JP2526058Y2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 電磁パウダブレーキの冷却装置
US07/706,335 US5178582A (en) 1990-05-31 1991-05-28 Electromagnetic powder coupling device
DE69104125T DE69104125T2 (de) 1990-05-31 1991-05-30 Kupplungsvorrichtung mit elektromagnetischem Pulver als Wirkstoff.
EP91304899A EP0459804B1 (en) 1990-05-31 1991-05-30 Electromagnetic powder coupling device
DE69119096T DE69119096T2 (de) 1990-05-31 1991-05-30 Kupplungsvorrichtung mit elektromagnetischem Pulver als Wirkstoff
EP93113325A EP0573079B1 (en) 1990-05-31 1991-05-30 Electromagnetic powder coupling device

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JPH0417686U JPH0417686U (ja) 1992-02-13
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