JPS61215248A - 射出成形用組成物 - Google Patents

射出成形用組成物

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JPS61215248A
JPS61215248A JP60057949A JP5794985A JPS61215248A JP S61215248 A JPS61215248 A JP S61215248A JP 60057949 A JP60057949 A JP 60057949A JP 5794985 A JP5794985 A JP 5794985A JP S61215248 A JPS61215248 A JP S61215248A
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parts
volume
injection molding
ceramic
wax
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JP60057949A
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仲 克
幹雄 酒井
尚登 広崎
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、セラミックス材料からな゛る部品を射出成
形によって成形するのに使用される射出成形用組成物に
係り、特に大型・厚肉部品の製造に適した射出成形用組
成物に関するものである。
(従来の技術) 近年、軽量でかつ耐熱性、耐摩耗性、耐食性等に優れた
セラミックス材料の各種構造部品への適用が盛んに研究
されている。このようなセラミックス材料からなる部品
の成形に際しては、ラバープレス法、金型成形法、泥漿
鋳込み法などがあるが、特に量産品の成形に対しては射
出成形法が適しており、このような射出成形に適するセ
ラミックス系の射出成形用組成物の開発が望まれている
従来、セラミックス部品の成形に適する射出成形用組成
物としては、例えば、セラミックス粉末100重量部に
対して、分子量5000〜120000のアタクチック
ポリプロピレン(A P P)を8〜30重量部添加し
たもの(特開昭51−29170号、米国特許第400
0110号)やポリエチレンワックスとモンタン系ワッ
クスを併用したもの(西独特許第1268202号)な
どの種々のものが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、射出成形を利用したセラミックス部品の製造
方法は、前述したように、とくに自動車部品のように複
雑な形状を有しかつ大量生産される部品の製造に適した
ものとして有望であるが、前記した従来の射出成形用組
成物を用いたとしても成形および脱脂工程において種々
の問題があり、製造可能なセラミックス部品の寸法、形
状。
肉厚などに制限が生じているのが現状である。
すなわち、大型Φ複雑形状でかつ厚肉部を有するセラミ
ックス部品を射出成形によって成形しようとする場合に
は、凝固収縮による引けや、温度低下と圧力伝達不足に
よる溶着不良などが生じ、成形工程において欠陥のない
健全な成形体が得難いという問題を有している。また、
成形工程において、成形方法、I#、形条件、有機バイ
ンダ組成の最適化をはかることによって例え欠陥のない
成形体が得られたとしても1次の脱脂工程において有機
バインダの化学的・物理的変化(例えば、軟化、溶融、
揮発・分解、酸化反応、架橋反応など)を生じやすいた
めに、健全な脱脂体を得るのが困難であった。
このため、厚肉部品であっても脱脂が可能となるセラミ
ックス射出成形用組成物の検討(例えば、特開昭52−
117909号、特開昭54−95816号、特開昭5
5−23097号、特開昭59−35058号など)や
、脱脂工程の改良(例えば、特開昭57−17468号
、特開昭59−141482号など)が種々行われてい
るが、それでも脱脂可能な肉厚には限界が存在する。
また、上記問題点の回避のため、部品を分割して成形し
、その後の工程で接合一体化する方法の検討(例えば、
特開昭57−88201号、特願昭58−115949
号)も行われているが、製造工程が複雑になるためにコ
ストが割高になる点と、接合部の強度・信頼性が確保し
にくい点が問題として残っているのが実情であり、した
がって、大型・複雑形状の厚肉部を有する部品が一体で
成形でき、かつ脱脂できるようなセラミックス部品用の
射出成形用組成物の出現が待望されていた。
この発明は、上述した従来の問題点および要望に鑑みて
なされたもので、従来のセラミックス部品用の射出成形
用組成物にあっては、その構成成分が、セラミックス粉
末55〜62容積%、有機バインダ38〜45含積%と
有機バインダ量がかなり多く、シかも気孔がないかある
いはあった七しても極めて少なく、その形態は閉気孔と
なっていたため、脱脂工程の特に初期段階で低温揮発分
解成分からの揮発ガスによって亀裂が生じやすいもので
あったという問題点を解消し、小型・単純形状の部品は
もちろんのこと、とくに大型・複雑形状の厚肉部を有す
る部品を一体で成形でき、かつ亀裂等を生じることなく
容易に脱脂することが可能であり、大量生産に適する射
出成形の利用範囲を拡大することができるセラミックス
部品用の射出成形用組成物を提供することを目的とする
ものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明によるセラミックス部品用の射出成形用組成物
は、分散性の優れたモンタンワックス系エステルワック
スを用い、さらに好ましくはこれにアミドあるいはアミ
ン系のワックスもしくは界面活性剤を併用し、有機バイ
ンダ量を低減させた射出成形可能な粘度を有する配合組
成物に発泡剤コンセントレートを添加し、より好ましく
は10gm径以下0気孔を8容積%以上含有させて揮発
ガスの飛散を容易ならしめるようにしたものであり、そ
の構成は、平均粒子径0.2〜0.81Lm、比表面積
6〜23m2/gのセラミックス粉末100容積部に対
して、ポリオレフィン系の熱可塑性樹脂もしくはワック
スの1種以上24〜31容積部と、モンタンワックス系
エステルワックス6〜16容積部とを混合してなる組成
物に、前記セラミックス粉末に対して、粘度低減剤1.
5〜1O15容積部と気孔形成剤としての発泡剤コンセ
ントレート3〜17容積部とを混合してなり、かつ添加
有機材料の総量が40〜60容積部であることを特徴と
している。
以下、上記構成要素割合および微視的形態を得るための
手法の詳細を、(1)組成物の配合割合、(2)混線体
中に生ずる気孔、に分けて説明する。
(1)組成物の配合割合 (A)セラミックス粉末 セラミックス粉末の組成物に占める配合割合の上限は後
にデータをもとに説明するように68容積%から71容
積%の8間であり、これはセラミックス粉末の粒度によ
って変化する。すなわち、68容積%は比表面積23m
2/gのセラミックス粉末に対応し、71容積%は比表
面積6m2/gのセラミックス粉末に対応する。そして
、71容積%を超えるセラミックス粉末量は1通常用い
られる粉末粒度(比表面816〜23m2/g)におい
て組成物の混線が不能となるため使用できない、また、
当然のことながら、セラミックス粉末の配合割合の上限
は、用いる有機バインダの種類によって変化し、上記の
上限値は分子量too。
以下のワックスを主体とした有機バインダに対するもの
である。他方、配合するセラミックス粉末の下限値であ
る62容積%は、この発明の効果すなわち大型・複雑形
状の厚肉部を有する部品への適用の効果を最大限に発揮
させるために規定したものであって、組成物の流動性を
高めて薄肉部品を成形する場合には62容積%未渦のセ
ラミックス粉末の配合割合のものを用いても十分に良好
な結果が得られることを確認している。
この発明においては、使用する粉末の種類はとくに問わ
ないが1例えば、窒化珪素、窒化アルミニウム、炭化珪
素などの非酸化物系のセラミックスおよびこれらの粉末
に添加する焼結助剤(アルミナ、マグネシャ、セリャ、
イツトリヤ、金属ポロン、炭化ポロン、炭素など)、さ
らには部分安定化ジルコニヤ、サイアロン、スピネルな
ど、緻密な焼結体を得るのにサブミクロンの粉末粒度が
必須である粉末の使用が特に有用である。
CB)有機バインダ 有機バインダの組成物に占める配合割合については、上
記したセラミックス粉末の場合と逆の関係になる。すな
わち、その下限値は29容積%から32容積%の間であ
って、セラミックス粉末の粒度によって変化し、29容
積%は比表面積6m2/gのセラミックス粉末に対応し
、32容積%は比表面積23m2/gのセラミックス粉
末に対応する。そして、29容積%未渦の有機バインダ
量は1通常用いられる粉末粒度(比表面積6〜23m2
7g)において組成の混線が不能となるために使用でき
ない、この有機バインダの配合割合の下限はその種類に
よって変化するが、上記の下限値は分子量tooo以下
のワックスを主体とした有機バインダに対するものであ
る。
本発明者らは、前記のセラミックス粉末の平均粒子径と
比表面積による有機バインダの配合割合の影響を調べた
ところ、次に示すような結果を得た。すなわち、実験に
際しては、平均粒子径と比表面積が異なる種々のセラミ
ックス粉末を用いるとともに、有機バインダとしてポリ
エチレンワックス(ヘキスト社製PE520.分子量2
000)、モンタンワックス系エステルワックス(ヘキ
スト社製ワックスE9分子量800)および粘度低減剤
を用いて、第1表に示す配合割合として、約180℃に
保持したシグマブレード型ブラベンダプラスチコーダに
入れて混練し、その際の混線トルク定常値を測定した。
その結果を第1表に示す。
第1表に示す結果から、比表面積am2/gの粉末では
有機バインダ量の下限がセラミックス粉末lOO容積部
に対して41.5容積部(約29容積%)であること、
および比表面積23m2/gの粉末では有機バインダ量
の下限がセラミックス粉末100容積部に対して46.
5容積部(約32容積%)であることが判明した。
なお、配合する有機バインダの上限値である38容積%
は、この発明の効果すなわち大型・複雑形状の厚肉部を
有する部品への適用の効果を最大限に発揮させるために
規定したものであって、組成物の流動性を高めて薄肉部
品を成形する場合には3B容積%を超える有機バインダ
の配合割合としても十分に良好な結果が得られることを
確認している。
上記した有機バインダとしては、次の■〜@に示す成分
からなるものが使用される。
■ 射出成形体に強度と可撓性とを付与し、脱型時およ
fハンドリング時に形状を維持させることを主目的に添
加するポリオレフィン系の熱可塑性樹脂もしくはワック
ス この場合、添加量はセラミックス粉末100容積部に対
して24〜31容積部とすることが必要であり、分子量
としては1000から100000の間で自由に選択可
能である。
この発明による射出成形用組成物において、より好まし
いポリオレフィン系の樹脂もしくはワックスとしては、
ポリエチレン系、ポリプロピレン系9石油樹脂および各
種共重合体(エチレン−酢酸ビニル、エチレン−アクリ
ル酸エチル、エチレン−プロピレンなど)が挙げられる
。これらの樹脂およびワックスは大量に生産されており
、入手も容易なものである。
◎ この発明による射出成形用組成物において、セラミ
ックス粉末に分散性を与え、かつ円滑性および外滑性を
与えることを目的に添加するモンタンワックス系エステ
ルワックス この場合、添加量はセラミックス粉末100容積部に対
して6〜16容積部とすることが必要である。
このワックスは、この発明による射出成形用組成物の配
合において、29〜38容積%という低有機バインダ量
を得るのに必須の成分であるが、添加量が6容積部未満
では効果が少なく、また16容積部を超えて添加しても
効果の向上が顕著でないわりに成形体の強度を劣化させ
るので好ましくない。
この発明による組成物においてより好ましいモンタンワ
ックス系エステルワックスとしては、例えばヘキストワ
ックスE(ヘキスト社製)が挙げられるが、金属水酸化
物でけん化させたモンタンワックス系エステルワックス
も、その金属成分がセラミックスに対して無害であるか
あるいは焼結助剤等として有益である場合にはより好ま
しい材料として挙げられる。
上記のへキストワックスEは、 の化学構造を有し、そのエステル基がセラミックス粉末
と良好な親和性を示し、*れた分散性が得られる。
また、金属水酸化物でけん化させたモンタンワックス系
エステルワックスは、 の化学構造を有し、金属(Me)はCa、A見。
Mgなどが一般的に使用されるが、Y、Bなども適用可
能である。そして、これらの金属基はエステル基よりも
セラミックス粉末に対する親和性が良好であり、ヘキス
トワックスEよりも優れた分散性が得られ、一部の金属
基では均一に分散した焼結助剤としてより有効に作用す
る。
Ofmm上モンタンワックスエステルワックスとの相乗
効果により、分散性と滑性を高め、組成物の粘度をより
一層低減させるための粘度低減剤 この粘度低減剤の添加量はセラミックス粉末100容積
部に対して1.5〜10.5容積部である。これは1.
5容積部未満では効果が十分でなく、また、10.5容
積部を超えて添加しても効果の向上が顕著でないわりに
成形体の強度を劣化させるので好ましくない。
そして、前記のモンタンワックス系エステルワックスと
の相乗効果が特に顕著で、この発明による射出成形用組
成物に適する粘度低減剤としては、アミド系あるはアミ
ン系のワックスもしくは界面活性剤が有用であることを
本発明者らは見い出した。
これらアミド系あるいはアミン系の粘度低減剤の作用に
ついて調べたところ、次のような結果を得た。すなわち
、実験に際しては、平均粒子径0.65Bm、比表面積
10m2/gのSi3N4粉末(シュタルク社製H1)
too容積部に対し、ポリエチレンワックス(ヘキスト
社製PE520.分子量2000)31〜41容積部、
モンタンワックス系エステルワックス(ヘキスト社製W
axE、分子量800)13.5〜18.0容積部を、
各種の粘度低減剤とともに約180℃に保持したシグマ
ブレード型プラベングプラスチコーダに入れて混練し、
その際の混線トルク定常値を測定した。この結果を第2
表に示す。
!s2表から明らかなとおり、ポリエチレンワックス(
ヘキストワックスPE520)+モンタンワックス系エ
ステルワックス(ヘキストW a xE)の系に対する
粘度低減効果は、オレイン酸ジェタノールアミド(No
、 5 、7) )アマイドモンタネー) (No、 
8) >オレイン酸ジェタノールアミン(No、 8)
 >ジブチA/7タレート(No、  15〕〉ケン化
エステル(No、 9) >オレイン酸エステル(No
、12)および脂肪酸エステル(No。
to、tgの順となっている。
したがって、従来より脂肪酸エステルはセラミックス部
品射出成形用組成物に対して有用な界面活性剤として知
られているものであるが、この発明による組成物の成分
としては有用ではあるが効果の点では若干物足りないこ
とが判明した。また、オレイン酸ジェタノールアミドの
みを7容積部添加する(No、 7)よりも、オレイン
酸ジェタノールアミド3.5容積部と他の粘度低減剤(
ヘキスト滑剤FAI (No、13)、リカフロPE3
5−M (Ha、14))3.5容積部とを併用する方
が粘度低減効果が顕著であることも判明した。
@ 気孔形成剤である発泡剤コンセントレート 発泡剤コンセントレートの添加量はセラミックス粉末1
00容積部に対して3〜17容積部であるが1発泡剤コ
ンセントレートの約92容積%がポリオレフィン系の樹
脂であり、残り8容積%はアゾジカルボンアミドなどの
発泡剤であるので、発泡剤コンセントレートからの樹脂
分は2.8〜15.6容積部となる。
この発明による射出成形用組成物において、好ましい発
泡剤コンセントレートとしてはポリエチレン系(例えば
、乗和化成工業−製のポリスレンl−0600HL、ポ
リスレンEE−105,ポリスレンEE−106など)
が挙げられる。
この発泡剤コンセントレートからのポリオレフィン系樹
脂も、成形体の形状を維持する役割の一部を担うもので
ある。そして、発泡剤単体(例えば、アゾジカルボン7
ミド粉末)の添加に対する発泡剤コンセントレート添加
の優位性は、微細でかつ均一な空孔が組成物中に導入で
きる点にある。
(2)混線体中に生ずる気孔 気孔は混線体を構成する要素のうちの8〜13容積%を
占める。そして、この気孔の生成過程としては下記の2
種類が挙げられる。
(イ)組成物の有機バインダ量が少ないことに起因し、
本来的に含まれる気孔 (ロ)発泡剤コンセントレート中の発泡成分がガス化す
ることにより組成物中に導入される気孔 上記した気孔の形成量は、発泡剤コンセントレートの添
加量および発泡後の混線時間により任意に調整すること
が可能であるが、一般的な混線時間(15分〜30分)
においては発泡剤コンセントレートが3容積部未満の添
加では気孔形成の効果が少なく、17容積部を超える添
加量では気孔が必要以上に導入されたり1分散性や脱脂
性の調整が困難となったりする。
の気孔は次の工程である射出成形で減少し、射出成形体
中では5〜lO容積%の気孔率となる。
この射出成形体中における気孔の作用は次のようにまと
めることができる。
(a)射出成形体の脱脂過程で生じる有機バインダの揮
発分解ガスの飛散が円滑となる。
(b)射出成形の際の凝固時および脱脂の際の加熱時の
寸法変化(収縮・膨張)が低減される。
(C)成形体中に応力・歪が生じた場合でもそれらが緩
和される。
(d)クラックが発生しても′その進展が阻止される。
(実施例1) 平均粒子径0.651Lm、比表面積10m2/gの5
1.N、粉末(シュタルク社製H1)85重量部、平均
粒子径0.401Lm、比表面積12m2/gのY2O
3粉末(信越化学製S−1)10重量部、平均粒子径0
.601Lm、比表面積9.5m2/gのAlz Oa
粒粉末アルコア社製)5重量部をポリアミド樹脂(ナイ
ロン)製ボットとSi3N4製ボールとを用いてエタノ
ール中で48時間混合した0次いで、この混合物をスプ
レードライヤにて乾燥し、得られた乾燥粉末100容積
部に対して有機バインダ(ポリオレフィン系の熱qWJ
性樹脂もしくはワックス、モンタンワックス系エステル
ワックス、粘土低減剤。
形状強度賦与兼気孔形成剤である発泡剤コンセントレー
ト)を第3表に示す割合で配合したのち。
約180℃に保持したシグマ型ブラベンダプラスチコー
ダに入れて混練し、排出固化した混線体から約1 cm
X l c■Xlc歳の試験片各10個を切り出し、そ
のうち各5個についてアルキメデス法による密度および
油含浸法による開気孔率を測定した。
次に、残り5個の試験片をN2ガス雰囲気中で10℃/
hrの昇温速度にて室温から800℃まで加熱脱脂し、
脱脂体の空隙率を測定した。
続いて、各々の混線体をペレット状に粉砕し。
縦型プランジャ方式の射出成形機によって1cmX1c
層XSc脂の試験片を射出成形した。ここで採用した射
出成形条件は、加熱筒温度180℃、金型温度40℃、
射出圧力800 kgf/am2.保持圧力50 kg
f/am2.保圧時間30秒である。そして、得られた
成形体5個について密度および開気孔率を測定し、さら
に脱脂体(脱脂条件は混線体と同じ)5個について空隙
率を測定した0以上の結果を第3表に示す。
第3表に示す結果か、ら、形状強度賦与兼気孔形成剤で
ある発泡剤コンセントレートの添加により開気孔率が増
加していることが判明した。
次に、上記により得られた射出成形・脱脂体のうち、N
o、21.24.25について各30個を黒鉛抵抗発熱
方式の雰囲気炉内に装入し、窒素ガスを流しながら17
20℃で1時間焼結し、得られた焼結体から3mmX4
mmX36m腸の試験片を切り出して曲げ試験を実施し
た。この結果を第4表に示す。
強度とワイブル係数 (比較例1) 実施例1と同様に、平均粒子径0.65Jj、m。
比表面積10m2/gのSi3N4粉末(シュタルク社
製Ml)85重量部、平均粒子径0.40pm、比表面
積12m27g(1)Y20s粉末(信越化学部S−1
)10重量部、平均粒子径 0.60終m、比表面積9
.5m27gのAn2o3粉末(アルコア社製)5!i
量3部をポリアミド樹脂(ナイロン)製ポットとSI3
N4製ボールとを用いてエタノール中で48時間混合し
た0次いで、この混合物をスプレードライヤにて乾燥し
、得られた乾燥粉末100容積部に対して有機バインダ
(ポリオフィン系の熱可塑性樹脂もしくはワックス、モ
ンタンワックス系エステルワックス、粘土低減剤、形状
強度賦与兼気孔形成剤である発泡剤コンセントレート)
を第5表に示す割合で配合したのち、約180℃に保持
したシグマ型プラベンダプラスチコーダに入れて混練し
、排出固化した混線体から約1 cmX l cmX 
1 amの試験片各10個を切り出し、そのうち各5個
についてアルキメデス法による密度および油含浸法によ
る開気孔率を測定した。
次に、残り5個の試験片をN2ガス雰囲気中で10℃/
hrの昇温速度にて室温から800℃まで′  加熱脱
脂し、脱脂体の空隙率を測定した。
続いて、各々の混線体をペレット状に粉砕し、縦型プラ
ンジャ方式の射出成形機によって1 cmXlc層XS
c腸XSc用を射出成形した。ここで採用した射出成形
条件は、加熱筒温度180℃、金型温度40℃、射出圧
力800 kgf/cm2.保持圧力50 kgf/a
m2.保圧時間30秒テアル、ソシて、得られた成形体
5個について密度および開気孔率を測定し、さらに脱脂
体(脱脂条件は混線体と同じ)5個について空隙率を測
定した0以上の結果を第5表に示す。
第5表に示すように、混線体および射出成形体の開気孔
率は前記実施例1の場合よりも低い値となっていた。
次に、上記により得られた射出成形・脱脂体のうち、勤
、31.34〜39について各30個を黒鉛抵抗発熱方
式の雰囲気炉内に装入し、窒素ガスを流しながら172
0℃で1時間焼結し、得られた焼結体から3■■X4m
mX36■朧の試験片を切り出して曲げ試験を実施した
。この結果を第6表強度とワイブル係数 第4表および第6表に示すように、強度およびワイブル
係数と発泡剤コンセントレート使用の有無とには相関は
認められず、単に強度が射出成形脱脂体空隙率の影響を
受けているだけであることが判明した。
(実施例2) 実施例1で用いた配合組成物のうち、動。
21.25の混線体を用いて、第1図に示す形状のター
ビンロータ1を各20個射出成形した。このタービンロ
ータ1の寸法は、L、=145厘層、L2 =88 層
■*D1  x125mm、  D2  =361膳の
もである。ここで使用した射出成形機としては、縦型の
プランジャ一方式のものを用い、成形条件は力μ熱部温
度180℃、金型温度35℃、射出圧力1 ton f
/cm2  、保持圧力50 kgf/am2.保圧時
間30秒に設定した。また、成形に際して、ゲート設計
はサイドフィンゲートとし、均一な充填が得られるよう
に留意した。ここで得られたセラミックス射出成形体は
、外観上の欠陥は何んち認められなかった。
次いで、得られたセラミックスタービンロータ1の射出
成形体20個を窒素雰囲気中において第れた脱脂体を外
観目視およびX線にて検査した。
この結果、脱脂体の欠陥発生数は第7表に示すものであ
った0次に、得られた健全な脱脂体を黒鉛抵抗発熱方式
の雰囲気炉内に装入し、窒素ガスを流しながら1720
℃まで100℃/hrの昇温速度で加熱し、1720℃
で1時間保持した後炉冷してセラミックス焼結体を得た
。続いて、得られた焼結体について、蛍光探傷法で表面
の欠陥を検査し、30MHzの超音波探傷法で軸部内部
の欠陥を検査し、拡大X線で翼部の欠陥を検査した。こ
の検査により得られた結果を同じく第7表に示す。
第7表に示すように、脱脂体の欠陥発生数および焼結体
の欠陥発生数はいずれもOであった。
(比較例2) 比較例1で用いた配合組成物のうち、陽。
31.35〜39の混線体を用いて、第1図に示す形状
のタービンロータ1を各々20個射出成形した。このタ
ービンロータ1の寸法は、前記実施例2と同じものであ
る。ここで使用した射出成形機としては、縦型のプラン
ジャ一方式のものを用い、成形条件は加熱筒温度180
℃、金型温度35℃、射出圧力1 tonf/ ays
2.保持圧力50kgf/cm2+保圧時間30秒に設
定した。また、成形に際して、ゲート設計はサイドフィ
ンゲートとし、均一な充填が得られるように留意した。
ここで得られたセラミックス射出成形体は、外観上の欠
陥は何んら認められなかった。
次いで、得られたセラミックスタービンロータ1の射出
成形体20個を窒素雰囲気中において第2図に示す昇温
スケジュールにより脱脂し、得らこの結果、脱脂体の欠
陥発生数は第8表に示すものであった0次に、得られた
健全な脱脂体を黒鉛抵抗発熱方式の雰囲気炉内に装入し
、窒素ガスを流しながら、1720℃まで100℃/h
rの昇温速度で加熱し、1720℃で1時間保持した後
炉冷してセラミックス焼結体を得た。続いて、得ら、れ
た焼結体について、蛍光探傷法で表面の欠陥を検査し、
30MHzの超音波探傷法で軸部内部の欠陥を検査し、
拡大X線で翼部の欠陥を検査した。
この検査により得られた結果を同じく第8表に示す・ 第8表に示すように、脱脂体の欠陥発生数および焼結体
の欠陥発生数はいずれも実施例2の場合よりも多いこと
が認められた。そして、第7表および第8表の結果から
、有機バインダ量の低減と発泡コンセントレートの使用
が欠陥発生率の低減に大きく寄与していることが確認さ
れた。
(比較例3) 粘度低減剤の効果を見るため、実施例1で用いたのと同
じ5L3N、“混合乾燥粉末100容積部に対して、住
友エバチー)H4021を17容量部、三井石化ウルト
ゼックス20100Jを14容積部、ヘキス)PE52
0を17容積部、ヘキストワックスEを13.5容積部
を配合したのち、約180℃に保持したシグマ型ブラベ
ンダプラスチコーダに入れて混練した0次いで、この混
練体を用いて実施例2と同じ手法でタービンロータ1を
20個射出成形した。
得られたセラミックス射出成形体は外観上の欠陥は求め
られなかったが、実施例2と同じ脱脂処理を施したとこ
ろ、全数に欠陥が発生した。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明のセラミックス部品
射出成形用組成物は、平均粒子径0.2〜0.84m、
比表面積6〜23m2/gのセラミックス粉末100容
積部に対して、ポリオレフィン系の熱可塑性樹脂もしく
はワックスの1種以上24〜31容積部と、モンタンワ
ックス系エステルワックス6〜16容積部とを混合して
なる組成物に、前記セラミックス粉末に対して、粘度低
減剤1.5〜10.5容積部と気孔形成剤としての発泡
剤コンセントレート3〜17容積部とを混合してなり、
かつ添加有機材料の総量が40〜60容積部であるよう
にしたものであり、射出成形用組成物の有機バインダ量
を低減させると共に発泡剤コンセントレートの添加によ
り微細気孔を導入させたものであるから、小型・単純形
状の部品はもちろんのこと、とく上火型・複雑形状の厚
肉部を有する部品が一体で成形でき、成形後の脱脂時に
亀裂を生じるようなことも全くなく、大型でかつ厚肉部
を有するセラミックス射出成形品を高精度でかつ歩留り
良く製作することが可能であり、大量生産に適する射出
成形の適用範囲を大きく広げることができるという非常
に優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)はこの発明の実施例および比較例に
おいて成形したタービンロータの形状を示す各々正面図
および部分破断側面図、第2図はタービンロータ成形体
の脱脂条件を示す説明図である。 特許出願人   日産自動車株式会社 代理人弁理士  小  塩    金 弟2図 11111 (hr)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒子径0.2〜0.8μm、比表面積6〜2
    3m^2/gのセラミックス粉末100容積部に対して
    、ポリオレフィン系の熱可塑性樹脂もしくはワックスの
    1種以上24〜31容積部と、モンタンワックス系エス
    テルワックス6〜16容積部とを混合してなる組成物に
    、前記セラミックス粉末に対して、粘度低減剤1.5〜
    10.5容積部と気孔形成剤としての発泡剤コンセント
    レート3〜17容積部とを混合してなり、かつ添加有機
    材料の総量が40〜60容積部であることを特徴とする
    射出成形用組成物。
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