JPS6121522Y2 - - Google Patents

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JPS6121522Y2
JPS6121522Y2 JP1981123345U JP12334581U JPS6121522Y2 JP S6121522 Y2 JPS6121522 Y2 JP S6121522Y2 JP 1981123345 U JP1981123345 U JP 1981123345U JP 12334581 U JP12334581 U JP 12334581U JP S6121522 Y2 JPS6121522 Y2 JP S6121522Y2
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JP
Japan
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bearing
fluid retention
fluid
shaft
rotor
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JP1981123345U
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JPS5829102U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は容積型流量計、容積型ポンプ等の容積
型回転機の改良に関する。
従来、例えば第1図及び第2図に示す容積型回
転機が知られている。図において、容積型回転機
の本体となるケーシング12は流入口2と流出口
3が形成され、該ケーシング1内には長径と短径
とからなる一対の楕円歯車4,5が設けられてい
る。該楕円歯車4,5の中心部に軸方向に穿設さ
れた穴には、カーボン材からなる円筒状の軸受
6,7が固着して設けられ、該軸受6,7には穴
8,9が穿設されている。該軸受6の穴8には前
記ケーシング1に固着された軸10が挿通され、
軸受7の穴9にはケーシング1に固着された軸1
1が挿通されて、前記楕円歯車4,5は互いに噛
合し、前記軸10,11を中心に回転可能となつ
ている。また、一方の楕円歯車4の軸受6内には
環状マグネツト12が埋設されている。また、前
記軸10内部には指針軸13が挿入され、該指針
軸13の一端には環状マグネツト12に対向して
マグネツト14が固着され、その他端はケーシン
グ1外に延びて指針が設けられている。
このような従来技術による容積型回転機におい
て、その作動時には流体は流入口2より流入し、
楕円歯車4,5を回転させた後、流出口3より流
出する。この回転により楕円歯車4内に設けられ
た環状マグネツト12も回転し、これによつて生
ずる回転磁界によりマグネツト14が回転し、指
針軸13が楕円歯車4に同期回転して流量を表示
する。
他方、楕円歯車4,5内に組込まれたカーボン
材料の軸受6,7と前記軸10,11との間の回
転面には回転抵抗が生ずるが、この回転抵抗はカ
ーボンの自己潤滑性のため比較的小さい。しかし
楕円歯車4,5の回転数が増加し、高速回転にな
ると回転抵抗が増大し、軸受6,7と軸10,1
1との温度が上昇する。特に、軸10は熱伝導率
の大きい金属ではあるが肉厚が薄く、また該軸1
0の軸内部に存在する空気の熱伝導率が小さく、
さらに軸受6が熱伝導率の小さなカーボン材料で
るため、該軸受6と軸10に発生する熱が放散さ
れにくい。そのため、軸10が高温となり焼付き
現象が生じる欠点があつた。例えば、カーボン材
料の軸受6に対し、軸10にSUS 610を用いた場
合、約900℃で焼付き現象が起る。従つて、この
焼付き現象のため楕円歯車4の回転抵抗が増大
し、回転数が遅くなり、容積型回転機が容積型流
量計の場合、計測誤差を生じるばかりでなく、容
積型ポンプ、ブロワとして使用する場合も流体抵
抗のために軸10、軸受6が損傷、破損してしま
う欠点があつた。
本考案はこのような従来技術の問題点に鑑みな
されたもので、回転子が高速回転した場合におい
ても回転子を回転自在に支持する軸と回転子の軸
受との間の摺動面での焼付き現象をなくし、もつ
て軸、軸受等の損傷、破損等を等止し、これを容
積型流量計として使用したときにも正確な計測を
可能とした容積型回転機を提供することにある。
上記問題点を解決するため、本考案が採用する
構成の特徴は、非円形回転子に設けられた円筒状
の軸受の内周面側に位置して該軸受の軸方向途中
に設けられた流体滞留部と、該流体滞留部に流体
を流入させるため、前記軸受の内周面側に軸方向
に形成され、一端が該軸受の側面に開口し他端が
該流体滞留部に開口した流入路と、前記流体滞留
部から流体を流出させるため、非円形回転子の径
方向に穿設され、一端が該流体滞留部に開口し他
端が該回転子の外周面に開口した流出路とを備え
たことにある。
このように構成することにより、非円形回転子
が回転するとき、該回転子の遠心力によつて流出
路の流出口側の圧力が低くなり、ケーシング内の
流体は流入路、流体滞留部を介して流出路から再
びケーシング内に流出する。この際、吸込まれた
流体が軸受の内周側に形成された流入路、流体滞
留部を流通する間に、当該流体が軸と軸受との間
の摺動面を良好に冷却し、温度上昇による焼付き
現象を防止し、軸、軸受等の寿命を延ばすことが
できる。
以下、本考案の実施例を第3図ないし第5図に
基づき詳細に述べる。
図面において第1図と同一構成要素には同一符
号を付し、その説明を省略するものとするに、楕
円歯車21の中心部にはカーボン材料よりなる軸
受22を固着し、該軸受22の穴23内周面の軸
方向途中には環状の流体滞留部24,25が形成
されている。また26,27は軸受22の穴23
に形成された流入路で、該流入路26,27の一
端は流体滞留部23,24に連通し、その他端は
軸受6の端面に開口して流入口26A,27Aと
なつている。さらに28,29は楕円歯車21に
形成された流出路を示し、該流出路28,29の
一端は流体滞留部24,25に接続され、他端は
楕円歯車21の長径部に開口した流出口28A,
29Aとなつている。
このような容積型回転機において、従来技術の
ものと同様、流入口2から流入した流体により楕
円歯車21,5が回転すると、軸受22に埋設さ
れた環状マグネツト12によりマグネツト14が
指針軸15と同期回転する。
然るに、楕円歯車21が回転すると、その際の
遠心力作用のため、軸10から最も遠い位置に設
けられた流出口28A,29A近くの圧力は、軸
受22に設けられた流入口26A,27A近くの
圧力より低くなる。従つて、流体は流入口26
A,27Aより流入し、流入路26,27、流体
滞留部24,25を介して、流出路28,29を
通り、流出口28A,29Aから流出する。
このようにして流体が軸10と軸受22との間
を流通するため、この流体によつて軸10と軸受
22が冷却され、該軸10は温度上昇による焼付
き現象が防止される。従つて楕円歯車21,5の
回転数が遅くなることがないから、容積型回転機
が容積型流量計の場合、正確な計測ができるばか
りでなく、容積型ポンプ、ブロワとして使用する
場合も回転抵抗のために軸10、軸受22が損
傷、破損することがない。
なお、本実施例においては一対の楕円歯車を用
いた容積型回転機について説明したが、まゆ形の
所謂ルーツ回転子を用いた容積型回転機でもよ
い。また、流入路26,27、流出路28,29
は楕円歯車21の長径部片側に設けたが両側に設
けてもよいものである。
本考案に係る容積型回転機は以上詳細に述べた
如くであつて、下記各項の効果を奏する。
軸受の内周面側に流入路と流体滞留部を、非
円形回転子の径方向に該流体滞留部と連通する
流出路を設けたから、流体が遠心力によつてこ
れらの流路を流通するとき、軸と軸受との間の
摺動面に流体が直接接触して該摺動面を冷却
し、軸の焼付き現象を防止できる。従つて、非
円形回転子は流速に比例して滑らかに回転し、
容積型回転機が損傷、破損することがない。
項に関連して、容積型回転機が容積型流量
計の場合には、回転抵抗が増加しないため、正
確な計測ができ、容積型ポンプ、ブロワとして
使用する場合も軸、軸受が損傷、破損すること
を防止できる。
流入路の流入口を非円形回転子の回転中心近
くに位置して軸受の側面に開口させ、流出路の
流出口を回転中心から最も遠い非円形回転子の
外周面に開口させれば、遠心力作用により回転
数の増加に伴なつて、流入口と流出口の圧力差
が増加して流路を流れる流量が増大するため、
回転数に関係なく軸と軸受の温度上昇を押える
ことができる。
軸受に流体滞留部及び流入路を形成すると共
に、非円形回転子に流出路を形成するのみで、
ケーシング、軸等には何らの変更を加える必要
がないから、容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による容積型回転機の縦断面
図、第2図は第1図中の一方の楕円歯車の長径方
向縦断面図、第3図は本考案に係る容積型回転機
の縦断面図、第4図は第3図中の一方の楕円歯車
の長径方向縦断面図、第5図は第3図における一
方の楕円歯車の斜視図である。 1……ケーシング、5,21……楕円歯車、
7,22……軸受、10,11……軸、24,2
5……流体滞留部、26,27……流入路、26
A,27A……流入口、28,29……流出路、
28A,29A……流出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入口と流出口とを有するケーシングと、該ケ
    ーシング内に設けられ、中心部に軸方向の穴が穿
    設された一対の非円形回転子と、該非円形回転子
    の穴に設けられた筒状の軸受と、該軸受を介して
    前記非円形回転子を回転自在に支持すべく前記ケ
    ーシングに設けられた軸とからなる容積型回転機
    において、前記軸受の内周面側に位置して該軸受
    の軸方向途中に設けられた流体滞留部と、該流体
    滞留部に流体を流入させるため、前記軸受の内周
    面側に軸方向に形成され、一端が該軸受の側面に
    開口し他端が該流体滞留部に開口した流入路と、
    前記流体滞留部から流体を流出させるため、前記
    非円形回転子の径方向に穿設され、一端が該流体
    滞留部に開口し他端が該回転子の外周面に開口し
    た流出路とから構成したことを特徴とする容積型
    回転機。
JP12334581U 1981-08-20 1981-08-20 容積型回転機 Granted JPS5829102U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12334581U JPS5829102U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 容積型回転機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12334581U JPS5829102U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 容積型回転機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5829102U JPS5829102U (ja) 1983-02-25
JPS6121522Y2 true JPS6121522Y2 (ja) 1986-06-27

Family

ID=29917248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12334581U Granted JPS5829102U (ja) 1981-08-20 1981-08-20 容積型回転機

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Families Citing this family (5)

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JPS60157250U (ja) * 1984-03-30 1985-10-19 三洋電機株式会社 記録装置
JPH0323532Y2 (ja) * 1985-04-26 1991-05-22
CN101846072B (zh) * 2010-04-23 2012-11-14 重庆大学 卵形锥齿轮泵
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JPS5644488A (en) * 1979-09-20 1981-04-23 Tokico Ltd Two-shaft positive displacement rotary machine

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JPS5829102U (ja) 1983-02-25

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