JPS6121422Y2

JPS6121422Y2 -

Info

Publication number: JPS6121422Y2
Application number: JP1981057534U
Authority: JP
Priority date: 1981-04-21
Filing date: 1981-04-21
Publication date: 1986-06-26
Also published as: JPS57173174U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案はレコード盤のジヤケツトに関するもの
である。

（従来の技術）従来、レコード盤用ジヤケツトは単に１枚のデ
イスク盤を収容するものか、或いは複数枚収納で
きるものの場合にはブツク状に形成されたものに
限られていた。これに対し、最近実開昭51−
43103号に示されるように、レコードを所要数す
だれ状又はのれん状に連設して成るのが開示され
た。しかし、それはのれん状にするためにレコー
ドジヤケツトをたてに連設したものを吊り棒に補
助具を用いて並べるか、或いは１枚１枚のジヤケ
ツトに連設具を取付けてたてにつなぐものであ
り、上下左右に一体的に連結することは想定され
ていない。そのため数枚のジヤケツトを単に吊り
下げることしかできず、しかも一々連結する必要
があるので組立て設置及び取外し或いは分解が面
倒で、また折畳んで小型となることもない。なお
表面には個々のジヤケツトの印刷面が表わされる
にすぎないからにぎやかにはなるがそれ以上の効
果は期待できない。

（技術的課題）本考案は数枚のデイスク盤を収容するジヤケツ
トを折畳み展開可能に縦横に連設するだけでな
く、展開することにより大形に広がり、全体がひ
とつのポスターとしての機能を発揮する新規な着
想のジヤケツトを提供することを目的としてい
る。

（技術的手段）前記の目的を充足するため本考案はデイスク盤
ａを収容する袋部１を縦方向及び横方向へ複数組
連設した大判のジヤケツト本体２から成り、該ジ
ヤケツト本体２の表面にポスターとなる写真、図
柄又は文字等３を表示し、かつ各袋部１，１を折
目４により折畳み可能に区画すると共に、各袋部
１，１間の縦の折目４に部分的な分離部５を設
け、最上位の袋部１…に掛止手段を少なくとも２
個設け、更に各袋部１に上向き及び又は横向きの
袋口９を設けたものである。

（実施例）以下実施例により本考案の構成を作用とともに
説明する。

第１図乃至第６図に示す実施例においては、シ
ングル盤の小形デイスク盤ａを６枚収容する袋部
１を縦長に２列連続して設けて、ジヤケツト本体
２となし、その表面に人物の顔３を絵で表示した
もので、切込５は中央の折目４の袋部２枚分を施
したもので、かくして第４図に示すように左右の
袋部１の各下段のものを中段のものに重ねるよう
に折曲げ、又左右を背合せに折曲げて第６図に示
すようにビニール袋６に収容したもので、展開す
れば第１図のように顔３がポスターとなり掛止手
段としてその上端に設けた舌片７に掛止孔８を形
成して壁面等任意の箇所に展示できるようにした
もので、袋口９はデイスク盤ａを入れ易くするた
め切抜部１０を設けるものとする。袋口９の方向
は第２図のように全て上向きに限らず、第３図
イ，ロのように横或いは横向きと上向きの併合で
も差支えない。１１はビニール袋の提手を示す。

更に第７図乃至第１２図に示す実施例において
は、６枚の袋部１を横長２段に設けてジヤケツト
本体２を形成したもので切込５は下段２箇所の袋
部の袋口９に施し、第１０図のように下段の袋部
９を上段側に裏側から折込み、その後左右を中間
の袋部に重ねるように交互に折畳み（第１１図参
照）そして止帯１２を折畳んだ本体２に施して止
着したものである。尚第２図及び第８図に示すよ
うに各袋部１には裏面に個々の図柄１３を形成し
てある。又袋口９は全部同方向の横向（第８図）
のほか、第９図イのように全部上向、ロのように
方向を変えた横向き等任意に選定でき、第８図の
舌片７は袋部１の一部を切り起して形成したもの
であり、又、舌片の代りに紐を取付けても良い。

（考案の効果）本考案は以上説明したように数枚のデイスク盤
ａを１枚のジヤケツト本体２に収容でき、折目４
及び分離部５を有することにより折畳むことがで
き小型になるという効果を有するため取扱い上便
利であることは勿論、分離部５は特に縦の折目４
に設けてある結果として、掛止手段による吊下げ
時にジヤケツト本体２はのれん状に安定し、複数
組の袋部１の表面の図柄又は文字等３が集成しジ
ヤケツト本体全体として統一を保つて表示される
から、ジヤケツト本体２を展開すればポスターと
して安定使用でき、壁面等に吊下すれば室内の趣
きを変え、更にデイスク盤ａの取出し収納も容易
にできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るレコード盤のジヤケツトの
実施例を示したもので、第１図は第１実施例の展
開正面図、第２図は裏面図、第３図は袋の口の方
向を変えた例を示す裏面図、第４図及び第５図は
折畳み途上の斜視図、第６図は折畳んでビニール
袋に入れた状態を示す斜視図、第７図は第２の実
施例を示す展開正面図、第８図は同じく裏面図、
第９図は袋口の方向を変えた例を示す裏面図、第
１０図及び第１１図は折畳み途上の斜視図、第１
２図は折畳んで止帯を施した斜視図である。ａ……デイスク盤、１……袋部、２……ジヤケ
ツト本体、３……写真、図柄、文字、４……折
目、５……分離部、７……舌片、８……掛止孔、
９……袋口、１０……切抜部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】 (1) デイスク盤ａを収容する袋部１を縦方向及び
横方向へ複数組連設した大判のジヤケツト本体
２から成り、該ジヤケツト本体２の表面にポス
ターとなる写真、図柄又は文字等３を表示し、
かつ各袋部１，１を折目４により折畳み可能に
区画すると共に、各袋部１，１間の縦の折目４
に部分的な分離部５を設け、最上位の袋部１…
に掛止手段を少なくとも２個設け、更に各袋部
１に上向き及び又は横向きの袋口９を設けたこ
とを特徴とするレコード盤のジヤケツト。 (2) 袋口９はデイスク盤ａの端をのぞかせる切抜
部１０を有する実用新案登録請求第１項記載の
レコード盤のジヤケツト。