JPS61213345A - 静電像現像用キヤリア材 - Google Patents
静電像現像用キヤリア材Info
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- JPS61213345A JPS61213345A JP60055200A JP5520085A JPS61213345A JP S61213345 A JPS61213345 A JP S61213345A JP 60055200 A JP60055200 A JP 60055200A JP 5520085 A JP5520085 A JP 5520085A JP S61213345 A JPS61213345 A JP S61213345A
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- JP
- Japan
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- carrier material
- powder
- carrier
- resins
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ、産業上の利用分野
本発明は静電像現像用キャリア材に関するものである。
口、従来技術
電子写真複写における二成分系現像方法としては、カス
ケード現像法と磁気ブラシ現像法が良く知られている。
ケード現像法と磁気ブラシ現像法が良く知られている。
即ち、帯電、露光により感光体上に作られた静電荷像又
は静電潜像に、キャリアを担体としてトナー粒子を付着
せしめることにより可視像を形成し、これを紙その他の
支持体に転写、定着する方法である。
は静電潜像に、キャリアを担体としてトナー粒子を付着
せしめることにより可視像を形成し、これを紙その他の
支持体に転写、定着する方法である。
現在、一般に鉄粉系キャリアが実用されている。
例えば、特開昭48−51638号公報には、シリコン
(Si)が16重量%以下、アルミニウム(AIりが1
6重量%以下、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、コ
バルト(Co)及びマンガン(Mn)等の不純物が1重
量%以下のFe−3i−A1合金からなるキャリアが示
されている。しかしながら、このキャリアは、基本的に
はFe−3i−AIlの三元系合金からなっているので
、Feに対するSi及びAlの配合量及びこれら量元素
の配合比を相互に決める必要がある。しかも、Fe−3
i −Al微粉末をそのまま粒状に固めたものであるか
ら耐久性が不充分であり、かつ静かさ密度が大きくてキ
ャリア表面を樹脂被覆したときに混合攪拌時の衝撃によ
り被覆樹脂が破壊し易いという欠点もある。
(Si)が16重量%以下、アルミニウム(AIりが1
6重量%以下、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、コ
バルト(Co)及びマンガン(Mn)等の不純物が1重
量%以下のFe−3i−A1合金からなるキャリアが示
されている。しかしながら、このキャリアは、基本的に
はFe−3i−AIlの三元系合金からなっているので
、Feに対するSi及びAlの配合量及びこれら量元素
の配合比を相互に決める必要がある。しかも、Fe−3
i −Al微粉末をそのまま粒状に固めたものであるか
ら耐久性が不充分であり、かつ静かさ密度が大きくてキ
ャリア表面を樹脂被覆したときに混合攪拌時の衝撃によ
り被覆樹脂が破壊し易いという欠点もある。
また、鉄粉のみを焼結してなるキャリアも存在するが、
被焼結粉が30μm以下の如(に小粒径である場合には
透磁率が低下してしまい、現像による画像濃度及び画像
再現性が著しく劣化するという欠点がある。
被焼結粉が30μm以下の如(に小粒径である場合には
透磁率が低下してしまい、現像による画像濃度及び画像
再現性が著しく劣化するという欠点がある。
ハ、発明の目的
本発明の目的は、透磁率が充分に保持され、画像再現性
に優れ、かつ製造の容易なキャリア材を提供することに
ある。
に優れ、かつ製造の容易なキャリア材を提供することに
ある。
二、発明の構成及びその作用効果
即ち、本発明は、2〜20重量%のアルミニウム(Al
)と、実質的に残部を占める鉄(Fe)とからなる静電
像現像用キャリア材に係るものである。
)と、実質的に残部を占める鉄(Fe)とからなる静電
像現像用キャリア材に係るものである。
本発明によれば、キャリア材の組成としてAlを2〜2
0重量%含有せしめているので、Feのみの場合に生じ
る透磁率の低下を防止し、透磁率を高く保持して最高画
像濃度(Dmax )を向上させ、画像(特に細線)再
現性を向上させることができる。焼結等によってキャリ
ア材に作成されるべき磁性粉が特に30μm以下と微細
化される場合には、Feのみの場合に透磁率の低下が顕
著となるので、本発明はそうした微細磁性粉を用いると
きに極めて有効である。
0重量%含有せしめているので、Feのみの場合に生じ
る透磁率の低下を防止し、透磁率を高く保持して最高画
像濃度(Dmax )を向上させ、画像(特に細線)再
現性を向上させることができる。焼結等によってキャリ
ア材に作成されるべき磁性粉が特に30μm以下と微細
化される場合には、Feのみの場合に透磁率の低下が顕
著となるので、本発明はそうした微細磁性粉を用いると
きに極めて有効である。
このためには、Feに対し実質的にAl量のみを決めれ
ば良いので、キャリア材の製造が非常に容易となる。こ
の場合、本発明に従って、AI!含有量を2〜20重量
%に特定することが必須不可欠であり、2重量%未満で
も20重量%を越えても第1図に示す如くに磁化の強さ
く磁界10000 e印加下)が低下してしまうからで
ある。A1が多い分にはよいと考えられるが、あまり多
くて20重量%を越えると却ってFe量が減るためにキ
ャリアの磁気特性が悪くなり、現像性が劣化する。Al
量は更に、4〜16重量%とするのが望ましい。また、
キャリア材中の不純物(C10、NXH,N i、Cr
、、Mn、、Ti、Mo、Cr、W、Zn、Ti等)の
含有量は20重量%以下とするのが望ましい。
ば良いので、キャリア材の製造が非常に容易となる。こ
の場合、本発明に従って、AI!含有量を2〜20重量
%に特定することが必須不可欠であり、2重量%未満で
も20重量%を越えても第1図に示す如くに磁化の強さ
く磁界10000 e印加下)が低下してしまうからで
ある。A1が多い分にはよいと考えられるが、あまり多
くて20重量%を越えると却ってFe量が減るためにキ
ャリアの磁気特性が悪くなり、現像性が劣化する。Al
量は更に、4〜16重量%とするのが望ましい。また、
キャリア材中の不純物(C10、NXH,N i、Cr
、、Mn、、Ti、Mo、Cr、W、Zn、Ti等)の
含有量は20重量%以下とするのが望ましい。
また、本発明のキャリア材は、上記のFe−A/微細磁
性粉を焼結した粒子(平均粒径は望ましくは30〜20
0μm)からなっているのが望ましい。
性粉を焼結した粒子(平均粒径は望ましくは30〜20
0μm)からなっているのが望ましい。
即ち、焼結による場合、キャリア粒子の耐久性が大きく
、かつ適度な多孔性となっていて静かさ密度が小さいこ
とから混合攪拌時の衝撃が小さく、破損や被覆樹脂の破
壊が小さくなる。
、かつ適度な多孔性となっていて静かさ密度が小さいこ
とから混合攪拌時の衝撃が小さく、破損や被覆樹脂の破
壊が小さくなる。
本発明によるキャリア材を製造するには、例えば微細磁
性粉と結合剤とからなるスラリーを霧状化(アトマイズ
)して球状の粒体を形成し、乾燥する工程と;これによ
って得られた乾燥粉を非酸化性雰囲気下で焼結する工程
と;必要な場合には望ましくはこの焼結物表面に絶縁性
材料を被覆する工程とを有する製造方法を採用するのが
望ましい。
性粉と結合剤とからなるスラリーを霧状化(アトマイズ
)して球状の粒体を形成し、乾燥する工程と;これによ
って得られた乾燥粉を非酸化性雰囲気下で焼結する工程
と;必要な場合には望ましくはこの焼結物表面に絶縁性
材料を被覆する工程とを有する製造方法を採用するのが
望ましい。
特に、微細磁性粉、又は微細磁性粉と金属粉もしくは金
属酸化物との混合粉を水と結合剤、もしくは有機溶剤と
結合剤のスラリーとなしたのち、ジェット噴霧もしくは
高速回転円盤面で霧状化し、空中に滞留生乾燥を行って
捕集した後、更に、非酸化性雰囲気下で400〜120
0℃で焼結すること、更に表面に絶縁性材料を被覆する
ことが望ましい。
属酸化物との混合粉を水と結合剤、もしくは有機溶剤と
結合剤のスラリーとなしたのち、ジェット噴霧もしくは
高速回転円盤面で霧状化し、空中に滞留生乾燥を行って
捕集した後、更に、非酸化性雰囲気下で400〜120
0℃で焼結すること、更に表面に絶縁性材料を被覆する
ことが望ましい。
即ち、例えば、平均粒径0.1〜10μmの微細磁性粉
を水又は、アルコール、ケトンなどの有機溶剤に30〜
70重量%混合恐濁してスラリー状とする。
を水又は、アルコール、ケトンなどの有機溶剤に30〜
70重量%混合恐濁してスラリー状とする。
更に、このスラリー中に結合剤として0.5〜5重量%
のポリビニルアルコール、糖類あるいは各種プラスチッ
クスを添加混合する。このスラリーを圧縮して、ノズル
より噴霧するか、又は高速回転する円盤の上へ滴下し遠
心力により噴霧を行うことにより、10〜1000μm
の液滴とする。この液滴は空中を飛行中に表面張力によ
り球形となる。次に、球形となった液滴が、空中に滞留
している間に、適温の熱風を導入して、液滴中の水分あ
るいは有機溶剤を蒸発除去して乾燥すれば、落下捕集さ
れた粉体として微細磁性粉が結合剤で固められた10〜
1000μmの球形粉が得られる。更に、この球形粉を
非酸化雰囲気にある高温焼成炉で400〜1200℃の
温度で焼結すると、結合剤は蒸発し、また、微細粉粒子
間に強固な焼結が生じて、球形粉はキャリアとして充分
な強度に達する。
のポリビニルアルコール、糖類あるいは各種プラスチッ
クスを添加混合する。このスラリーを圧縮して、ノズル
より噴霧するか、又は高速回転する円盤の上へ滴下し遠
心力により噴霧を行うことにより、10〜1000μm
の液滴とする。この液滴は空中を飛行中に表面張力によ
り球形となる。次に、球形となった液滴が、空中に滞留
している間に、適温の熱風を導入して、液滴中の水分あ
るいは有機溶剤を蒸発除去して乾燥すれば、落下捕集さ
れた粉体として微細磁性粉が結合剤で固められた10〜
1000μmの球形粉が得られる。更に、この球形粉を
非酸化雰囲気にある高温焼成炉で400〜1200℃の
温度で焼結すると、結合剤は蒸発し、また、微細粉粒子
間に強固な焼結が生じて、球形粉はキャリアとして充分
な強度に達する。
上記製造工程において、微細磁性粉と水又は有機溶剤、
それに結合剤よりなるスラリー中に他の金属粉あるいは
それらの酸化物を混合することにより、それらが鉄粉粒
子間に均一に分散し、介在した球形のキャリアが得られ
る。添加する金属粉あるいはそれらの酸化物は種類と量
により、磁力、電気抵抗などを自由に調整でき、この様
な製造方法によれば、キャリアとして要求される諸特性
に対し一層広範囲な対応を可能とするものである。
それに結合剤よりなるスラリー中に他の金属粉あるいは
それらの酸化物を混合することにより、それらが鉄粉粒
子間に均一に分散し、介在した球形のキャリアが得られ
る。添加する金属粉あるいはそれらの酸化物は種類と量
により、磁力、電気抵抗などを自由に調整でき、この様
な製造方法によれば、キャリアとして要求される諸特性
に対し一層広範囲な対応を可能とするものである。
また、本発明において、微細な磁性粉、又は微細磁性粉
と金属微細粉又は金属酸化物の混合粉の集合を形成する
に際し、結合剤として高分子及び有機物質を用いれば、
次の焼結によって結合剤が蒸発、除去されるので、キャ
リア材の軽量化に有効である。使用する微細磁性粉の粒
径は平均粒径で30μm以下(例えば10I!m以下、
0.1 μm以上、特に5μm以下、0.5μm以上)
とするのがよく、また焼結に際しては非酸化性雰囲気下
で400〜1200℃好ましくは900〜1050℃で
焼結するのがよい。焼結温度が、400℃未満では焼結
不充分となり易い。
と金属微細粉又は金属酸化物の混合粉の集合を形成する
に際し、結合剤として高分子及び有機物質を用いれば、
次の焼結によって結合剤が蒸発、除去されるので、キャ
リア材の軽量化に有効である。使用する微細磁性粉の粒
径は平均粒径で30μm以下(例えば10I!m以下、
0.1 μm以上、特に5μm以下、0.5μm以上)
とするのがよく、また焼結に際しては非酸化性雰囲気下
で400〜1200℃好ましくは900〜1050℃で
焼結するのがよい。焼結温度が、400℃未満では焼結
不充分となり易い。
また、上記の金属微細粉はニッケルをはじめ、マンガン
、銅、クロム、コバルト、亜鉛等からなっていてよい。
、銅、クロム、コバルト、亜鉛等からなっていてよい。
また、上記の金属酸化物は、アルミナの他、シリカ、酸
化チタン、酸化カルシウム等であってよい。これらは微
細鉄粉に対して重量比で5〜20%混合するのがよ<、
10〜15%混合するのが更によい。
化チタン、酸化カルシウム等であってよい。これらは微
細鉄粉に対して重量比で5〜20%混合するのがよ<、
10〜15%混合するのが更によい。
なお、本発明によるキャリア材は、上記の如き結合剤を
用いずに焼結したものであってもよい。
用いずに焼結したものであってもよい。
上記において、使用可能な結合剤としては、ポリビニル
アルコール、飽和及び不飽和脂肪酸から導かれるポリエ
ステル、アルキルセルロース、ブチラール樹脂、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂等が使用可能であり、分散効果と
結合効果との両方をもつポリカルボン酸塩、ナフタレン
スルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩が好ましい。
アルコール、飽和及び不飽和脂肪酸から導かれるポリエ
ステル、アルキルセルロース、ブチラール樹脂、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂等が使用可能であり、分散効果と
結合効果との両方をもつポリカルボン酸塩、ナフタレン
スルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩が好ましい。
また、スラリー用の有機溶剤としては、メタノ、 −ル
、エタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等の゛ケトン類等が挙げられる。
、エタノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等の゛ケトン類等が挙げられる。
また、キャリア材の表面を被覆する絶縁性材料、特に樹
脂としては、スチレン、p−クロルスチレン、メチルス
チレン等のスチレン類;塩化ビニル、臭化ビニル、フン
化ビニル等のハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、ベンジェ酸ビニル、酪酸ビニル等のビニ
ルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸3
−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロルアク
リル酸メチル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸
エチル、メタアクリル酸ブチル等のα−メチレン脂肪族
モノカルボン酸のエステル類;アクリロニトリル、メタ
アクリロニトリル、アクリルアミド、ビニルメチルエー
テル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルエチルエーテ
ル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニル
へキシルケトン、メチルイソプロペニルケトン等る。こ
の他の樹脂として、エポキシ樹脂、ロジン変性フェノー
ルホルマリン樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂
、ポルビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、スチ
レン−ブタジェン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニル
ホルマール樹脂、メラミン樹脂、ポリカーボネート樹脂
が挙げられる。これらの樹脂は単独で若しくはブレンド
して使用することができる。
脂としては、スチレン、p−クロルスチレン、メチルス
チレン等のスチレン類;塩化ビニル、臭化ビニル、フン
化ビニル等のハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、ベンジェ酸ビニル、酪酸ビニル等のビニ
ルエステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸3
−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロルアク
リル酸メチル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸
エチル、メタアクリル酸ブチル等のα−メチレン脂肪族
モノカルボン酸のエステル類;アクリロニトリル、メタ
アクリロニトリル、アクリルアミド、ビニルメチルエー
テル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルエチルエーテ
ル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニル
へキシルケトン、メチルイソプロペニルケトン等る。こ
の他の樹脂として、エポキシ樹脂、ロジン変性フェノー
ルホルマリン樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂
、ポルビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、スチ
レン−ブタジェン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニル
ホルマール樹脂、メラミン樹脂、ポリカーボネート樹脂
が挙げられる。これらの樹脂は単独で若しくはブレンド
して使用することができる。
このうち、スチレン−アクリル系樹脂(例えばスチレン
−メチルメタアクリレート、スチレン−ブチルメタアク
リレート等)、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジェン樹
脂、ブチラール樹脂、セルロース樹脂等が特に有用であ
る。
−メチルメタアクリレート、スチレン−ブチルメタアク
リレート等)、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジェン樹
脂、ブチラール樹脂、セルロース樹脂等が特に有用であ
る。
また、絶縁性材料のコーティング方法としては、前述し
た樹脂を溶剤に溶解し塗布液を作り、この塗布液をキャ
リア用核体粒子としての鉄粉集合体の表面に塗布する。
た樹脂を溶剤に溶解し塗布液を作り、この塗布液をキャ
リア用核体粒子としての鉄粉集合体の表面に塗布する。
この塗布のためには、浸漬法、スプレー法等を用いるこ
とができるが、特に流動化ベッド法によるのが好適であ
る。この流動化ベッド法は、流動化ベッド装置内におい
て、上昇する加圧ガスにより、核体粒子を平衡高さに迄
上昇浮遊させ、当該核体粒子が再び落下する迄の間に前
記塗布液を上方からスプレーして各粒子に塗布し、これ
を繰り返して所望の厚さの塗膜を形成する方法であり、
この方法により各粒子に均一な塗布を行うことができる
。前記塗布液には相溶性の良い他の樹脂を混合し、熔解
しても良い。
とができるが、特に流動化ベッド法によるのが好適であ
る。この流動化ベッド法は、流動化ベッド装置内におい
て、上昇する加圧ガスにより、核体粒子を平衡高さに迄
上昇浮遊させ、当該核体粒子が再び落下する迄の間に前
記塗布液を上方からスプレーして各粒子に塗布し、これ
を繰り返して所望の厚さの塗膜を形成する方法であり、
この方法により各粒子に均一な塗布を行うことができる
。前記塗布液には相溶性の良い他の樹脂を混合し、熔解
しても良い。
この方法において用いられる溶剤としては、前記樹脂を
溶解するものであればよく、例えばメタノール、エタノ
ール、ブタノール、イソプロパツール等のアルコール類
;メチレンクロライド、ジクロルエタン、トリクロルエ
チレン等のハロゲン化炭化水素類;トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン類;その他テトラヒドロフラン、ジオキサン
等の有機溶剤又はこれらの混合溶剤が用いられる。
溶解するものであればよく、例えばメタノール、エタノ
ール、ブタノール、イソプロパツール等のアルコール類
;メチレンクロライド、ジクロルエタン、トリクロルエ
チレン等のハロゲン化炭化水素類;トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン類;その他テトラヒドロフラン、ジオキサン
等の有機溶剤又はこれらの混合溶剤が用いられる。
絶縁性コーティングキャリアを得るためには、被覆材重
量は0.2〜5.Owt%が適当であり、好ましくは0
□5〜3.0 wt%の範囲が良い。
量は0.2〜5.Owt%が適当であり、好ましくは0
□5〜3.0 wt%の範囲が良い。
本発明のキャリア材は、球形キャリア材内部に多数の気
孔を有し、また、キャリア粒子表面はちょうど滑らかな
面に微粒子を無数配列させた様になっているもの、従っ
て無数の凹凸が観察されるものであるのが望ましい。こ
のため球状でありながら、しかも見掛密度が小さく、有
効面積の大きな特徴をもつキャリアが得られるのである
。この球形キャリア材は第2図の如く粒子内部に適度に
気孔が存在している(気孔率は望ましくは20〜30%
とする。)。
孔を有し、また、キャリア粒子表面はちょうど滑らかな
面に微粒子を無数配列させた様になっているもの、従っ
て無数の凹凸が観察されるものであるのが望ましい。こ
のため球状でありながら、しかも見掛密度が小さく、有
効面積の大きな特徴をもつキャリアが得られるのである
。この球形キャリア材は第2図の如く粒子内部に適度に
気孔が存在している(気孔率は望ましくは20〜30%
とする。)。
なお、本発明のキャリア材は不定形であってもよいし、
球形であってもよい。外見的に球形のキャリア材である
のが望ましい。「外見的に球形」とは、ソノ形状係数が
5.8X10”以上、8.0X10″′2未満であるよ
うな焼結体として定義される。ここで、形状係数は、キ
ャリア1個の投影面積をその投影周囲長の2乗で割った
値として定義し、好ましくは研摩処理をする事によって
より球形化を図ることができる。好ましい形状係数は5
.8X10″′2以上となり、真珠ではほぼ8.0X1
0−2となる。
球形であってもよい。外見的に球形のキャリア材である
のが望ましい。「外見的に球形」とは、ソノ形状係数が
5.8X10”以上、8.0X10″′2未満であるよ
うな焼結体として定義される。ここで、形状係数は、キ
ャリア1個の投影面積をその投影周囲長の2乗で割った
値として定義し、好ましくは研摩処理をする事によって
より球形化を図ることができる。好ましい形状係数は5
.8X10″′2以上となり、真珠ではほぼ8.0X1
0−2となる。
本発明によるキャリア材は、表面に絶縁性材料が被覆(
コーティング)された絶縁性キャリアとすることができ
るが、球形であるとコーティング時の流動性が良いため
にキャリア表面に絶縁性材料が充分に被着されることに
なる。このためコーテイング膜の薄膜化、コーティング
時間の短縮が可能となる上に、コーテイング膜の接着性
が良好であり、かつ潜像電荷のリークがなくて鮮鋭性の
良いトナー像の形成が可能となり、白粉の発生、かぶり
の発生、クリーニング不良もなくすことができる。
コーティング)された絶縁性キャリアとすることができ
るが、球形であるとコーティング時の流動性が良いため
にキャリア表面に絶縁性材料が充分に被着されることに
なる。このためコーテイング膜の薄膜化、コーティング
時間の短縮が可能となる上に、コーテイング膜の接着性
が良好であり、かつ潜像電荷のリークがなくて鮮鋭性の
良いトナー像の形成が可能となり、白粉の発生、かぶり
の発生、クリーニング不良もなくすことができる。
ホ、実施例
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、
以下の実施例は本発明の技術的思想に基づいて種々変更
することが可能である。
以下の実施例は本発明の技術的思想に基づいて種々変更
することが可能である。
災患桝よ
平均粒径25μmのFe 4wt%A1からなる微細
粉20kgに水10kg、ポリビニルアルコール300
gを攪拌混合したスラリーを、5000rpmで回転し
ている円盤上に滴下し、噴霧飛行中の液滴に160℃の
熱風を吹きつけて乾燥して19.5kgの球状粉を得た
。この球状粉を100〜200メソシユに篩分けし、1
2.7kgの試料が得られた。次に、これを水素ガス気
流中で1000℃×60分焼結し、ポーラス焼結体から
なる平均粒径80μmのキャリア材を得た。
粉20kgに水10kg、ポリビニルアルコール300
gを攪拌混合したスラリーを、5000rpmで回転し
ている円盤上に滴下し、噴霧飛行中の液滴に160℃の
熱風を吹きつけて乾燥して19.5kgの球状粉を得た
。この球状粉を100〜200メソシユに篩分けし、1
2.7kgの試料が得られた。次に、これを水素ガス気
流中で1000℃×60分焼結し、ポーラス焼結体から
なる平均粒径80μmのキャリア材を得た。
このキャリア材1 k+rに、スチレン−メチルメタク
リレート樹脂(組成比3ニア)15gをメチルエチルケ
トン300m1中に溶解して得られる塗布液を温度50
℃に設定した流動床型コーティング装置を用いてスプレ
ー塗布し、キャリア材表面に1.0μmの樹脂被覆層を
形成して絶縁性キャリアを製造した。
リレート樹脂(組成比3ニア)15gをメチルエチルケ
トン300m1中に溶解して得られる塗布液を温度50
℃に設定した流動床型コーティング装置を用いてスプレ
ー塗布し、キャリア材表面に1.0μmの樹脂被覆層を
形成して絶縁性キャリアを製造した。
このキャリアを小西六写真工業fill製の複写機U
−Bix 1600用のトナーと混合し、同社製のU
−Bix 4500改造機を用いて20℃、60%RH
でコピーを行った。結果を下記表−1に示したが、Dm
ax及び画像再現性が良好に保持され、20万コピー後
もカブリのない鮮明な画像が得られた。
−Bix 1600用のトナーと混合し、同社製のU
−Bix 4500改造機を用いて20℃、60%RH
でコピーを行った。結果を下記表−1に示したが、Dm
ax及び画像再現性が良好に保持され、20万コピー後
もカブリのない鮮明な画像が得られた。
表−1
実施例1において、Fe 4wt%A1に代えてFe
粉を用い、これを同様に焼結し、キャリアを得た。この
キャリアを同様にコピーテストに供したが、下記表−2
に示すように結果が不良であった。
粉を用い、これを同様に焼結し、キャリアを得た。この
キャリアを同様にコピーテストに供したが、下記表−2
に示すように結果が不良であった。
表−2
実施例1のFe−4wt%Aiの代わりに、Fe−16
wt%A!!に、これ以外の不純物(例えばC10、、
N s HSN ilCr % Co 、、M u %
T t s Z nW% Moなど)が含まれている
磁性粉を焼結し、キャリアを得た。これをコピーテスト
に供したところ、下記表−3の如(に結果が良好である
が、不純物量は20重量%以下がよいことが分かる。
wt%A!!に、これ以外の不純物(例えばC10、、
N s HSN ilCr % Co 、、M u %
T t s Z nW% Moなど)が含まれている
磁性粉を焼結し、キャリアを得た。これをコピーテスト
に供したところ、下記表−3の如(に結果が良好である
が、不純物量は20重量%以下がよいことが分かる。
表〜3
図面は本発明を説明するものであって、第1図はAβ含
有量による磁化の強さを示すグラフ、 第2図は本発明に基づくキャリアの粒子形状を示す顕微
鏡写真(倍率EOO倍) である。
有量による磁化の強さを示すグラフ、 第2図は本発明に基づくキャリアの粒子形状を示す顕微
鏡写真(倍率EOO倍) である。
Claims (1)
- 1、2〜20重量%のアルミニウムと、実質的に残部を
占める鉄とからなる静電像現像用キャリア材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60055200A JPS61213345A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 静電像現像用キヤリア材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60055200A JPS61213345A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 静電像現像用キヤリア材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61213345A true JPS61213345A (ja) | 1986-09-22 |
Family
ID=12992033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60055200A Pending JPS61213345A (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 静電像現像用キヤリア材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61213345A (ja) |
-
1985
- 1985-03-19 JP JP60055200A patent/JPS61213345A/ja active Pending
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