JPS61212455A - 連続式クラツド鋼塊の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の目的〉 産業上の利用分野 本発明は、連続式クラッド鋼塊の製造方法に係り、詳し
くは、生産性が高く、設備的にも簡単で連続的にクラッ
ド鋼塊が製造できる方法に係る。

従　　来　　の　　技　　術 従来から、クラツド鋼板は主として次の方法で製造され
ている。

（１）　ｊｌ板表面への溶接法、 （２）板状材の＠部を溶接等で接合して一体化した後に
圧延する方法 （３）第７図に示す如く鋳物製の鋳型Ｉ中に芯材金属２
を置いて、下注ぎ法によって衣材のｉ″１３を鋳ぐるむ
方法、 しかしながら、これらの方法は何れも製造能率が低く、
製造コストが高騰するのが問題であった。

このため、クラツド鋼板を連続鋳造法を利用してクラッ
ド鋳片を製造することが提案され、口の製造方法は次の
２つに大別される。

（ａ）連続鋳型の中央に固体の芯材金属を挿入し、この
鋳型内に鋳包み金属となる溶湯を注入して中央の芯材金
属を鋳包み、冷却により凝固を図りつつ鋳型下方に引抜
き、クラッド鋳片を得る方法である。

（ｂ）特開昭４９−８４１７号に記載される如く、上・
下に間隔をへだてて二基の連続鋳型を配設し、上部の鋳
型には芯材金属となる溶湯を注ぐ一方、下部の鋳型には
、上部鋳型でｖ：Ｉ造される芯材金属を鋳ぐるむよう、
溶湯を注いで、下部からクラッド鋳片を連続的に引抜く
方法である。

しかしながら、前者（ａ）の方法は芯材金属は固体のも
のが使用されるので、薄肉芯材金属以外はその使用に供
する芯材金属長さが制約され、鋳造長さが限定され、使
用芯材金属長単位にパッチ方式となり、連続鋳造法とい
っても、必ずしも連続化されておらず、生産能率、歩留
り等低い欠点がある。

また、後者（ｂ）の方法は、芯材金属ならびに鋳ぐるみ
金属も全て溶湯で注入され、製造過程は完全に連続化さ
れているため、生産能率は高く、かつ、歩留りも高くな
る利点がある。その反面、上下２つの連続鋳型設備等を
要し、建設コス１〜は美大なもので、全て′Ｐｊ鋼を用
いる連）鋳造方法のために実用化の点で未解決の問題が
多く、各設備等の耐久性、耐熱性、安全性の土からも改
善すべきところが多い。

発明が解決しようとする問題点 本発明は上記のところを、Ｓ・まえで成立したもので、
とくに、前者（ａｌの方法が設備的にも実施化にも支障
がないが、連続化や生産能率の点で問題があるため、こ
れらのところを改善することを目的とする。

〈発明の構成〉 問題点を解決するための 手段ならびにその作用 すなわち、本発明方法は、銅製水冷モールドの連鋳鋳型
の中央に固体の芯材金属を挿入し、その周囲に衣材とし
て溶湯を鋳込んでクラツド材を製造する際に、はじめに
、連鋳鋳型にダミーバーを挿入して衣材としての溶湯を
浸漬ノズルを通して注入し、 これに併せて、連鋳鋳型の上部より中央部に芯材金属を
下向きに供給し、 ダミーバーをピンチロールで所定速度で引抜くと同時に
等速度で芯材金属を下降させつつ供給し。

長さの芯材金属の慢端が鋳込まれたのちに、衣材として
鋳込まれた′ｉｊ５！ｌの頭部に継ぎ金物をセットし、 この継ぎ金物をダミーバーと同等に利用して再度鋳込を
開始すること、 から成って、このように鋳造すると、きわめて連続的に
クラッド鋼塊が製造できる。

なお、このように鋳込まれたクラッド鋼塊は芯材金属が
衣材で完全に非酸化状態で鋳込まれており、これを圧延
すると、高い接着強度が得られる。

そこで、この手段の構成ならびに作用について更に詳し
く説明すると、次の通りである。

なお、第１図は本発明法の鋳込み開始時を断面として示
す説明図であり、第２図、第３図ならびに第４図は芯材
金属の挿入時を示す斜視図、断面図ならびに斜視図であ
り、第５図は継ぎ金物のセットのときを示す断面図であ
り、第６図は再鋳造開始時を示ず断面図である。

まず、鋳造開始のときは、第１図に示す如く、タンディ
ツシュ１がら衣材としての溶湯３を浸漬ノズル８を通し
て、水冷銅製モールド４に注入し、ダミーバー５をピン
チロール６を通じて引扱きを開始し、この際に、浸漬ノ
ズル８からの′；ｆｊｔｊ！３の供給量に基づいて引抜
速度をピンチロール６で調節する。

次に、第２図に示す如く、ピンチロール６の速度と同一
速度で芯材金属２をモールド４内に装入して鋳造を行な
う。この際、第２図に示す如く、浸漬ノズル８を芯材金
１ｉ２の両側にそれぞれ配し、衣材としての溶５！Ａ３
の濁流れを良くすることかできる。なお、第４図に示す
ように、甲−の浸漬ノズル８を使用することもでき、こ
の場合には、モールド４に電磁攪拌装置を配設し、モー
ルド４内に注入された溶５３１３の５１流れを向上させ
るために、旋回流動等を付与することもできる。

また、芯材金属２は第３図に示す如く、タンディツシュ
７に開孔部１４を設け、口の開孔部１４を介してモール
ド４に芯材金属２を供給することができ、この際、芯材
金属２はピンチロール１３によって送り込むことができ
る。なお、芯材金属２は衣材としての溶湯３に鋳包まれ
、モールド４下方に引抜かれてゆくが、このときに、ピ
ンチロール１３によって芯材金１ｉ１２は支持される。

このピンチロール１３は鋳片引抜用ビンチロール６の巾
広速度と同等の速度で駆動してモールド４内に芯材金属
２を装入するが、芯材金属２の先端部が衣材としての溶
湯３の凝固によって鋳包まれた俊、つまり、鋳造の中期
や１麦期では芯材金属２の案内用ガイドの役割りをはた
す。

次に、所定の鋳込長に達したとき、第５図に示す如く、
芯材金ｌ１１２の挿入を中止し、衣材としての溶湯３の
上に継ぎ金物１０をセットし、溶鋼トップの水張りを行
なう。

次に、ピンチロール６を用いてクラッド鋼塊を下降し、
継ぎ金物１０をダミーバーヘッドの如く利用して、第６
図に示す如く、再度注入を開始する。なお、得られたｖ
ｆｌ宛はｌ・−チカツタ９（第５図参照）により芯材金
属の長さ毎の境界面で切断して取出す。

以上のところをくり返すことにより連続的にクラッド鋼
塊が製造できる。この際、芯材金属２をアリ溝又は連結
材を用いて、順次接続し、この芯材金Ｒ２の供給を連続
化して連鋳することも考えられる。しかし、この接続部
分は欠陥部となり、切断除去する口とが必要とされるこ
とから高価な芯材金属２の切り捨てｉｆ発生して好まし
くない。

実施例 第１〜第６図に示す如く、本発明法によって連続的に製
造した場合と、第１図に示す如く、従来の下注造塊によ
って鋳込んだ場合、更に、バッチ的連ｗＩ法で鋳込んだ
場合とを比較して製造能率や製品歩留りを求めたところ
、第１表の通りであった。第１表から明らかな如く、本
発明法がこれらのところで著しく向上していることがわ
かる。

第　　１　　表 〈発明の効果〉 以上詳しく説明した通り、本発明法は芯材金属を衣材の
溶湯で鋳ぐるんで連続鋳造する際に、所定の鋳造毎に継
ぎ金物を介在させて鋳込むため、鋳込クラッドｕＡ１宛
が連続的若しくはそれに近く製造でき、大幅な製造コス
トの低減をはかることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明法の鋳込み開始時を断面として示す説明
図、第２図、第３図ならびに第４図は芯材金属の挿入時
を示す斜視図、断面図ならびに斜視図、第５図は継ぎ金
物のセットのときを示す断面図、第６図は再鋳造開始時
を示す断面図、第７図は従来例の下注造塊鋳込みクラッ
ドｗ４製造方法の説明図である。 符＠１・・・・・・鋳型　　　　　２・・・・・・芯材
金属３・・・・・・衣材の溶’ｔｌＡ　　　４・・・・
・・モールド５・・・・・・ダミーパー　　６・・・・
・・ピンチロール７・・・・・・タンディツシュ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水冷鋼板のモールドの中央部にクラッド用芯材金属を供
   給しつつ、このモールド内に衣材として溶鋼を注入して
   、芯材金属を鋳包んで一体化する際に、芯材金属の後端
   の鋳ぐるみの終了時に、鋳込みを中断して衣材として鋳
   込まれた溶湯上に継ぎ金物をセットし、その後、再び芯
   材金属を衣材としての溶湯で鋳ぐるみ、前記継ぎ金物を
   利用して内外層部の組成の異なるクラッド鋼塊を連続的
   に引抜くことを特徴とする連続式クラッド鋼塊の製造方
   法。