JPS61209170A - ドツトプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば特開昭５１−４０２２１号の印字ハンマ
あるいは特公昭５２−５２５０号のような印字ワイヤ及
びこれらを駆動する駆動手段等を保持したハンマバンク
を印字位置に沿って往復移動させ、この往復移動の過程
で印字するドツトプリンタに関するものである。

［発明の背景】 前記ハンマバンクを印字位置に沿って往復移動させ、こ
の往復移動の過程で前記印字ハンマ等を駆動して印字す
るドツトラインプリンタにおいて、ハンマバンクの質量
及び移動速度が大きいためハンマバンクの慣性力を相殺
するカウンタウェイトを設け、プリンタの振動を極力小
さくする必要がある。

かかるハンマバンク及びカウンタウェイトを逆位相で往
復移動させるために考えられた構成を第３図、第４図を
参照して説明する。

軸受３を介してフレーム２に可回転に支持されたカム軸
１は、従動プーリ７、ベルト９、駆動プーリ１０を介し
でモータ１１により回転駆動される。該カム軸１の後端
にはカム軸１の回転変動を小さくするフライホイール８
が装着されている。

またカム軸１の前端部にはほぼ楕円状の一対のカム５．
６がその長径が互いに直交する如く装着されている。

カム軸１と直角の方向に往復移動可能な如くリニアスラ
イドベアリング４を介してフレーム２に支持され、夫々
カム軸１の上下に設けられた２本の〃イド紬２０．３０
に夫々装着されたほぼＣ字状のスライド２１．３１は前
記カム５．６のカム軸１に対して直角方向の両側に延び
た夫々２本のアームを有している。該アームの先端には
夫々ナツト２３．３３を介してローラ２２．３２が回転
可能に装着されている。上方スライダ２１のアームは、
その一対のローラ２２が夫々第１カム５の後方カム面及
び第２カム６の前方カム面に当接する如（下方に延びて
いる。また下方スライダ３１のアームは、その一対のロ
ーラ３２が夫々第１カム５の前方カム面及び第２カム６
の後方カム面に当接する如く上方に延びている。

スライダ２１．３１の前面にはボルト２４．３４を介し
て夫々上字状のホルダ２５．３５が装着されている。該
ホルダ２５．３５の前方に延びたアームにはブロック２
６．３６を介してハンマバンク４０、カウンタウェイト
５０が装着されている。該ハンマバンク４０は印字位置
に沿って複数個設けられた符号４１で示す印字ハンマ及
び該印字ハンマを駆動する駆動手段を保持している。カ
ウンタウェイト５０の質量は、前記印字ハンマ及びその
駆動手段４１等を含むハンマバンク４０の全質量にほぼ
等しくなるように設定される。

プラテン６０は用紙６１、インクリボン６２を介して前
記印字ハンマに対向するよう印字位置に沿って設けられ
ている。

前記ローラ２２．３２は上記した如くカム５．６の両側
のカム面に当接しているので、カム軸１が回転すると、
スライダ２１．３１は第４図において水平方向に互いに
相反する向きに往復移動する。すなわち、カム５．６が
１回転するごとにスライダ２１．３１は２往復する。従
って、ハンマバンク４０及びカウンタウェイト５０もス
ライダ２１．３１と共に第３図においで紙面と直角の方
向に互いに相反する向きすなわち逆位相で往復移動する
ようになる。この結果、ハンマバンク４０とカウンタウ
ェイ）５０の質量及び加速度が同一なので、互いにカウ
ントバランスされプリンタが振動することはない。

上記した構成によりハンマバンクの往復移動に起因する
プリンタの振動はほとんどなくなるが、以下に示すよう
な新たな問題がある。

上記した如く、ハンマバンク４０及びカウンタウェイト
５０は１８０度位相が異なる往復移動を行い、加速によ
り発生する反作用力を互いに相殺してプリンタ全体が振
動するのを防止している。

しかし、相殺する反作用力はハンマバンク４０及びカウ
ンタウェイ）５０の加速方向だけであって、反作用力に
よる偶力は相殺できない。

第５図は第３図の往復移動部材の質量配置をモデル化し
たもので、ＱＢ、ＭＢはハンマバンク４０の重心、質量
を示す。以下同様にＧ１１ｌ、　ＭＷはカウンタウェイ
ト５０の重心、質量、ＧＳＵ、ＭＳＵはスライダ２１の
重心、質量及びＧＳＬ％ＭＳＬはスライダ３１の重心、
質量を夫々示す。カウンタバランス機構テアルカラ、（
ＭＢ＋ＭＳＵ）＝（ＭＩＩＩ＋ＭＳＬ）テする。

ＧＵはハンマバンク４０、スライダ２１及びホルダ２５
等を含む全体の重心、ＧＬはカウンタウェイト５０、ス
ライダ３１及びホルダ３５等を含む全体の重心を示す。

重心ＧＩＪとＧＬは図から明らかな如く離れている。ハ
ンマバンク４０とカウンタウェイ）５０は上記した如く
紙面と直角の方向で互いに相反する向きに加速するから
、反作用によって偶力が発生する。ハンマバンク４０、
カウンタウェイト５０の加速度をαとすると、発生する
偶力Ｍは次のようになる。

Ｍ＝αＸ（ＭＢ＋ＭＳＵ）ＸＧ［ＩＧＬこの偶力Ｍによ
ってプリンタは、ハンマバンク４０の往復移動周期で加
振されて振動が発生する。

加速度αは往復移動速度の２乗に比例しで増加するか呟
高速プリンタになる程偶力が大きくなり、振動が大きく
なる。このためプリンタの高速化が困難であるという欠
点がある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、前
記偶力をほぼ零となるようにして偶力に起因する振動を
小さくし、以って高速化を可能にすることである。

［発明の概要］ 本発明は、前記重心ＧＯとＧＬ間の距離が小さくなると
偶力が小さくなる点に着目し、ハンマバンク及びハンマ
バンク移動手段の重心を結ぶ線と、カウンタウェイト及
びカウンタウェイト移動手段の重心を結ぶ線とが交差す
る如く、ハンマバンク移動手段及びカウンタウェイト移
動手段の位置を設定するよう工夫したことを特徴とする
ものである。

［発明の実施例１ 第１図は本発明の一実施例を示す図である。

ハンマバンク４０はボルト８４を介して下方スライダ３
１に装着されたホルダ８５にブロック８６を介して装着
されている。またカウンタウェイ）５０はボルト９４を
介して上方スライダ２１に装着されたホルダ９５にブロ
ック９６を介して装着されている。

第２図は第５図同様第１図の構成における往復移動部材
の質量配置をモデル化したもので、ハンマバンク４０の
重心ＧＢとスライダ３１の重心ＧＳＬを結ぶ線とカウン
タウェイト５０の重心ＣＪとスライダ２１の重心ＧＳ［
Ｉを結ぶ線は鉛直方向中央付近で交差している。

従って、ハンマバンク４０．スライダ３１及びホルダ８
５等を含む全体の重心ＧＬとカウンタウェイト５０、ス
ライダ２１及びホルダ９５等を含む全体の重心ＧＯとは
図から明らかな如く非常に接近しており、重心間距離Ｇ
ｔｌＧＬはほぼ零となる。

このため偶力Ｍもほぼ零となる。

すなわち、第１図の如き構成とすると、加速方向におけ
る反作用力を相殺で終ることはもちろんのこと反作用力
による偶力も相殺でき、）九ンマバンク４０の往復移動
速度が高速になっても相殺できるので、プリンタの高速
化が可能となる。

［発明の効果１ 以上のように本発明によれば、偶力に起因する振動をほ
ぼ零とすることができ、プリンタの高速化が可能となる
。また振動を小さくできるので騒音を小さくでき静かな
プリンタとすることが可能となる等の効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明要部の一実施例を示す横断面図、第２図
は第１図の往復移動部材の質量配置をモデル化して示し
た正面図、第３図は本発明以前に提案された要部の横断
面図、第４図は第３図のハンマバンク側から見た側面図
であって、理解し易くするため下方スライダを下げて示
した。第５図は第３図の往復移動部材の質量配置をモデ
ル化して示した正面図である。　図において、１はカム
軸、５．６はカム、１１はモータ、２１．３１はスライ
ダ、４０はハンマバンク、５０はカウンタウェイト、８
５．９５はホルダである。 特許出願人の名称　　日立工機株式会社牙Ｓ口 寸３１刀 ｆ呼因

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 印字位置に沿って並べて設けられた複数個の印字ハンマ
   及び該印字ハンマを駆動する駆動手段等を保持したハン
   マバンクを印字位置に沿って往復移動させ、この往復移
   動の過程で印字すると共に前記ハンマバンクの慣性力を
   相殺する如くハンマバンクと逆位相で往復移動されるカ
   ウンタウェイトを設けたドットプリンタであって、 前記ハンマバンクを往復移動させるバンク移動手段と、
   前記カウンタウェイトを往復移動させるウェイト移動手
   段とを備え、これらバンク移動手段及びウェイト移動手
   段の位置を、前記ハンマバンク及びバンク移動手段の重
   心を結ぶ線と、前記カウンタウェイト及びウェイト移動
   手段の重心を結ぶ線が交差する如く、設定したことを特
   徴とするドットプリンタ。