JPS6120916Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複数個の飾りを有し、取りつけ容易な
くさりといに関する。

〔従来技術〕

従来、鎖状のあるいは筒体のいくつか連結した
くさりといが使用されており、実開昭52−169813
号公報にその一例が示されている。

〔考案が解決しようとする問題点〕

従来のくさりといは、高所の集水器への取りつ
けが困難であり、あるいはくさりといの取替作業
も梯子等に登らなくては行えないものであつた。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は上記の問題点を解決するために、実用
新案登録の範囲に記載された構成のくさりといで
ある。以下、その詳細を図面を参照しながら説明
する。

第１図において、１，１…はくさりといの飾り
であつて、くさり２に順次連結されてあり、各飾
り１は第２図に拡大して示す如く、環状もしくは
筒状をなし、その下部にほゞ肉厚分だけ小径の短
環状の挿込み部１１が延設されている。この挿込
み部１１の外周面には、対称の位置２箇所に〓字
形の溝１１ａが、下端から上方に形成されてお
り、該溝１１ａに緩く係合可能な二つの突起１
ａ，１ａ…が飾り１の上縁部内側に、対称の位置
に突設されている。

１ｂはくさり２に飾り１を連結するための連結
部であり、飾り１の上部に差し渡されて設けら
れ、中央部が湾曲されている。連結部１ｂは挿込
み部１１の高さだけ低い位置にある。尚、溝１１
ａは切欠きであつてもよい。隣合つた飾り１，１
の連結部１ｂ，１ｂに連結されたくさり２の連結
部１ｂ，１ｂ間のくさり長は飾り１の高さより
やゝ大きくなつている。

〔作用〕

本考案のくさりといは、相隣る飾り１，１は、
下側の飾り１の突起１ａ，１ａを上側の飾り１の
それぞれ対応する二つの溝１１ａの下端に当て
て、上側の飾り１の挿込み部１１が下側の飾り１
内に嵌入するまで両者を嵌め合わせた後、例えば
両者を相対的に反対方向へ回動することにより、
第３図に示す如く飾り１，１が直接連結され、恰
も一本の棒体のようになる。従つて、集水器への
取りつけに当たつては、棒体となつたくさりとい
の下端を支承して、その上端を高所の集水器の落
とし口に引つ掛けた後に、この棒体に捩じりを加
えて、相隣る飾り１，１相互の各溝１１ａと突起
１ａの係合を解けば、第１図に示すように飾り
１，１が間隔を持つたくさりといとなる。

〔考案の効果〕

以上の如く、本考案によれば、相隣る飾り相互
は溝もしくは切欠き係合により、容易に剛な棒体
のようになり、ねじり解放することにより、揺動
可能なくさりといに戻るので、高所に登らなくと
もくさりといを集水器に取りつけることができ、
くさりといが損傷により、あるいは季節に合わせ
て交換する時も、一般人が危険を伴わず作業する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるくさりといの実施例の使
用状態図、第２図は本考案によるくさりといの飾
りの実施例の斜視図、第３図は本考案くさりとい
の飾りを連結して棒体にした場合の一部断面で示
した部分側面図である。 １……飾り、１ａ……突起、１ｂ……連結部、
２……くさり、１１……挿込み部、１１ａ……溝
もしくは切欠き。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数個の環状もしくは筒状の飾りとくさりを有
   し、各飾りにはくさりが挿通され飾りに設けられ
   た連結部によりくさりに連結され、各飾りともそ
   のほゞ肉厚分だけ小径の挿込み部が同側に延設さ
   れ、該挿込み部の外周面の１もしくは複数箇所に
   下端から上方に、〓字形の溝もしくは切欠きが形
   成されると共に、この溝もしくは切欠きに係合可
   能な突起が上記飾りの端面部内側に形成されてお
   り、隣合つた飾りの連結部間に連結されたくさり
   長は飾り単独の高さよりやゝ大きくなされている
   ことを特徴とするくさりとい。