JPS61208591A - タイムレコ−ダシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エレクトロクロミック表示部が組込まれたタ
イムカードを用いて、各人の就業データの記録と表示を
行なうことができるタイムレコーダシステムに関する。

〔従来の技術〕

各人の就業データをメモリに記憶し、この記憶した就業
データを後日読出して集計等に役立てることができる電
子式のタイムレコーダでは、記録媒体として紙製のタイ
ムカードとか、磁気カードによる書込み読取り方式のタ
イムカードが使用されているが、紙製のタイムカードは
個人コードをパンチングしたり、氏名、所属基等を記入
する所謂カード作成作業が面倒であり、また、磁気カー
ド方式タイムカードの場合は、面倒なカード作成作業が
不要である反面、カード面に就業データを直接印字でき
ないため、データの記録を目で見て確認できない問題が
あった。

そこで本出願人は、先の特願昭５９−２０２４９９号に
よって、就業データの記録媒体として表示機能を備えた
ＩＣタイムカードを用いたタイムレコーダシステムを出
願した。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記の表示（ＬＣＤ）機能付きＩＣタイムカードは、゛
記録する就業データを全てカード上の表□示器に表示し
て目視確認させることができるから、記録確認のために
いちいち記録シートを発行する必要がなく、大変便利で
有益なものである。しかし、カードをタイムレコーダか
ら引抜いた後でも表示を保持させる必要から、カード自
体に記憶機能と、この記憶を保持する電源（電池）が必
要となり、従って、カード一枚の単価が高く成って不経
済であると云った問題があった。

〔問題点を解決するための手段〕

而して、本発明は上述した点に鑑みなされたものであっ
て、その目的は、タイムレコーダから抜出した後でも、
記憶装置及び電池なしでも長時間に亘って入力した就業
データを表示し続けることができるエレクトロクロミン
ク表示部を備えたタイムカードを用いて、就業データの
記録と表示を行なう様に工夫したタイムレコーダシステ
ムを提供する点にあり、本発明では上記の目的を達成す
るため、エレクトロクロミック表示部を有するタイムカ
ードをタイムレコーダに挿入すると、就業データが演算
され、且つ、この演算された就業データがエレクトロク
ロミンク表示駆動信号に変換されてタイムカードに入力
され、上記表示部がこの駆動信号に従って就業データを
駆動表示すると共に、この表示を保持し続ける様に構成
されている。

〔実施例〕

以下に、本発明に係るタイムレコーダシステムの好適な
一実施例を、添付した図面と共に詳細に説明する。

第１図は、本発明を構成するタイムカードＴＣと、タイ
ムレコーダＴＲの全体を示した斜視図であって、タイム
カードＴＣは、第３図の様に例えば塩化ビニール等の合
成樹脂材を用いて矩形薄板形状に造られており、表面に
は１月、日」、「出社」、「退社」、「遅刻／早退」、
「残業」、「実働（Ｈ）」の各インデックスを付した就
業データ用の各表示部１〜６と、ｒ社員コード」。

「所属コード」の各インデックスを付したコード用表示
部７，８が形成され、これ等の各表示部１〜８は、いず
れも表示自体に起電力を有するメモリ機能を持ったエレ
クトロクロミック表示体（以下単にＥＣＤと云う）によ
って構成されている。

また、ＩＴはタイムカードＴＣの先端に設けた上記各Ｅ
ＣＤ表示部１〜８用の入出力用のターミナルで、このタ
ーミナルＩＴの各端子１ａ・・・より入力されたＥＣＤ
駆動信号は、同じくタイムカードＴＣに設けた制御回路
９によって第３図乃至第５図の様に各表示部１〜８に印
加電圧され、各就業データ及びコードをセグメント表示
する仕組に成っている。

上述したタイムレコーダＴＲは、第１図に示す様に上記
のタイムカードＴＣを差込むための差込口１０と、現在
の月、日と時、分、及び、その他必要なメツセージを表
示するＬＣＤ表示器１１と、各種のコード類とか、就業
時間体系のプログラム、或は、その他各種のプログラム
等を入力するための入カキ−１２Ａ、及びシモード切換
用等の各種ファンクションキー１２Ｂから成るキー人力
装置１２と、差込まれたタイムカードＴＣにコード登録
゛が成されていない場合、或は、その他害種操作ミスと
か書込み、読取り不良と云った故障等が生じた場合に点
灯するＮＧランプ１３Ｒが設けられ、更に、データ書込
み、モード切換、プリントアウト等の時に使用する切替
用キースイッチ１３ｇが設けられている。

第２図は、上記差込口１ｏの内部構造を示したものであ
って、差込口１０に通じる差込通路１４の入口部分には
、１組の発光、受光素子から成るカード検知器１５が設
けられ、このカード検知器１５が差込まれたタイムカー
ドＴＣを検知すると、タイムレコーダＴＲの主電源がオ
ンする仕組に成っている。また、１６は差込通路１４の
内部突当り部分に設けた本体信号ターミナルで、このタ
ーミナル１６には、前記タイムカードＴＣの各端子１ａ
に対応させて端子１６ａが形成されている。

１７はモータ１８によって回転されるカード排出用ロー
ラで、差込まれたタイムカードＴＣに対するデータの転
送が完了すると、モータ１８がローラ１７を回転してタ
イムカードＴＣの排出を行なう。また、ＮＧランプ１３
が点灯した時も同様に排出を行なう。

第６図は上述したタイムレコーダＴＲの内部に設けた制
御装置ＴＲＣの電機的構成を示したブロック図で、この
制御装置ＴＲＣの中心を成す中央演算処理装置ＣＰＵ２
０には、前述した表示器１１とキー人力装置１２、ＮＧ
クランプ３、カード検知器１５及びカード排出用モータ
１８が夫々接続され、更に、ＣＰＵ２０の動作を規定す
るシステムプログラムを格納したプログラムメモリＲＯ
Ｍ２１、ＣＰＵ２０の動作に必要な各種データの一時記
憶エリアとして用いられると共に、予めプログラムした
各勤務時間体系（シフト）別管理データが格納されてい
るデータメモリＲＡＭ２２、各人の就業データを個人別
にファイルするファイルメモリＲＡＭ２３から成る記憶
装置と、時間処理の基準信号を発振してＣＰＵ２０に１
分周期のパルス信号を印加するクロック回路２．４と、
キー操作に従って就業データの集計データと云った各種
必要な情報を記録紙にプリントアウトするプリンタ装置
２５が接続されており、上記プリンタ装置２５によって
データがプリントされた記録紙Ｅは、第１図の様にスイ
ッチキー１３Ｓの切替によってタイムレコーダＴＲの前
面に設けた発行口１９より適宜発行される。

次に、第６図に於いて符号３０で全体的に示したのは、
ＣＰＵ２０で演算処理した就業データをＥＣＤ表示駆動
信号に変換するための信号変換装置であって、３１はＣ
ＰＵ２０に接続され、且つ、ＣＰＵ２０よりシリーズ化
されて送られて来る各種の就業データをパラレルデータ
に変換するデータ変換回路を示す。また、３２は上記の
データ変換回路３１によってパラレルデータ変換された
就業データを、ＥＣＤ表示体駆動信号（７セグメント駆
動信号）に変換するＥＣＤ用デコーダ回路で。

３３はこの駆動信号に従って書込み信号又は読取信号を
入出力するＥＣＤ用書込み兼読取回路を示す。この様に
して形成された就業データのＥＣＤ表示体駆動信号は、
データセレクト回路（図示せず）によって例えば出社、
退社・・・等の項目別にセレクトされて各端子１６ａか
らタイムカードＴＣ側の端子１ａを経て、カード内蔵の
制御回路１９によって各ＥＣＤ表示部１〜６に電圧印加
され、これ等表示部１〜６を電圧駆動して就業データを
表示する仕組に成っている。

尚、図示はしていないがタイムレコーダＴＲの信号変換
装置３０中に、ＥＣＤ表示部（特にコード用表示部７，
８）自体が有するメモリ機能と起電力を利用して、タイ
ムカードＴＣの挿入時、即ち、通電時に、ＥＣＤ表示部
の表示信号（セグメント電圧）をＢＣＤデータに変換し
てＣＰＵ２０に送り戻すＥＣＤ用エンコーダ回路を設け
れば、タイムカードＴＣを差込む度に、タイムレコーダ
ＴＲが当該カードの社員コードと所属コードを読取って
個人を特定化することが可能になる。また、この様に構
成した場合には、タイムカードＴＣから読み取られたコ
ード類は処理後に再びタイムカードＴ’Ｃの各ＥＣＤ表
示部に送り戻さ、れて表示されるため、各コードをその
都度再入力する必要がなくなる。

上記コード用のＥＣＤ表示部７．８に代えて、磁気とか
パンチによって各コード類を記録することが考えられる
が、この方法によると、タイムレニーダＴＲ側に磁気及
びパンチ用の読取り装置が必要に成ることは云う迄もな
い。

〔作用〕

本発明に係るタイムレコーダシステムは以上述べた如き
構成であるから、使用に当っては先ずタイムカードＴＣ
をタイムレコーダＴＲの差込口１０に差込み、且つ、カ
ード側ターミナルＩＴの端子１ａを本体信号ターミナル
１６の端子１６ａに接続した後、キー人力装置１２を操
作して社員コードと所属コードを形成すれば、これ等の
各コードを信号変換装置３０でＥＣＤ表示体駆動信号に
変換してタイムカードＴＣに入力し、制御回路９が各コ
ード用のＥＣＤ表示部７と８を電圧駆動して表示する。

（第３図参照） これ等各コード類の表示は、ＥＣＤの特徴として表示自
体にメモリ機能を有しているため、タイムカードＴＣが
差込口１０より抜出して電圧を遮断した後でも、その印
加電圧を自己保持して表示し続けることができる。また
表示状態（メモリ状態）に起電力を有しているため、就
業データ記録のためにタイムカードＴＣをタイムレコー
ダＴＲの差込口１０に差込んで通電した時は、上記各コ
ード表示部７，８の社員コードと所属コードの表示信号
が読取られ、ＣＰＵ２０で演算されて当該タイムカード
ＴＣの社員を特定化し、出動時の場合は日付データと出
動時間データを演算して当該社員のファイルメモリ２３
に記録すると共に、これ等のデータを信号変換装置３０
でＥＣＤ表示駆動信号に変化して、タイムカードＴＣの
制御回路９によって月、日用と出社用の各ＥＣＤ表示部
１゜２を駆動表示する。

これ等のＥＣＤ表示部１，２の表示は、一般的には新た
なデータを表示する電圧が印加される迄表示を続け、退
社時に再びタイムカードＴＣの差込みを行なうと、ＣＰ
Ｕ２０で演算処理された各人のファイルメモリ２３に記
録された退社時刻と、出社から退社迄の実働時間データ
が、夫々ＥＣＤ表示駆動信号に変換されて各ＥＣＤ表示
部３，６を駆動し、以って、１日の通常就業データを第
３図の様に表示する。

尚、第４図は当該社員の勤務時間体系（シフト）に照ら
して、勤務が「残業」である場合のＥＣＤの表示形態を
示し、第５図は同じく「遅刻」である場合のＥＣＤひよ
しの形態を示したものであって、これ等のデータはいず
れもタイムレコーダＴＲのファイルメモリ２３にも登録
され、且つ、ファイルメモリ２３に登録された全ての就
業データは、必要に応じて集計データとして記録紙Ｅに
プリントアウトして発行することができる。

〔効果〕

以上述べた次第で、本発明に係るタイムレコーダシステ
ムによれば、タイムカードの表示部に、表示自体にメモ
リ起電力を保有し、且つ、タイムレコーダからの時刻信
号を入力して電圧駆動表示後、この電圧を断っても一定
時間表示状態を維持できるＥＣＤ表示体を用いた関係で
、タイムカードにメモリ表示制御回路を組み込むだけで
、他にＩＣとか電池等を取付け、及び、埋設する必要が
無く、従って、表示付きのタイムカードを従来のＩＣカ
ードよりも遥かに安価に、且つ、全体を薄く小型に造る
ことができて大変好適である。また、ＥＣＤ表示体の起
電力を利用して、タイムカードに社員コードとか所属コ
ードを表示、記憶することも可能であるから、コード記
録用の磁気とかパンチ、及び、これ等の読取り装置が全
く不要に成り、その分タイムカードとタイムレコーダの
構成を簡略化して価格を軽減できる経済性を備え、更に
、ＥＣＤ表示体は非常に鮮明で視角依存性がなく、どの
角度からも表示を鮮明に読取ることができるとか、非発
光型であるため、明るい場所はど鮮明に認識できると云
った、従来の液晶式表示器にはない優れた表示機能を備
えるものであって、拘に画期的なシステムである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るタイムレコーダシステムを構成す
るタイムカードとタイムレコーダの一実施例を示した斜
視図で、第２図はカード差込口部分の断面図、第３図は
タイムカードの通常勤務表示状態を示した正面図で、第
４図と第５図は残業時と遅刻時に於けるタイムカードの
表示状態を説−１２＝ 明した正面図、第６図は本発明の電気的構成を示したブ
ロック図である。 ＴＣはタイムカード、１〜８はＥＣＤ表示部、１ａは端
子、ＴＲはタイムレコーダ、１０はカード差込口、１６
ａは端子、２０はＣＰＵ、２１゜２２．２３はメモリ、
３０はＥＣＤ信号変換装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 就業データを項目別に表示するエレクトロクロミック表
   示部を備えたタイムカードと、タイムカードが挿入され
   ると就業データを演算し、この演算した就業データをエ
   レクトロクロミック表示駆動信号に変換してタイムカー
   ドに出力し、上記のエレクトロクロミック表示部を電圧
   駆動表示せしめるタイムレコーダとによって構成したこ
   とを特徴とするタイムレコーダシステム。