JPS61207897A - 電動送風機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気掃除機等に使用される電動送風機に関する
ものである。

従来の技術 従来の、この種の電気掃除機は、例えば特公昭６２−４
９１６８号公報に示されている。

すなわち、第７図に示すようにケーシング１の中に、イ
ンペラ２．エアーガイド３を設けて、モーター４により
インペラ２を高速回転させて、風量と真空圧を得るよう
になっていた。

発明が解決しようとする問題点 上記電動送風機のように、エアーガイド３をインペラ２
の外周に設ける構造のものでは、インペラ２から吐出す
る気流がエアーガイド３内に流入する際、エアーガイド
入口で衝突するととに起因すると考えられる騒音が問題
となっていた。、これは、インペラ２の羽根枚数Ｚと、
インペラ２の回転数Ｎ（ｒｐｍ）の積で発生し、通称Ｎ
Ｚ音と呼ばれている。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、エアー
ガイドの戻り通路を構成するガイド壁を、内、外ガイド
壁で形成するとともに、これらの間には内終端に開口部
を有する空間部を設定したもので、この空間部に発泡材
あるいはフェルト等の通気性を有する吸音材を取り付け
たものである。

作　　用 この技術的手段は次のように作用する。

すなわち、内ガイド壁と外ガイド壁で形成された空間部
が消音器を構成し、音響回路におけるサイドブランチの
役目をしているとともに空間部に設けた吸音材により、
エアーガイド入口で発生した騒音を外部へ出さない構造
となっている。この結果、騒音レベルの低い電動送風機
が得られる。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。

第１図〜第４図において、複数枚の羽根を有する遠心形
のインペラ１１は、モーター１２の軸１３に取付けられ
ており、またこのインペラ１１の送風側にはエアーガイ
ド１４が配設されている。これらインペラ１１とエアー
ガイド１４は、頂壁に吸気口１６を有するとともに、モ
ーターフレーム１６に対してその周壁下方が気密に取付
けられたケーシング１７で包囲されている。

上記エアーガイド１４は、その上面にインペラ１１より
送出された気流を受け、かつ下流−へ通路面積を次第に
拡大させた複数のディフューザ１８を、下面に上記ディ
フューザ１８の終端と滑らかに連通し、モーターフレー
ム１６のモーター吸気孔１９に気流を導びく複数の戻り
通路２０をそれぞれ形成するものである。本実施例では
ディフューザ１８の側方をケーシング１７の一部で閉じ
外部と仕切っているが、礼状とすれば、ケーシング１７
と無関係にディフューザ１８を形成することができる。

各戻り通路２０を区画する湾曲したガイド壁２１は内ガ
イド壁２２と外ガイド壁２３とに分かれており、これら
の間には内終端に開口部２４を設定した空間部２５が形
成されており、この空間部２６内に発泡材、フェルトあ
るいはウレタンフオーム等の通気性を有する吸音材２６
′が圧入あるいは接着されて取り付けられている。

なお、本実施例においては、エアーガイド１４の外径を
φ１２６Ｈに、ディフューザ１８および戻り通路２０の
数を各１６個に、また空間部２５の長さを１４ａｍにそ
れぞれ設定している。

以上の構成において、インペラ１１より送出される気流
はエアーガイド１４のディフューザ１８を流動する過程
で減速され、その運動エネルギー、すなわち動圧が静圧
に置換されるものである。そして、ディフューザ１８を
流動した気流は戻り通路２ｏに至り、次いでモーター吸
気口１９からモーター１２内を流動して冷却作用を行な
い所定の部分より排出されるものである。

次に１エアーガイド１４におけるガイド壁２３の空間部
２６とその内部に設けられた吸音材２５′についてその
作用を説明する。

まず、第１図のＡ部を考えると、第４図のような簡易図
式化した系に置きかえられる。これは音響回路における
消音器、すなわちサイドブランチとして知られている。

よってこの空間部２６は音を消音する機能を有している
。特に消音したい周波数をｆＮとすると同空間部２６の
理論上での長さｌは、 １”　（２Ｎ−１）　・Ｃ／４ｆＮ（Ｎ　：　１．２．
３　・・・、Ｃ：音速）で与えられる。

まだ、この空間部２５にウレタンフオーム等の通気性を
有する吸音材２６′を取付けているため、その消音効果
はさらに大きくなるものである。

電動送風機の騒音で特に問題となるのはＮＺ音といわれ
ることは前述した。ＮＺ音は本検討においては、５．３
ＫＨｚ付近で発生しており、聴感でも非常に耳ざわりで
ある。

本実施例のガイド壁２１を設は検討した結果、ＮＺ音を
低減することが出来た。本実施例と従来例の周波数分析
表をそれぞれ第５図、第６図に示す。

第６図、第６図から本実施例のものが従来例に比してＮ
Ｚ音（５，３ＩＧ（ｚ付近）及び全体騒音が減少してい
ることが判る。上式で求めるとｌは１７５Ｎとなった。

その後検討を行ない実質長１４ｓ＋＋＊を得た。これは
空間部２５が曲率を有する影響と考えられる。

このように本実施例は任意の特に問題となる周波数近辺
を低減できることを可能としており、この実用的効果は
大きい。

なお、本実施例における吸音材２６′の数及びその長さ
については特に限定されるものではない。

発明の効果 以上のように、本発明によれば、電動送風機で特に問題
となる周波数を確実に低減できるもので、またその構成
としては戻り通路を形成するガイド壁に工夫を加える事
によるものでファン効率に影響を及ぼさないものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すエアーガイドの裏面図
、第２図は電動送風機の一部切欠き断面図、第３図はエ
アーガイドの上面図、第４図は作用説明図、第５図は本
発明の効果を示す周波数分析図、第６図は従来の周波数
分析図、第７図は従来の電動送風機を示した分解斜視図
である。 １１・・・・・・インペラ、１２・・・・・・モーター
、１４・・・・・・エアーガイド、１７・・・・・・ケ
ーシング、１８・・・・・・ディフューザ、２ｏ・・・
・・・戻り通路ζ２１・・・・・・ガイド壁、２２・・
・・・・内ガイド壁、２３・・・・・・外ガイド壁、２
４・・・・・・開口部、２６・・・・・・空間部、２５
′・・・・・・吸音材。 第１図 第２図 ｆｆ・・・インへ０う １４・、Ｉアカ−イド 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. モーターにより駆動される遠心形のインペラと、このイ
   ンペラより送出された気流を流動する複数のディフュー
   ザおよびモーターへ案内する複数の戻り通路を有するエ
   アーガイドと、これらインペラ、エアーガイドを内包す
   るケーシングとを具備し、上記戻り通路は内ガイド壁と
   外ガイド壁に分かれ、かつこれら内、外ガイド壁間には
   空間部を形成し、この空間部の終端に開口部を設け、前
   記空間部には吸音材を設けた電動送風機。