JPS61206520A - テ−パロツドの加工設備 - Google Patents

テ−パロツドの加工設備

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JPS61206520A
JPS61206520A JP4730485A JP4730485A JPS61206520A JP S61206520 A JPS61206520 A JP S61206520A JP 4730485 A JP4730485 A JP 4730485A JP 4730485 A JP4730485 A JP 4730485A JP S61206520 A JPS61206520 A JP S61206520A
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JP
Japan
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speed
rod
metal material
taper
tapered
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Application number
JP4730485A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Marukawa
丸川 信明
Kozo Katsube
勝部 好三
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、テーパロッドの加工設備に係り、より具体的
にはテーパロッドをダイレス方式のもとにおいて連続−
貫して生産することができる精度の高い加工設備に関す
る。
(従来の技術) 近年自動車や鉄道車両等の乗り心地の改善のために、従
来の線径一定のコイルバネに換えて、線径の変化するテ
ーパロッドをコイルバネを用いる所謂非線型特性を持つ
テーパコイルバネの普及が著しい。
このようなテーパコイルバネに用いるテーパロッドは中
央部が大径で左右両端にいくほど径の小さくなる形状の
ものが用いられている。
斯る形状を有するテーパロッドを製造する技術として切
削加工による技術(従来例1)。
特開昭58−16728号公報で開示されているように
、一定線径の金属ロッドに適宜の手段によって温度勾配
を与え、この温度勾配c”−基づく塑性程度の違いを利
用する塑性加工方法(従来例2)。
組成と加工VoL、 20. Nn 224 (197
9−9)の刊行物に記載されているように、線材の一対
のローラと巻取ドラムとの間で把持し、その中間部分で
加熱し前記ドラムの周速をローラの周速よりも高速とな
して、線材に組成加工を施しつつ冷却する連続形ダイレ
ス引抜装置(従来例3)。
等々がある。
(発明が解決しようとする問題点) 前述した従来例1は所定の線径を有する線材或いは棒材
等の金属ロッドを所望のテーパ状に機械加工することに
より形成されているために、切削による材料のロスが大
きく、又このようなバネ用線材は圧延状態のままでは引
張強度が非常に高いため、切削バイトの寿命が著しく短
くこの面がらもコスト高となる。
これらの対策として素材を軟化焼鈍することも考えられ
るが、かかる工程の付加によるコストアップが著しい。
また、従来例2は従来例1の不具合を解消することがで
きるけれども、この従来例2の方法では材料を停止させ
た状態で材料に温度勾配を与える工程と、同じく材料の
停止状態において材料に引張等による組成加工を施す工
程と、加工された材料を排出するための工程とを順番に
経る必要があり、そのため材料の流れが一旦中断される
所謂バッチ加工となり、その能率が悪いと共に材料内に
おける温度勾配の制御は極めて困難で寸法精度の高い金
属ロッドの製造方法には不向きである。
更に、従来例3にあっては、ローラとドラムとの周速の
比が一定であるため、引き抜かれた線材の線径は常に一
定であり、テーパロッドの加工には不向きであると共に
、巻取ドラムに巻き付けて線材を引き出すため線材と巻
取ドラムとのスリップがない反面、巻取ドラムに巻き取
られた線材に曲がり癖がつき後工程をいたずらに複雑化
すると共に、一定長に切断されたテーパロッドを引抜装
置において直接製造することができず、テーパロッドの
製造装置としては不適当である。
そこで、本件出願人は金属材料を把持して一定速度で送
り出す一対以上の定寸送りローラと、上記定寸送りロー
ラより金属材料の送り方向下流側に設けられた加熱装置
と、 上記加熱装置より更に下流側に設けられた冷却装置と、 上記冷却装置より更に下流側に設けられ、金属材料を把
持して上記定寸送りローラの送り速度以上の速度で金属
材料を送り出す一対以上の変速テンションローラと、 上記変速テンションローラを所定の変速サイクルで変速
制御することで金属材料を径方向に拡縮してテーパロッ
ドを軸心方向に連続して形成する速度制御装置と、 を有してなるテーパロッドの加工装置を提案している(
特願昭58−167040号)。
上記提案技術は有用性が高く、前述した従来例1〜3の
不具合点を解消できるものである。
ところで、上記のようにして、テーパロッドを軸心方向
に連続して形成した場合には、各テーパロッドの端部位
置を検出して、マーキングし、このマーキングした端部
位置を切断装置で切断して、各テーパロッド毎に切離す
必要がある。
然し乍ら、上記提案技術では、各テーパロッドの端部位
置を正確に検出する技術は何ら開示されておらず、この
ような技術の提案が要望されるところである。
ところで、各テーパロッドの端部位置を検出する装置と
しては、例えば、テーパロッドを計測装置により軸心方
向に関して計測すると共に、テーパロッドのテーパ部の
端部位置を、テーパ部の形状の測定により検出し、テー
パ部の端部位置と、計測装置により計測した値に基き、
テーパロッドの端部位置を演算する装置が考えられる。
然し乍ら、上記のような装置では、テーパ部の端部位置
を、テーパ部の形状の測定により検出するようにしてい
るので、正確に検出できず、その結果として、テーパロ
ッドの端部位置も正確に検出できないと云う問題がある
本発明は、前述した従来例1〜3の不具合点を解消する
と共に、各テーパロッドの端部位置を正確に検出できて
、この端部位置にマーキングを施せるテーパロッドの加
工設備を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の特徴とする処は、
金属材料1を把持して一定速度で送り出す一対以上の定
速送りローラ装置2と、該ローラ装置2より金属材料1
の送り方向下流側に設けられた加熱装置と、該加熱装置
より更に下流側に設けられた冷却装置と、該冷却装置よ
り更に下流側に設けられて金属材料を把持して前記定速
送りローラ装置の送り速度以上の速度で金属材料を送り
出す一対以上の変速テンションローラ装置と、該変速テ
ンションローラ装置25を所定の変速サイクルで変速制
御することでテーパロッド80を軸心方向に連続して形
成する速度制御装置52と、繰り返される各変速サイク
ルの所定の変速開始時又は変速終了時を夫々計測開始時
とすることで各テーパロッド80を軸心方向に関して計
測する計測装置105と、計測装置105により計測さ
れた値から各テーパロッド80の端部位置を演算する演
算装置Aと、演算装置Aにより演算された端部位置に基
き各テーパロッド80の端部にマーキングするマーキン
グ装置82とをそれぞれ備えた点にある。
(作 用) 定寸送りローラ装置2によって定速で送り出された金泥
材料1は加熱装置を通過するうちに加熱され、その出口
部分において最高温度となる。この温度は例えば必要に
応じて、900℃乃至1000℃又はそれ以下若しくは
それ以上の高温にまで制御することができ、この時点で
金属材料の引張強度が著しく低下し、変速テンションロ
ーラ装置25による送り速度■2が定速送りローラ装置
2による送り速度■1よりも速い場合には、この最高温
度になった部分で材料の塑性変形が生じ、その断面積が
減少する。
こうして断面積が減少した金属材料1は、続いて冷却装
置11内を通ることにより冷却され引張強度が増大する
ため、急激に断面積の変化がなくなり外径が固定されて
いく。
今仮に第9図(alに示す如く、送り速度■1が10m
/winでテンションローラ装置25の引出速度v2も
同様にlQm/minの場合、12φの金属材料1の外
径は変化することなく一定で、加熱装置8内における加
熱域及び加熱装置8と冷却装置11との間の変形域、更
には冷却装置11内の冷却域において何処を取っても一
定の12φ一定の径を保つ。
一方第9図(b)に示すように、定速送りローラ装置2
の送り速度V1 =10m/ff1inを一点に保った
まま、テンションローラ装置25の引出速度v2を約1
1.9mとした場合、冷却装置内の冷却域で冷却された
後の金属材料1の外径は、約11φに減少(減面率6%
)する。これは金属材料1の何処を取っても単位時間当
たりに通過する金属材料lの体積が一定に保たれること
に起因するもので、例えば、第1図に示すように定速送
りローラ装置2で把持された部分の金属材料1の断面積
をA1とし、加熱され塑性加工を受けた後冷却されて塑
性変形がなくなった状態における金属材料1の断面積を
A2とすると、断面積がA2の部分における金属材料1
の走行速度は変速テンションローラ装置18の引出速度
■2と一致し、A1における材料の送り量と、A2にお
ける材料の送り量とが一致することにより、AI XV
I =A2 xv2が成り立ち、断面積A2は断面積A
1とVl/V2の積として計算されるからであり、Vl
とv2の速度比が大きいほど減面率は低下し、材料が細
くなって引き出されるためである。そのため、例えば第
9図(C1に示すように、送り速度■1を一定(lQm
/l1lin)のままで、テンションローラ装置25の
引出速度v2を14.4mに設定すると、供給側で12
φであった材料は冷却域において10φまで絞られる(
減面率30.5%)ことになる。
上記第9図に示したのは、定速送りローラ装置2の送り
速度■1を一定とした状態で、変速テンジョンローラ装
置25の引出速度v2を段階的に変化させた場合を示し
たものであるが、この説明がら、もし変速テンションロ
ーラ装置25の引出速度v2を連続的に変化させた場合
には、それに伴って冷却後の材料の断面積も連続的に変
化し、テーパ付きのロッドを製造し得ることが理解され
る。
第10図はこのようなテーパロッドを製造する際のテー
パ形状に対応するテンションローラ装置25の引出速度
の変化を示したもので、例えば両端の大径部Ra及びR
bの外径が12φで、両人径部の中央部に10φの小径
部Rc  (長さLo)を有し、上記大径部Ra及びR
cと小径部Rcとの間が一様なテーパ部Rd及びRe(
それぞれ長さはL)により構成されたテーパロッドの各
部位が冷却装置11の冷却点(掩却により塑性変形が停
止する点)を通過する際のテンションローラ装置1日の
引出速度v2の変化を示すものであり、定速送りローラ
装置2の送り速度v1を10m/11l1nとした場合
について示している。
ここで前述の説明で明らかな如く、大径部Ra。
Rh及び小径部Rcが冷却点を通過する時には、引出速
度■2は10m及び14.4m (一定)に設定され、
その間のテーパ部Rd及びReが冷却点を通過する時に
、引出速度v2が漸増又は漸減する。
この漸増又は漸減の度合は引出速度■2が減面率(塑成
変形前後の材料の直径の二乗に反比例)に反比例するも
のであるから、はぼ二次曲線的に変化するものである。
上記のような冷却開始点を何処に求めるか、換言すれば
変形域をどの程度の距離として確保するかは、材料の特
性、使用する加熱装置の種類、材料の外径、到達する最
高温度等によって種々の対応が考えられるが、原則的に
は第11図に示したグラフによって説明される。
即ち第11図は走行する材料の加熱域、変形域、冷却域
における各場所に対応する材料の温度及び引張強度の関
係を示しもので、実線は材料の表面における温度及び引
張強度、破線は材料の中心部における温度及び引張強度
、一点鎖線は両者の平均的な引張強度を示すもので、加
熱装置8による加熱は表面より始まることにより、図示
の如く表面温度の変化と中心部における温度の変化との
間には遅れを生じ、表面温度が最高温度を過ぎた後、変
形域に入ると徐々に低下するのに対して、中心温度は変
形域においても徐々に上昇し、両者の温度が一致した時
点から冷却を開始することにより、材料に一様な焼入が
施されるようにすることが望ましい。
焼入開始時点を上記のような表面と中心部の温度の一致
点に選ぶことにより、材料の引張強度が一様となった時
点、即ち最も一様な塑性変形が得られる時点を選んで塑
性加工を行うことにより、変形後の材料の断面形状を真
円状に保つことが可能となる。
又この方法では変速テンションローラ装置25の引出速
度の制御のみによって、材料のテーパ程度を制御するこ
とができるので、材料の外径やチー、  バ程度等を極
めて高精度に維持することができ、又引出速度V2を適
宜に変化させることにより任意の断面変化を材料に発生
させることができ、しかも材料の送り、排出、加熱を完
全な連続状態下において達成することができるので、生
産能率を最高度まで向上させることが可能となり、且つ
機械的な切削に頼るものではないから材料の歩留りや工
具の歩留りについても、従来のテーパロッドの製造方法
と比べて比較にならない低コスト化を達成し得るもので
ある。
又、計測装置105においては、変速テンションローラ
装置25の繰り返される各変速サイクルの所定の変速開
始時又は変速終了時を夫々計測開始時として、各テーパ
ロッド80を軸心方向に関して計測する。
この計測装置105の計測値から演算装置Aにより各テ
ーパロッド80の端部位置を演算する。
そして、演算装置Aの演算結果に基き、マーキング装置
82により、各テーパロッド8oの端部にマーキングが
施される。
(実施例) 本発明の好ましい実施例を図示を参照して以下、詳述す
る。
本発明に係るテーパロッドの加工装置は線材、棒材その
他のあらゆる円形断面金属材料を加工する場合に適用す
ることができ、その門弟1図に示したものは円筒コイル
バネに使用することのできるテーバロッドを製造するた
めの装置の一例である。
第1図において、■は金属材料で、一対以上の定速送り
ローラ装置2によって把持されつつ、一定の送り速度で
矢示3方向へ送られる。
定速送りローラ装置2は圧下ローラ4と受はローラ5と
からなり、圧下ローラ4は加圧装置6で押付けられ、把
持力を確保可能とされている。
定速送りローラ装置2は図では2対が示されているがこ
れは一対でも3対でもよく、2対以上としたとき、例え
ば適当角度分位相を変えて複数対使用することにより、
その把持力を増大させることも可能であり、金属材料1
に対する把持力を増大させるため、ローラ4.5の外周
面を金属材料1の円形断面の外周円弧に等しい半径の円
弧溝を形成したものを使用することが望ましい。
なお、加圧装置6は液圧伸縮形シリンダの他、バネ材、
ネジジヤツキ等に代替することもできる。
前記の定速送りローラ装置2によって送り出された金属
材料1は、続いて金属材料lの送り速度を検出する計尺
メータ7を経て定速送りローラ装置2の材料送り方向下
流側に設けられた加熱装置8内へ誘導される。
図に示した加熱装置8は、ワークコイル9及び該ワーク
コイル9を励磁する高周波発振器10等よりなる高周波
加熱装置であるが、かかる加熱装置は上記のような高周
波加熱装置ばかりでなく、例えば誘導加熱装置その他の
非接触形加熱装置を用いることができる。但しこの発明
では金属材料1を連続的に走行させた状態で加熱するも
のであるため、前記従来技術(特開昭57−19951
7号公報参照)に記載されたような通電形の接触式加熱
装置は不適当である。
図示の如く加熱装置8のワークコイル9内を通過した金
属材料1は、前記加熱装置8の更に下流側に設けた冷却
装置11内へ引き込まれる。
この冷却装置11は冷媒として油や水を使用するものが
用いられ、前段の焼入槽12と後段の冷媒回収部13と
を有するとともに、焼入槽12の入側には形状固定用の
第1ノズル14を有する。
すなわち、焼入槽12には第1ノズル14のホルダI5
が第2図で示す如くボルト16によって取付けられてお
り、該第1ノズル14はそのノズル角度は25゜〜35
°とされて金属材料の送り方向に向って指向されたリン
グ形状とされている。
また、ノズル室17に対して冷却液が供給されるが、そ
の供給口18は第3図で示す如く接線方向とされている
これによって、冷却液は旋回されつつ第1ノズル14か
ら0.8〜2.2の範囲の流速(m/sec )で噴出
されるようにされている。
焼入槽12は金属材料1の方向へ冷却油等を吹き付ける
第2ノズル19と、吹き付けられた冷媒を冷媒回収部1
3に向かって還流させる略円筒状の還流部20と、前記
第1ノズル19へ送り込む冷媒を一時的に貯溜するため
の一時貯溜部19Aとによって概略構成され、前記第2
ノズル19は第1ノズル14と同心とされ、吹歳出され
た冷媒が還流部20の方向へ全て流出してここを充満す
るようにされている。
なお、第1図において、21は冷却液の循環ポンプであ
り、貯溜部19^に対して接線方向に液を供給する供給
口2OAを存している。
加熱装置8を出た金属材料1は前記形状固定用の第1ノ
ズル14及び焼入用の第2ノズル19の中心を通り、更
に還流部20を貫通して冷媒回収部13内を通り抜ける
冷媒回収部13は還流部20から流出する冷媒を底部2
2内に一時貯溜すると共に還流部2oを通過してきた金
属材料1に付着した冷媒を金属材料1がら剥離させて回
収するためのもので、金属材料1はこの冷媒回収部13
内に設けた合成ゴム等よりなる鍔23に当接することに
より、この鍔23によってそ   ′の表面に付着した
冷媒が機械的に掻き取られ、底部22へ回収されると共
に更に鍔23の下流側に設けた空気ノズル等よりなるエ
アワイパ24内を通過することにより、その表面に付着
した微量の冷媒が圧縮エアによって吹き飛ばされて底部
22へ回収される。
上記冷却装置11を通り越した金属材料1は前記計尺メ
ータ7と同様の計尺メータ7八によって冷却後の走行速
度が検出され、更に冷却装置11の下流側に設けた一対
以上の変速テンションローラ装置25に把持され、前記
矢印3で示される送り方向に送り出される。
変速テンションローラ装置25はDCモータ26によっ
て速度制御されるもので、変速テンションローラ装置2
5が所定の変速サイクルで加減速制御されることで、金
属材料lが径方向に縮少される等してテーパロッド80
が軸心方向に連続して形成される。尚、変速テンション
ローラ装置25の周速V2は、定速送りローラ装置2の
周速v1以上の速度に制御される。
前記変速テンションローラ装置25は冷却装置11を通
過する時に、その外径が固定されたテーパロッドとして
の金属材料1を把持して強制的に送り出すものであるか
ら、対となった圧下ローラ27と受はローラ28の中心
間の距離は通過する金属材料1の外径に応じて変化させ
る必要があるため、圧下ローラ27はローラ軸方向と直
交する方向に摺動自在とされて加圧装置29によって金
属材料1の方向に付勢され、一方、受はローラ28は固
定され金属材料1の中心が常に一定の位置を通過するよ
うに構成されている。
第5図〜第8図を参照して変速テンシランローラ装置2
5について詳述する。
圧下ローラ27は軸受30で、受はローラ28は軸受3
1でそれぞれ機枠32に片持支持されており、本実施例
では金属材料1のパスラインを含む上下鉛直面上に配置
されている。なお、この配置は鉛直面上である限り、左
右でもよく、又、2対以上のときは上下左右交互にして
もよい。
受はローラ28の軸受31はその軸受箱31Aが機枠3
2に固定されており、そのローラ軸28Aにはモータ2
6に連動される減速機33に伝動軸34を介して連結さ
れている。
圧下ローラ27の軸受30はその軸受箱30Aが機枠3
2に上下方向として形成されたスライド溝35に摺動自
在に嵌合されてかつ軸方向には不動として装着されてお
り、そのローラ軸27Aには前記減速機33に自在接手
軸36を介して連結されており、36Aは対の自在部で
ある。
なお、伝動軸34と自在接手軸36はいずれも減速機3
3の出力軸33A、33Bにカップリング37.38を
介して連動連結されている。
加圧装置29は加圧駆動体39と圧下体40とからなり
、本例では加圧駆動体39は伸縮シリンダで、圧下体4
0はピストンであり、加圧駆動体39は機枠32の上部
に取付けられたブラケット41にビン42を介して枢着
され、圧下体40は圧下ローラ27のローラ幅方向中央
と合致されて該ローラ27の上方に配置されている。
すなわち、圧下体40は圧下ローラ27の鉛直面延長上
にあり、ここに、荷重点Fと反力点F1とが同一鉛直面
にあるようにされている。
さらに、圧下体40のエンドにはビン43を介して第ル
バー44の一端が連結され、該レバー44の他端は機枠
32に固定したブラケット45に偏心ビン46を介して
連結され、更に、偏心ビン46に一端が連結された第2
レバー47の他端が軸受箱30Aのボス部30Bにビン
48を介して連結され、ここに、第ルバー44、第2レ
バー47はリンク部材49を構成している。
ここで、圧下体40と軸受箱30Aとをリンク部材49
とで連結することにより、そのリンク比による倍力機構
が構成されて加圧駆動体39の加圧力が小さいときでも
、所定の圧下刃を圧下ローラ27に付与可能とされるの
である。
また、前述した荷重点Fと反力点F1とが同一平面上に
あることから、軸受箱30Aを傾けることなくスライド
溝35に沿って円滑正確に摺動され、これが延いては、
圧下ローラ27と受はローラ28との所謂口開き現象を
おさえ、両ローラ27.28による金属材料1の把持力
が変動すくなくスリップ防止に寄与される。
すなわち、前記の荷重点Fと反力点F1とが異なるとき
には曲げモーメントが異なることを意味し、軸受箱30
Aの傾きの可能性があるも、前述した通り荷重点Fと反
力点F1とが同一であることから軸受箱3〇への傾きは
防止される訳である。
なお、図示例では、変速テンションローラ装置25は2
対設けているけれどもこれは一対の圧下ローラと受はロ
ーラであってもよく、2対以上設けたときはいずれの対
も上下に配してもよいけれど、例えば上下左右に交互に
配してもよい。
更に、加圧駆動体39はシリンダ形式の他、ネジジヤツ
キ形式等であってもよく、要は、伸縮形であればよいも
のである。
こうして変速テンションローラ装置25によって送り出
されるテーパロッド80の外径は、該変速テンションロ
ーラ装置25よりも更に下流側に設けられた線径計測器
50を経て下流側に送られる。この線径計測器50 (
形状測定器)は第1図で示すような2個のローラでテー
バロッド80を挟み込み、両ローラの軸間距離を検出す
るタイプのものであってもよく、又光センサ等を用いて
線径を検出するもの等積々の接触又は非接触式のセンサ
が使用されると共に、その検出位置(取付位置)は冷却
装置11と加熱装置8との間であってもよい。
81は計尺メータで、テーパロッド80上を転勤して、
各テーバロッド80の端部位置を計測するもので、線径
計測器50の更に下流側に設けられている。
82はマーキング装置として例示する吹付は装置で、計
尺メータ81により計測した各テーバ口・ノド80の端
部位置に塗料を吹付けてマーキングするもので、計尺メ
ータ81の更に下流側に設けられている。83ばマーキ
ング部を示す。
第14図及び第15図にも示すように、79はテーバロ
ッド80を焼鈍する焼鈍炉で、吹付は装置82の更に下
流側に設けられている。
84はダンサロール装置で、焼鈍炉79の更に下流側に
設けられており、架台85と、架台85に廻りに揺動す
るアーム86と、アーム86の先端部に備えられてテー
パロッド80上を揺動するロール87等を有しており、
上記揺動により、軸心方向に連続して形成されたテーバ
ロッド80の撓み量を計測する。
88は切断装置で、ダンサロール装置84の更に下流側
に設けられており、架台89と、テーバロッド80を上
下から挟持する一対のピンチロール90と、パスライン
に沿って走行する台車91と、台車91上に備えられて
連続するテーバロッド80を端部位置で切離す切断部9
2と、ピンチロール90を駆動し且つ台車91を電磁ク
ラッチ装置を介して駆動するモータ93とから成る。
而して、ダンサロール装置84により測定されたテーバ
ロッド80のたわみ量の大小によって、ピンチロール9
0の回転速度が増減される。即ち、たわみ量が大となれ
ば、ピンチロール90の回転速度が増大せしめられ、た
わみ量が小となれば、ピンチロール90の回転速度が減
少せしめられる。
又、各テーバロッド80の端部位置が切断部92に到達
すると、台車91がテーバロッド80の送り方向3と同
一方向に走行せしめられ、この状態で、テーバロッド8
0を端部位置で切断する。
このようにして切断されたテーバロッド80は集積台9
4上に集積される。
尚、テーバロッド80は、焼鈍炉79を通さない場合も
あり、この場合は、切断装置88により、テーパロッド
80毎に切断処理した後、テーバロッド80を焼鈍処理
する。
加熱装置8に入る前及び冷却装置11から出た後の金属
材料1の送り量は前記計尺メータ7及び7Aによって測
定され、電気信号に変換されて速度制御装置52へ送ら
れる。この速度制御装置52は金属材料1に所定のテー
パ角度を与えるべく、計尺メータ7.7八からの信号に
応じて変速テンションローラ装置25の送り速度を制御
する他、製造されたテーバロッドの外径を検出する線径
計測器50からの信号を入力し、その値が異常なもので
あれば、加工装置全体を停止したり、又はその異常部分
のロッドを排除するべく、後工程のカッタ等へ排除信号
を送出する等加工装置全体の運転状態の制御を司るもの
である。
又、前記加熱装置8の出口部分には、加熱装置8を出た
直後の金属材料の温度を測定する輻射形の温度計53が
設けられており、この温度計53に接続された温度制御
装置54によって温度計53からの出力が一定となるよ
うに(即ち加熱装置8から出た直後の金属材料の温度が
一定となるように)高周波発振器10を制御して、ワー
クコイル9によって金属材料lに与えられる熱量を制御
する。
続いて第12図及び第13図に示したブロック図を参照
して本発明に係るテーパロッドの加工装置の制御装置に
ついて説明する。
ここに第12図は本発明にがかるテーパロッドの加工装
置の制御回路全体のブロック図、第13図は同制御回路
に用いることの出来る演算装置部分の信号の流れを説明
する為のブロック図である。
尚第1図に示した構成要素と共通する要素には同一の符
号を使用する。但しこの場合線径測定器50は、加熱装
置8と冷却装置11との間に設けられ、冷却点によって
金属材料1の外径を測定する。又、95はマーキング位
置検出器で、切断装置88の上流側、例えば、ダンサロ
ール装置84と切断装置88間に設けられ、テーパロフ
ト80のマーキング部83を検出する。
第1図に示した速度制御装置52は第12図におけるマ
イクロコンピュータA及びこれによって駆動される後記
の速度パターン測定部とを含むものである。
マイクロコンピュータAは、内部に周知の中央処理ユニ
ットCPU、プログラム内蔵用のリードオンリーメモリ
ROM、一時記憶装置RAM、入出力インターフェース
回路等によって構成され、CPUに接続された出力イン
ターフェース回路には基準速度発生器55と、係数設定
器56、時間関数発生器57、及び切換器58.59が
それぞれ接続されている。
又温度検出器53からの温度信号は温度制御装置54に
フィードバックされると共に変換装置Bを経てマイクロ
コンピュータAへ伝達される。温度制御装置54は加熱
装置8への入力電流等を制御するための電源装置60に
接続されており、上記温度制御装置54はマイクロコン
ピュータAの出力インターフェース回路に接続されてい
ることにより、マイクロコンピュータAから送出される
温度設定値により加熱装置8の温度が適切に制御される
例えば速度検出装置7及び7Aからの速度信号に応じて
加熱装置の加熱度合を調整し金属材料の可塑度合を調整
し、最適のテンション条件を得たり、後記する変速テン
ションローラ装置の送り速度の調整を行ってテーパロッ
ド80のテーパ度合を所定の値に調整する等の制御を行
うことが出来る。
更に前記したように金属材料の外径は外径測定器50に
よって検出され、その値がマイクロコンピュータAに入
力されることにより、マイクロコンピュータAは金属材
料の外径に変化に応じて後述のようにテンシランローラ
装置25の増速度を変化させ、製品としての金属材料の
外径及びテーパ度合を任意に調整することが可能である
又、計尺メータ81は、テーパロフト80の端部位置を
検出すべく、テーパロッド80を計測し、これが、パル
スジェネレータ(PLO−3)により、パルス信号とし
て、マイクロコンピュータAに入力される。そして、マ
イクロコンピュータAは、上記パルス信号と、テーパロ
ッド80のテーパ度合設定指令とから、テーパロッド8
0の移動長さを演算し、この移動長さに基き、吹付は装
置82によるテーパロッド80の吹付は位置を演算する
。この演算に基き、吹付は指令装置96を介して、吹付
は装置82が作動せしめられ、テーパロッド80の端部
位置にマーキングされる。
更に、マーキング位置検出器95により、テーパロッド
80のマーキング部83が検出されて、マイクロコンピ
ュータAに入力されて、テーパロフト80の切断位置が
演算される。この演算結果に基き、切断指令装置97を
介して切断装置88が作動せしめられ、テーパロッド8
0毎に切断処理が行われる。
又基準速度発生器55の出力側は、第1の自動速度調整
器ASR及び第1の自動電流調整器ACRを経て第1の
直流電源装置61に接続され、この第1の直流電源装置
61の出力端は定速送りローラ装置2を駆動するDCモ
ータのDCM−1に接続されており、DCモータDCM
−1の回転速度は第1のパルスジェネレータPLO−1
により検出され、第1のF/Vコンバータ62を経て第
1の自動速度調整器ASRの入力側にフィードバックさ
れている。
又、前記基準速度発生器55の出力信号は加減算器63
に伝達され、後述する掛算器64又は前記切換器59か
らの信号に加算され、第2の自動速度調整器ASR−2
及び第2の自動電流調整器ACR−2を経て、第2の直
流電源装置65に伝達され、この第2の直流電源装置6
5の出力信号は変速テンションローラ装置25を駆動す
るDCモータ00M−2に印加される。DCモータ00
M−2の回転数は第2のパルスジェネレータPLO−2
により検出され、第2のF/Vコンバータ66を経て加
減算器63にフィードバックされる。
前記基準速度発生器47は以上の説明で明白な如く、定
速送りローラ装置2を駆動するDCモータ00M−1を
定速回転させるための基準設定値Cを発生させるための
もので、前記係数設定器56は定速送りローラ装置2に
対する変速テンションローラ装置25の増速度合を決定
する係数αを設定するもので、該係数設定器56からの
出力信号は掛算器67及び68に入力される。
一方時間関数発生器57は時間関数tを発生させるもの
で、その出力信号tは前記掛算器67に入力されると同
時に掛算器69に入力されて、t11が演算され、この
t11の信号が掛算器68に入力されることにより、掛
算器68の出力信号はαtl+となり、且つ掛算器67
からの出力信号はαtl+となる。
この発明では前記の温度制御装置54、基準速度発生器
55、係数設定器56及び時間関数発生器57をマイク
ロコンピュータAが駆動することにより、加熱装置8に
よる加熱程度や定速送りローラ装置2及び変速テンショ
ンローラ装置25の送り速度を、マイクロコンピュータ
AのROMに内蔵されたプログラムに従って設定し、所
望のテーバ形状を得ることができるものであるが、さら
に各数値を手動によってキーボード等から与えてやるこ
とも可能なように構成しておくことが望ましい。第12
図における設定器はこれら手動による数値設定のための
機能を有するキーボード等を表し、温度制御装置54に
は手動設定器54Aが、基準速度発生器55には手動設
定器55A、係数設定器56には手動設定器56Aが、
時間関数発生器57には手動設定器57Aがそれぞれ接
続されている。
尚時間関数発生器57には、変速テンシランローラ装置
25の送り速度を定速送りローラ装置2の送り速度より
も、加速するか減速するかの指令を与えるための加減速
指令器70が連続されている。
従って前記温度検出器53からの温度情報、外径検出器
50からの外径情報、速度検出器7及び7Aからの速度
情報を入力したマイクロコンピュータAはこれらの情報
から適切な指令情報を基準速度発生器55、温度制御装
置54、切換器58.59、係数設定器56、時間関数
発生器57に送り、変速テンションローラ装置25の増
速度合を調整して金属ロッドのテーパ度合を所定の値に
調整する。
このような調整はマイクロコンピュータAにより自動的
に行うこともできるが、手動設定器により手動で行うこ
とも可能である。
例えばマイクロコンピュータA又は手動設定器55Aか
ら基準速度発生器55に基準速度指令信号が与えられる
と、基準速度発生器55は基準設定値信号Cを、第1の
自動速度調整器ASR−1及び第1の自動電流調整器A
CR−1を経て、第1の直流電源装置61に送り込み、
この直流電源装置61によってDCモータ00M−1が
所定の基準速度で回転され、定速送りローラ装置2が金
属材料lを所望の一定の設定速度で加熱装置8、冷却装
置11を経て変速テンションローラ装置25に向けて送
り出す。
今例えばマイクロコンピュータAが係数設定器56を駆
動していない状態では切換器58及び59から発生する
信号はOレベルであるため、掛算器64又は切換器59
から加減算器63に伝達される信号はOレベルであり、
基準速度発生器55から送出される基準設定値Cがその
まま加減算器63を経て第2の自動速度調整器ASR−
2に伝達され、更に第2の自動電流調整器ACR−2を
経て、第2の直流電源装置65に伝達される。
従ってこの場合DCモータDCM−2もDCモータ00
M−1と同一速度で回転され、変速テンションローラ装
置25の送り速度と定速送りローラ装置2の送り速度と
が同一となるため金属材料1は塑成加工を受けず、加熱
冷却の前後における外径が一定のまま送り出すことにな
る。
次にマイクロコンピュータA又は手動設定器56Aから
係数指令信号を係数設定器56に送出して、係数設定器
56が所望の係数設定値信号αを掛算器67、68に送
り出し、又マイクロコンピュータA又は手動設定器57
Aから与えられる指令信号によって時間関数発生器57
が時間関数tを掛算器67、68及び69に送出してい
る状態を考える。
ここで例えばマイクロコンピュータAが切換器58を駆
動して、掛算器67の出力側と掛算器64の入力側を連
結し掛算器68の出力側と掛算器64の入力側を遮断し
且つマイクロコンピュータAがらの信号によって切換器
59をOFF状態とすると、時間関数発生器57からの
時間関数信号tと係数設定器56からの係数値信号αと
が、掛算器67で掛は合わされαtの信号となり切換器
58を経て掛算器64に伝達され、ここで基準設定値C
と上記αtが掛は合わされ、速度指令信号Cαtが加減
算器63に伝達される。
加減算器63には基準速度発生器55からの基準設定値
信号Cが伝達されており、これが速度指令信号Cαtと
加算され、C+Cαtの速度指令信号が第2の自動速度
調整器ASR−2及び第2の自動電流調整器ACR−2
を経て第2の直流電源装置65に伝達され、変速テンシ
ョンローラ装置25を定速送りローラ装置2に対してC
αの分だけ増速駆動し、加熱前の金属材料の外径に対し
て加熱冷却後の金属材料の外径を縮小させる。
この場合切換器58を切り換えて掛算器68と掛算器6
4とを接続する如くなせば、加減算器63に伝達される
速度指令信号はCαt11となり、テーパ部分の形状パ
ターンが変化する。同様に切換器58を遮断しマイクロ
コンピュータAからの切り換え信号によって、切換器5
9を切り換えて掛算器67と加減算器63を接続した場
合には、掛算器67からの出力αtが切換器59を経て
加減算器63に伝達され、変速テンションローラ装置2
5がC+αtの送り速度で駆動される。又マイクロコン
ピュータAからの信号によって切換器59を切り換え、
掛算器68と加減算器63とを接続すると掛算器68か
らの出力αtl+が加減算器63に伝達され、変速テン
ションローラ装置25がC+αt11で駆動される。
上記のように切換器58及び64を操作することにより
、定速送りローラ装置2の速度を一定に保ったまま、変
速テンションローラ装置25の送り速度を種々に変化さ
せることが可能となり、このような速度パターンに基づ
きテーパロッド80のテーバ度合を種々に制御すること
ができる。
例えば加速(又は減速)度合をαを又はCαtとした場
合、Cやαの値によって程度は異なるがテーパ部の断面
形状は2次曲線となり、αt11又はCαtl+とした
場合は直線状となる。
こうして種々のパターンに基づき変速テンションローラ
を駆動することにより、金属材料のテーパ度合を一定に
、又は任意に調整することが可能となる。
尚第1及び第2のパルスジェネレータPLO−1及びP
LO−2からの信号が、それぞれ第1及び第2の自動速
度調整器ASR−1及びASR−2の入力側にフィード
バックされることにより第1及び第2のDCモータDC
M−1及びDCM−2の急速な速度変動が防止される。
ところで、第4図に示すように、テーパロッド80は、
その軸心方向中央部に位置する大径部98と、大径部9
日の両端から延設され且つ先端に向うに従って漸次小径
となる一対のテーパ部99.100と、各テーパ部99
.100の先端から延設された一対の小径部101,1
02とから成る。
次に、テーパロッド80の端部位置の計測方法を詳細に
説明すれば、今、第2図において、テーパロッド80の
下流側テーパ部100、各小径部101゜102、大径
部98、上流側テーパ部99の各軸心方向長さをLl、
L2/2、L3 、L4とする。
今、第16図において、計測方法を説明すると、まず、
テーパロッド80のテーバ度合が設定されて、L 1 
、L2 、L3 、L4が決定され、この決定に基き、
変速テンションローラ装置25の加速開始、加速完了、
減速開始、減速完了パターンが決定され、この決定によ
り、変速テンションローラ装置25のDCモータ(DC
M−2)に対する速度指令が速度制御装置52に入力さ
れ、DCモータ(DCM−2)が速度制御される。
そして、引張開始指令により、変速テンションローラ装
置25の加圧装置29が作動して、金属材料1が変速テ
ンションローラ装置25により引張られて、テーバロッ
ド80が軸心方向に連続して形成される。
ところで、変速テンションローラ装置25の両ローラ2
7.28の加速開始により、金属材料1の径が漸次小径
となって、下流側テーパ部100が形成され、そして、
両ローラ27.28が所定回転速度まで加速されて、そ
の速度が維持されることで、小径部101,102が形
成される。次に、両ローラ27.28が減速されること
により、上流側テーパ部99が形成され、そして、両ロ
ーラ27.28が所定回転速度まで減速されて、その速
度が維持されることで大径部98が形成され、上記変速
サイクルが繰り返されることで、テーバロッド80が軸
心方向に連続して形成される。
ところで、計尺メータ81はテーパロッド80を軸心方
向に関して計測し、この計測に基き、パルスジェネレー
タ(PLO−3)がパルスを発信し、このパルスがパル
スアンプ103により増幅されて、パルスカウンター0
4へ送られる。
そして、両ローラ27.28の加速開始指令により、パ
ルスカウンター04はパルスのカウントを開始して、各
テーバロッド80の端部位置を演算するのであり、計尺
メータ81により計測した長さXが、第1図に示すよう
に、 となった時に、吹付は装置82の電磁弁が励磁せしめら
れて、テーパロフト80の端部位置にマーキングが施さ
れる。
ここで、(LM)及び(Y)は別途設定されるもので、
LMは、冷却装置11の焼入槽12で金属材料1の形状
が固定される位置から、吹付は装置82までの距離であ
る。
又、Yは、吹付は装置82の電磁弁に励磁信号を与えて
、塗料がテーバロッド80の端部位置に塗布されるまで
に、テーバロッド80の進む距離である。
Yの値はテーバロッド80の引張速度■3により変化す
るので、引張速度V3に応じて、下記のようなデータケ
ーブルをシーケンス内に持たせて、使用する。
又、吹付は装置82による吹付は時間も、引張速度■3
に応じて変るので、合せて、下記に示す。
但し、マーキング位置検出器95が検出するのは、マー
キング部83の先端である。
尚、上記表では、動作遅れ時間を0.5秒として、Yを
算出し、マーキング部83の長さを10nmとして、T
を算出している。
而して、パルスカウンタ104によりカウントされたパ
ルス数により、その他の演算も行われるのであり、計尺
メータ81により計測した長さX2がX2 =t、i 
+L2 +[、。
となった際には、変速テンションローラ装置25におい
て、加圧装置29による加圧が解除される。
又、計尺メータ81により計測した長さX3が、X3 
=L1 +L2 +L3 +L4となった際には、パル
スカウンタ104がリセットとされて、零となる。
そして、上記動作が繰り返されるのである。
尚、計尺メータ81、パルスジェネレータ(PLO−3
)、パルスアンプ103、パルスカウンタ104等によ
り計測装置105が構成される。
上記のように、変速テンションローラ装置25の加圧開
始時、即ち、各テーバロッド80の上流側テーパ部99
が形成される時からパルスカウンタ104によるカウン
トを開始するようにしているので、上流側テーパ部99
の大径部側端部位置を正確に把握できて、該位置から各
テーバロッド80の端部位置を正確に演算できる。
又、繰り返される各変速サイクルの各加速開始時を、夫
々、パルスカウンタ104によるカウント開始時として
いるので、累積誤差がない。
尚、実施例では、各変速サイクルの各加速開始時を、計
測開始時としたが、加速終了時、減速開始時、減速終了
時を計測開始時としてもよい。
(発明の効果) 本発明は以上述べた如く、金属材料を把持して一定速度
で送り出す一対以上の定速送りローラ装置と、上記定速
送りローラ装置より材料の送り方向下流側に設けられた
加熱装置と、上記加熱装置より更に下流側に設けられた
冷却装置と、上記冷却装置より更に下流側に設けられ、
材料を把持して上記定速送りローラ装置の送り速度以上
の速度で材料を送り出す一対以上の変速テンションロー
ラ装置と、上記変速テンションローラ装置を所定の変速
サイクルで変速制御することでテーパロッドを軸心方向
に連続して形成する速度制御装置とを有しているから、
テーパロッドが連続的に形成され、従来のようにバッチ
式の製造装置でないので極めて能率がよく、しかもテー
パの程度を厳密に制御することが出来るので寸法精度の
よいテーパロフトを製造できる。
又、計測装置と、演算装置とにより、各テーパロッドの
端部位置を検出できると共に、この検出した端部位置に
、マーキング装置によりマーキングを施すことができる
。更に、計測装置においては、変速テンションローラ装
置の変速サイクルの変速開始時又は変速終了時を計測開
始時としているので、テーパロッドのテーパ部の端部位
置を正確に把握できて、該端部位置から各テーパロッド
の端部位置を正確に演算できる。又、繰り返される各変
速サイクルの変速開始時は変速終了時を計測装置の計測
開始時としているので、累積誤差がない。本発明は上記
利点を有し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は加工設備全体
の構成図、第2図は冷却装置の要部断面図、第3図は第
2図の正面(前面)図、第4図はテーパロッドの説明図
、第5図は変速テンションローラ装置の正面図、第6図
は第5図A−A線矢示図、第7図は第5図B−B線矢示
図、第8図は第5図C−C線矢示図、第9図a、b、c
は本発明の詳細な説明するための引張速度と製造された
ロンド径との関係を示すグラフ、第10図はテーパロッ
ドを形成するための引張速度の時間的変化を示すグラフ
、第11図は製造中のロッドの軸方向の距離に対する温
度及び引張強度の関係を示すグラフ、第12図は上記実
施例に係る加工装置の制御回路の概略を示すブロック図
、第13図は同制御回路に用いることのできるマイクロ
コンビ二−タ内の信号の流れを示すブロック図、第14
図は切断装置等の側面図、第15図は同平面図、第16
図はテーパロッドの端部位置を計測する手順を示す流れ
図である。 1−・金属材料、2一定速送りローラ装置、8−・加熱
装置、11−冷却装置、12・・・・−焼入槽、14・
〜・第1ノズル、19・−・第2ノズル、2〇−環流部
、25・−・−変速テンションローラ装置、52・−制
御装置、8o・−テーパロッド、82・−吹付は装置(
マーキング装置)、105−tt測詰装置A・−・・マ
イクロコンピュータ(演算装置)。 特 許 出 願 人  株式会社神戸製鋼所代 理 人
 弁理士  安 1)敏 雄 1゛。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、金属材料1を把持して一定速度で送り出す一対以上
    の定速送りローラ装置2と、該ローラ装置2より金属材
    料1の送り方向下流側に設けられた加熱装置8と、該加
    熱装置8より更に下流側に設けられた冷却装置11と、
    該冷却装置11より更に下流側に設けられて金属材料1
    を把持して前記定速送りローラ装置2の送り速度以上の
    速度で金属材料1を送り出す一対以上の変速テンション
    ローラ装置25と、該変速テンションローラ装置25を
    所定の変速サイクルで変速制御することでテーパロッド
    80を軸心方向に連続して形成する速度制御装置52と
    、繰り返される各変速サイクルの所定の変速開始時又は
    変速終了時を夫々計測開始時とすることで各テーパロッ
    ド80を軸心方向に関して計測する計測装置105と、
    計測装置105により計測された値から各テーパロッド
    80の端部位置を演算する演算装置Aと、演算装置Aに
    より演算された端部位置に基き各テーパロッド80の端
    部にマーキングするマーキング装置82とをそれぞれ備
    えたことを特徴とするテーパロッドの加工設備。
JP4730485A 1985-03-08 1985-03-08 テ−パロツドの加工設備 Pending JPS61206520A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4800744A (en) * 1986-09-11 1989-01-31 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Production of a taper rod

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4800744A (en) * 1986-09-11 1989-01-31 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Production of a taper rod

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