JPS61205646A - 土木用骨材の製造法 - Google Patents
土木用骨材の製造法Info
- Publication number
- JPS61205646A JPS61205646A JP60050199A JP5019985A JPS61205646A JP S61205646 A JPS61205646 A JP S61205646A JP 60050199 A JP60050199 A JP 60050199A JP 5019985 A JP5019985 A JP 5019985A JP S61205646 A JPS61205646 A JP S61205646A
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- JP
- Japan
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- slag
- aggregate
- crushed
- residue
- incineration residue
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- Granted
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B18/00—Use of agglomerated or waste materials or refuse as fillers for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of agglomerated or waste materials or refuse, specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B18/04—Waste materials; Refuse
- C04B18/06—Combustion residues, e.g. purification products of smoke, fumes or exhaust gases
- C04B18/10—Burned or pyrolised refuse
- C04B18/108—Burned or pyrolised refuse involving a melting step
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は土木用骨材の製造法に関するものである。更に
詳しくは、本発明は、下水汚泥、汚泥焼却残渣、都市ゴ
ミ焼却残渣等の廃棄物から埋め戻し材、遮断材等の土木
工事用として利用される骨材の製造法に関するものであ
る。
詳しくは、本発明は、下水汚泥、汚泥焼却残渣、都市ゴ
ミ焼却残渣等の廃棄物から埋め戻し材、遮断材等の土木
工事用として利用される骨材の製造法に関するものであ
る。
[従来の技術]
廃棄物には、例えばクロム、ニッケル、マンガン、カド
ミウム、水銀、銅等人体や生物に有害な重金属を含むも
のがあり、その廃棄処理については国家的規制措置がと
られていることは知られている。
ミウム、水銀、銅等人体や生物に有害な重金属を含むも
のがあり、その廃棄処理については国家的規制措置がと
られていることは知られている。
これら廃棄物は、従来、地中に直接埋め立て処分したり
、重金属類を活性炭に吸着させたり、アルカリを加えて
水酸化物として沈降分離したり、イオン交換樹脂に結合
させたりして捕捉除去後、地中に埋め立て処分する方法
がとられてきた。しかし、いずれの場合も埋立地の確保
が次第に困難になりつつおるばかりでなく、直接埋め立
て処分する場合は、重金属類が地中に溶出して周辺を汚
染する恐れがあり、又、重金属類を捕捉除去後埋め立て
処分する方法は、生成する重金属吸着活性炭、重金属水
酸化物、重金属結合イオン交換樹脂などを含有するスラ
ッジの処理をどうするかが問題となり、その廃棄の仕方
如何によっていは、二次公害発生の危険性がある。
、重金属類を活性炭に吸着させたり、アルカリを加えて
水酸化物として沈降分離したり、イオン交換樹脂に結合
させたりして捕捉除去後、地中に埋め立て処分する方法
がとられてきた。しかし、いずれの場合も埋立地の確保
が次第に困難になりつつおるばかりでなく、直接埋め立
て処分する場合は、重金属類が地中に溶出して周辺を汚
染する恐れがあり、又、重金属類を捕捉除去後埋め立て
処分する方法は、生成する重金属吸着活性炭、重金属水
酸化物、重金属結合イオン交換樹脂などを含有するスラ
ッジの処理をどうするかが問題となり、その廃棄の仕方
如何によっていは、二次公害発生の危険性がある。
本出願人は、叙上のような問題点を解決するものとして
、特開昭52−143965に示す方法を提案した。こ
の方法は、電気アーク炉中で溶融したベースメタル、例
えば鉄よりなる金属溶湯に、還元雰囲気下、産業廃棄物
等の処理の結果生ずる重金属含有焼却残渣、あるいはス
ラッジを添加して重金属類をベースメタル中に溶解させ
ると共に、ベースメタル上に浮遊する溶融スラグ中にも
捕捉固定するものである。
、特開昭52−143965に示す方法を提案した。こ
の方法は、電気アーク炉中で溶融したベースメタル、例
えば鉄よりなる金属溶湯に、還元雰囲気下、産業廃棄物
等の処理の結果生ずる重金属含有焼却残渣、あるいはス
ラッジを添加して重金属類をベースメタル中に溶解させ
ると共に、ベースメタル上に浮遊する溶融スラグ中にも
捕捉固定するものである。
この方法は、焼却残渣中の重金属類の殆んどがベースメ
タル中に捕捉固定される一方、ベースメタル上に溶融ス
ラグとして浮遊する無機物質は、適時、炉の排出口より
取出し、冷却固化させることにより、焼却残渣の体積が
大巾に減容されるので、重金属類溶出の問題、埋立用地
の確保の問題を一挙に解決する方法といえる。更に、上
記溶融処理炉より排出したあとの溶融スラグの冷却固化
物は、高炉や、転炉等の炉で副生ずる溶融滓と同様、セ
メント骨材、道路用砕石、構築用骨材として利用しうる
ので、廃棄物の再生利用という面からも極めて有用性の
高い方法といえる。
タル中に捕捉固定される一方、ベースメタル上に溶融ス
ラグとして浮遊する無機物質は、適時、炉の排出口より
取出し、冷却固化させることにより、焼却残渣の体積が
大巾に減容されるので、重金属類溶出の問題、埋立用地
の確保の問題を一挙に解決する方法といえる。更に、上
記溶融処理炉より排出したあとの溶融スラグの冷却固化
物は、高炉や、転炉等の炉で副生ずる溶融滓と同様、セ
メント骨材、道路用砕石、構築用骨材として利用しうる
ので、廃棄物の再生利用という面からも極めて有用性の
高い方法といえる。
ところで、上記溶融スラグの冷却固化物よりなる骨材は
、処理される焼却残渣の種類によって成分含有量が異な
る。例えば、都市ゴミは、易燃性の一般ゴミ、ガラスび
ん、廃プラスチックのような不燃性乃至難燃性のゴミに
大別されるが、これらを焼却処理した残渣の成分分析の
結果は次の第1表の如くでおる。表中、Aは一般の易燃
性ゴミの焼却残渣、Cはガラスびん、廃プラスチック等
の不燃性乃至難燃性ゴミの焼却残渣、Bは上記Aゴミと
Cゴミの等量混合ゴミの焼却残渣を示す。
、処理される焼却残渣の種類によって成分含有量が異な
る。例えば、都市ゴミは、易燃性の一般ゴミ、ガラスび
ん、廃プラスチックのような不燃性乃至難燃性のゴミに
大別されるが、これらを焼却処理した残渣の成分分析の
結果は次の第1表の如くでおる。表中、Aは一般の易燃
性ゴミの焼却残渣、Cはガラスびん、廃プラスチック等
の不燃性乃至難燃性ゴミの焼却残渣、Bは上記Aゴミと
Cゴミの等量混合ゴミの焼却残渣を示す。
又、第2表は、上記、焼却残渣を溶融処理炉で処理した
際に生成するスラグの成分分析結果の一例である。
際に生成するスラグの成分分析結果の一例である。
第1表
第2表
以上の結果からも明らかなように、どのゴミ焼却残渣を
溶融処理した際に生成するスラグも、その成分はCaO
と3! 02が主流のガラス様の性質を持つ物質であり
、ガラス様物質の物性表示に用いられる塩基度(Ca
O/Si 02 )はO07以下でおる。中でも、不燃
性ゴミの焼却残渣Cに由来するスラグは当然のこと乍ら
、Si 02分が最も多く塩基度も低い。しかして、生
成スラグは、溶融処理炉から溶融状で排出され、水中に
投入冷却することにより、粒状に破砕される。次の第3
表ならびに添付の第2図は以上のようなスラグの粒状破
砕物を公知の方法によって磁選し、金属分を取り除いた
ものの粒度分布の一例を示す表及びグラフである。
溶融処理した際に生成するスラグも、その成分はCaO
と3! 02が主流のガラス様の性質を持つ物質であり
、ガラス様物質の物性表示に用いられる塩基度(Ca
O/Si 02 )はO07以下でおる。中でも、不燃
性ゴミの焼却残渣Cに由来するスラグは当然のこと乍ら
、Si 02分が最も多く塩基度も低い。しかして、生
成スラグは、溶融処理炉から溶融状で排出され、水中に
投入冷却することにより、粒状に破砕される。次の第3
表ならびに添付の第2図は以上のようなスラグの粒状破
砕物を公知の方法によって磁選し、金属分を取り除いた
ものの粒度分布の一例を示す表及びグラフである。
第3表
以上の結果からA残渣に由来するスラグ(以下Aスラグ
という)、AスラグよりはB残渣に由来するスラグ(以
下Bスラグという)、BスラグよりはC残渣に由来する
スラグ(以下Cスラグという)の順に、粒径が大きい。
という)、AスラグよりはB残渣に由来するスラグ(以
下Bスラグという)、BスラグよりはC残渣に由来する
スラグ(以下Cスラグという)の順に、粒径が大きい。
例えば、Cスラグは最大が13v’mで50%粒径が2
.4m/mである。
.4m/mである。
言い換えるとガラスに近い性質のスラグ程、水冷破砕後
の粒径が大きい。これは、S! Oz分が多く、ガラス
様の性質が大きいため、それだけ、溶融スラグの流動性
が小さく、粘性が大きいので、水中に投入したときのち
ぎれが劣ることによるのではないかと考えられる。
の粒径が大きい。これは、S! Oz分が多く、ガラス
様の性質が大きいため、それだけ、溶融スラグの流動性
が小さく、粘性が大きいので、水中に投入したときのち
ぎれが劣ることによるのではないかと考えられる。
[発明が解決しようとする問題点]
A、B、C各スラブは、前記のように、ガラス様の性質
を有し、更に、巨視的にみた場合、それぞれは、粒径に
関係なく、細かいひび割れを持つ球状をした粒子である
。このひび割れは、水破砕のため溶融スラグが水中に排
出されたときに生じるものと推定されるが、そのまま、
通常の他の骨材と混ぜて、土木材料、特に埋め戻し、遮
断材等に使った場合、施工後に類スラグ粒子はそのひび
割れ部分からの崩壊細粒化が起り、施工後の破損、脆弱
化が懸念される。例えば第3図は、前記第3表の残渣C
に由来するスラグ粒子について、後記の修正CBR値測
定を行う際のつき固め動作回数、0回、17回、42回
、及び92回を行ったときの粒度分布の変化をグラフで
示したものである。
を有し、更に、巨視的にみた場合、それぞれは、粒径に
関係なく、細かいひび割れを持つ球状をした粒子である
。このひび割れは、水破砕のため溶融スラグが水中に排
出されたときに生じるものと推定されるが、そのまま、
通常の他の骨材と混ぜて、土木材料、特に埋め戻し、遮
断材等に使った場合、施工後に類スラグ粒子はそのひび
割れ部分からの崩壊細粒化が起り、施工後の破損、脆弱
化が懸念される。例えば第3図は、前記第3表の残渣C
に由来するスラグ粒子について、後記の修正CBR値測
定を行う際のつき固め動作回数、0回、17回、42回
、及び92回を行ったときの粒度分布の変化をグラフで
示したものである。
同図からも明らかなように、水冷破砕のままのスラグ粒
子は、脆く、外部から加えられる衝撃(例えば、一定の
容器に入れつき固める)によっていともたやすく崩壊し
、細粒化されることが分る。
子は、脆く、外部から加えられる衝撃(例えば、一定の
容器に入れつき固める)によっていともたやすく崩壊し
、細粒化されることが分る。
本発明は、このようなスラグの骨材への利用上における
問題を解決しようとするものである。
問題を解決しようとするものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、上記の問題を解決するべく、種々検討の結果
、水冷破砕によって得られたスラグ粒子を更に、粉砕処
理して、粒子内ひび割れを消滅に至らしめることによっ
て、土木用骨材として不安なく使用できるとの知見を得
て本発明に到達した。
、水冷破砕によって得られたスラグ粒子を更に、粉砕処
理して、粒子内ひび割れを消滅に至らしめることによっ
て、土木用骨材として不安なく使用できるとの知見を得
て本発明に到達した。
即ら、本発明は、下水汚泥、汚泥焼却残渣、都市ゴミ焼
却残渣等の廃棄物を、溶融処理炉で処理する際に生成す
る溶融スラグを水冷却により固化し、次に破砕したのち
、メタル分を除し、更に、破砕機により、修正CBR値
が一定となるまで粉砕することを特徴とする土木用骨材
の製造法を要旨とするものである。
却残渣等の廃棄物を、溶融処理炉で処理する際に生成す
る溶融スラグを水冷却により固化し、次に破砕したのち
、メタル分を除し、更に、破砕機により、修正CBR値
が一定となるまで粉砕することを特徴とする土木用骨材
の製造法を要旨とするものである。
以下、本発明を更に詳細に説明すると、本発明で適用さ
れる廃棄物は都市、工場、鉱山等で生成する下水汚泥、
廃水汚泥、等を脱水したもの、或いは、これらを焼却し
た焼却残渣、都市より回収された各種ゴミを焼却した残
渣等である。
れる廃棄物は都市、工場、鉱山等で生成する下水汚泥、
廃水汚泥、等を脱水したもの、或いは、これらを焼却し
た焼却残渣、都市より回収された各種ゴミを焼却した残
渣等である。
又、これらを溶融処理する設備としては、公知の各種の
炉が適用されるが、中でも第4図に示すような製鋼用ア
ーク炉をベースにして改造した炉1が挙げられる。この
炉1は、密閉構造形で、上部から炉蓋2を貫通してアー
ク熱発生用の人造黒鉛製電極3が3本装入され、炉内1
には、予め、スクラップ(例えば鉄屑)を投入しておき
、アーク熱により溶融し、いわゆるベースメタル4層を
形成させる。そして、ベースメタル4を温度1450〜
1550℃の高温溶融状態を保っておき、投入口5より
廃棄物、例えば都市ゴミ焼却残渣を投入して溶融する。
炉が適用されるが、中でも第4図に示すような製鋼用ア
ーク炉をベースにして改造した炉1が挙げられる。この
炉1は、密閉構造形で、上部から炉蓋2を貫通してアー
ク熱発生用の人造黒鉛製電極3が3本装入され、炉内1
には、予め、スクラップ(例えば鉄屑)を投入しておき
、アーク熱により溶融し、いわゆるベースメタル4層を
形成させる。そして、ベースメタル4を温度1450〜
1550℃の高温溶融状態を保っておき、投入口5より
廃棄物、例えば都市ゴミ焼却残渣を投入して溶融する。
ベースメタル4は炉1の運転初期のアーク熱発生源とな
ると同時に、上記残渣溶融の熱源ともなり、又、残渣中
の鉄分その他の各種有害型金属類吸収母体の機能も備え
ている。
ると同時に、上記残渣溶融の熱源ともなり、又、残渣中
の鉄分その他の各種有害型金属類吸収母体の機能も備え
ている。
ガラス成分を含め、残渣中の大部分を占める無機物質は
、溶融したスラグ6として溶融ベースメタル4上に浮遊
するので、これを出滓口8より炉外へ排出させる。尚7
はガス抜き管である。
、溶融したスラグ6として溶融ベースメタル4上に浮遊
するので、これを出滓口8より炉外へ排出させる。尚7
はガス抜き管である。
本発明方法は、上記炉外に排出された溶融スラグを水中
に投入して急冷し、粒子状に破砕したものについて、埋
め戻し材や遮断材等土木用骨材としての有用価値をより
一層高めるため、ドラム形、プーリー形、吊下げ形等の
磁選機にて磁選して金属分を除去したのち、破砕機を用
い、更により一層粒径の小ざい粒子に粉砕して加工処理
して、粒子内のひび割れを消失させ、埋め戻し材や遮断
材として施用後に起る施工場所の破損、脆弱化を解消す
るものである。
に投入して急冷し、粒子状に破砕したものについて、埋
め戻し材や遮断材等土木用骨材としての有用価値をより
一層高めるため、ドラム形、プーリー形、吊下げ形等の
磁選機にて磁選して金属分を除去したのち、破砕機を用
い、更により一層粒径の小ざい粒子に粉砕して加工処理
して、粒子内のひび割れを消失させ、埋め戻し材や遮断
材として施用後に起る施工場所の破損、脆弱化を解消す
るものである。
上記粉砕加工処理用の破砕機としては、例えば、公知の
ディスククラッシャー、インパクトクラッシャー、ロー
ドミル、インペラーブレーカ−、コーンクラッシャー等
が挙げられる。又、粉砕加工は、粉砕加工後に得られる
粒状スラグについて修正CBR値を測定し、その結果、
一定の値が得られる追打われるものとする。ここで、修
正CBR値とは路盤の耐圧支持率のことであり試験方法
についてはJISA1210およびJISA1211に
規定されている。しかして修正CBR値は、ある粒度分
布を持つ、粒状物が破砕機により粉砕されて更に細粒化
される場合、細粒化が進む程、その測定値(%)は高い
値として表わされ、その値が略一定になることは、もは
やそれ以上細粒化は進まないことを示す。言い換えれば
、これを本発明方法にあてはめると、水冷却により破砕
固化されたスラグが破砕機により粉砕処理されることに
よって、粒子内に存在するひび割れ部分を介して更に細
粒化され、もはや殆んどがひび割れを消失し安定した粒
状物に変化したことを示すものである。即ら、このよう
に粉砕加工したスラグは粒度的に安定しており、埋め戻
し材や遮断材等の土木用骨材に使用した場合、粒子の再
崩壊、それに基づく施工場所の破損、脆弱化の問題が解
消される。
ディスククラッシャー、インパクトクラッシャー、ロー
ドミル、インペラーブレーカ−、コーンクラッシャー等
が挙げられる。又、粉砕加工は、粉砕加工後に得られる
粒状スラグについて修正CBR値を測定し、その結果、
一定の値が得られる追打われるものとする。ここで、修
正CBR値とは路盤の耐圧支持率のことであり試験方法
についてはJISA1210およびJISA1211に
規定されている。しかして修正CBR値は、ある粒度分
布を持つ、粒状物が破砕機により粉砕されて更に細粒化
される場合、細粒化が進む程、その測定値(%)は高い
値として表わされ、その値が略一定になることは、もは
やそれ以上細粒化は進まないことを示す。言い換えれば
、これを本発明方法にあてはめると、水冷却により破砕
固化されたスラグが破砕機により粉砕処理されることに
よって、粒子内に存在するひび割れ部分を介して更に細
粒化され、もはや殆んどがひび割れを消失し安定した粒
状物に変化したことを示すものである。即ら、このよう
に粉砕加工したスラグは粒度的に安定しており、埋め戻
し材や遮断材等の土木用骨材に使用した場合、粒子の再
崩壊、それに基づく施工場所の破損、脆弱化の問題が解
消される。
[発明の効果コ
本発明は以上のべたように、下水汚泥、汚泥焼却残渣、
都市ゴミ焼却残渣等の廃棄物を溶融処理する際、生成す
る溶融スラグを水冷し、破砕後、更に粉砕加工処理する
ことによって、土木用骨材としての有用価値を高めんと
するものであり、従来の方法によって再利用されてきた
スラグに較べて、粒子安定性があり、これを用いた施工
場所の施工後における破損、脆弱化の問題を解消するも
のである。
都市ゴミ焼却残渣等の廃棄物を溶融処理する際、生成す
る溶融スラグを水冷し、破砕後、更に粉砕加工処理する
ことによって、土木用骨材としての有用価値を高めんと
するものであり、従来の方法によって再利用されてきた
スラグに較べて、粒子安定性があり、これを用いた施工
場所の施工後における破損、脆弱化の問題を解消するも
のである。
[実施例]
以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明はそ
の要旨を超えない限り以下の実施例に限定されることは
ない。
の要旨を超えない限り以下の実施例に限定されることは
ない。
実施例:
型中から集められた都市ゴミを易燃性の一般収集ゴミ(
A)、難燃性乃至不燃性のガラスびん、プラスチックよ
りなるゴミ(C)、および(A>ゴミと(C)ゴミとを
同等混合した混合ゴミ(B)に分け、焼却炉にて焼却し
た。次に、これら焼却残渣を第4図に示すようなアーク
炉で1450〜1550’Cにて溶融し、ベースメタル
上に浮遊する溶融スラグA、B、Cを水中に放出し、水
冷破砕物を得た。これらの無機質分析結果及び磁選処理
による金属分除去後の粒度分布は次のとおりであった。
A)、難燃性乃至不燃性のガラスびん、プラスチックよ
りなるゴミ(C)、および(A>ゴミと(C)ゴミとを
同等混合した混合ゴミ(B)に分け、焼却炉にて焼却し
た。次に、これら焼却残渣を第4図に示すようなアーク
炉で1450〜1550’Cにて溶融し、ベースメタル
上に浮遊する溶融スラグA、B、Cを水中に放出し、水
冷破砕物を得た。これらの無機質分析結果及び磁選処理
による金属分除去後の粒度分布は次のとおりであった。
′1PlS長 無機質分析の結果
1& 馴粉布
次に、上記3種のスラグのうち、最もガラス様性質の高
いスラグCを選び、公知のディスククラッシャーを用い
て、一定量を粉砕し、得られた粒砕物を再度、同じ条件
で粉砕し、以下、3,4.・・・6回これを反覆して種
々の粒度分布を有する粉粒物試料6コを作り、それぞれ
について修正CBR値を測定した。結果を次表ならびに
、第1図に、各試料と修正CBR値との関係をグラフで
示す。
いスラグCを選び、公知のディスククラッシャーを用い
て、一定量を粉砕し、得られた粒砕物を再度、同じ条件
で粉砕し、以下、3,4.・・・6回これを反覆して種
々の粒度分布を有する粉粒物試料6コを作り、それぞれ
について修正CBR値を測定した。結果を次表ならびに
、第1図に、各試料と修正CBR値との関係をグラフで
示す。
Z!s& 粉粒物粒度分布と修正CBR値との関
係(註)修正CBR値測定における突固め回数は42回
とした。以上の結果から、明らかなように、試料NO3
以後の試料は粒度分布が略一定となり、これに伴って、
修正CBRの測定結果も略一定しスラグ粒子内のひび割
れが消失して細粒崩壊のない安定した粒状物となり土木
用骨材として支障なく利用できることが分る。
係(註)修正CBR値測定における突固め回数は42回
とした。以上の結果から、明らかなように、試料NO3
以後の試料は粒度分布が略一定となり、これに伴って、
修正CBRの測定結果も略一定しスラグ粒子内のひび割
れが消失して細粒崩壊のない安定した粒状物となり土木
用骨材として支障なく利用できることが分る。
第1図は、実施例におけるCスラグから作った試料と修
正CBRとの関係を示すグラフ、第2図は、水冷却破砕
後の各スラグの粒度分布を示すグラフ、第3図は、水冷
却破砕後のCスラグを修正CBR値測定する際の突固め
回数と粒度分布との関係を示すグラフ、第4図は本発明
方法に用いられるアーク炉の一例の略図である。
正CBRとの関係を示すグラフ、第2図は、水冷却破砕
後の各スラグの粒度分布を示すグラフ、第3図は、水冷
却破砕後のCスラグを修正CBR値測定する際の突固め
回数と粒度分布との関係を示すグラフ、第4図は本発明
方法に用いられるアーク炉の一例の略図である。
Claims (1)
- 1 下水汚泥、汚泥焼却残渣、都市ゴミ焼却残渣等の廃
棄物を溶融処理炉で処理する際に生成する溶融スラグを
、水冷却により固化し次に破砕した後、メタル分を除去
し、更に破砕機により、修正CBR値が一定の値となる
まで粉砕することを特徴とする土木用骨材の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60050199A JPS61205646A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 土木用骨材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60050199A JPS61205646A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 土木用骨材の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61205646A true JPS61205646A (ja) | 1986-09-11 |
JPH0471022B2 JPH0471022B2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=12852461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60050199A Granted JPS61205646A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 土木用骨材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61205646A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5413633A (en) * | 1991-06-19 | 1995-05-09 | British Gas Plc | Concrete |
EP0681997A1 (en) * | 1994-02-11 | 1995-11-15 | Gewestelijk Agentschap voor Netheid | Method for processing slags of a waste incineration plant and concrete element |
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