JPS61203206A - オイルポンプボデイの加工専用機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、オイルポンプボディの加工専用機に関するも
のである。

「従来の技術および発明が解決しようとする問題点」 オイルポンプは、駆動軸に内輪を外嵌め固着し、その内
輪に対し偏心した外輪を内輪に外嵌めして駆動軸の回転
により、ポンピング作用をなさしめるものである。した
がって、外輪および内輪を収容するボディは、大径の外
輪装着穴と小径で外輪装着穴に対し偏心した内輪駆動軸
孔とを有する。

このボディの加工において、外輪装着穴底面と外輪装着
穴側外端面との平行度、外輪装着穴側外端面および外輪
装着穴底面の粗度および外輪装着穴に対する内輪駆動軸
孔の偏心精度が、内輪および外輪の円滑な回転や、焼付
防止、シールおよびポンプ効率に関係し、それ等の正確
な加工が求められる。

従来、上記の加工を行うのに、筒状刃内に偏心して工具
を配置したものにより切削させるものがあるが、これで
は外輪装着穴径および内輪駆動軸孔径の加工はできても
、外輪装着穴側外端面の加工は別工程加工となり、外輪
装着穴底面の端面も良い粗度での加工は困難で、ポンプ
効率の確保に問題がある。

また、上記の加工にＮＣマシンを使用して、オイルポン
プのボディをワンチャックすなわち一回の保持にて加工
することができるが、通常ポーリングのツールに剛性を
持たせにくくてポーリングの孔径加工精度が落ちるのみ
ならず、耐久性に乏しく、その上、ＮＣマシンは非常に
高価で、生産コストが高くなるものである。

そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、オイルポンプの
内輪および外輪を収容するボディの所定以上の加工精度
および面粗度を、安価な工作機械で得ようとするもので
ある。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、大径の外輪装着穴と、小径で前記外輪装着穴
に対し偏心した内輪駆動軸孔とを有するオイルポンプの
ボディの加工専用機であって、外輪装着穴側外端面と外
輪装着穴径と外輪装着穴底面とを切削する切削スライド
と、前記外輪装着穴に対して偏心した内輪駆動軸孔径を
ポーリングするボーリングスライドとを備えさせ、オイ
ルポンプのボディをワンチャッキングにて切削加工する
オイルポンプボディの加工専用機である。

「作　　用」 外輪装着穴側外端面と外輪装着穴径と外輪装着穴底面と
を切削スライドにて切削し、ボディを定位置にて停止さ
せ、その後、ボーリングスライドにて内輪駆動軸孔径を
ポーリングする。上記の加工はボディのワンチャッキン
グ中になす。

「実施例」 オイルポンプは、第５図および第う６図に示すように、
ボディｌ内に駆動軸２を挿通し、駆動軸２には内輪３を
外嵌め固着し、内輪３に対して偏心した外輪４を内輪３
に外嵌めして収容し、内輪３および外輪４をカバー５に
て覆って、閉蓋している。

このボディ１の内輪３および外輪４の収容部箇所を第１
図および第２図に示す。このボディ１は、大径の外輪装
着穴６と小径で前記外輪装着穴６の軸芯０゜に対し、Δ
ｌを偏心して０１を軸芯とする内輪駆動軸孔７とを有す
る。内輪３および外輪４の円滑な回転や焼付防止、シー
ルおよびポンプ効率上、このボディ１の外輪装着穴底面
８と外輪装着穴側外端面９との平行度、外輪装着穴側外
端面９および外輪装着穴底面８の粗度および外輪装着穴
６に対する内輪駆動軸孔７の偏心精度の加工が重要であ
る。

第３図および第４図に示すように外輪装着穴側外端面９
と外輪装着穴径６と外輪装着穴底面８とを切削スライド
１０にて切削させ、外輪装着穴６に対して偏心した内輪
駆動軸孔径７をボーリングスライド１１にてポーリング
させる。

符号１２は、オイルポンプのボディ１を保持する保持台
で、符号１３はポンプ１４、モーター１５からなる油圧
ユニットで符号１６は制御盤である。

切削スライド１０は、バイト１７を送る油圧シリンダ１
８と切込み送りをする油圧シリンダ１９とを備えている
。ワークスピンドル２０の軸受けには熱影響と回転数の
選択範囲の有利さからＮＧ旋盤などに使われる軸受構造
のスピンドルユニットを使用した。

ワーク保持台１２に保、持されたオイルポンプのボディ
ｌを回転させ、切削スライド１０のバイ１−１７を送っ
て、ボディｌの外輪装着穴側外端面９と外輪装着穴径６
と外輪装着穴底面８とを切削する。切削完了後、バイト
１７を後退せしめ、ボディ１の回転を停止し、コツター
などを挿入して定位置に静停させる。その後、外輪装着
穴６に対して偏心した内輪駆動軸孔径７をボーリングス
ライドにより、ポーリングする。

「発明の効果」 本発明は、上述のように、大径の外輪装着穴と、小径で
前記外輪装着穴に対し偏心した内輪駆動軸孔とを有する
オイルポンプボディの加工専用機であって、外輪装着穴
側外端面と外輪装着穴径と外　　□軸装着穴底面とを切
削する切削スライドと、前記外輪装着穴に対して偏心し
た内輪駆動軸孔径をポーリングするボーリングスライド
とを備えさせ、オイルポンプボディをワンチャッキング
にて切削加工するオイルポンプボディの加工専用機であ
り、端面に段差や面の粗さがなく端面精度が向上し、内
輪および外輪の円滑な回転ができ、焼付きがなくシール
が良くなり、ポンプ効率が向上する。また、ツールのセ
ントがやりやすくなる。さらには、ＮＣマシンのような
非常に高価な機械でなく、安価な機械を提供でき、オイ
ルポンプボディの加工を安価にできることとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のオイルポンプボディの加工箇所を示す
縦断面図、第２図は第１図の正面図、第３図は本加工専
用機の平面図、第４図は第３図の側面図、第５図はオイ
ルポンプの正面図、第６図は内輪および外輪を除いた第
５図のｖｒ−ｖｉ縦断面図である。 ６・・・外輪装着穴 ７・・・内輪駆動軸孔 ９・・・外輪装着穴側外端面 ８・・・外輪装着穴底面 １０・・・切削スライド １１・・・ボーリングスライド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）大径の外輪装着穴と、小径で前記外輪装着穴に対
   し偏心した内輪駆動軸孔とを有するオイルポンプボディ
   の加工専用機であって、外輪装着穴側外端面と外輪装着
   穴径と外輪装着穴底面とを切削する切削スライドと、前
   記外輪装着穴に対して偏心した内輪駆動軸孔径をポーリ
   ングするボーリングスライドとを備えさせ、オイルポン
   プボディをワンチャッキングにて切削加工するオイルポ
   ンプボディの加工専用機