JPS61202887A - 光学記録媒体 - Google Patents

光学記録媒体

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JPS61202887A
JPS61202887A JP60043126A JP4312685A JPS61202887A JP S61202887 A JPS61202887 A JP S61202887A JP 60043126 A JP60043126 A JP 60043126A JP 4312685 A JP4312685 A JP 4312685A JP S61202887 A JPS61202887 A JP S61202887A
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layer
dopant
conductive polymer
electron donor
electron
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Osamu Hotta
収 堀田
Sanemori Soga
眞守 曽我
Wataru Shimoma
下間 亘
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/242Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
    • G11B7/244Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only
    • G11B7/245Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing a polymeric component

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  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、記録・記憶分野に利用される光学記録媒体に
関する。
従来の技術 近年、A、 Milch at al、、 J、 El
ectroahem。
Soc、、 127.884(1980)やD@ I 
* Gravesteijnet al、、5PIE、
420,186(1983)  などに開示されている
ように基体上にテルル薄膜やスクリアリウム染料薄膜を
・とりつけた光学記録媒体が提供され、レーザビームを
用いた高密度記録が試みられている。
発明が解決しようとする問題点 これらの従来の記録材料またはこれを用いた記録は、次
のような問題点をもつ。
(1)環境安定性の不十分さ く噂 均質な薄膜形成の困難に基づく記録特性の低下 (3)記録の消去の困難さ これらの欠点を改善するために、たとえば高分子物質と
の複合化などが提唱されているが、記録に直接関与しな
い要素の混在や記録原理の複雑化などのために、記録に
要するエネルギーの増大や応答速度の低下などの好まし
くない現象が引き起こされる。
本発明は、これらの問題点を解決し、環境安定性や記録
特性にすぐれ、とくに記録の消去が容易な光学記録媒体
を提供することを目的とする。
問題点を解決するだめの手段 本発明の光学記録媒体は、基体と、この基体上に積層さ
れた、アニオン(または、カチオン)ドーパントを含む
導電性高分子層と、電子供与体(ドーパントがカチオン
の場合は、電子受容体)層とを備えたことを特徴とする
作  用 以上の構成をもつ光学記録材料の導電性高分子層にレー
ザビームを照射すると、導電性高分子層に含まれるアニ
オン(または、カチオン)ドープ(ントが電子供与体(
または、電子受容体)層に移行する。これは、主にレー
ザビームでの加熱によるドーパントの運動エネルギの増
大に帰せられる。
このようなドーパントの移行によって導電性高分子層と
電子供与体(または、電子受容体)層の光学特性、すな
わち透過率または、反射率が変化し、この部分を記録部
として検知し得る。さらに、記録時と異る条件のレーザ
ビームで加熱するとドーパントは、導電性高分子層に再
び移行して記録が消去される。記録の消去は、レーザビ
ームによる加熱の条件や導電性高分子層および電子供与
体(または、電子受容体)層を構成する材料にもよって
異る。
このような、ドーパントの移動による記録は、低いエネ
ルギーで大きな応答速度を得ることができる。また、導
電性高分子層は、高分子化合物の一般的特徴により均質
で環境安定性に優れ、記録を安定に保持し得る。
実施例 第1図および第2図は、それぞれ本発明の光学記録材料
の一実施例の断面図およびレーザビームを用いた記録の
ようすを示した図である。基体2の上に、ドーパント1
を含む導電性高分子層3が形成されている。さらにその
上には電子供与体層5が設けられている。この実施例で
は、ドーパント1としてアニオンを用いた場合を示した
が、ドーパント1がカチオンの場合は、電子供与体層6
に代えて、電子受容体層を設ける。
以下、ドーパント1がアニオンである場合について述べ
る。第2図に示すように基体2の上に積層された導電性
高分子層3にレーザビーム4を照射すると、照射部3′
は加熱され、ここに含まれるアニオンドーパント1は、
これによって運動エネルギーを得て電子供与体層6にお
ける照射部3′に対向する部分6′に移行する。ここで
、たとえば導電性高分子層3および電子供与体層5を構
成する物質がそれぞれ、アニオンドーパント1を失なう
(脱ドープされる)ことによってまたはアニオンドーパ
ント1を得る(ドープされる)ことによって透明化する
ような性質をもつ場合は、第3図のように積層状態にあ
る導電性高分子層3および電子供与体層6からなる複合
化された層6のし−ザピームに対する透過率は上昇し、
透過光7によって照射部3′および5′を記録部として
検知し得る。
アニオンドーパント1は、一般に原子または低分子の化
合物またはそれらのイオンであり、記録の過程は、単に
これらのアニオンドーパント1の移動を伴なうのみなの
で、低いエネルギーで大きな応答速度をもつ記録が実現
し得る。また、導電性高分子層3は、高分子化合物の一
般的な特徴であるすぐれた均質性や環境安定性をもつの
で、良好な記録を安定に保持し得る。
ここで、アニオンドーパント1が電子供与体層5におい
て不可逆的な変成を受ける場合と変成を受けず、単に電
子供与体層6の中に固定されるのみである場合とに区別
して本発明をさらに詳述する0 (→ ドーパントが変成を受ける場合 第4図に記録過程における電子状態の変化を示す。価電
子帯(VB)と伝導体(CB)のレベルを第4図におい
て横線で示す。また、導電性高分子層3を構成する導電
性高分子をPc、電子供与体層6を構成する電子供与体
をDで表わす。レーザビーム4の照射によって、アニオ
ンドーパント1は、導電性高分子層3から電子供与体層
6へ移動し、これにともなって第4図に示すように空孔
hvが導電性高分子PCから電子供与体D、さらにアニ
オンドーパント1へ移動する。この結果、部分的に正電
荷を帯びた導電性高分子の分子鎖PC+は中性化してP
。。となり、アニオンドーパント1は、分解して光学記
録材料の系外に放出される(たとえば、S04′−イオ
ンの場合は、SO2と02ガスになる)。
このように空孔hvの移動が円滑に肇こって導電性高分
子PCは、容易に脱ドープされるので、記録に要するエ
ネルギーは小さい。すなわち、記録に要するエネルギー
BDは、電子供与体りのない場合のBAに比べて小さい
ことがわかる。
(b)  ドーパントが変成を受けない場合電子供与体
層6を構成する物質がルイス塩基の場合は、アニオンド
ーパント1と安定な錯体を形成するために、アニオンド
ルパント1は、変成を受けない。この場合は、再度のレ
ーザビーム4の照射でアニオンドーパント1は、再び導
電性高分子層3に戻るので、記録の消去が可能になる。
とくに、導電性高分子層3と電子供与体層6を薄膜化し
た場合には、レスポンスの向上などのすぐれた効果が実
現し得る。ここで、薄膜とは10−105 人の厚みの
層のことを指し、とくに102−1.0  人のものが
とくに有効に用いられる。以下に、導電性高分子層3と
電子供与体層6を薄膜化した場合について説明する。
ここで、導電性高分子薄膜3を構成する導電性高分子P
cと電子供与体薄膜6を構成する電子供与体りとのイオ
ン化ポテンシャルの大小関係は、本発明の光学記録材料
を有効に利用する場合において重要な要素となる。第6
図に導電性高分子Pcおよび電子供与体りの電子のエネ
ルギ一単位を示す。両者のイオン化ポテンシャルの差は
、価電子帯のエネルギー準位EPcとEDとの差で表わ
され、この差と温度に応じて空孔hvは、導電性高分子
Pcと電子供与体りとの価電子帯に分配される。記録過
程と記録の消去の過程においてレーザビーム4のエネル
ギを変えると、これに対応して生じる熱量が変化し、複
合化された薄膜6のレーザビーム4の照射時における温
度も変化する。
したがって、空孔hv1すなわちアニオンドーパント1
の導電性高分子Paと電子供与体りとにおける分配のよ
うすは異なシ、複合化された薄膜602つの異なった光
学的性質を決定する。
すなわち、レーザビーム4の照射によって到達する温度
をT、導電性高分子Paおよび電子供与体りにおける空
孔hvすなわち、アニオンドーパント1の濃度をそれぞ
れ、CPCおよびCDとすると、 に応じて空孔hvおよびアニオンドーパント1が分配さ
れる。よって、記録と記録の消去過程において到達する
温度をそれぞれTRお゛よびTEとすると、記録とその
消去後のアニオンドーパント1の導電性高分子薄膜3に
おける濃度は、それぞれ、CPc (”R)、CPc(
”E)となシ、CD(TE)に従って、あらかじめ電子
供与体薄膜6にもアニオンドーパント1を含有させてお
くと、アニオンドーパント1を導電性高分子薄膜3と電
子供与体薄膜6との間で完全に可逆的に移行できる。
なお、室温またはそれに準じる通常の条件下で本発明の
光学記録材料を保存する場合は、エネル薪バリアBPc
またはBDの存在のために、記録とその消去部は、はぼ
完全に固定され、アニオンドーパント1の相互の移行は
、無視し得る。
また、第5図から、記録過程において電子供与体りの電
子状態は変化を受けるが、アニオンドーパント1は変化
しないことがわかる。一般に、電子供与体りのイオン化
ポテンシャルは、アニオンドーパント1のイオン化ポテ
ンシャルよリモカなり小さいので、記録に要するエネル
ギーは低減し得る。。
さらに、電子供与体薄膜6が導電性高分子から成る場合
は、導電性高分子薄膜3との間でアニオンドーパント1
をすみやかに移行させ得るので、利用価値が高い。
この効果を第6図を用いて説明する。第6図は、導電性
高分子薄膜3にレーザビーム4を照射し、アニオンドー
パント1が導電性高分子薄膜3を構成する導電性高分子
Pcから電子供与体薄膜5を構成する導電性高分子Pd
へ移行する様子を模式的に表わす。これにともなって矢
印の方向に、空孔hvは、導電性高分子PcおよびPd
の分子鎖(図中折れ線で示す)K沿って円滑に移動し、
記録の過程が完了する。第6図に示すように、アニオン
ドーパント1と空孔hvとは、必ずしも導電性高分子P
cの分子鎖から隣接するPdの分子鎖へ移動するだけで
はない。すなわち、導電性高分子薄膜3と電子供与体薄
膜5とからなる境界面8から隔てられた一対の分子鎖の
間をアニオンドーパント1と空孔hvとはすみやかに移
動し得る。
これによってたとえば、記録におけるレスポンスの向上
などの効果が生まれる。導電性高分子層3および電子供
与体層5を薄膜化した場合は、アニオンドーパント1の
移動距離をきわめて小さくし得るので、とくに有利であ
る。
さらに、基体2の選択も重要な問題である。すなわち、
基体2を構成する物質のイオン化ポテンシャルが導電性
高分子薄膜3および電子供与体薄膜6を構成する物質よ
りも大きいときは、レーザビーム4の照射によっても、
アニオンドーパント1が基体2に移行しないので、多数
回の記録および消去の繰り返しが実現し得る。
以下に、導電性高分子薄膜3および電子供与体薄膜5と
がそれぞれ、ポリアセチレンおよびポリチェニレンから
成る場合を例にとって実際の記録過程を説明する。
第1図における導電性高分子層3および電子供与体層5
として、それぞれ1000人厚のポリアセチレンおよび
1000人厚0ボリチェニレンからなる薄膜を用い、ド
ーパント1としてC1o4−イオンを用いる。この光学
記録材料の初期の透過率を、波長647 n m、、0
.5mWのアルゴンレーザビームで測定し、40%の値
を得た。このエネルギーのレーザビームによる加熱は、
ポリアセチレンの脱ドープに実質的に寄与しない。次い
で6mW、1μmiのアルゴンレーザビームを100n
s照射し、再びはじめのレーザビームで透過率を測定し
て10%の値を得た。さらに、この後、1 mW、1μ
m径の同波長のアルゴンレーザを100ns照射して再
度透過率を測定し、35%の値を得た。初期の透過率(
4(1)よりも低い最終状態の透過率(35%)は、い
ったんポリチェニレンにドープされたClO4″′イオ
ンの一部が、記録の消去過程で完全にポリアセチレンに
戻シきらず、そのまま、ポリチェニレン中に残存したこ
とに゛よるものと考えられる。
しかし、第7図に示すように、ClO4″″イオン1a
をド−プしたポリアセチレン薄膜3a上に設ける電子供
与体層として、第1回目の記録よりも前にClO4−イ
オン1aをわずかにドープしたボリチェニレン薄膜5a
を用いると、初期、第1回目の記録後および記録の消去
後の透過率としてそれぞれ、35.10および35%が
得られ、ドーパントの完全な可逆的移行が実現できた。
なお、本実施例においては、記録過程におけるポリアセ
チレン(PA)の脱ドーピングとポリチェニレン(PT
)のドーピングに従って双方の薄膜の透過率は、ともに
減少するので、高いS/N比を得ることが可能になる。
ポリアセチレンとポリチェニレンのドーピングと脱ドー
ピング状態における吸光スペクトルのちがいを第8図に
示す。
以下のような構成をもつ光学記録材料も、本発明のうち
に包含される。
に)第9図に示すように、導電性高分子層3と電子供与
体層6とが2つの基体2と9とではさまれるもの。
(11)第10図に示すように、電子供与体層を兼ねる
基体2′上に導電性高分子層3を設けたもの(または、
基体が導電性高分子層を兼ねても良い。)。
(iii)  第11図に示すように、導電性高分子r
Wi3と電子供与体層6との位置関係が第1図と逆のも
の。
翰 第12図に示すように、導電性高分子層3と電子供
与体層5との間にバリア層1oが介在したもの。
とくに、怜の構造を得るためには、導電性高分子層3ま
たは、電子供与体層5の表面に容易に酸化物層などのバ
リア層1oを形成し得る。これは、記録またはその消去
過程以外の状態でアニオンドーパント1の相互の移動を
防ぎ、環境安定性に寄与するだけでなく、導電性高分子
#3と電子供与体層6とが同一物質から成る場合におい
てすら、本発明の光学記録材料を有用なものにする。
以上、ドーパント1がアニオンである場合について述べ
た。ドーパント1がカチオンである場合は、以上の実施
例の記述において、電子供与体、ルイス塩基、空孔、イ
オン化ポテンシャルおよびアニオンドーパントの各語句
をそれぞれ、電子受容体、ルイス酸、電子、電子親和力
およびカチオンドーパントに置き換え、さらに「・・・
・・・よりも大きいイオン化ポテンシャル」という表現
を「・・・・・−よりも小さい電子親和力」という表現
に置き換えればよい。
以下に本発明において用い得る化合物や物質の種類を列
挙する。導電高分子としては、ポリアセチレン、ポリチ
ェニレンやポリピロールなどのπ共役系高分子化合物や
、ポリフェニレンスルフィト、ホリスェニレンオキシド
、ポリビニレンスフイド、ポリフェニレンセレニドなど
π共役系がエーテル、スルフィド、セレニドまたはテル
リド結合を介して結合されて成る高分子化合物、および
側鎖にカルバゾール環などのπ共役系を含むポリビニル
カルバゾールなどを用いることができる。
これらの導電性高分子は、ドーパントの存在の有無によ
って導電・光学的性質をはじめとする種々の物理的性質
が劇的に変化することが知られている0 電子供与体としては、アルコール、アミン、ポリビニル
アルコール、ポリウレタン、ポリアミドな、どかあシ、
とくにルイス塩基として以下のようなものが挙げられる
:ピラジン、プテリジン、プリン、キノリン、マクリジ
ン、1,10−7エナントロリン、フェノチアジン、テ
トラチオテトラセン、テトラチオフルバレン。電子受容
体としては、カルボン酸、ポリアクリル酸などがあり、
とくにルイス酸としてTCNQ(テトラシアノキノジメ
タン)、TCNNQ(テトラシアノナフトキノジメタン
)、TCNAQ(テトラシアノアントラキノジメタン)
およびその誘導体、テトラシアノエチレン、P−クロラ
ニル、トリニトロベンゼン、2,4.7−)リニトロフ
ルオレノン、1゜3.6.8−テトラシアノピレンなト
カする。
さらに基体を構成する物質または化合物として、次のよ
うなものが挙げられる:金1.白金、パラジウムなどの
金属、酸化亜鉛、酸化チタイ酸化インジウム、酸化スズ
、酸化ケイ素などを主体とする酸化物、ボリン・フ化ビ
ニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、などのフッ素
系ポリマ、ポリ(P−キシリレン)、ポリエチレンなど
の炭化水素系ポリマ、シリコン樹脂。
ここで、金や白金などの金属を基体2の材料として用い
ると、第13図に示すように、反射光11を記録信号と
して検知し得る。また、基体2が透明な場合、第1図と
は逆方向からレーザビーム4を照射しても記録の過程は
、本質的には変わらない。これを第14図に示す。さら
に、第15図に示すように、たとえば、基体2がガラス
などの支持体12と金々どの金属蒸着薄膜13とから成
る場合もある。
以下に、さらに具体的な実施例を挙げる。
実施例1 金を蒸着したガラス電極を陽極として第1表に挙げられ
た電解液中で1 m A/ca 、20秒の通電でチオ
フェン、3−メチルチオフェンおよびピロールを電解重
合し、金電極上に約16oO人厚のそれぞれポリチェニ
レン、ポリ(3−メチルチェニレン)およびポリピロー
ルからなる導電性高分子薄膜を得た。ここで、電解重合
の際に第1表の支持電解質のアニオン部分が不純物とし
て導電性高分子薄膜中にとりこまれる。
第 1 表   電解質溶液の組成 これに、電子供与体として、各々1 μm厚のポリビニ
ルアルコール薄膜をスピンナコートでとりつけ、さらに
この上に光硬化樹脂でアクリル板をとりつけた。
これに830nmの波長をもつ半導体レーザをアクリル
板側から照射したのち、金蒸着膜で反射される光の反射
率を検知した。記録エネルギーに対する反射率の変化を
第16図に示す。ここで、記録および検知のためのレー
ザの仕事率は、それぞれ5および0.5mWである。
実施例2 テトラブトキシチタン0.1M、トリエチルアルミニウ
ム0.4Mのトルエン溶液をドライアイスメタノールで
冷却し、真空に保たれたガラス容器中に水平に置かれた
ITOガラス基板上に流下した。
この後、ガラス容器中にアセチレンガスを導入し、厚さ
1000人のポリアセチレン薄膜を得た。これを他のガ
ラス容器に移し、過塩素酸でドープした。
一方、T、 Yamamoto at aJ、 T、 
Polym。
Sat、、 Polym、 Lett、 Ed、 18
.9(1980)−に従って調製したポリチェニレンを
クロロホルムで還流した溶液をスピンコードし、ポリア
セチレン薄膜の上に厚さ1000人のポリチェニレン薄
膜を得た。
このようにポリアセチレン薄膜とポリチェニレン薄膜を
積層したITOガラス基板を0.01 M過塩素酸水溶
液に浸漬し10μA/ctA  の陽極電流密度で1分
間電解ドープした。
これを十分に水洗し、P−キシレンダイマを気相でエピ
タキシャル重合して0.1111111のポ!J(P−
キシリレン)シートをとりつけ、光学記録材料とした。
これに647nmの波長をも−)0.6 mW 、 1
μmhoアルゴンv−fヲホ!J (P−キシリレン)
側から10 ms照射してITOガラス基板を透過する
光の透過率として36チの値を得た。次いで5mW、1
μm径の同じレーザビームを100ns同じ個所に照射
して再度透過率を測定し、10%を得た(記録過程)。
さらに、この後、1 mW。
1μm径の同波長のアルゴンレーザを100ns同じ個
所に照射して透過率を測定し、はじめと同じ値、36%
を得た(消去過程)。この記録−消去の過程が10回以
上、可逆的に達成されることを確認した。
なお、記録前の状態で、ポリアセチレンおよびポリチェ
ニレンの炭素原子1ケあたりに含まれるClO4−イオ
ンの数はそれぞれ、およそo−1ケおよび001ケであ
った。
実施例3 111II11厚のポリヘキサンアミド上に実施例2で
得たポリチェニレンをスピンコードシ、厚さ20o0人
のポリチェニレン薄膜を積層し、気相でヨウ素ドーグし
て光学記録材料とした。これを用いて実施例1と同様に
して記録して記録前後の透過率を測定し、50 m T
 /cr/lの記録エネルギーに対応するレーザビーム
照射で透過率が30から40%に変化することを確認し
た。
実施例4 実施例1と同様に金蒸着電極上で電解重合して電極上に
ポリチェニレン、ポリ(3−メチルチェニレン)および
ポリピロール薄膜をとりつけた。
これらを酸素ガス中で50’C,約2時間アニールして
表面に酸化層を設けた後さらに(Bu)、JT’T3F
4−の存在下でチオフェンを電解重合し、メタノール洗
浄でBF4−イオンを脱ドープして実施例2と同様にポ
リ(P−キシリレン)シートを積層した。
その構造は第17図に示されるとおシである。ガラス支
持体12上に金属蒸着膜13を設けた基体2上に、導電
性高分子層3が設けられ、その表面の酸化層がバリア層
10を構成する。更にその上に電子供与体層5.基体9
が順次積層されている。
これらを用いて実施例1と同様に記録し、100m I
 /7の記録エネルギーに対応するレーザビーム照射の
前後における反射率を測定した。結果を第2表に示す。
第 2 表 レーザビーム照射による反射率の変化*第
1回目に電解重合したときのもの レーザビーム照射による反射率の低下は、積層された2
つの導電性高分子薄膜に対するアニオンドーパントの分
布のようすの違いに帰し得る。第17.18図にそれぞ
れ記録前後の導電性高分子薄膜3〔本実施例の場合は、
はじめの電解重合で形成されたポリチェニレン、ポリ(
3−メチルチェニレン)または、ポリピロール薄膜〕と
電子供与体薄膜6〔本実施例では、2回目の電解を合で
形成されたポリチェニレン薄膜〕との間に分配されたア
ニオンドーパント1〔本実施例では、SO2イオ/、C
lO4−イオンまたは、PF6−イオン〕の分布の違い
を示す。
また、第19図は、アニオンドーパント1の含有量と8
30nmの波長におけるポリチェニレン薄膜の吸収係数
の関係を表わすグラフである。両者の関係は、第19図
のように一般に非線型であり、この場合は、アニオンド
ーパント1の含有量の増大に対して吸収係数は、飽和す
る傾向にある。
導電性高分子薄膜3と電子供与体薄膜6とがともにポリ
チェニレンからなり、記録前のアニオンド、<ント1の
含有量を2Cとし、記録後のそれを導電性高分子薄膜3
、電子供与体薄膜5ともにCとすると、複合化された薄
膜6の記録部(レーザビームの照射部)3′および5′
の吸収度は記録前より大きくなることがわかる。
次いで、これらの光学記録材料を40°C1相対湿度9
0%の環境で保存し、記録部と未記録との反射率は、と
もに100日間の保存の後も変化しないことを確認した
発明の効果 以上のように、本発明は、記録特性や環境安定性にすぐ
れ、とりわけ記録部の消去可能な光学記録材料を与える
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光学記録媒体の断面
図、第2図及び第3図は、同媒体を用いた光学記録の原
理を示す断面図、第4図および第5図は、導電性高分子
、電子供与体およびアニオンドーパントの電子状態とこ
れらの間を空孔が移動するようすを示した図、第6図は
2種類の導電性高分子の間をドーパントと空孔とが移動
するようすを示したモデル図、第7図は本発明の他の実
施例における光学記録媒体の断面図、第8図はドーパン
トの有無に伴なうポリアセチレンとポリチェニレンの吸
光スペクトルのグラフ、第9図〜第16図は本発明の更
に他の実施例を示す断面図、第16図は本発明の実施例
における光学記録材料を用いた記録における反射率−記
録エネルギーの関係を示すグラフ、第17図および第1
8図は本発明の更に他の実施例における記録の様子を示
す断面図、第19図はアニオンドーパントの含有量とポ
リチェニレン薄膜の吸収係数との関係を表わすグラフで
ある。 1・・・・・・ドーパント、2・・・・・・基体、3・
・・・・・導電性高分子層、6・・・・・・電子供与体
層。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 λ 2名体 第2図 第3図 第4図 C 第5図 P。 B 第6図 第7図 ? 第8図 uty  soo  6oo  ’yoo  θθo 
 tH液玉(αへ) 第9図 第10図 ? 第11図 第12図 第13図 23′ 第14図 5′ 第15図 第16図 記1東エネルギニ(’/cyrc2ジ 第17図 q 12力゛クス支才)企ト 耶18図 s”! 3・   l? 第19図 0   0.1   0.2   0.3   0.4
  0.Sアニオンドーパント含消量 (七7Vテエ二レンジ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体と、その基体に積層された、アニオン(また
    は、カチオン)ドーパントを含む導電性高分子層と、電
    子供与体(または、電子受容体)層とを備えたことを特
    徴とする光学記録媒体。
  2. (2)基体が単一の連続体から成る特許請求の範囲第1
    項記載の光学記録媒体。
  3. (3)アニオン(または、カチオン)ドーパントを含む
    導電性高分子層が基体に接触した特許請求の範囲第2項
    記載の光学記録媒体。
  4. (4)電子供与体(または、電子受容体)層が基体に接
    触した特許請求の範囲第2項記載の光学記録媒体。
  5. (5)基体が1対の連続体から成り、アニオン(または
    、カチオン)ドーパントを含む導電性高分子層と電子供
    与体(または、電子受容体)層が前記一対の基体の間に
    積層された特許請求の範囲第1項記載の光学記録媒体。
  6. (6)導電性高分子層または、電子供与体(または、電
    子受容体)層が基体を兼ねる特許請求の範囲第1項記載
    の光学記録媒体。
  7. (7)導電性高分子層または、電子供与体(または、電
    子受容体)層が薄膜である特許請求の範囲第1項記載の
    光学記録媒体。
  8. (8)電子供与体(または、電子受容体)層がアニオン
    (または、カチオン)ドーパントを含む特許請求の範囲
    第1項記載の光学記録媒体。
  9. (9)導電性高分子層に含まれるドーパントがアニオン
    (または、カチオン)であるとき、基体を構成する物質
    のイオン化ポテンシャル(または、電子親和力)が導電
    性高分子および電子供与体(または、電子受容体)のイ
    オン化ポテンシャル(または、電子親和力)よりも大き
    い(または、小さい)特許請求の範囲第1項記載の光学
    記録媒体。
  10. (10)電子供与体(または、電子受容体)層が導電性
    高分子から成る特許請求の範囲第1項記載の光学記録媒
    体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61234090A (ja) * 1985-04-10 1986-10-18 松下電器産業株式会社 パタ−ン形成方法
EP0271000A2 (de) * 1986-12-06 1988-06-15 BASF Aktiengesellschaft Flächenförmiges laseroptisches Aufzeichnungsmaterial

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JPS61234090A (ja) * 1985-04-10 1986-10-18 松下電器産業株式会社 パタ−ン形成方法
EP0271000A2 (de) * 1986-12-06 1988-06-15 BASF Aktiengesellschaft Flächenförmiges laseroptisches Aufzeichnungsmaterial

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