JPS61200927A - 水−有機混合液体の分離方法 - Google Patents

水−有機混合液体の分離方法

Info

Publication number
JPS61200927A
JPS61200927A JP4032985A JP4032985A JPS61200927A JP S61200927 A JPS61200927 A JP S61200927A JP 4032985 A JP4032985 A JP 4032985A JP 4032985 A JP4032985 A JP 4032985A JP S61200927 A JPS61200927 A JP S61200927A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
membrane
organic liquid
separation
organic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4032985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0570615B2 (ja
Inventor
Akira Mochizuki
明 望月
Takashi Ogawara
小河原 尚
Yoshio Sato
芳雄 佐藤
Shuzo Yamashita
修蔵 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP4032985A priority Critical patent/JPS61200927A/ja
Publication of JPS61200927A publication Critical patent/JPS61200927A/ja
Publication of JPH0570615B2 publication Critical patent/JPH0570615B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は有機液体を85重量%以上含有する水−有機混
合液体をパーベーパレーション(Pervaporat
ion )によって分離する方法に関するものである。
(従来の技術) 従来よシボ−有機混合液体を分離する方法として蒸留法
が知られている。しかしながら、蒸留法で共沸混合物、
沸点の接近した溶媒、異性体(オルトとパラ、シスとト
ランス)ナトヲ分離することは極めて困難である。
例えば水−アルコール混合液体を蒸留で分離する場合に
は、該混合液体中のアルコール成分の比揮発度を上げる
ために、混合液体にベンゼンなどの溶剤を第三成分とし
て添加し、塔頂から水−アルコール−溶剤の三成分混合
物を留出させ、塔底から純アルコールを取り出す必要が
ある。しかしながら上記蒸留法は蒸留塔の塔頂から留出
する三成分混合物から第三成分を分離回収する装置と三
成分混合物を処理する大型の蒸留塔を設置する必要があ
るため、装置が大型化するとともに、三成分混合物の蒸
留と第三成分の分離回収のために多大の熱エネルギーを
消費するという問題があった。
近年前記蒸留法の問題点を解消するための種々の分離技
術が検討されている。中でも分離膜で区割される二つの
室の供給液側(−次側)に分離されるべき水−有機混合
液体を供給し、膜との親和性の大きな成分を膜を介して
透過液側・(二次側)K蒸気として優先的に透過させる
パーベーパレーション法は、原理的には従来のp過ある
いは蒸留等での分離の困難な近沸点混合物中共沸混合物
を分離できるため大巾な省エネルギー化が可能で、かつ
従来多段階を要していた分離・濃縮プロセスを一段階あ
るいは数段階で行なうことができるため装置の大巾な小
型化が可能な新しい分離技術として注目されている。
従来このようなパーベーパレーション法によ多水−有機
混合液体を分離した実験例も種々報告されている。例え
ば米国特許2,953,SO2号にはセルロースアセテ
ート膜を用いて水−メタノール混合液体を分離した実験
例、Journal ofP&Mbrane 5cie
nce vol 1 (1976)の271ページには
セルロースアセテート膜を用いて水−エタノール混合液
体を分離した実験例、及びセロファン膜を用いて水−イ
ツブロバノール混合液体を分離した実験例、Journ
al or Applied Polymer 5ci
enceマol 26 (1981)の3223ページ
にはグラフト化ポリビニμアルコール膜を用いて水−メ
タノール混合液体を分離した実験例、米国特許第372
6934号にはアクリロニ)IJル重合体膜を用いてス
チレン−ベンゼン混合液からスチレンを分離した実験例
などが報告されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの膜を用いたパーベーパレーショ
ンによる混合液体の分離方法は、実験室規模の実施はま
だしも、工業的規模の実施においては、次のような問題
があった。すなわち、 (1)混合液体が高分子膜を一回通過することによる分
離の割合〔一般に膜透過後のA成分のB成分に対する重
量比を膜透過前のA成分のB成分に対する重量比で除し
た値を分離係数αで表示する。すなわち、 (式中Wム及びWmは、それぞれ人成分及びB成分の重
量を示す。)〕が小さいため、目的とする濃度まで分離
または濃縮するためには、非常に多数の膜を透過させな
ければならない。
(2)高分子膜を透過する透過量〔一般に、単位膜表面
積及び単位時間当りの透過量、すなわちQ(ki/m”
hr )で表示する〕が小さいため、膜表面積を大きく
する必要があるなどの問題があり、工業的規模での実施
には程遠いものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはこのような従来のバーベーバビーション法
の問題点を解消し有機液体を85重量%以上含有する水
−有機混合液体を高い分離係数と大きな透過速度でバー
ペーバレーシゴン分離する方法を提供するため水との親
和性の大きな再生セルロース膜、酢酸セルロース膜、ポ
リビニルアルコール系膜、ポリアクリロニトリμ膜など
に着目し、かかる分離膜を用いて実験を行ったところ、
従来有機液体を85重量%以上含有する水−有機混合液
体をパーベーパレーション分離する際に分離係数と透過
速度が極めて小さくパーベーパレーション用の分離膜と
して不適当で娶るとされていた再生セルロース膜が実際
には水−有機液体混合物中に溶解状態の特定の陽イオン
と陰イオンを存在させると有機液体の濃度が40〜80
重量%の範囲では極めて高い分離係数が達成されること
。及びかかる高い分離係数が達成された膜に、該有機液
体と同一種類または異なった種類の有機液体を85重量
%以上含有し、かつ上記陽イオンおよび陰イオンを上記
の濃度範囲で存在させた分離すべき水−有機混合液体を
供給してパーベーパレーションすると該前処理で達成さ
れた高い分離係数が実質的に維持され、最初から再生セ
ルロース膜に有機液体を85重量%以上含有する水−有
機混合液体を供給してパーベーパレーション分離する場
合にくらべて極めて高い分離係数および場合によっては
改善された透過速度が達成されることを見出し本発明に
到達したものである。すなわち本発明はMn s Fa
 s Co SNl s Cu %Zn、Ce  およ
びMg からなる群から選ばれた少くとも一種類の陽イ
オンとSOニー、&P0八Cへs COO−およびNO
3−からなる群から選ばれた少くとも一種類の陰イオン
が二相分離しない範囲内の濃度で存在し、かつ有機液体
を40〜80重量%(対溶液)含有する水−有機液体混
合物を再生セルロース膜の片面に接触させ、該混合物中
の有機液体の濃度を実質的に上記範囲内に維持しつつパ
ーベーパレーションすることによっテ該膜を前処理し、
しかる後読前処理時に該混合物を接触させた膜面に有機
液体を85重量%以上含有する分離されるべき水−有機
混合液体(ただし、該混合液体中の有機液体は上記前処
理時に膜面に供給される水−有機液体混合物中の有機液
体と同一でも異なっていてもよい)である上記の陽イオ
ンおよび陰イオンを上記の濃度範囲で存在させたものを
供給しつつパーベーパレーションすることを特徴とする
水−有機混合液体の分離方法である。
本発明に用いられる再生セルロース膜(ビスコース法再
生セルロース膜、銅安法再生セルロース膜)は一般に非
多孔質の均質スキンレス構造の膜と称されるもので人工
腎臓用として膜厚5〜25μ(乾燥時)の膜が市販され
ている。
本発明方法においてはかかる市販の再生セルローヌ膜が
便利に使用される。中でも銅安法再生4/I/ロース膜
は極めて高い分離係数が得られるため好ましく用いられ
る。これらの膜は公知の製造方法に準じて製造すること
ができる。例えば銅安法再生セルロース膜の場合には七
〃ロースを銅アンモニア溶液に溶解後、硫酸浴中で湿式
凝固させることによシ得ることができる。再生セルロー
ス膜は通常平板状(平膜形状)で用いられるが、その他
日筒状あるいは中空繊維状にして単位容積当シの膜面積
を大きくして用いることもある。
本発明方法は再生セルロース膜を用いて有機液体を85
重量%以上含有する水−有機混合液体をパーベーパレー
ション分離するに際し、分離すべき水−有機混合液体中
の有機液体と同一種類または異なった種類の有機液体を
40〜80重量%含有し、かつMn 、Fe 、Co 
、Ns sCu sZn、、Co  およびMg から
なる群から選ばれた少くとも一種類の陽イオンと5ot
−、HsPOa、CHaCOO−1およびNOrからな
る群から選ばれた少くとも一種類の陰イオンを水−有機
液体混合物を用いて該液体混合物中の有機液体の濃度を
上記範囲内に維持しつつ該膜をパーベーパレーションに
よって予め分離係数を顕著に向上させる(前処理する)
ことを必須要件とするものであって、予め分離係数を向
上させた再生セルロース膜の膜面に分離すべき水−有機
混合液体を供給する仁とによって高い分離係数と透過速
度を得ることができるのである。前処理に用いる水−有
機液体混合物の有機液体が40%重量%未満及び80重
量%以上では分離係数の向上は僅少であるか、または認
められない。
これらの陽イオンおよび陰イオンをパーベーパレーショ
ン前処理に用いられる水−有機液体混合物中に存在させ
るためには、これらの陽イオンと陰イオンからなる金属
塩を該混合物中に添加溶解させればよい。かかる金属塩
としては、Mn5o4、Fe1on、CO3O4、N1
5O*、Cu5Oa、BaSO4、MgSO4、Mg(
迅Po4)t、Mg(CHsCOO%、Mg (NOx
 )2、などが用いられるが、なかでも、MnSO4、
Mn(HzPOi )z、Co 804、Co(HzP
O4)zが好ましい。
かかる金属塩を水−有機液体混合物中に一種類添加して
もよくまた複数種のものを添加してもよい。また、水−
有機液体混合物が予め上記の金属塩が適当な濃度で存在
する、例えば水道水いては水−有機液体混合物中に上記
の陽イオンと陰イオンが存在しておればよく、上記のイ
オン以外のイオンの混入を否定するものではない本発明
において陽イオンおよび陰イオンの濃度については水−
有機液体混合物中の有機液体の種類および陽イオン、陰
イオンの種類によ)それぞれ好適な濃度が存在するので
、イオン濃度は水−有機液体混合物が二相分離しない範
囲でそれぞれの系に応じて適宜選択される。例えば、水
−エタノ−lv(重量比1:1)溶液では7 X 10
”−’ 〜5 X 10−” mol/に9の範囲内で
イオンを存在させるのが好ましい。
水−有機液体混合物に含まれる有機液体の濃度を40〜
80重量%の範囲内に維持する方法としては所定の濃度
を有する特定の金属塩を溶解状態で存在せしめた前処理
用の水−有機液体混合物をタンク内に準備し、該液体混
合物を再生セルロース膜を収容したパーベーパレーショ
ン装置に供給して、膜を透過した成分と膜を透過しなか
った成分を該タンク内に返送してタンク内の液体と混合
させ、該混合された液体をパーベーパレーション装置へ
循環供給することにより装置へ供給される該液体混合物
の濃度を略同−濃度に保持することができる。
パーベーパレーション前処理は再生セルロース膜の分離
係数が所定の値に向上するまで行う必要がある。分離係
数の経時変化は予め実験によυ確認できるためパーベー
パレーション前処理の終了を時間管理することができる
。また経時的にサンプリングして分離係数が所定の値に
カつたときにパーベーパレーション前処理を終了しても
よい。通常分離係数は経時的に向上して平衡に到達する
ため平衡に到達するまで例えば2時間〜8時間パーベー
パレーション前処理することが好ましい。
本発明において分離すべき水−有機混合液体としては前
処理で用いられる水−有機液体混合物中の有機液体と同
一種類あるいは異なる種類の有機液体を含有する水−有
機混合液体が用いられる。通常前処理で用いられる水−
有機液体混合物と同一種類の有機液体を含有する水−有
機混合液体を用いることが分離すべき該混合液体に異種
の有機液体が不純物として含まれる恐れがないため好ま
しい。また上記長時間安定にパーベーパレーション分離
するためには分離すべき水−有機混合液体中にパーベー
パレーション前処理で用いられる特定の金属塩を存在せ
しめる必要がある。該分離すべき水゛−有機混合液体中
に予め上述の金属塩が存在している場合には該混合液体
をそのままパーベーパレーション外離すればよい。該分
離すべき水−有機混合液体中に上述の金属塩が存在して
いない場合には金属塩を少量の蒸留水に溶かしておき、
これを分離すべき水−有機混合液体に一定量づつ加えれ
ばよい。
本発明のパーベーパレーション前処理に用いられる水−
有機液体混合物としては任意の割合で水に均一に溶解す
る炭素数1〜4の7μコー/L/(特にエタノ−/L/
)が有効である。
また本発明で分離すべき水−有機混合液体としては水/
メタノール1水/エタノ−iv、水/n−プロパノ−〃
、水/イソプロパツール、水/−−ブタノ−μ、水/イ
ソブタノール、水/n−7ミルアルコール、水/n−へ
キサノール1水/2−エチルヘキサノール、水/−−オ
クタツール、水/エチレングリコ−iv 、水/ 1.
3−プロパンジオ−〃、水/ 1,4−ブタンジオール
、水/1.2−プロピレングリコーp1水/グリセリン
などの水−アルコール系混合物;水/テトラハイドロフ
ラン、水/ジオキサン、水/メチルエチルケトン、水/
アセトンなどの水−有機溶媒系などをあげることができ
る。
(作用) 本発明によれば再生セルロース膜を上述のように有機液
体を40〜80重量%含有する水−有機液体混合物を溶
解状態の特定の金属塩の存在下テバーベーバレーション
によって前処理して分離係数を向上させ、しかる後有機
液体を85重量%以上含有する分離すべき水−有機混合
液体を供給してパーベーパレーションによ膜分離するこ
とによシ実施例に示すごとく最初から有機液体を85重
量%以上含有する水−有機混合液体をパーベーパレーシ
ョンによ膜分離する場合にくらべて分離係数が著しく向
上するという効果が得られるが、かかる効果は従来の知
見からは全く予想しがたいことである。
かかる効果を生ずる理由は明らかでないが、特定のイオ
ン存在下にパーベーパレーションが行われることによシ
、上述の陽イオンが再生セルロースに何らかの形で結合
し、上述の陰イオンが対座イオンとして存在するため、
再生セルロースが分離に適した立体配座をとることにあ
ると推察される。
本発明に用いられるパーベーパレーション装置は特に限
定されることな〈従来公知の装置が用いられ、パーベー
パレーション前処理および、パーベーパレーション分離
においてはかかる装置を常法の条件で運転して混合液体
を分離することができる。パーベーパレーションを行な
うにあたシ、供給液側と透過液側の圧力差については大
きければ大きいほど効果的であるが、工業的に実施する
Kは、0.5〜1気圧の圧力差を設けることが好適であ
る。また供給液側の圧力は大気圧あるいはその近傍の圧
力が好ましく、透過液側の圧力は透過成分の蒸気圧以下
の減圧に保つことが好ましい。透過液側を減圧に保つ方
法としては真空に引いて減圧にするか、構成成分と反応
しないガスを流して低蒸気圧に保つなどの方法がある。
分離温度は40℃以上で、かつパーベーパレーション前
処理ニ用いる水−有機液体混合物及び分離すべき水−有
機混合液体の共沸温度以下の温度が適当である。水−有
機混合液体の分離にあたシ、膜を1回通過させるだけで
は、目的の濃度が得られない場合には、同様なパーベー
パレーション装置を連続に設置して多数回通過させたり
、蒸留と組み合せたりして目的の濃度にまで濃縮分離す
ることができる。
(発明の効果) 本発明によれば、従来の膜分離方法にくらべて大きい透
過速度を維持しつつ、顕著に高い分離係数が達成される
。このため分離システムのコンパクト化、処理能力の増
大、低コスト化が図られ、本発明は化学工業などの分離
精製プロセスの短縮化や省エネμギー化への膜分離方法
の実用化に有効であシ、産業上の有用性が極めて大きい
ものである。
(5!施例) 実施例1 膜厚12μのキュプロファン膜(西独エンカ社製:商品
名1SOPM)を装着したパーベーパレーション装置(
有効膜面積23.53)を用いてエタノール水溶液のパ
ーベーパレーション分離を行った結果を表−1に示す。
(1) パーベーパレーション前処理 イオン交換水と試薬特級のエタノ−μから調整した濃度
の異なる水−エタノール混合液体にm!  −1t< 
 Fl/  L  czty>an  eJt  1 
  q  y  10−’mo+/しnJ−なるように
溶解させたものをそれぞれ温度60℃で供給し、常にエ
タノール濃度が一定に保持されるように維持しつつ、透
過液側を真空ポンプにて1 mKgに吸引した。膜を透
過した透過成分のエタノール濃度はガスクロマトグフフ
にで分析し、透過した成分の量は透過成分を凝縮させて
定量した。6時間後の分離係数αと透過速度Q (kg
/m”h )を測定した。
(2)パーベーパレーション本処理 6時間後、前処理に用いた下記濃度のエタノール水溶液
の代わりに、濃度95重量%で、かっMg”、 F e
”、 804”、−NO3などが混在しているエタノー
ル水溶液を温度60℃で供給してバーペーパレージ3ン
本処理を行ない2時間後のα、Qを測定した。
表−1 比較例3 実施例1で用いたのと同一のキュプロファン膜を同一の
パーベーパレーション装置に装着し、硫酸コバルトを、
その濃度が0.36 X 10 ”mol/l(gとな
るように溶解せしめた水−エタノール混合液体(エタノ
ール濃度95重量%)を温度60℃で供給して実施例1
と同様な操作を行った。
パーベーパレーションを開始して8時間後の分離係数は
9,1、透過速度は2.1kg/In2hであった。
実施例4 実施例1で用いたのと同一のキュプロファン膜を同一の
パーベーパレーション装置に装置してイソプロパツール
水溶液のパーベーパレーション分離を行った。
(1)パーベーパレーション前処理 イオン交換水と試薬特級のエタノールから調整した水〜
エタノール混合液体(エタノ−μ濃度SO重量%)に硫
酸コバルトをその濃度が1.5 X ] O−”mol
/J(gとなるように溶解させたものを温度60℃で供
給し、常にエタノール濃度がSO重量%に保持されるよ
うに維持しつつ、透過液側を真空ポンプにて11111
H9に吸引した。6時間後の分離係数は146.8、透
過速度は7.9Icg/m”hであった。
(i)パーベーパレーション本処理 6時間後前処理に用いたエタノール水溶液の代シにMg
”、 Fe”、 SO4”、−NO3−などが混在した
イソプロパツール水溶液(インプロパノ−yfi度88
重量%)を温度60’Cで供給してパーベーパレーショ
ン本処理を行った。2時間後の分離係数は359.9、
透過速度は1.61 kg/m”hであった。
実施例5 膜厚21μのセロファン膜(UCC社製透析用チューブ
)を装着した実施例1と同一のパーベーパレーション装
置を用いてエタノール水溶液のバーベーバレーシミン分
離ヲ行った。
(1)パーベーパレーション前処理 イオン交換水と試薬特級のエタノールから調整した水−
エタノール混合液体(エタノ−/I’fi度SO重量%
)K表−1に示す各種の金属の硫酸塩をその濃度が7×
10″mol/l(gとなるように溶解させたものをそ
れぞれ温度60 ℃で供給し、常にエタノール濃度がS
O重量%に保持されるように維持しつつ、透過液側を真
空ポンプにて1 w、Hgに吸引した。6時間後の分離
係数は47.4、透過速度は4.08kg/m2hであ
った。
(−) パーベーパレーション本処理 6時間後前処理に用いたエタノール水溶液の代シにMg
” Fa” SO?−Norなどが混在したエタノール
水溶液(エタノール濃度95重量%)を温met*67
+I哨tz法+1.r  −+  −m、、  −−m
−上り一実施例6 実施例1で用いたのと同一のキュプロファン膜を同一の
パーベーパレーション装置に装着し、60℃に加熱され
た各種金属イオンを硫酸塩の形でその濃度が7 X 1
0”’mol/l(gとなるよう溶解状態で存在せしめ
た水−エタノール混合液体(エタノール濃度SO重量%
)を供給液側において、常にエタノール濃度がSO重量
%に保持されるように供給し、透過液側を真空ポンプに
て1 rtaHg K吸引した。膜を透過した透過成分
のエタノール濃度はガスクロマトグラフにて分析し、透
過した成分量は凝縮させて定量した。6時間後の分離係
数と透過速度を表−2に示す。
表  −2 比較例4 実施例1で用いたのと同一のキュプロファン膜を同一の
パーベーパレーション装置に装着t、、実施例1で用い
た以外の他の金属イオンを溶解状態で存在せしめた60
℃に加熱された水−エタノール混合液体(エタノール濃
度:SO重景%)を供給して同様な操作を行った。6時
間後の分離係数と透過速度を表3に示す。
表  −3 実施例7 実施例1と同様にして表−4に示す各種陰イオンを生成
するマグネシューム塩を、その濃度が7 X 10’m
ol/l(gとなるように溶解した各種の水−エタノー
ル混合液体(エタノ−μ濃度SO重量%)をそれぞれ温
度60 ’(で供給して実施例1と同様な操作を行った
。パーベーパレーションを開始して6時間後の分離係数
と透過速度を表−4に示す。
表−4 比較例5 実施例1で用いたのと同一のキュプロファン膜を同一の
パーベーパレーション装置に装着し、加熱された水−エ
タノール混合液体(エタノール濃度:SO重量%)を供
給して実施例1と同様な操作ヲ行った。バーペーバレー
ションヲ開始して6時間後の分離係数と透過速度を表−
5に示す。
表−5

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Mn^2^+、Fe^2^+、CO^2^+、Ni^2
    ^+、Cu+、Zn^2^+、Ce^2^+およびMg
    ^2^+からなる群から選ばれた少くとも一種類の陽イ
    オンとSO^2^−_4、H_2PO^−_4、CH_
    3COO^−およびNO−3からなる群から選ばれた少
    くとも一種類の陰イオンが二相分離しない範囲内の濃度
    で存在し、かつ有機液体を40〜80重量%(対溶液)
    含有する水−有機液体混合物を再生セルロース膜の片面
    に接触させ、該混合物中の有機液体の濃度を実質的に上
    記範囲内に維持しつつパーベーパレーションすることに
    よつて該膜を前処理し、しかる後該前処理時に該混合物
    を接触させた膜面に有機液体を85重量%以上含有する
    分離されるべき水−有機混合液体(ただし、該混合液体
    中の有機液体は上記前処理時に膜面に供給される水−有
    機液体混合物中の有機液体と同一でも異なつていてもよ
    い)である上記の陽イオンおよび陰イオンを上記の濃度
    範囲で存在させたものを供給しつつパーベーパレーショ
    ンすることを特徴とする水−有機混合液体の分離方法。
JP4032985A 1985-03-02 1985-03-02 水−有機混合液体の分離方法 Granted JPS61200927A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4032985A JPS61200927A (ja) 1985-03-02 1985-03-02 水−有機混合液体の分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4032985A JPS61200927A (ja) 1985-03-02 1985-03-02 水−有機混合液体の分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61200927A true JPS61200927A (ja) 1986-09-05
JPH0570615B2 JPH0570615B2 (ja) 1993-10-05

Family

ID=12577570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4032985A Granted JPS61200927A (ja) 1985-03-02 1985-03-02 水−有機混合液体の分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61200927A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433278A (en) * 1977-08-19 1979-03-10 Showa Denko Kk Separating method for liquid mixture

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433278A (en) * 1977-08-19 1979-03-10 Showa Denko Kk Separating method for liquid mixture

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0570615B2 (ja) 1993-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3750735A (en) Removal of water from liquid mixtures containing formaldehyde using a porous polymeric membrane
Arthanareeswaran et al. Removal of chromium from aqueous solution using cellulose acetate and sulfonated poly (ether ether ketone) blend ultrafiltration membranes
EP2819770B1 (en) Facilitated transport membrane for the separation of aromatics from non-aromatics
JPH02293023A (ja) 膜分離の組合せ方法
US5160044A (en) Process for separating ethanol from aqueous solution
DE2845797C2 (ja)
JPS61200927A (ja) 水−有機混合液体の分離方法
JPS61404A (ja) 水−有機液体混合物の分離方法
US3544455A (en) Itaconic acid purification process using reverse osmosis
Uragami et al. Studies on syntheses and permeabilities of special polymer membranes. II. Permeation characteristics of cellulose nitrate membranes
WO2008136701A1 (fr) Procédé et dispositif pour produire de l'eau légère
US3470093A (en) Osmotic purification of solutions
CN113121371A (zh) 离子液体与利用其的正渗透程序
DE60026621T2 (de) Verfahren zur konzentrierung einer wässrigen hydrazinlösung und verwendung einer vorrichtung zu seiner durchführung
DE4121382C1 (en) Hexa:methylene:tetramine prodn. using formaldehyde stream from methanol oxidn. - comprises reacting formaldehyde with ammonia, in aq. phase with water removal at reduced pressure
Xiao et al. Separation of sulfoether compounds in garlic oil by integrated membrane technologies
BÖDDEKER et al. Pervaporation of water-carboxylic acids solutions with ion exchange membranes.
JPS58156304A (ja) 有機化合物の分離方法
Yamanouchi et al. Separation of benzene/cyclohexane by vapor permeation through triethylene glycol liquid membrane
CN104098225B (zh) 一种砒啶类农药生产废水的处理方法
JPH0224575B2 (ja)
Franken Membrane distillation: a new approach using composite membranes
JP2021116236A (ja) 低含水水酸化第4級アンモニウム溶液の製造方法
JPS63126504A (ja) スルホン化多糖架橋複合膜
CN114471184A (zh) 一种阳离子修饰的分子筛膜、制备方法以及在高沸点有机溶剂脱水中的用途

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term