JPS6120034Y2 - - Google Patents

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JPS6120034Y2
JPS6120034Y2 JP1981157791U JP15779181U JPS6120034Y2 JP S6120034 Y2 JPS6120034 Y2 JP S6120034Y2 JP 1981157791 U JP1981157791 U JP 1981157791U JP 15779181 U JP15779181 U JP 15779181U JP S6120034 Y2 JPS6120034 Y2 JP S6120034Y2
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JP
Japan
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power supply
plating
wire
rolls
supply device
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JP1981157791U
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JPS5861466U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電気めつき法における被めつき線
材への給電装置に関する。
電気めつき法によつて、リード線のような金属
線材にめつき層を電着するには、従来第1図に示
すような給電装置を用いている。この給電装置で
は、めつき槽1,2を上下2段に配置し、各めつ
き槽1,2をはさんでそれぞれ2個の給電ロール
3,3および4,4を回転自在に設置している。
この場合、被めつき線材5は、給電ロール3,3
および4,4に複数回巻付けることにより、めつ
き槽1および2を複数回通過させて所定のめつき
厚さを形成する。この装置ではめつき槽1,2は
比較的長く、たとえば長さ6mに達する。したが
つて、第1図に示す装置によつて、鉄線のような
低導電率線材のめつきまたは分速300m以上の高
速度めつきを行なうと、めつき浴の電流分布は第
5図において点線で示すように変化する。この結
果、各めつき浴において部分的に電流密度が不均
一になり、得ためつき層の厚さの不同を生じやす
く、線材5の走行速度が高くなればなるほど高電
流密度を使用するため、部分的な電流密度の差が
より大きくなる傾向がある。
本考案者らは、低導電率線材のめつきおよび高
速度めつきに関する前記の問題を改善するため
に、めつき槽の長さをほぼ半分とする代りに、給
電ロールへの巻付け回数を倍増させてみた。すな
わち第2図および第3図に示すように、めつき槽
1,2に比べてほぼ半分の長さのめつき槽6,7
および8,9を並設するとともに、各組のめつき
槽ごとに4個の給電ロール10,11を回転自在
に設置する。この場合、被めつき線材12は、第
3図に示すようにまず4個の給電ロール10に巻
付け、ついで4個の給電ロール11に巻付ける。
この結果、被めつき線材5と12の走行速度が同
じであると、第1図に示す装置とほぼ同様の時間
で所定のめつき厚さを形成でき、しかもめつき浴
の電流分布の変化が少なくなつて、得ためつき槽
の厚さがすべての部分で同一に近づく。しかしな
がら、この装置では、被めつき線材12を給電ロ
ール10,11に巻付ける回数が多くなつて、線
材の設定作業に多大の時間を要し、被めつき線材
の交換作業能率が極端に低下する。また必要な給
電ロールの数が増えかつ所要敷設面積も大きいの
で、この装置の設備費は相当に高くなる。
こうした問題の発生に対して、本考案者らはさ
らに研究を重ねた結果、中間給電ロールを取付け
て作業性を改良することに成功した。したがつ
て、この考案の目的は、被めつき線材を給電ロー
ルに巻付ける回数が多くないにもかかわらず、め
つき浴の電流分布状態が良い給電装置を提供する
ことにある。
次にこの考案の一実施例を図面によつて説明す
る。第4図はこの考案に係る給電装置12を示
し、該装置は上下2段にそれぞれ2個のめつき槽
13,13または14,14を所定間隔おいて並
設する。各めつき槽13および14の一側部に
は、それぞれ給電ロール15または16を回転自
在に設置し、両給電ロール15,15または1
6,16はおのおの並設めつき槽をはさんだ状態
に配置する。また両めつき槽13,13または1
4,14間に、それぞれ中間給電ロール17を回
転自在に設置する。
この考案において、各めつき槽13または14
は通常同一の長さと巾とを有し、その長さは従来
と比べて約半分の3m前後とすると好ましい。槽
形状は一般に直方体であり、槽材料は収納めつき
液18の組成によつて左右されるけれども、リー
ド線などを製造する場合には鉄槽にPVCや硬質
ゴムなどをライニングしたものが好ましい。また
各めつき槽13,14の底壁には陽極板19を取
付け、かつめつき槽13,14の両側壁には被め
つき線材20が通過できる一直線状の貫通孔を設
ければよい。この貫通孔からはめつき液18が溢
流し、このためにめつき槽13,14には常にめ
つき液を添加している。第4図では、めつき槽1
3,14は上下2段に配置しているけれども、こ
れを1段または3段以上とすることもでき、さら
に並設ためつき槽数を3個以上とすることも可能
である。
両端に位置する給電ロール15,16は通常同
一の円筒形状であり、それぞれ陰極に通電してい
る。4個の給電ロール15,16は、正面からみ
ると長方形の各頂点の位置に水平に配置し、給電
ロール15の下方周縁はめつき槽13の線材貫通
孔とほぼ同一の水平面に位置し、かつ給電ロール
16の上方周縁はめつき槽14の線材貫通孔とほ
ぼ同一の水平面に位置している。各給電ロールの
回転は、それ自体公知であるが、各給電ロールは
同一の駆動源によつて回転むらのないように回転
させる。
一方、中間給電ロール17は、通常の給電ロー
ル15,16と同一の円筒形状であればよく、か
つ陰極に通電している。中間給電ロール17は、
他の給電ロール15,16と平行に配置し、該ロ
ール17の上方または下方周縁はめつき槽の線材
貫通孔とほぼ同一の水平面に位置している。中間
給電ロール17の回転は他の給電ロール15,1
6と同様に行なう。また、中間給電ロール17は
上下方向に移動可能であり、これによつて被めつ
き線材20との接触を調整する。中間給電ロール
17の上下移動は、該ロールの支持台ごとに手動
で行なうことができる。中間給電ロール17の数
は、並設しためつき槽数に対応させて増やすこと
ができる。
給電装置12によつて被めつき線材20に給電
するには、脱脂や酸洗いなどの前処理が済んだ線
材20を、各めつき槽13,14の各貫通孔を通
しながら4個の給電ロール15,16に複数回巻
付ける(第3図の右半分または左半分参照)。こ
の際に、第4図に示すように中間給電ロール17
は、線材20の自重および緊張力によつて該線材
に接触させるにすぎない。そして各めつき浴18
の適正な電流分布状態を得るように、各中間給電
ロール17を適宜に上下に移動させて調整する。
こうして得ためつき線材20′は、給電装置12
を出た後に水洗いや湯洗いの後処理をしてから巻
取る。中間給電ロール17を有する給電装置12
では、たとえばめつき浴18の電流分布は第5図
の実線で示す状態となる。したがつて、めつき浴
18の各個所において電流密度はほぼ均一である
から、得ためつき層の厚さは同一となる。
この考案に係る給電装置を用いると、被めつき
線材を給電ロールに巻付ける回数は従来と同じで
あつても、めつき浴の電流分布状態は極めて良く
なる。これにより、めつき槽への線材の設定作業
に時間を要せず、被めつき線材の交換作業能率を
低下させることなしに、均一な厚さのめつき層を
得ることができる。これは、被めつき線材が低導
電率であつてもまたその走行速度が高くても維持
できるから、この考案の給電装置は、低導電率線
材のめつきまたは高速度めつきに特に有利であ
る。しかもこの給電装置は、従来の装置に比べて
中間給電ロールが増えるだけであるから、設備費
はほとんど上昇せず、さらに所要敷設面積の点で
も従来とほぼ同じである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の給電装置を示す概略正面図、第
2図および第3図は改良前の給電装置を示す正面
図と平面図、第4図はこの考案に係る給電装置を
示す概略正面図、第5図は従来およびこの考案の
給電装置によるめつき浴の電流分布状態を示すグ
ラフである。 12……給電装置、13,14……めつき槽、
15,16……給電ロール、17……中間給電ロ
ール、20……被めつき線材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. めつき槽をはさんで回転自在に設置した2個の
    給電ロールを上下2段に有し、かつリード線など
    の細い被めつき線材を上下両端の4個の給電ロー
    ルに複数回巻き付けて所定のめつき厚を形成する
    給電装置であつて、上下両段において少なくとも
    2個のめつき槽を並設し、並設めつき槽間にそれ
    ぞれ円筒形単体の中間給電ロールを回転自在に設
    置するとともに、複数本の被めつき線材が自重お
    よび緊張力だけによつて各中間給電ロールの周面
    と接触し、かつ該ロールが上下方向に移動調整可
    能であることにより、被めつき線材との接触を調
    整してめつき浴の適正な電流分布を得ることを特
    徴とする被めつき線材への給電装置。
JP15779181U 1981-10-22 1981-10-22 被めつき線材への給電装置 Granted JPS5861466U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15779181U JPS5861466U (ja) 1981-10-22 1981-10-22 被めつき線材への給電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15779181U JPS5861466U (ja) 1981-10-22 1981-10-22 被めつき線材への給電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5861466U JPS5861466U (ja) 1983-04-25
JPS6120034Y2 true JPS6120034Y2 (ja) 1986-06-17

Family

ID=29950300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15779181U Granted JPS5861466U (ja) 1981-10-22 1981-10-22 被めつき線材への給電装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0772359B2 (ja) * 1987-04-23 1995-08-02 日立電線株式会社 多本掛電気めつき線製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5861466U (ja) 1983-04-25

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