JPH0539594A - メツキ装置 - Google Patents

メツキ装置

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JPH0539594A
JPH0539594A JP22091391A JP22091391A JPH0539594A JP H0539594 A JPH0539594 A JP H0539594A JP 22091391 A JP22091391 A JP 22091391A JP 22091391 A JP22091391 A JP 22091391A JP H0539594 A JPH0539594 A JP H0539594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
drum
wire
traveling
plating anode
Prior art date
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Pending
Application number
JP22091391A
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English (en)
Inventor
Toshio Suganuma
敏雄 菅沼
Naoharu Oguri
直治 小栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Steel Corp
Original Assignee
Aichi Steel Corp
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Publication date
Application filed by Aichi Steel Corp filed Critical Aichi Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置に必要なスペースを狭くし、連続走行す
る被メッキ材に均一なメッキ厚を施すことができるメッ
キ装置を提供する。 【構成】 メッキ処理槽3内では、前記給電ドラム8か
ら卷回ドラム9に向かう螺旋状の走行経路Rの下向き走
行部Rdを走行する線材Wは、前記メッキ陽極箱23と
メッキ陽極箱25との対応間隔内を通過し、巻回ドラム
9から給電ドラム8へ向かう上向き走行部Ruを走行す
る線材Wは、前記メッキ陽極箱24とメッキ陽極箱25
との対応間隔内を通過する。メッキ陽極箱23,24に
は電流制御回路26を介して、メッキ陽極箱25には電
流制御回路27を介してそれぞれプラス電圧が印加さ
れ、線材Wには給電ドラム8によりマイナス電圧が印加
されるから、メッキ陽極箱23,24→電解液→線材W
の電気回路28と、メッキ陽極箱25→電解液→線材W
の電気回路29とが成立しニッケルメッキが施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は線材等の長尺材に対する
連続走行メッキ装置に関し、設置に必要なスペースを狭
くして省スペース化を図るとともに、メッキ厚を均一に
できるメッキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線材等のメッキ装置は、供給ロールと巻
取りロールの間に電解酸洗い工程、電解洗浄工程、メッ
キ工程等を直線的にレイアウトしてメッキ処理を施すよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記線
材等のメッキ装置は供給ロールと巻取りロールの間を直
線状にレイアウトしていることからメッキ装置が長くな
り、メッキ装置設置用の広いスペースが必要となるばか
りでなく、メッキ装置のメインテナンス上も不便である
という問題点がある。また、被メッキ材に施すメッキ厚
を均一にするという品質管理上の要請もある。本発明は
上記問題点を解決するとともに、上記要請に応えるため
になされたものであり、実質上メッキ処理工程の長さを
短縮することなく、設置に必要なスペースを狭くすると
ともに、メッキ陽極の配置位置を改良して連続走行する
被メッキ材に均一なメッキ厚を施すことができるメッキ
装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の具体的手段として、連続走行する被メッキ材にメッキ
を施すメッキ装置であって、上面を解放したメッキ処理
槽と、該メッキ処理槽内に装架した水平軸に回転自在に
支持した下部ドラムと、前記メッキ処理槽の上方に装架
した水平軸に回転自在に支持して前記下部ドラムに対向
させた上部ドラムと、前記被メッキ材を案内する案内ロ
ールとを設け、該案内ロールにより前記上部ドラムに導
く被メッキ材を、順次前記上部ドラムと前記下部ドラム
とに掛け渡して螺旋状の走行経路を形成するとともに、
該走行経路の両外側と内側とにメッキ陽極を配置し、該
各メッキ陽極の対応間隔内に前記走行経路の下向き走行
部と上向き走行部とを通過させるようにしたことを特徴
とするメッキ装置が提供される。
【0005】
【作用】上記メッキ装置によれば、連続走行する被メッ
キ材は案内ロールにより上部ドラムに導かれた後、該上
部ドラムとメッキ処理槽内に装架した水平軸に回転自在
に支持した下部ドラムに螺旋状に掛け渡されるととも
に、前記螺旋状の走行経路の両外側と内側とにメッキ陽
極が配置され、各メッキ陽極の対応間隔内に前記走行経
路の下向き走行部と上向き走行部とが通過し、各メッキ
陽極→電解液→被メッキ材の順に電流が流れてメッキ処
理が施される。
【0006】
【実施例】本発明の1実施例を、被メッキ材にニッケル
メッキを施す態様で以下に説明する。図1は本発明を適
用したニッケルメッキ装置1の一部を切欠した断面図で
ある。基台2上には、上面を解放したメッキ処理槽3を
載置固定する。該メッキ処理槽3内には左右一対の枠板
4a、4bを垂直に立設してメッキ処理槽3の上方まで
延長し、その延長端を水平板5により連結する。前記枠
板4a,4b間には前記メッキ処理槽3の上方とメッキ
処理槽3内の上下2箇所に水平軸6,7をそれぞれ回転
自在に装架する。水平軸6には給電ドラム8を嵌装支持
し、水平軸7には卷回ドラム9を嵌装支持する。また、
前記水平板5上には、駆動モータ10を固定する。
【0007】前記水平軸6の枠板4a,4bからの左右
突出端には、それぞれ連動プーリ11と従動プーリ12
とを嵌装し、水平軸7の枠板4aからの突出端には連動
プーリ13を嵌装する。従動プーリ12と前記駆動モー
タ10に設けた駆動プーリ14とにベルト15を掛け渡
して、給電ドラム8を回転駆動させる。また、連動プー
リ11と13とにベルト16を掛け渡して、給電ドラム
8と卷回ドラム9とを連動回転させる。給電ドラム8の
両側面8a,8bには、給電リング板17,18を固定
する(図2参照)。該給電リング板17,18には、前記
枠板4a,4bに固定した給電ブラシ19,20を摺接
させる。さらに、給電ドラム8と卷回ドラム9の円周面
には、一定ピッチで多数の案内環溝21,22を形成す
る。
【0008】また、メッキ処理槽3内には、前記巻回ド
ラム9の両側にメッキ陽極箱23,24を平行に設置す
るとともに、巻回ドラム9の直上にメッキ陽極箱25を
配置しその両端を、前記枠板4a,4bに固定した支持
アーム25a,25bにより支持する。メッキ陽極箱2
3,24及び25には、それぞれ電解液供給用の配管
(図示せず)を接続するとともに、多数の連通孔(図示せ
ず)を形成する。そして、前記配管により供給される電
解液をメッキ陽極箱23,24及び25の連通孔からメ
ッキ処理槽3内へ循環的に流出させる。メッキ陽極箱2
3,24及び25内にはそれぞれニッケルチップを充填
する。前記卷回ドラム9、メッキ陽極箱23,24及び
25はメッキ処理槽3に電解液を満たしたとき、その水
面下に没する。また、前記メッキ処理槽3には、オーバ
フロードレン(図示しない)が設けられている。
【0009】前記基板2の四隅からは、案内ロール固定
用の支柱31a〜31dを立設する。支柱31dには下
方案内ロール32と上方案内ロール33及び前記枠板4
aの向こう側に上方水平案内ロール34を配設する。ま
た、支柱31bには上方水平案内ロール35と上方案内
ロール36とを配設し、上方水平案内ロール35を前記
枠板4bの手前側に位置させる。そして、支柱31cに
下方案内ロール37を配設する。
【0010】前記メッキ陽極箱23,24は、電流制御
回路26及び直流電源Bを介して、前記給電ドラム8の
給電リング板17,18に接続され、メッキ陽極箱25
は電流制御回路27と直流電源Bを介して、前記給電ド
ラム8の給電リング板17,18に接続される(図3)。
【0011】上記構成を有するニッケルメッキ装置1の
作動について以下に説明する。ニッケルメッキ装置1
は、何れも図示を省略しているが供給ロールから連続し
て繰り出され走行機構により走行する線材Wに対して、
その走行経路の途中で順次電解脱脂、電解酸洗、高圧洗
浄、活性化処理、ニッケルストライク処理を施す各工程
を設けている。前記各処理工程を経た線材Wは図4に示
すように、前記基台2の上面に沿って走行し下方案内ロ
ール32に案内されて略真上の上方案内ロール33に向
かう。そして、線材Wは該上方案内ロール33により水
平に卷回され、前記枠板4aの後ろ側に配設された上方
水平案内ロール34に案内され、Uターンして給電ドラ
ム8に導かれる。
【0012】給電ドラム8に導かれた線材Wは、該給電
ドラム8の円周面に形成された案内環溝21に嵌装さ
れ、直下方に案内されてメッキ処理槽3に入る。そし
て、卷回ドラム9の円周面に形成された案内環溝22に
嵌装されて卷回し、直上方へUターンしメッキ処理槽3
から出て、再び給電ドラム8に導かれ前記案内環溝21
の右隣りの案内環溝21に嵌装される。順次をこれを繰
り返すことにより線材Wは、給電ドラム8と卷回ドラム
9とに掛け渡され、螺旋状の走行経路Rを形成する。
【0013】メッキ処理槽3内では、前記給電ドラム8
から卷回ドラム9に向かう螺旋状の走行経路Rの下向き
走行部Rdを走行する線材Wは、前記メッキ陽極箱23
とメッキ陽極箱25との対応間隔内を通過し、巻回ドラ
ム9から給電ドラム8へ向かう上向き走行部Ruを走行
する線材Wは、前記メッキ陽極箱24とメッキ陽極箱2
5との対応間隔内を通過する。このとき、メッキ陽極箱
23,24には電流制御回路26を介して、またメッキ
陽極箱25には電流制御回路27を介してそれぞれプラ
ス電圧が印加され、線材Wには給電ドラム8によりマイ
ナス電圧が印加されているから、メッキ陽極箱23,2
4→電解液→線材Wの電気回路28と、メッキ陽極箱2
5→電解液→線材Wの電気回路29とが成立し、線材W
に対してニッケルメッキが施される。このとき、電流制
御回路26及び27により、前記電気回路28及び29
に流れる電流を格別に調整する。
【0014】給電ドラム8の右端の案内環溝21に嵌装
された線材Wは、上方案内ロール35により図1の手前
側に水平に案内された後、Uターンして上方案内ロール
36により直下方に案内される。そして、下方案内ロー
ル37に案内され前記基台2の上面に沿って走行する線
材Wは、図示しない水洗、湯洗、乾燥の各処理工程を経
て巻取りロールに巻取られる。
【0015】上記実施例は、メッキ陽極箱23と25に
より螺旋状の走行経路Rの下向き走行部Rdを走行する
線材Wを挟むように、メッキ陽極箱25と24により上
向き走行部Ruを走行する線材Wを挟むように配置し
て、線材Wに流れる電流密度を略均一にできるから、線
材Wの半径方向でのニッケルメッキ厚のばらつきを少な
くできる。具体的には、メッキ陽極箱23,24のみを
配置した場合には、直径方向のメッキ厚の差が最大2.
43μmあったのが、本実施例の場合0.37μmに減
少することができた。また、それぞれ電流制御回路2
6,27を設けて電気回路28,29に流れる電流量を
格別に制御することにより、電流量を加減して線材Wに
施すニッケルメッキ厚を任意に変更することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記構成を有し、連続走行する
被メッキ材は案内ロールにより上部ドラムに導かれた
後、該上部ドラムとメッキ処理槽内に装架した水平軸に
回転自在に支持した下部ドラムとに螺旋状に掛け渡され
て走行し、間欠的にメッキ処理槽内を通過してメッキ処
理を施されるから、メッキ処理工程を一直線に配置する
のに比して、メッキ装置のレイアウトに必要な面積を少
なくして省スペースを図ることができ、保守点検作業等
のメインテナンス上も便利となる。また、前記螺旋状の
走行経路の両外側と内側とにメッキ陽極が配置され、各
メッキ陽極の対応間隔内に前記走行経路の下向き走行部
と上向き走行部とが通過するから、被メッキ材に流れる
電流密度が略均一となりメッキ厚の均一化を実現できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】メッキ装置の一部を切欠した断面図である。
【図2】給電ドラムの一部を切欠した側面図である。
【図3】メッキ陽極箱の電気的接続を示した概略電気回
路図である。
【図4】走行経路及びメッキ陽極箱の配置を示す説明図
である。
【符号の説明】 3...メッキ処理槽、 6,7...水平軸、 8...上部
ドラム(給電ドラム)、9...下部ドラム(卷回ドラム)、
23,24,25...メッキ陽極箱、 32,37...下
方案内ロール、 33,36...上方案内ロール、 3
4,35...上方水平案内ロール、 W...被メッキ材
(線材)、 R...螺旋状の走行経路、 Rd...下向き走
行部、 Ru...上向き走行部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続走行する被メッキ材にメッキを施す
    メッキ装置であって、上面を解放したメッキ処理槽と、
    該メッキ処理槽内に装架した水平軸に回転自在に支持し
    た下部ドラムと、前記メッキ処理槽の上方に装架した水
    平軸に回転自在に支持して前記下部ドラムに対向させた
    上部ドラムと、前記被メッキ材を案内する案内ロールと
    を設け、該案内ロールにより前記上部ドラムに導く被メ
    ッキ材を、順次前記上部ドラムと前記下部ドラムとに掛
    け渡して螺旋状の走行経路を形成するとともに、該走行
    経路の両外側と内側とにメッキ陽極を配置し、該各メッ
    キ陽極の対応間隔内に前記走行経路の下向き走行部と上
    向き走行部とを通過させるようにしたことを特徴とする
    メッキ装置。
JP22091391A 1991-08-05 1991-08-05 メツキ装置 Pending JPH0539594A (ja)

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JP22091391A JPH0539594A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 メツキ装置

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JP22091391A JPH0539594A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 メツキ装置

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JPH0539594A true JPH0539594A (ja) 1993-02-19

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JP22091391A Pending JPH0539594A (ja) 1991-08-05 1991-08-05 メツキ装置

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JP (1) JPH0539594A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05222580A (ja) * 1992-02-06 1993-08-31 Totoku Electric Co Ltd 線材の電気めっき装置
KR20160109701A (ko) * 2015-03-12 2016-09-21 엘에스엠트론 주식회사 도금조 및 이를 포함하는 도금 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05222580A (ja) * 1992-02-06 1993-08-31 Totoku Electric Co Ltd 線材の電気めっき装置
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