JPS6119935Y2 - - Google Patents

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JPS6119935Y2
JPS6119935Y2 JP1981085494U JP8549481U JPS6119935Y2 JP S6119935 Y2 JPS6119935 Y2 JP S6119935Y2 JP 1981085494 U JP1981085494 U JP 1981085494U JP 8549481 U JP8549481 U JP 8549481U JP S6119935 Y2 JPS6119935 Y2 JP S6119935Y2
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JP
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piece
clip
seal
lower edge
mounting
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JP1981085494U
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JPS57197318U (ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は主に自動車のドアの窓開口の下縁沿
いに、昇降する窓ガラスの室外面に摺接するシー
ル片を備えたウエザーストリツプ或いはウエザー
ストリツプと窓開口の下縁を被うモールデイング
が一体となつたウエストモールデイング(ベルト
モールデイングとも言い、本書ではウエザースト
リツプとウエストモールデイングを総称してシー
ルと記す。)を装着するためのクリツプに関す
る。
ドアの外装パネルの窓開口の下縁に内向きの段
部を形成し、段部の奥でパネルを下向きに折曲げ
て取付片とし、段部と取付片の角(かど)に下縁
沿いに所定の間隔で取付孔を開設し、金属板から
成形したクリツプを各取付孔の下端部に上から嵌
めて挟着固定し、このクリツプでシールを下縁沿
いに装着することは実開昭51−32816、同51−
39919、同52−21622で公知である。このクリツプ
は金属板に切目を施こし、複雑に折曲加工しなけ
ればならないので製作が非常に面倒であると共
に、挟着固定したクリツプが上に抜け外れない様
にクリツプからは爪を打出し、この爪を取付孔下
縁よりも下の取付片下端部に喰付かせるためにパ
ネルには爪で傷が付き、長期間のうちにはそこか
ら発錆する欠点がある。又、取付孔は段部と取付
片の角にまたがつて開設されているため取付片の
下端部に挟着固定しただけではぐらつき易く、不
安定である。
そこで本考案はクリツプを適度の弾性を有する
プラスチツクから射出成形して製作上の問題点を
解消すると共に、段部にある取付孔の縁部に係合
する弾性の係合片をクリツプに一体に備えさせ、
この係合片によりパネルを傷付けずにクリツプが
上に抜け外れるのを防止すると共に、クリツプが
固定状態でぐらつくのを防止したのであつて、以
下、図示の実施例を参照して本考案を説明する。
各図において、1はドアの外装パネルで、窓開
口の下縁には内向きの段部1aを有し、段部1a
の奥は下向きに曲げられて取付片1bになつて居
り、段部1aと取付片1bの角には取付孔2が下
縁沿いに適当な間隔で開設されている。そして、
シールとしてはこの実施例ではモールデイング3
aと、シール片3′を有するウエザーストリツプ
部3bとが一体となつたウエストモールデイング
3を窓開口の下縁沿いに装着することを予定して
いる。
第2,3図は本考案のクリツプの一実施例を示
すもので、取付片1bの後面に前面を当接する基
板4と、基板の上部この実施例では基板の上縁か
ら折返し状に下がる挟着片5と、基板の後面にシ
ールのウエザーストリツプ部3bを保持する保持
手段6を有し、プラスチツクで射出成形されてい
る。
挟着片5の幅は取付孔2の幅より少し狭く、取
付孔2中に上から入れて押込むと基板4の前面と
の間に取付孔の下縁部2bよりも下の取付片下端
部を挟着し、クリツプを固定する。この挟着片5
の上半部は上端から下に向つて切込んだ二条の切
込み7,7で裂かれ、両切込み7,7で挟まれた
中央部分は斜め前向きに起立し、上端には取付孔
2の段部1aにある上縁部2aに下と後から係合
する係合片8となつている。この係合片8はクリ
ツプ成形の際に一体に形成されているので適度な
弾力を有し、挟着片5を取付孔中に上から入れて
押込みクリツプを固定する際には取付孔の段部に
ある上縁部2aに摺接して弾性に抗し後向きに押
され、所定の状態でクリツプが固定されたときに
は前向きに途中まで戻つて上端の係合部8′で取
付孔の上縁部2aと係合する。従つて係合部8′
は上縁部2aとの係合状態でも弾性力で上縁部2
a後から押す。尚、シールがウエストモールデイ
ングの場合は段部1a上をモールデイング3aが
覆うので係合片8の上端は係合状態で段部1aと
略々同一面にするか、余り突出しない様にし、モ
ールデイング部3aが段部1aを覆うのを阻害し
ない様にする。
シールの保持手段6はこの実施例では基板4の
後面から後向きに突出した円形断面の短かい首軸
9aと、首軸の後端に設けられた上下方向に長い
楕円形ないし小判形の頭部9bからなり、首軸の
直径は頭部9bの短径に等しい。
シールを装着するにはウエザーストリツプ部3
bに上記頭部9bと向きを異にした同形の孔10
をクリツプの固定間隔で開設して置く(第1
図)。そしてクリツプの一つ宛の頭部9bを孔1
0と同じ向きにして孔に通すことにより首軸9a
を孔内に位置させ、次いでクリツプを角回転して
頭部9bを孔10に対し交叉させて頭部9bの首
軸9aから張出した部分と基板4の後面間でウエ
ザーストリツプ部を挟み且つクリツプをウエザー
ストリツプ部に対し所定の向きにし、こうして各
孔10に対しクリツプを固定する。それから前述
の様に各クリツプの挟着片5を上から取付孔2に
入れて押込み取付片1bに対し挟着固定すればよ
い。この固定状態において各クリツプの係合片8
は上端にある係合部8′で取付孔の上縁部2aに
後と下から係合するので安定し、且つ窓ガラスG
が上昇する際にシールが上向きの力を受けてクリ
ツプを上に外そうとしても係合片8の係合部8′
がこれに対抗するのでクリツプは上向きに動かな
い。又、窓ガラスGの下降によつてシールが下向
きの力を受けたときは挟着片5と基板4の間隔の
上端が取付孔2の下縁部2bに当接しているので
クリツプは下にも移動しない。
第5図は本案のプラスチツク製クリツプの他の
一実施例で、基板4と、取付孔2に上から差込ま
れ、基板と協力して取付片1bを挟着固定する挟
着片5を有す。この実施例が前述のものと異る主
な点はシールの保持手段6が基板4の下縁から折
返して起立する起立片11により上に開放した溝
11′として形成され、係合片8は基板4と挟着
片5が結合した上端から斜め前上向きに立つてい
ることである。
従つてシールのウエザーストリツプ部3bは基
板と起立片11間の溝11′に上から押込んで取
付ける。この場合、ウエザーストリツプ部が上に
抜けるのを防ぐため溝11′中には逆止爪12を
突設し、ウエザーストリツプ部に形成してある段
形突出部13をこの逆止爪12に係止させる。従
つてウエザーストリツプ部を溝11′中に押込む
と逆止爪12を有する部分は押退けられて段形突
出部13が通過するのを許し、最後に逆止爪12
は弾性的に復元して段形突出部13を係止する。
逆止爪12はこの実施例では基板の後面と、起立
片11の上縁の二個所に対向して設けられている
が、どちらか片方だけでもよい。
係合片8は上端の係合部8′上に前向きの薄い
突片14を有する。これにより挟着片5を取付孔
2に上から入れての押込みは突片14が段部1a
上に当接することによつてそれ以上行えない。こ
の状態で係合片の係合部8′は前述の様に取付孔
の段部1aにある上縁部2aに下と後から係合し
且つこれを弾力で前に押す。従つて、この実施例
は突片14によつてクリツプをドアの窓開口の下
縁に対し一定の押込み状態で固定することができ
る。
一般に段部1aと取付片1bにまたがつて開設
された取付孔2は、第7図の様に段部1aと取付
片1bが未だ曲げられていないときに開設して置
き、その後で孔を横切つて両部1a,1bを折曲
げて形成する(第8図)。従つて折曲げ位置の許
容誤差によつて段部1aの上面から取付孔の下端
縁部2bまでの距離Lはドア毎に僅かながら種々
に変化し、取付孔の下縁部を基準にしてクリツプ
を押込んで固定すると窓開口下縁の段部1aに対
してドア毎に不揃いになる。しかし、この実施例
は前述した様に突片14が段部1aに当接してそ
れ以上の押込みを阻止するので、折曲げ位置に許
容誤差があつても、クリツプは段部1aに対して
ドア毎に同じ押込み状態で固定され、クリツプに
装着されたシールは段部1aに対しすべて同じ態
になる。このため基板と取付片間の間隔の上端は
許容誤差の範囲内で取付孔の下縁部2bと当接し
ない様に設計し、窓ガラスの下降の際に受ける下
向きの力は突片14に耐えさせる。
勿論、基板と取付片間の間隔の上端を許容誤差
の範囲内で適切に定め、前述の実施例の係合片8
の上端に破線で示した様に突片14を設けること
もできる。
以上で明らかな様に本考案によれば上端部に段
部1aにある取付孔の上縁部2aに下と後から係
合する係合部8′を備えた弾性の係合片8を設け
ることによりクリツプの固定状態は安定し且つ窓
ガラス上昇の際に受ける力で上に移動するのを完
全に防止できる。又、この係合片8の上端に段部
1a上に当接する突片14を設けることによりク
リツプの押込み位置を段部1aに対し一定に規制
し、窓開口下縁に対して適切な位置にシールを装
着できると共に、窓ガラス下降の際に受ける力で
クリツプが下に移動するのを完全に防止できる。
そして、クリツプはプラスチツクの射出成形品で
あるため生産は容易であり、固定の際或いは使用
中にドアパネルの塗装を傷付けることが無いと共
に、係合片を一体に備えているので係合片は適当
な弾性を保有し、その弾性で取付孔の上縁部2a
に係合する。
尚、挟着片の下端部を図示の如く前向きに曲げ
て置くと、シールを交換などするときドライバー
などの先端部を突入して挟着片を開くことが容易
に行えると共に、取付孔2中に入れる際のガイド
となり、非常に入れ易くなるので好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図はドアパネルと、シールの斜面図、第2
図は本考案のクリツプの一実施例の前側から見た
斜面図、第3図は同上の後側から斜面図、第4図
はシールを装着した状態の断面図、第5図はクリ
ツプの他の一実施例の斜面図、第6図はシール装
着状態の断面図、第7図は窓開口の下縁段部と下
向き取付片の角に取付孔を設ける場合の取付孔開
設状態の斜面図、第8図は同上を折つて取付孔を
角に位置させた状態の斜面図で、図中、1aは窓
開口下縁の段部、1bは取付片、2は取付孔、2
aはその段部にある上縁部、2bは取付片にある
下縁部、3はシール、3′はシール片、4は基
板、5は挟着片、6はシール保持手段、8は係合
片、8′は係合部、14はストツパーとして例示
した突片を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自動車の窓開口の下縁段部と、段部の奥で下
    向きに曲げられた取付片の角に開設された取付
    孔の下縁部に嵌めて取付けられ、昇降する窓ガ
    ラスの外面に摺接するシール片を備えたシール
    を保持するプラスチツクで成形された一体のシ
    ール装着用クリツプにおいて、 取付片の後面に当接すると共にシールの保持
    手段をその後面に備えた基板と、基板の上部か
    ら下に延び、取付孔に上から入れて基板の前面
    との間で取付片を挟着固定する挟着片と、挟着
    片又は基板から斜め前上向きに立ち、上端には
    取付孔の段部にある上縁部に下と後から係合す
    る係合部を有する係合片とを含むことを特徴と
    するシール装着用クリツプ。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)のシール装着用ク
    リツプにおいて、係合片の上端の係合部上には
    窓開口の下縁段部に当接するストツパが設けら
    れているシール装着用クリツプ。
JP1981085494U 1981-06-12 1981-06-12 Expired JPS6119935Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981085494U JPS6119935Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JP1981085494U JPS6119935Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JPS57197318U JPS57197318U (ja) 1982-12-15
JPS6119935Y2 true JPS6119935Y2 (ja) 1986-06-16

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ID=29880777

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605921U (ja) * 1983-06-27 1985-01-17 株式会社 東郷製作所 自動車のドア用ウェザーストリップの保持具取付構造
JPH0317044Y2 (ja) * 1987-09-16 1991-04-11
JP5440876B2 (ja) * 2010-12-21 2014-03-12 豊田合成株式会社 ガラスラン

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JPS57197318U (ja) 1982-12-15

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