JPS61197901A - 排ガスボイラ発電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、排ガスボイラ発電装置に関し、特に、ガスタ
ービン排ガスボイラの強制冷却システムに関する。

従来の技術 従来のボイラにおいては、強圧送風機を装備しているた
め、ボイラ停止後はその送風機によってボイラの冷却を
行なえたが、ガスタービン排ガスボイラにはそのような
冷却手段を持たないので、排ガスボイラを急速冷却する
ための効果的な冷却方法が必要であった。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記事情にかんがみてなされたもので、排ガ
スボイラな急速に冷却する手段を備えた排ガスボイラ発
電装置を目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明によれば、排ガスボイラ出口の主蒸気管の途中で
復水器へ連通させる系のタービンバイパス弁と節炭器再
循環系の節炭器再循環弁とを、排ガスボイラ停止後に、
規定の蒸気圧力降下となるよう制御すると共に規定の節
炭器出口水温度降下となるよ５制御することで、ガスタ
ービン排ガスボイラの強制冷却が達成される。

作用 蒸気タービン起動時には、蒸気タービンの最低保持圧力
になるようタービンバイパス弁を制御し、通常運転時に
はこのタービンバイパス弁は全閉に制御されている。排
ガスボイラの強制冷却時には、ボイラ停止後すなわちガ
スタービン停止後、排ガスボイラの主蒸気管の蒸気圧力
を検出してタービンバイパス弁を規定の圧力降下になる
よ５制御する。これによって、その圧力にみあう温度ま
で主蒸気管の冷却が行なわれる。

加えて、節炭器再循環系統の節炭器出口水温度を検出し
て冷却速度にみあった開度信号な節炭器再循環弁に与え
ることで、節炭器再循環系統の冷却が行なわれる。

実施例 以下添付図面に例示した本発明の好適な実施例について
詳述する。

第１図は本発明による装置の構成を示したもので、図中
、符号１は排ガスボイラ本体、２は過熱器、３は高圧蒸
発器、４は低圧蒸発器、５は節炭器、６は高圧蒸気管、
７は低圧蒸気管、８は節炭器再循環系統、９は高圧止弁
、ｌＯは低圧止弁、１１は高圧タービン、１２は低圧タ
ービン、１３は復水器、１４は復水ポンプ、１５は高圧
タービンバイパス弁、１６は低圧タービンバイパス弁、
１７は主蒸気圧力制御装置、１８は節炭器再循環弁をそ
れぞれ示している。

排ガスボイラ停止時は、高圧止弁９および低圧止弁１０
が全閉となり、排ガスボイラ強蜀冷却を指示する信号が
主蒸気圧力制御装置１７に与えられる。主蒸気圧力制御
装置１７は高圧蒸気管６′および低圧蒸気管７より現在
の蒸気系圧力Ｐ。を検出し、設定された冷却完了時の最
低圧力ＰＭから蒸気圧力降下率α（ｋｇ・２７分）＝（
Ｐｏ−ＰＭ）／Ｔ（Ｔは時間）を自動設定し、この蒸気
圧力降下率αになるよう高圧タービンバイパス弁１５お
よび低圧タービンバイパス弁１６の開度を制御し、主蒸
気管すなわち高圧蒸気管６および低圧蒸気管７の蒸気圧
力を降下させる。この結果、排ガスボイラ本体１内の過
熱器２、高圧蒸発器３および低圧蒸圧器４はその圧力に
みあった飽和温度となるため、設定最低圧力値に対応し
た強制冷却が可能となる。この主蒸気系統の圧力制御動
作を詳細に示せば、第２図のようになる。

第２図において、復水器真空が正常であり、最低圧力Ｐ
Ｍが設定されていて現在の蒸気系圧力Ｐ。

を検出することで蒸気圧力降下率αが設定されていると
ころに、排ガスボイラ停止信号および強制冷却“自動操
作”信号が入力されれば、まず、タービンバイパス弁を
その最小開度に保持して、蒸気系圧力を少し変化させる
。次いで、蒸気系圧力降下率を監視しながらタービンバ
イパス弁を作動させて、これによる圧力変化率が規定値
以内にあるかどうかを判定する。圧力変化率が規定値以
内になければタービンバイパス弁の開度変更を行ない、
規定値以内にあれば現在の圧力が最低圧力かど５かを判
定する。最低圧力になければ、再度タービンバイパス弁
を作動させて圧力変化率および最低圧力の判定を繰り返
していき、最低圧力に達すれば、蒸気系統の強制冷却が
完了したことになり、タービンバイパス弁は閉処される
。

節炭器系統においては、排ガスボイラ強制冷却を指示す
る信号を受けると主蒸気圧力制御装置１７が節炭器再循
環系統８より現在の節炭器出口水温度ｔ。を検出し、設
定された冷却完了時の温度１Ｍから温度降下率β（’Ｃ
／分）　＝　（ｔ□−ｔｙ　）／　Ｔを自動設定し、こ
の温度降下率βになるよう節炭器再循環弁１８の開度を
制御する。この制御の詳細を第３図に示す。

第３図において、復水器真空が正常であり、冷却温度１
ｏが設定されていて現在の節炭器出口水温度ｔＭが検出
されることで温度降下率βが自動設定されているところ
に、排ガスボイラ停止信号および強制冷却“自動操作”
信号が入力されれば、まず節炭器再循環弁をその最小開
度に保持して、節炭器出口水温度の変化および変化率を
監視する。

次いη節炭器再循環弁を作動させて、これによる温度変
化率が規定値以内にあるかどうかを判定し、規定値以内
になければ節炭器再循環弁の開度変更を行ない、規定値
以内にあれば現在の温度が冷却温度に達したかどうかを
判定し、その冷却温度忙達するまで、節炭器再循環弁を
作動させる操作を繰り返す。冷却温度に達すれば、節炭
器再循環弁は閉にされて、この節炭器系の冷却が終了す
る。

このように、主蒸気圧力制御装置１７は冷却速度にみあ
った開度信号を節炭器再循環弁１８に与えて、節炭器５
内の水を復水器１３、復水ポンプ１４および節炭器再循
環系８０間のクローズドサイクルとして冷却することが
できる。

発明の効果 本発明によれば、タービンバイパス１弁および節炭器再
循環弁を蒸気タービン運転停止後に開いて主蒸気管の圧
力を低下させると共に節炭器に給水を循環させることで
、ガスタービン排ガスボイラを強制的に冷却することが
できるようＫなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるガスタービン排ガスボイラ発電装
置の構成を示す図、第２図は主蒸気圧力制御のフローチ
ャート、第３図は節炭器系統の制御のフローチを一トで
ある。 １・・排ガスボイラ本体、２・・過熱器、３・・高圧蒸
発器、４・・低圧蒸発器、５・・節炭器、６・・高圧蒸
気管、７・・低圧蒸気管、８・・節炭器再循環系統、９
・・高圧止弁、１０・・低圧止弁、１１・・高圧タービ
ン、１２・・低圧タービン、１３・・復水器、１４・−
復水ポンプ、１５・・高圧タービンバイパス弁、１６・
・低圧タービンバイパス弁、１７・・主蒸気圧力制御装
置、１８・・節炭器再循環弁。 （ほか１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 排ガスボイラの過熱器で過熱された蒸気を蒸気タービン
   に導く主蒸気管の途中から分岐して復水器と連通したタ
   ービンバイパス管の途中に設けられたタービンバイパス
   弁と、前記排ガスボイラの節炭器の出口と復水器とを連
   結する節炭器再循環管の途中に設けられた節炭器再循環
   弁とを、蒸気タービン運転停止後、開いて前記主蒸気管
   の圧力を低下させると共に給水を節炭器に循環させるこ
   とを特徴とする、排ガスボイラ発電装置。