JPS6119760A - 耐摩耗焼結合金 - Google Patents

耐摩耗焼結合金

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JPS6119760A
JPS6119760A JP59140216A JP14021684A JPS6119760A JP S6119760 A JPS6119760 A JP S6119760A JP 59140216 A JP59140216 A JP 59140216A JP 14021684 A JP14021684 A JP 14021684A JP S6119760 A JPS6119760 A JP S6119760A
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和俊 武村
Toshinori Akazawa
赤沢 俊則
Motoaki Shibano
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、産業上の利用分野 本発明は耐摩耗焼結合金に関し、更に詳述すれば、例え
ば内燃機関の弁座のような苛酷な条件下で使用される摺
動部品の材料として好適な改良された耐摩耗焼結合金に
関する。
2、従来技術 近年、内燃機関が小型、高出力化する一方、ガソリンエ
ンジンにあ′りては燃料が無鉛ガソリンへ移行し、或い
はLPGが使用されるようになったのに伴なり1弁座は
高負荷で而も相手パルプの金属と700〜800°Cの
高温で直接接触して熱間衝撃を受けるという苛酷な条件
に曝されるようになったので、弁座の耐摩耗性に対する
要求が益々厳しくなって来ている。
また、ディーゼルエンジンにあってはガソリンエンジン
に較べて燃焼圧力や温度が高く、更に燃料中の硫黄やバ
ナジウムによる化学的腐蝕を伴なう摩耗現像が起り、弁
座は一層苛酷な条件下で使用される。
粉末冶金法によって製造される焼結合金、なかんずく鉄
基焼結合金は、溶製材に較べて金属組織を所望の組織と
することが容易であるところから、近年、機械部品材料
への適用範囲が拡大されてきておシ、弁座の材料として
も多数の改良がなされているが、特に近時の小型、高出
力化された内燃機関の弁座材料としては充分に満足でき
るには至っていない。
3 発明の目的 本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの−であって、
例えば近時の小型、高出力化された内燃機関の弁座等に
使用しても充分な耐久性を示す耐摩耗焼結合金を提供す
る仁とを目的としている。
4、発明の構成 即ち、本発明の第1の発明は、炭素0.05i量チ、か
らなる析出硬化型鉄基合金基地中に、窒化チタン粒子が
気孔を除く部分の面積比で2〜30%分散し、10チ以
下の気孔率を有する耐摩耗焼結合金に係る。
また、本発明の第2の発明は、炭素0.07重量%以下
、ニッケル3〜5重量%、クロム15,5〜17.5重
量%、銅3〜5重量%、ニオブ0.15〜0.45重量
%、残部が実質的に鉄からなる析出硬化型鉄基合金基地
中に、窒化チタン粒子が気孔を除く部分の面積比で2〜
30チ分散し、10%以下の気孔率を有する耐摩耗焼結
合金に係る。
即ち、本発明は、高強度で耐摩耗性を有する析出硬化型
鉄基合金の基地中に、耐摩耗性を一層改善するため、上
記基地中に窒化チタン粒子を分散させたことに特徴があ
シ、このような合金は溶製法によって製造するのは極め
て困難であるので粉末冶金法によって焼結合金とする。
第1の発明にあっては、基地をマレージング鋼の組成と
し、時効処理拠よってNi−Mo系やFe −Mo系の
析出相をマルテンサイト基地中に析出させて硬度を上げ
、機械的強度と耐摩耗性を改善する。
第2の発明にあっては、基地を析出硬化型ステンレス鋼
の組成とし、時効処理によって銅に富む析出相やNi−
Nb系、Fe−Nb系析出相をマルテンサイト基地中に
析出させて硬度を上げ、機械的強度と耐摩耗性を改善す
る。
次に本発明を構成する各成分元素及び分散相について説
明する。
先ず、第1の発明に於いて基地を構成する各成分元素に
ついて説明する。
ニッケルは基地をマルテンサイト化すると共にモリブデ
ンとNi−Mo系析出相として析出し、機械的強度と硬
度を上げて耐摩耗性に寄与するが、12重量%(以下重
量%を単に「%」で表わす0)未満では上記効果が顕著
ではなく、19%を越えると残留オーステナイトが多く
なって硬度を下げるので、12〜19%の範囲とする。
モリブデンは上記Ni−Mo系析出相のほかにFe−M
o系析出相として析出し、機械的強度と硬度を上げて耐
摩耗性に寄与するが、3チ未満では上記効果が顕著では
なく、5チを越えても上記効果の増大は顕著ではない上
にフェライトを安定にして却って硬度を下げるようにな
るので、3〜5チの範囲とする。
コバルトは基地に固溶してこれを強化すると共に、基地
中へのモリブデンの固溶限を下げて前記モリブデンによ
る析出硬化を助長するが、7チ未 ・満では上記効果が
顕著ではな(,10%を越えると残留オーステナイトが
多くなって硬度を下げるので、7〜10%の範囲とする
炭素は不純物であって、モリブデンと結合して炭化物を
形成し、前記析出硬化に寄与するモリブデンの量を減少
させ、また、後述する回転鍛造等に於ける加工性を悪く
するので低い程望ましく、0.05%迄が許容できる範
囲である。
次に、第2の発明に於いて基地を構成する各成分元素に
ついて説明する。
ニッケルはクロムと共に基地をマルテンサイト化し、更
にニオブとNi−Nb系析出相として析出し、機械的強
度と硬度を上げて耐摩耗性に寄与するが、3%未満では
上記効果が顕著ではなく、5’%を越えると残留オース
テナイトが多くなって硬度を下げるので、3〜5チの範
囲とする。
ニオブは上記Ni−Nb系析出相のほかにFe −Nb
系析出相として析出し、機械的強度と硬度を上げて耐摩
耗性に寄与するが、0.15%未満では上記効果が顕著
ではなく、0.45%を越えても上記効果の増大は顕著
ではない上に脆くなって加工性を悪くし、また、高価で
あるので経済上の理由をも考慮して、o、is〜0.4
5%の範囲とする。
銅は銅に富む析出相として析出し、機械的強度と硬度を
上げて耐摩耗性に寄与するが、3チ未満では上記効果が
顕著ではなく、5チを越えると脆くなって加工性を悪く
するので、3〜5チの範囲とする。
クロムはニッケルと共に基地をマルテンサイト化し、前
記ニッケルの含有量に対応する好適な範囲は15.5〜
17.5%である。クロムはまた、高温強度と耐蝕性を
改善するので高温及び/又は腐蝕性雰囲気中で使用する
場合に特に有用である。クロムが15.5%未満ではこ
れらの効果が充分ではなく、17.5%を越えるとフェ
ライト、残留オーステナイト共に多くなって硬度を下げ
、また加工性を悪くする。
炭素は前記第1の発明に於けると同様に不純物であって
、ニオブと結合して炭化物を形成し、前記析出硬化に寄
与するニオブの量を減少させ、また加工性を悪くするの
で低い程望ましい。第2の発明にあっては炭素0.07
%迄が許容できる範囲である。
なお、第1の発明、第2の発明共に前記各合金元素は、
少なくともその大部分を原料粉末中に含有させておくの
が、即ち、これら合金元素を含有するプレアロイ粉末を
使用するのが良い。その理由は、各単体の粉末を配合し
てなる混合粉を使用すると、焼結中にこれらを完全に拡
散させて均一にすることは極めて困難でアシ、焼結合金
の組織が不均一になるからである。
基地中に分散させる窒化チタン粒子は硬質であって、耐
摩耗性に寄与する。その粒径は平均で2〜70%mの範
囲で、かつ、最大粒径100メツシー(147μm)以
下が好適である。平均粒径が2μmよシも細かいと均一
に分散させることが困難であ’)、70%mを越えると
相手摺動部品を傷付けるようになシ、また切削加工が困
難と。なる。
分散量は容積比(顕微鏡下での面積比に等しい。
で2〜3(1%の範囲が好適である。焼結合金は封孔の
ための処理を特に施さない限シ、通常は気孔を内在して
いるが、上記分散量は気孔を除く実体の部分中の分散量
である。これは重量比にすると1.5〜20チとなる。
このように構成された本発明焼結合金全体の化学組成は
次の通シとなる。
即ち、第1の発明では、炭素0.0596以下、ニッケ
ル9.6〜187%、モリブデン2,4〜4.9%、コ
バルト56〜9.9%、チタン1.16〜15.5%、
窒素0.44〜68%、残部が実質的に鉄からなる組成
となシ、第2の発明では、炭素0.07%以下、ニッケ
ル2,4〜4.9%、クロム12.4〜17.2%、銅
2.4〜4.9チ、ニオブ0,12〜0.44%、チタ
ン1.16〜15.5%、窒素o、44〜6.8%、残
部が実質的に鉄からなる組成となる。
気孔率は機械的強度及び耐摩耗性の観点から10チ以下
とする。焼結合金は一般に12〜18%の気孔率を有し
ている。特に本発明に於けるような合金元素を多量に含
有する鉄基焼結合金にあって、前述したような理由から
プレアロイ粉末を原料粉とすると、圧縮性が良好ではな
(,6t/cm”程度の通常の成形圧によるときは、気
孔率は20%程度に迄高くなる。
本発明にあって気孔率を10チ以下に低下させる方法と
しては、鍛造のような塑性加工、特に回転鍛造によるの
が好適である。
5、実施例 下記第1表に示す化学組成の原料粉を、下記第2表に示
すように配合し、これに潤滑材としてステアリン酸亜鉛
粉末0.75%を添加、V型混合機で少なくとも20分
間混合し、これら混合粉を6 t/cm ”の成形圧で
外径35.3■、内径287■、高さ7mに成形し、焼
結して環状焼結体とした。
第1表 註1)粒度の=(マイナス)を付した数字は当該メツシ
ュのふるいを通過したことを表す080メツシユは17
5μm、 100メツシユは147μm1150メツシ
ユは104μm、 325メ、シュは44μmである。
註f)窒化チタン(TiN)は0.13%C,0,02
1+Fe。
22.23%N、0.72%01残部Tiの化学組成で
、粒度は一325メツシュ、平均粒径6.26μmでち
る。
第2表 焼結方法は、A1.2.4についてはAXガス雰囲気中
で900°Cに15分間加熱のバーンアウト処理後、I
X 10’−” 40rrの真空中で1300’Cに6
0分間加熱、A3.5については上記と同様のバーンア
ウト処理後、700 torrの窒素ガス雰囲気中で1
2500Cに60分間加熱、/166.7についてはA
Xガス雰囲気中で前記と同様のバーンアウト処理後、引
続き1120°Cに90分間加熱の方法によった。
なお、上記焼結に引続いてA1.2.3.4、喚 5については900°Cから急冷の固溶体処理を、扁6
.7については700°Cに再加熱、60分間保持して
から徐冷の焼鈍を施した。
かくして得られた環状焼結体を回転鍛造によって密度を
上げた(気孔率を下げた)。
使用した回転鍛造装置は第1図及び第2図に概要を示す
ものであって、図においてダイ1は弾性体(ばね或いは
ウレタン樹脂等)3aによってダイベース2に弾発的に
支承されておシ、ダイ1の中央部の円形中空孔内には下
ポンチ4が夕°イ1に摺接して上下するように設けられ
、環状の下ポンチ4の内側にはコア5がその頭部が下ポ
ンチ4の上部環状部に摺接して嵌装され、コア5の下部
は弾性体(前記と同様) 3bを介して下パζンチ40
基部に支承されており、ダイ1の中空孔の側面1a。
下ポンチ4の上端4a、  およびコツ50頭部側面5
aによって形成される環状のダイ溝6の中に鍛圧さるべ
き前記の焼結体Rが基≠無奪念≠七千挿入される。
上ポンチ7は円柱状で端部は頂角θの直円錐状になって
おり、円錐面が平らにダイおよびコア上面に接して、円
柱中心軸OBがα=(180−リ×丁だけダイ溝6の中
心線OAに対して傾いて図示しない球座軸受に支承され
、図示しない駆動装置によって軸OAのまわシに首振シ
回転するようにしである。
ダイベース上におかれその上昇高さを制限するストッパ
8は焼結体の圧縮高さによってその厚さが決められ、ダ
イベース2を通してダイ1にねじこまれた調節ねじ10
はダイ1の水平を調節し、カラー10aによって環状ダ
イ溝の深さを調節することができる。ダイベースを取付
ける台板11は図示しない流体圧シリンダによって上下
し、下ポンチ4を上下させる。下ポンチ40基部は図示
しない第2の流体圧シリンダのピストンロッド12に接
続され台板11と関係なく上下できるようにもしである
0 上記のような構造なのでまず台板11を下げておいて環
状のダイ溝6に焼結体Rをその上面がダイ面から少し下
になるように挿入し、台板11を図示しない流体圧シリ
ンダによって上昇させればダイ1の上面が上ポンチ7の
円錐状加圧面に接するよの曲面はその母線が頂点Oを中
心として順次ダイ面に接しながら回転する。
台板11を流体圧シリンダによって更に上昇させればダ
イ1とコア5は弾性体3aまたは3bの弾力によって上
ポンチア0円錐面に押しつけられ、下ポンチ4は台板1
1と共に上昇するから環状ダイ溝6内の焼結体Rは溝内
を押上げられてその上面が上ポンチの円錐曲面に押しつ
けられ、台板11の上昇に従って上ポンチによって加圧
力を受けて圧縮される。
台板11が上昇を続はストツノく8がダイ1の下面につ
き当ると台板11は上昇を停止し、下ポンチ4の上昇も
停止する。上ポンチ7は暫くの間回転を続け、焼結体R
がダイ面と同じ高さまで圧縮されると上ポンチの加圧力
は作用しなくなるから、所定時間経過後台板11の流体
圧シリンダを逆に作動させ台板11を所定位置まで降下
させたのち、下ポンチ4に接続されたピストン12を上
昇させると焼結体Rはダイ溝6から上方へ押出され、図
示しない取出しレバーによって鍛圧機外へ運ばれる。
このような装置を使用して気孔率を下げた焼結体は、内
部に微細な亀裂が生ずるので、これを消滅させるために
、A1.2.4についてはlXl0”’t:orrの真
空中で、A3.5については700 torrの窒素ガ
ス雰囲気中で1250°Cに1時間の再焼結をA6.7
についてはRXガス雰囲気中で15°C/minの加熱
速度で700〜950°Cに加熱、この温度に20分間
保持してから、5°C/minの加熱速度で1120°
Cに加熱、この温度に50分間保持してから、30〜i
0’c/minの冷却速度で室温近く迄冷却する再焼結
を施した。
次にA1.2.4については520°Cに2時間加熱の
時効処理を、A3.5については600°Cに2時間加
熱の時効処理を夫々施した。
上記の処理を施した焼結体の分析値及び気孔率は下記第
3表に示す通シである。
これら焼結体の組織をム1を例に挙げて400倍の顕微
鏡写真で第3図に示す。時効処理によって前記析出相が
析出した(光学顕微鏡ではこの一析出相は観察できない
。)マルテンサイト基地15中に白色に見える(顕微鏡
下では黄色に見える)窒化チタン粒子17が分散した組
織となっている0黒色を呈する部分18は気孔であって
、前記回転鍛造によって一般の焼結合金よシも少量とな
っている。
A2.3の組織もA1のそれと実質的に同様である0 これら環状焼結体の前記時効処理に先立って、予め外径
35■、内径29.5 sm 、内周側の一方の端部に
1.2C(当シ幅1.7m)の面取りを施した寸法の弁
座に削シ出しておいた試料について摩耗試験を行つた〇 試験装置は第4図に概要を示すもので、弁座21はシリ
ンダヘッド22に設けられた弁座押え詔に圧入され、弁
座押え23を介してシリンダヘッドに固着される。
シリンダヘッド22の下方にはパルプ駆動部本体冴がこ
れに固定されていて、バルブ30は、バルブフェースが
弁座21の面取シ面に当接するように、バルブ駆動部本
体14に取付けられたパルプガイド25にそのロッド部
30aが上下動可能に挿入される。
バルブのロッド部30aの先端は、コイルばね27a及
び27bによりてパルプ駆動部本体スに設けられた軸受
側、に嵌入されたカム軸29のカム29aに圧接するバ
ルブ受け26に収容される。バルブ30は、そのロッド
部30aの先端近くでバルブ受け26に設けられた爪2
6aに咬持され、バルブ受け26に固着されている。
このような構造としであるので、カム軸29を図示しな
い駆動装置によって回転させると、パルプ受け26に固
着されたバルブ30は上下動してそのバルブフェースが
弁座21の面取シ面を衝撃的に繰返し叩くようになる。
その荷重はコイルばね27a及び27bを適宜選択する
ことによって定められる。
バルブ30の上方にはガスバーナー31が配してあシ、
弁座押え23に穿設された細孔に熱電対33の温接点が
弁座21に当接するように挿入されて弁座21の温度が
検知され、図示しない制御回路によってノズル冴からシ
リンダヘッド22に吹付ける圧縮空気の風量を調節して
弁座21を所定の温度に保持するようにしである。
また、バルブ30の表面温度は放射温度計32によって
測温され、図示しない制御回路によってガスバーナー3
1に供給されるプロパンガスの供給量を調節してバルブ
300表面温度を所定の温度に保持するようにしである
このような試験装置を使用して、バルブ表面温度を75
0°C1弁座温度を450’Cに保持し、カム軸回転数
2500rpm、コイルはね荷重40kgで10時間の
試験を行い、弁座の摩耗量を基準バルブの沈み量から求
めた。
バルブには2l−4N@製、バルブフェースにステライ
ト扁6の盛会をしたものを使用した。
バルブと弁座の叩き回数は1.5X10’回である。
なお、比較の弁座には前記A4.5.6.7のほか、熔
製材のものとして耐熱鋼5UHd製のものA8及び1.
35%C,1,21%5iX0.42%Mn X13.
14Cr、0.36%Mo 、残部実質的にFeの化学
組成を有する高クロム白鋳鉄製のものA9も加えた。
試験結果は第5図に示す通りである。
同図から、窒化チタン相を組織中に有する本発明焼結合
金を材料とする弁座は、熔製材からなる比較弁座に較べ
ては勿論、いずれの比較弁座よシも明らかに摩耗量が小
さく、極めて耐摩耗性に優れていることが解る。
また、窒化チタンは化学的に安定であって、焼結の工程
で焼結温度に加熱されても分解することがない。
以上、弁座を例に挙げて本発明を説明したが、弁座以外
にも、例えば内燃機関の部品にあっては、ロッカアーム
1 タペット、ピストンリング等、その他の機械部品と
しては回転圧縮機のベーン等、適用範囲は広い。
6、発明の詳細 な説明したように、本発明耐摩耗焼結合金は、前述した
ような化学組成及び組織としであるので、極めて耐摩耗
性に優れ、内燃機関その他の機械装置のオーバーホール
から次のオーバーホール迄の期間、所謂開放期間の周期
を延長させ、本発明の工業上の利用価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は回転鍛造装置の要部断面図であって
、 第1図は焼結体を挿入した状態を、 第2図は鍛造末期の状態を 示す。 第3図は本発明に基く耐摩耗焼結合金の組織を示す倍率
400倍の顕微鏡写真である。 第4図は摩耗試験装置の要部断面図である。 第5図は摩耗試験の結果を示すグラフである。 なお、図面に示された符号に於いて、 1・・・・・・・−・・・・・・・ダイ2・・・・・・
・・・・・・・・・ダイベース3a、3b・・・弾性体 4・・・・・・・・・・・・・・下ポンチ5・・・・・
・・・・・・・・・・コア6・−・・・・・・・・・・
・環状ダイ溝7・・・・・・・・・・・土ボンデ 8・・・−・・・    、ス l−、バ9−・ ・・
・・・・案内棒 1.0・・・・・・調節ねじ 10a−・・−・・ カラー 11・・・・・ ・・・一台板 12・・ ・・・・ ピストン 13・ ・・・・・・・桿状焼結体 15 ・   マルアン゛す”・イト基地17・  ・
 窒化ブータン粒1 18・・・  ・・ 気孔 21・〜・・・・・ 弁座 22−・ ・・ シリンダー\、ツド 列−・  ・バカ・プ駆動部本体 が・〜・・・・・ バカ・プガイド 27 a ’127b −−:i 4ルばね湘・−・・
・・・−・・・カムI抽 30・・・・ ・・−パルプ 30a・・・・・・バA−プのロッド部31・−・ ・
ガス、ベーナー 32・・・・・・・・・・放射温度話 3)3・・・ ・・熱電対 淑・・・  圧縮生食11用ノズル である。 代理人 弁理士 逢 坂   宏 第1図 第:)川 ×400 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭素0.05重量%以下、ニッケル12〜19重量
    %、モリブデン3〜5重量%、コバルト7〜10重量%
    、残部が実質的に鉄からなる析出硬化型鉄基合金基地中
    に、窒化チタン粒子が気孔を除く部分の面積比で2〜3
    0%分散し、10%以下の気孔率を有する耐摩耗焼結合
    金。 2、窒化チタン粒子が平均粒径で2〜70μmの窒化チ
    タン粒子である、特許請求の範囲第1項記載の耐摩耗焼
    結合金。 3、炭素0.07重量%以下、ニッケル3〜5重量%、
    クロム15.5〜17.5重量%、銅3〜5重量%、ニ
    オブ0.15〜0.45重量%、残部が実質的に鉄から
    なる析出硬化型鉄基合金基地中に、窒化チタン粒子が気
    孔を除く部分の面積比で2〜30%分散し、10%以下
    の気孔率を有する耐摩耗焼結合金。 4、窒化チタン粒子が平均粒径で2〜70μmの窒化チ
    タン粒子である、特許請求の範囲第3項記載の耐摩耗焼
    結合金。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6362852A (ja) * 1986-09-03 1988-03-19 Nippon Funmatsu Gokin Kk 鉄系焼結集電摺動材料

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JPH0477068B2 (ja) 1992-12-07
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