JPS6119766A - 耐摩耗焼結部品 - Google Patents

耐摩耗焼結部品

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JPS6119766A
JPS6119766A JP14021584A JP14021584A JPS6119766A JP S6119766 A JPS6119766 A JP S6119766A JP 14021584 A JP14021584 A JP 14021584A JP 14021584 A JP14021584 A JP 14021584A JP S6119766 A JPS6119766 A JP S6119766A
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sintered alloy
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Masaharu Miyano
宮野 正晴
Kazutoshi Takemura
和俊 武村
Toshinori Akazawa
赤沢 俊則
Motoaki Shibano
柴野 元明
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Riken Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、産業上の利用分野 本発明は耐摩耗焼結合金に関し、更に詳述すれば、例え
ば内燃機関の弁座のような苛酷な条件下で使用される摺
動部品の材料として好適な改良された耐摩耗焼結合金に
関する。
2、従来技術 近年、内燃機関が小屋、高出力化する一方、ガソリンエ
ンジンにあっては燃料が無鉛ガソリンへ移行し、或いは
LPGが使用されるようになったのに伴ない、弁座は高
負荷で而も相手バルブの金属と700〜800℃の高温
で直接接触して熱間衝撃を受けるという苛酷な条件に曝
されるようになったので、弁座の耐摩耗性に対する要求
が益々厳しくなって来ている。
また、ディーゼルエンジンにあってはガソリンエンジン
に較べて燃焼圧力や温度が高く、更に燃料中の硫黄やバ
ナジウムによる化学的腐蝕を伴なう摩耗現像が起シ、′
弁座は一層苛酷な条件下で使用される。
粉末冶金法によって製造される焼結合金、なかんずく鉄
基焼結合金は、溶製材に較べて金属組織を所望の組織と
することが容易であるところから、近年、機械部品材料
への適用範囲が拡大されてきておシ、弁座の材料として
も多数の改良がなされているが、特に近時の小型、高出
力化された内燃機関の弁座材料としては充分に満足でき
るには至っていない。
3、発明の目的 本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、例
えば近時の小屋、高出力化された内燃機関の弁座等に使
用しても充分な耐久性を示す耐摩耗焼結合金を提供する
ことを目的としている。
4、発明の構成 即ち、本発明の第1の発明は、0.3〜3.0重量%炭
素並びに1−20重量%クロム、O83〜3.0重量%
ニッケル、0.2〜8.0重量%モリブデン、0.5〜
3.0重量%タングステン、0.2〜6.0重量%バナ
ジウム、1.0〜3.0重量%銅及び3.0〜10.0
重量%コバルトの1種または211以上を合計で菊重量
%以下、残部が実質的に鉄からなる基地中に、窒化チタ
ン粒子が気孔を除く部分の面積比で2〜30チ分散し、
10ts以下の気孔率を有する耐摩耗焼結合金に係る。
また、その第2の発明は、0.3〜3.0重量%炭素並
びに1−20重量%クロム、0.3〜3.0重量%ニッ
ケル、0.2〜8.0重量%モリブデン、0.5〜.3
.0重量費タングステン、0.2〜6.0重量%バナジ
ウム、1.0〜3.0重量%銅及び3.0〜10.0重
量%コバルトの1種または2種以上を合計で切重量−以
下、残部が実質的に鉄からなる基地中に、窒化チタン粒
子が気孔を除く部分の面積比で2〜30チ分散し、この
気孔が熔浸材で充填され、気孔率が1ots以下となっ
ている耐摩耗焼結合金に係る。
また、その第3の発明は、0.3〜3.0重量%炭素;
l〜加重量%クロム、0.3〜3.0重量%ニツケル、
0.2〜8.0重量%モリブデン、0.5〜3.0重量
%タングステン、0.2〜6.0重量%バナジウム、1
.0〜3.0重量%銅及び3.0〜10.0重量%コバ
ルトの1種または2種以上が合計で栃重量−以下;硼素
、燐及び硫黄の1種または2種以上が合計で0.04〜
0.2重量%;残部が実質的に鉄からなる基地中に、窒
化チタン粒子が気孔を除く部分の面積−比で2〜30t
s分散し、10%以下の気孔率を有する耐摩耗焼結合金
に係る。
次に本発明を構成する各元素及び分散相について説明す
る。
基地を構成する各元素について言えば、炭素は0.3重
量%(以下、単に「チ」で表わす数値は重量%を表わす
。)未満では基地が軟かくて機械的強度と耐摩耗性が不
足し、3.0%を越えると基地中の炭化物の量が多くな
シ過ぎて脆化させるようになるので、0.3〜3.0チ
の範囲とするのが良い。
ニッケル及び銅はいずれも基地に固溶して機械的強度を
改善する。ニッケルU0.3%未満、銅は1.0 %未
満では上記効果が充分には顕ゎれず、いずれも3.0 
%を越えても上記効果の増大が顕著ではないので、ニッ
ケルaO,3〜1.0  %の範囲、銅は1.0〜3.
0 %の範囲とするのが良い。
コバルトはニッケル、銅と同様に基地の機械的強度を改
善し、その上、高温に於ける機械的強度を改善する。そ
の含有量は3.0 %未満では上記効果が不足し、10
.0  %を越えても上記効果の増大は顕著ではないの
で、3.0〜10.0−の範囲とするのが良い。
り四ム、モリブデン、タングステン及びバナジウムはい
ずれもその小部分は基地に固溶して機械的強度を改善し
、特にモリブデンは高温強度を高める。また、他の大部
分は炭素と共に炭化物を形成し、或いは未拡散の硬質粒
子として残留し、耐摩耗性に寄与する。
クロムは1.0−未満、モリブデンは0.2 %未満、
タングステンは0.5 %未満、バナジウムは0.2 
%未満では上記効果が不足し、クロムは20チを、モリ
ブデンは8.0チを、タングステンは3.0チを、バナ
ジウムは6.0俤を越えると、圧粉体成形時の圧縮性を
損なうようになる。特にモリブデンは基地を脆化させて
却って機械的強度を損なうようになる。以上の理由から
、クロムは1.0〜20チ、モリブデンは0.2〜s、
o  1、タングステンは0.5〜3.0%、バナジウ
ムは0.2〜6.0−の範囲とし、前記圧縮性の観点か
ら、これらの1種または2種以上を合計で40ts以下
とするのが特に好ましい。
また、基地強化のみを目的として、クロム、モーリブテ
ン、タングステン及びバナジウムを添加せず、0.3〜
3.0 %ニッケル、1.0〜3.0  チ銅及び3.
0〜10.0 %コバルトの1種または2種以上を含有
させても良い。
基地中に分散させる窒化チタン粒子は硬質であって、耐
摩耗性に寄与する。その粒径は平均で2〜70μmの範
囲で、かつ、最大粒径100メツシユ(147μm )
以下が好適である。平均粒径が2μmよシも細かいと均
一に分散させることが困難であシ、70μmを越えると
相手摺動部品を傷付けるようになシ、また切削加工が困
難となる。
分散量は容積比(顕微鏡下での面積比に等しい。)で2
〜30−の範囲が好適である。焼結合金は封孔のための
処理を特に施さない限シ、通常は気孔を内在しているが
、上記分散量は気孔を除く実体の部分中の分散量である
。これは重量比にすると1.5〜20%となる。
このように構成された本発明焼結合金全体の化学組成は
、0.8〜19.7  %りo ム、0.24〜3.0
 To ニッケル、0.16〜7.9  チモリブデン
、0.4〜3.0  チタンゲステン、0.16〜5.
9チバナジウム、0.8〜3.0%銅及び2゜4〜9.
9 チコバルトの1種または2種以上合計で39.4%
以下、0.24〜3.0%炭素、1.16〜15.5%
チタン並びに0.44〜6.8%窒素、残部が実質的に
鉄からなる組成と麦る。
但、上記化学組成には第2の発明に於ける熔浸材の成分
は含まれていない。また、第3の発明にあっては、上記
のほかに硼素、燐及び硫黄の1種又は2種以上が合計で
0.32〜0.197 %含有される。
本発明にあっては、機械的強度と耐摩耗性の観点から気
孔率を10チ以下とする。第2の発明にあっでは、気孔
を熔浸材で充填するようにして気孔率を低下させる。熔
浸材としては鉄基地、窒化チタン粒子の双方に対して濡
れ性が良好で窒化チタン粒子を固定する作用を有し、か
つ、鉄基地中に固溶してこれを強化する銅又は銅合金が
好適である。第3の発明にあっては、硼素、燐及び/又
は硫黄の作用によって液相焼結させて気孔率を低下せし
める。
硼素、燐及び硫黄はいずれも焼結温度で液相を生成させ
る作用を有し、焼結時に液相な一部生成せしめて気孔率
をゝ低下させ、焼結合金の機械的強度を改善すると共に
、窒化チタン粒子に対する濡れ性を改善して基地と窒化
チタン粒子との結、合を強固にする。いずれも基地中の
含有量が0.04%未満では上記効果が顕著ではなく、
0.2%を越えると上記液相の生成が過多となって焼結
体の寸法精度を悪くシ、また、それらの脆化作用が顕わ
れるようになる。従って、これらの1種又は2種以上を
合計で0.04〜0.2 %の範囲とするのが良い。
5、実施例 実施例1 先ず、第1の発明の実施例について説明する。
下記第1表に示す化学組成の原料粉を、下記第2表に示
すように配合し、これに潤滑材としてステアリン酸亜鉛
粉末0.7 %を添加、V型混合機で少なくとも加分間
混合し、これら混合粉を6 t /cy/1の成形圧で
外径35.3闘、内径28.7111.高さ91111
に成形し、環状圧粉体とした。
(以下余白次頁へ) 次にこれら圧粉体をAXガス雰囲気中で15℃/頗の加
熱速度で850〜950℃に加熱、この温度で60分間
保持のパーンアウト処理を施し、引続き5℃/馴の加熱
速度で1120 ℃に加熱、この温度に90分間保持し
て焼結し、凹℃/jII11の冷却速度で室温近く迄冷
却してから、再び700℃に加熱、0分間保持してから
恕℃/−’=の冷却速度で冷却した。
かくして得られた環状焼結体を回転鍛造によって密度を
上げた(気孔率を下げた)。
使用した回転鍛造装置は第1図及び第2図に概要を示す
ものであって、図においてダイ1は弾性体(はね或いは
ウレタン樹脂等)3aによってダイベース2に弾発的に
支承されておシ、ダイ1の中央部の円形中空孔内には下
ポンチ4がダイ1に摺接して上下するように設けられ、
環状の下ポンチ4の内側にはコア5がその頭部が下ポン
チ4の上部環状部に摺接して嵌装され、コア5の下部は
弾性体(前記と同様)3bを介して下ポンチ4の基部に
支承されておシ、ダイ1の中空孔の側面1aL、井下ポ
ンチ4の上端4a、およびコツ50頭部側面5aによっ
て形成される環状のダイ溝6の中に鍛圧さるべき前記の
焼結体Rが診饗部*圭≠七≠挿入される。
上ポンチ7は円柱状で端部は頂角θの直円錐状になって
おシ、円錐面が平らにダイおよびコア上面に接して、円
柱中心軸OBがα= (1so−θ)0×7だけダイ溝
6の中心線OAに対して傾いて図示しない球座軸受に支
承され、図示しない駆動装置によって軸OAのまわシに
首振シ回転するようにしである。
ダイベース上におかれその上昇高さを制限するストッパ
8は焼結体の圧縮高さによってその厚さが決められ、ダ
イベース2を通してダイ1にねじこまれた調節ねじ10
はダイ1の水平を調節し、カラー10aによって環状ダ
イ溝の深さを調節することができる。ダイベースを取付
ける台板11は図示しない流体圧シリンダによって上下
し、下ポンチ4を上下させる。下ポンチ4の基部は図示
しない第2の流体圧シリンダのピストンロッド12に接
続され台板11と関係なく上下できるようにもしである
〇 上記のような構造なのでまず台板11を下げておいて環
状のダイ溝6に焼結体Rをその上面がダイ面から少し下
になるように挿入し、台板11を図示しない流体圧シリ
ンダによって上昇させればダイ1の上面が上ポンチ7の
円錐状加圧面に接するよの曲面はその母線が頂点Oを中
心として順次ダイ面に接しながら回転する。
台板11を流体圧シリンダによって更に上昇させればダ
イ1とコア5は弾性体3aまたは3bの弾力によって上
ポンチ7の円錐面に押しつけられ、下ポンチ4は台板1
1と共に上昇するから環状グイ溝6内の焼結体Rは溝内
を押上げられてその上面が上ポンチの円錐曲面に押しつ
けられ、台板11の上昇に従って上ポンチによって加圧
力を受けて圧縮される。
台板11が上昇を続はストッパ8がダイ1の下面につき
当ると台板11は上昇を停止し、下ポンチ4の上昇も停
止する。上ポンチ7は暫くの間回転を続け、焼結体Rが
ダイ面と同じ高さまで圧縮されると上ポンチの加圧力は
作用しなくなるから、所定時間経過後台板11の流体圧
シリンダを逆に作動させ台板11を所定位置まで降下さ
せたのち、下ポンチ4に接続されたピストン12を上昇
させると焼結体Rはダイ溝6から上方へ押出され、図示
しない取出しレバーによって鍛圧機外へ運ばれる。
このような装量を使用して気孔率を下げた焼結体は、内
部に微細な亀裂が生ずるので、これを消滅させるために
、RXガス雰囲気中で15°C/Idgの加熱速度で7
00〜950℃に加熱、この温度に(9)分間保持して
から、5℃/jd+の加熱速度で1120°Cに加熱、
この温度に(資)分間保持してから、30〜b施した。
上記の処理を施した焼結体の分析値及び気孔率は下記第
3表に示す通シである。
表中、I61〜14は窒化チタン粒子を分散させた寒施
例、/l615.16は窒化チタン粒子を分散させてい
ない比較例である。
これら焼結体の基地組織について説明すると、A1〜5
及び415はソルバイトからなる組織、屋6〜9はソル
バイト地中に硬質のクロム炭化物粒子が分散した組織、 410〜12及びA16はソルバイト地中に炭素と結合
して生成された炭化物を含む硬質のフェロアロイ粒子が
分散した組織、 扁13はソルバイト地中に第1表に示したCMC粉(プ
レアロイ粉)によって形成された硬質粒子及びモリブデ
ンが炭素と結合して生成されたモリブデン炭化物を含む
7工ロモリブデン硬質粒子が分散した組織、 414は第1表に示した5TL(ステライト)噴霧合金
によって形成された球状硬質粒子が分散した組織となっ
ている。
これら焼結体の組織を墓5を例に挙げて400倍の顕微
鏡写真で第3図に示す。
前述のようにA5は上記倍率では基地中には炭化物等の
硬質相を認めることがで1!lヂ、基地15はソルバイ
トからなシ、白色に見える(顕微鏡下では黄色に見える
)窒化チタン粒子17が分散している組織となっている
。黒色に見える部分18は気孔であって、前記回転鍛造
によって一般の焼結合金よシも少量になっている。
前記焼結体から外径35 mm 、内径29.5m、内
周側の一方の端部に1.20 (当シ幅1.7m)の面
取シを施した寸法の弁座を削ル出し、摩耗試験を行った
試験装置は第4図に概要を示すもので、弁座21はシリ
ンダヘッドnに設けられた弁座押え23Vc圧入され、
弁座押えるを介してシリンダヘッドに固着される。
シリンダヘッドnの下方にはパルプ駆動部本体冴がこれ
に固定されていて、パルプ園は、バルブフェースが弁座
21の面取シ面に当接するように、パルプ駆動部本体別
に取付けられたパルプガイド6にそのロッド部30aが
上下動可能に挿入される。
パルプのロッド部30aの先端は、コイルばね27a及
び27bによってパルプ駆動部本体14に設けられ  
  −九軸受Zに嵌入されたカム軸四のカム29aに圧
接するパルプ受けあに収容される。パルプ(資)は、そ
のロッド部30aの先端近くでバルブ受けあに設けられ
た爪26aに咬持され、パルプ受は房に固着されている
このような構造としであるので、カム軸四を図示しない
駆動装置によって回転させると、パルプ受は加に固着さ
れたパルプ(資)は上下動してそのバルブフェースが弁
座21の面取シ面を衝撃的に繰返し叩くようになる。そ
の荷重はコイルばね27a及び27bを適宜選択するこ
とによって定められる。
パルプ蜀の上方にはガスバーナー31が配してあシ、弁
座押えるに穿設された細孔に熱電封部の温接点が弁座2
1に当接するように挿入されて弁座21の温度が検知さ
れ、図示しない制御回路によってノズル調からシリンダ
ヘッドnに吹付ける圧縮空気の風量を調節して弁座21
を所定の温度に保持するようにしである。
また、バルブ加の表面温度は放射温度計32によって測
温され、図示しない制御回路によってガスバーナー31
に供給されるプロパンガスの供給量を調節してバルブ加
の表面温度を所定の温度に保持するようにしである。
このような試験装置を使用して、パルプ表面温度を75
0℃、弁座温度を450℃に保持し、カム軸回転数25
00 rpm 、 ’:Iイルばね荷重40kgで10
時間の試験を行い、弁座の摩耗量を基準パルプの沈み量
から求めた。
パル7”ニハ2l−4N鋼製、バルブフェースにステラ
イ)A6の盛金をしたものを使用した。
パルプと弁座の叩き回数は1.5X107回である。
なお、比較の弁座には前記A15及び屋16のほか、熔
製材のものとして耐熱鋼5UH4製のものA17及び1
.35%C,1,21%S i−、0,42% M n
 % 13−1%Cr、0.36%M o 、残部実質
的にFeの化学組成を有する高クロム白鋳鉄製のもの屋
18も加えた。
試験結果は第5図に示す通シである。
同図から、窒化チタン相を組織中に有する本発明焼結合
金を材料とする弁座は、熔製材からなる比較弁座に較べ
ては勿論、いずれの比較弁座よシも明らかに摩耗量が小
さく、極めて耐摩耗性に優れていることが解る。
A15.1.2.3は同様の基地に対して窒化チタンの
配合量を容積比で0.5.15.25チと変化させてあ
夛、摩耗量はその配合量の増加に伴って減少している。
また、A10はA16の原料粉に窒化チタンを配合して
なるものであるが、窒化チタンの配合によって摩耗量が
大幅に減少している。これらの結果から、窒化チタンの
配合が耐摩耗性を著しく向上させることが理解できる。
また、窒化チタンは化学的に安定であって、焼結の工程
で焼結温度に加熱されても分解することがない。
実施例2 次に第2の実施例について説明する。
前記実施例1に於けると同様にして(但、焼結温度は1
150℃)得られた環状焼結体を、圧粉体成形に使用し
た金屋中に挿入し、その上に2.46 To Mn 。
3.82%Fe  、2.20%Zn 、0.6%Si
  、0.06%M。
残部Cuからなシ、粒度−1ooメツシエの溶浸銅粉(
FIPA−3)を3t/cIlの成形圧−t’成形した
環状圧粉体を載置し、1130℃に切分間加熱して熔浸
し、焼結体の気孔をとの熔浸銅で充填して気孔率を下げ
た。
熔没後の焼結体の分析値及び気孔率は下記第4表に示す
通シでおる。焼結体を表わす煮は、第2表に示した黒に
対応する数字に「−2」を付して示しである。
なお、Cuのチは、A3−2については焼結体スケルト
ン中の0.31%と気孔を充填したCuとの合計で、A
9−2については焼結体スケルトン中の0.69%と気
孔を充填したCuとの合計であシ、その他の焼結体のC
u%は総べて気孔を充填したCuの量である。
(以下余白次頁へ) これら焼結体の組織(腐蝕せず)をA6−2を例に挙げ
て400倍の顕微鏡写真で第6図に示す。
鉄基地あの間隙に溶浸銅36が侵入していて、その中に
窒化チタン粒子37が観察される。あけなお僅かに残留
している気孔である。
上記焼結体について前記実施例1に於けると同様の摩耗
試験を行った。
試験結果は第7図に示す通シである。
溶浸によって気孔率を低下させた第2の発明に基く焼結
合金は、回転鍛造によって気孔率を低下させた前記実施
例1の焼結合金に較べて更に良好な成績を示している。
実施例3 次に第3の発明の実施例について説明する。
第1表に示した原料粉に加えて21.0%Bを含有する
フェロボロン(Fe−B)粉末(−250メツシユ)、
26.64Pヲ含有するフェロホスホル(Fe −P粉
末(−250メツシュ)及び純度99%以上の二硫化モ
リブデン(MO82)粉末(平均粒径2μm)を使用し
て、下記第5表に示すように配合して混合粉とし、これ
ら混合粉から前記実施例1.2に於けると同様にして環
状圧粉体とした。
これら圧粉体を真空炉中で10℃/―の加熱速度で10
50℃に加熱、この温度に15分間保持してから、5℃
/―の加熱速度で1200℃に加熱、この温度に60分
間保持して焼結し、40℃/鯛の冷却速度で950℃迄
冷却してから炉中に窒素ガスを吹込んで300°C/ 
mの冷却速度で室温近く迄冷却した。
かくして得られた焼結体の硼素、燐及び硫黄の分析値並
びに気孔率は下記第6表に示す通シである。上記以外の
成分の分析値は、同表中の扁に対応する第3表に示した
A1−14の分析値と略々間これら焼結体の組織をA6
−Bを例に挙げて400倍の顕微鏡写真で第8図に示す
。ソルバイト基地45中に焼結時にFe−Cr−C−B
の多元共晶によって生成した液相が凝固してなる共晶相
46が観察され、更に窒化チタン粒子47が分散した組
織となっている。黒色を呈する部分48は気孔であって
、硼素の作用による前記液相焼結によって一般の焼結合
金よシも少量となっている。
上記焼結体について前記実施例1.2に於けると同様の
摩耗試験を行った。
試験結果は第9図に示す通シであって、第7図に示した
前記実施例2に於ける試験結果と同程度の良好な成績を
示している。
以上、弁座を例に挙げて本発明を説明したが、弁座以外
にも、例えば内燃機関の部品にあっては、ロッカアーム
、タペット、ピストンリング等、その他の機械部品とし
ては回転圧縮機のベーン等、適用範囲は広い。
6、発明の詳細 な説明したように、本発明耐摩耗焼結合金は、前述した
ような化学組成及び組織としであるので、極めて耐摩耗
性に優れ、内燃機関その他の機械装置のオーバーホール
から次のオーバーホール迄の期間、所謂開放期間の周期
を延長させ、本発明の工業上の利用価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は回転鍛造装置の要部断面図で、 第1図は焼結体を挿入した状態を、 第2図は鍛造末期の状態を 示す。 第3図、第6図及び第8図はいずれも本発明に基く耐摩
耗焼結合金の組織を示す倍率400倍の顕微鏡写真であ
る。 第4図は弁座の摩耗試験装置の要部断面図である0 第5図、第7図及び第9図はいずれも摩耗試験結果を示
すグラフである。 なお、図面に示された符号に於いて、 1・・・・・・・・・・・・ダイ 2・・・・・・・・・・・・タイヘース3a、3b・・
・・・・・・・・・・弾性体4・・・・・・・・・・・
・ 下ポンチ5・・・・・・・・・・・・ コア 6・・・・・・・・・・・・ 環状ダイ溝7・・・・・
・・・・・・・ 上ボンチー  8・・・・・・・・・
・・・ ストッパー9・・・・・・・・・・・・ 案内
棒 10・・・・・・・・・・・・ 調節ねじ101L・・
・・・・・・・・・・カラー11・・・・・・・・・・
・・ 台板 12・・・・・・・・・・・・ ピストンR・・・・・
・・・・・・・ 環状焼結体13・・・・・・・・・・
・・ コア止めビン14・・・・・・・・・・・・ 取
付はカラー15.35.45・・・・・・・・・・・・
 ソルバイト基地17.37.47・・・−・・・・・
・・・ 窒化チタン粒子18、関、佃・・・・・・・・
・・・・ 気孔側・・・・・・・・・・・・ 溶浸銅 46・・・・・・・・・・・・’ F e −Cr −
C−B系共晶相21・・・・・・・・・・・・ 弁座 n・・・・・・・・・・・・ シリンダヘッドU・・・
・・・・・・・・・ パルプ駆動部本体519.・・0
1.・11.パルプガイド27a、27b・・・・・・
・・・・・・コイルばね四・・・・・・・・・・・・ 
カム軸 間・・・・・・・・・・・・ パルプ 30a・・・・・・・・・・・・パルプのロット部31
・・・・・・・・・・・・ ガスバーナー32・・・・
・・・・・・・・ 放射温度計お・・・・・・・・・・
・・ 熱電対 34・・・・・・・・・・・・ 圧縮空気用ノズルであ
る。 代理人  弁理士 逢 坂  宏 第1図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、0.3〜3.0重量%炭素並びに1〜1重量%クロ
    ム、0.3〜3.0重量%ニッケル、0.2〜8.0重
    量%モリブデン、0.5〜3.0重量%タングステン、
    0.2〜6.0重量%バナジウム、1.0〜3.0重量
    %銅及び3.0〜10.0重量%コバルトの1種または
    2種以上を合計で40重量%以下、残部が実質的に鉄か
    らなる基地中に、窒化チタン粒子が気孔を除く部分の面
    積比で2〜30%分散し、10%以下の気孔率を有する
    耐摩粍焼結合金。 2、窒化チタン粒子が平均粒径で2〜70μmの窒化チ
    タン粒子である、特許請求の範囲第1項記載の耐摩耗焼
    結合金。 3、基地が、クロム、モリブデン、タングステン及びバ
    ナジウムの1種または2種以上を含有し、このクロム、
    モリブデン、タングステン及びバナジウムの1種または
    2種以上が硬質粒子を形成して分散している基地である
    、特許請求の範囲第1項または第2項記載の耐摩耗焼結
    合金。 4、0.3〜3.0重量%炭素並びに1〜20重量%ク
    ロム、0.3〜3.0重量%ニッケル、0.2〜8.0
    重量%モリブデン、0.5〜3.0重量%タングステン
    、0.2〜6.0重量%バナジウム、1.0〜3.0重
    量%銅及び3.0〜10.0重量%コバルトの1種また
    は2種以上を合計で40重量%以下、残部が実質的に鉄
    からなる基地中に、窒化チタン粒子が気孔を除く部分の
    面積比で2〜30%分散し、この気孔が熔浸材で充填さ
    れ、気孔率が10%以下となっている耐摩耗焼結合金。 5、窒化チタン粒子が平均粒径で2〜70μmの窒化チ
    タン粒子である、特許請求の範囲第4項記載の耐摩耗焼
    結合金。 6、基地が、クロム、モリブデン、タングステン及びバ
    ナジウムの1種または2種以上を含有し、このクロム、
    モリブデン、タングステン及びバナジウムの1種または
    2種以上が硬質粒子を形成して分散している基地である
    、特許請求の範囲第4項または第5項記載の耐摩耗焼結
    合金。 7、熔浸材が銅または銅合金である、特許請求の範囲第
    4項乃至第6項のいずれか一項に記載の耐摩耗焼結合金
    。 8、0.3〜3.0重量%炭素;1〜20重量%クロム
    、0.3〜3.0重量%ニッケル、0.2〜8.0重量
    %モリブデン、0.5〜3.0重量%タングステン、0
    .2〜6.0重量%バナジウム、1.0〜3.0重量%
    銅及び3.0〜10.0重量%コバルトの1種または2
    種以上が合計で40重量%以下;硼素、燐及び硫黄の1
    種または2種以上が合計で0.04〜0.2重量%;残
    部が実質的に鉄からなる基地中に、窒化チタン粒子が気
    孔を除く部分の面積比で2〜30%分散し、10%以下
    の気孔率を有する耐摩耗焼結合金。 9、窒化チタン粒子が平均粒径で2〜70μmの窒化チ
    タン粒子である、特許請求の範囲第8項記載の耐摩耗焼
    結合金。 10、基地が、クロム、モリブデン、タングステン及び
    バナジウムの1種または2種以上を含有し、このクロム
    、モリブデン、タングステン及びバナジウムの1種また
    は2種以上が硬質粒子を形成して分散している基地であ
    る、特許請求の範囲第8項または第9項記載の耐摩耗焼
    結合金。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017200405A1 (en) * 2016-05-16 2017-11-23 Politechnika Krakowska im. Tadeusza Kościuszki Method of manufacturing sintered elements having matrix of iron or iron-alloy
CN109365699A (zh) * 2018-10-17 2019-02-22 重庆文理学院 一种韧性好的钛合金回转件的制备方法

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JPS5770262A (en) * 1980-10-18 1982-04-30 Tsubakimoto Chain Co Wear resistant sintered oilless bearing
JPS60215748A (ja) * 1984-04-07 1985-10-29 Riken Corp 耐摩耗焼結部品

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