JPS6119754A - 磁気デイスク用a1基合金板 - Google Patents

磁気デイスク用a1基合金板

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JPS6119754A
JPS6119754A JP13943684A JP13943684A JPS6119754A JP S6119754 A JPS6119754 A JP S6119754A JP 13943684 A JP13943684 A JP 13943684A JP 13943684 A JP13943684 A JP 13943684A JP S6119754 A JPS6119754 A JP S6119754A
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JP
Japan
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less
alloy plate
magnetic disc
magnetic
base alloy
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Pending
Application number
JP13943684A
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English (en)
Inventor
Mamoru Matsuo
守 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUKAI ALUM KK
Sky Aluminium Co Ltd
Original Assignee
SUKAI ALUM KK
Sky Aluminium Co Ltd
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Publication date
Application filed by SUKAI ALUM KK, Sky Aluminium Co Ltd filed Critical SUKAI ALUM KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 電子計算機に用いられる記憶装置のひとつに磁気ディス
クがある。この磁気ディスクは、基板の表面に磁性体を
被覆し、この被覆膜を磁化することにより情報を記憶す
る。
本発明は、この磁気ディスクの基板として用いるA1基
合金板およびその製造方法に関するものである。
この磁気ディスク基板には次のような特性が要求される
(1)磁気ヘッドの安定な浮上と、記録特性の安定性を
得るために、研磨後の表面精度(「あらさ」や「うねり
」と呼ばれる。)が良好なことり (2)表面に形成される磁性膜の欠陥のもとどなる突起
や穴状のくぼみがないこと。
(3)基板を形成する過程における機械加工・研磨ある
いは、使用時の高速回転に耐える機械的強度を有するこ
と。
(4)軽量でかつ耐食性があり、しかもある程度の耐熱
性を有すること。
(従来の技術) このような特性をみたすA1合金として、従来よりJI
S A 5086が用いられてきている。
しかるに近年、磁気ディスクの大容量化、高配ヘッドと
磁気ディスクとの間隔の減少が必要となってきたため、
基板の切削加工・研磨後の表面精度の一層の向上が要求
され、JIS A 50B6合金では要求に応じられな
くなってきた。
この基板に対する要求は、従来の塗布型磁性膜のタイプ
から、より高性能なメッキ型・スパッタリング型・蒸着
型の磁性膜のタイプになるにしたがってますます厳しく
なってくる。
(発明の解決しようとする問題点) この切削加工・研磨後の基板の表面精度に影響する要因
−には次のようなものが挙げられる。
(1) Al基合金の基板中には、^1−Fe、Al−
Fe−5i。
^1−Fe−Mn、Ti^l+ 、Mg2 Si等の金
属間化合物が存在し、これらはAlマトリックスにより
硬度が高いため、切削加工・研磨を施した場合、突起も
しくはくぼみの原因となる。
したがって、これらの金属化合物は小さいほど望ましい
が、大きくても10μをこえないことが必要である。
(2)鋳塊の結晶粒が大きいか、または羽毛状品と称さ
れる粗大な結晶が生成した場合、結晶粒界に粗大な金属
間化合物の層が存在したり、結晶方位の差が大きくなっ
たりする。この鋳塊組織は、通常の圧延工程を経て作ら
れた板においても、一部残留する。そしてその板を磁気
ディスク基板として切削加工・研磨を施すと、場所によ
る組織の違いにより、1+am〜数mの周期のうねりを
生じる。
これらのうねるをなくすためには、鋳塊の段階で結晶粒
径を2nwn以下にすることが望ましい。
(3)鋳塊中に、Al209.A12 Mg04,5i
02等の酸化物や、TiB2 、AIN、TiC等の介
在物が存在すると圧延中に圧延方向に伸ばされた形で板
に存在する。これらはAlマトリックスよりも硬度が著
しく高いため、磁気ディスク基板の切削加工時に、スト
リンガ−と呼ばれる局部的な突起やくぼみの原因となる
。また場合によっては切削工具の刃先を損傷する原因に
もなる。
上記(2)の解決のため、従来よりA1鋳塊の結晶粒微
細化のため一般的に用いられる、Al−Ti中間合金や
、AI−Ti−Bの中間合金を用いることが考えられる
しかし、上記問題点(1)で指摘した、突起・くぼみの
原因となるAl−Fe、Al−Fe−5i、Al−Fe
−Mn。
Mg2 Si等の金属間化合物の数と大きさは、一般に
他の元素の添加によって増加するとされていたので、T
1についても、0.03%以上添加することはあきらめ
られていた。
Al−Ti中間合金を用いる場合、0.03%未満の添
加では結晶粒微細化効果は充分でなくまたより低濃度で
も微細化効果を得られるAl−Ti−8粒子の核生成作
用であるので、上記(3)の局部的な突起やくぼみの原
因となり、磁気ディスク用人1基合金板には使用できな
い。
このように、Tiの結晶粒の微細化による機械加工、研
磨後の「うねり」防止はあきらめられており、上記(2
)と(1)・(3)とを同時に解決することは非常に困
難な実情であった。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明者らはこの点を克服するため鋭意研究の結果、下
記の事実を見出すにいたった。すなわち、鋳塊中のAl
−Fe、Al−Fe−5i 、Al−Fe−トIn、M
g2 Sjなどの金属間化合物の減少及び微細化にはF
e及びSl自体の低減が必要であるが、せっかくこれら
を低減しても、それ以外の元素が、Fe、Siの固溶量
を減するものであると元も子もない。特にFeはAl中
への平衡固溶量がもともとわずかであるので、晶出しす
く、この第三元素の影響をうけやすい。このような観点
から特にFe系の晶出物(Al−Fe、Al−Fe−5
i。
Al・Fe−Mn等)への第三元素の影響についてあら
ためて実験したところ、意外にもA1と包晶反応を呈す
る金属、たとえばTi、Zr、CrはFe系の晶出物量
にほとんど影響しないことを見出した。
この理由は、次のように考えられる。すなわち、Ti 
、 Zr 、 CrはA1と包晶反応を呈するため、A
1との分配係数Ko (以下単にKoと略す)〉1であ
る。Ko>1の元素は通常の凝固に際し凝固初期に濃縮
され。
凝固終期には希薄される。一方Fe、SiはKo<1の
元素なので、通常の凝固に際し、凝固初期のA1固相中
にはわずかじか固溶せず、凝固の進行に伴って固溶が増
大し、凝固終期で濃縮され、ついには金属間化合物の晶
出に至る。よって、Ko>1のTi。
Zr、Crは、Fe、Siの濃縮される凝固終期にはほ
とんど残留しないため、Fe、Si系の金属間化合物の
晶出には影響しない。
特にT1はKO−8であり、Zrのに0.=:j、5、
CrのKO=1.8とくらべKoが著しく大きいので特
にFe系晶出物への影響は少ない。
本発明は、上記の知見によって到達したもので、その構
成は、Mg 3.0〜6.0%(重量%、以下同じ)、
Ti 0.03−0,15%、不純物としてFe 0.
15%以下、Si 0.15%以下、B 0.003%
以下、Zr 0.05%以下、残部不可避的不純物より
なる磁気ディスク用A1基合金板である。
(作用) まず各化学成分の添加理由を説明する。
M[は磁気ディスク基板に所定の機械的性質を付与する
元素であり、3.0%以下では強度が不足し、6.0%
を越えるとAl−Mg系の金属化合物が生成し好ましく
ない。
Tiは、Fe、Si系の金属間化合物の量を大きさを増
すことなく、結晶粒の微細化をはかる元素であり、0.
03%未満では微細化効果が充分でなく、0.15%を
越えると粗大な初晶TiA1金属間化合物が生じ好まし
くない。
Fe、Siは地金中の不純物であるが、結果として強度
や再結晶粒微細化に寄与することもある。しかし、各々
0.15%を越えると金属間化合物の量が、磁気ディス
ク基板として認容できない量になってしまう。
Bは、地金や結晶粒微細化剤から混入するが、0.00
05%を越えると、Ti8粒子が生成し好ましくない。
よってTiの添加にはAl−Ti−B中間合金は用いな
い。
Zrは、Tiと共存するとTiの結晶粒微細化効果の妨
げとなるので0.05%以下に規制する必要がある。
次に製造方法について説明する。
上記に組成を有するA1合金を溶解した後、通常は溶湯
中に微細なArガス気泡を導入したり、種々の濾過体に
通して、溶湯を清浄化してから、鋳造して造塊する。
この溶製に際し、Tiの添加に用いるAl’ Ti中間
合金には、鋳造のまま用いられる「ワツフルタイプ」と
、鋳塊を圧延又は線引き加工して外径5〜20M1のロ
ンド状に成形した「ロッドタイプ」との2種類があるこ
とが知られているが、「ロッドタイプ」を用いることが
より好まいA。なぜならif、本発明者らの実験の結果
、本願発明のTi添加量o、o3−Lo、1s%という
低濃度でも「ロッドタイプ」のものは安定して有効な結
晶粒微細化が達成されたからである。なお、ロッドタイ
プのAl−Ti中間合金は鋳造中に樋で添加する方法が
一般的であるが、炉内に投入しても効果は変わらなし\
次に、この鋳塊を通常の工程で圧延して所定の板厚にす
る。なお、熱間圧延に先出ち割れ防止等の目的で400
〜560°C・2〜48時間の均質化処理を施すことが
望ましく、また、熱間圧延温度の開始温度は、500℃
未満が望ましい。500℃以上だとマクロ組織が粗くな
って好ましくなし)からである。
(実施例) 第1表に示す化学組成の合金を溶製し、その溶湯を耐火
物をパイプ状に焼成したフィルターにて濾過し粗大な介
在物を除去した後、厚さ450mmX第1表 第2表 第3表 幅1200nmX長さ3700+nmのサイズにDC鋳
造した。
この鋳塊の鋳造終了部から300mの位置からスライス
状のサンプルを切り出し、鋳塊のマクロ組織と、表面か
ら30in離れた位置での結晶粒サイズを観察・測定し
た。
次にこの鋳塊を片面10wnずつ固剤し530℃で8時
間保持した後470℃で熱間圧延を開始し板厚5mに仕
上げ、その後冷間圧延で板厚を2mにした。
ついでこの板材を打抜加工して外径36θφm内径16
0φmの中空円板とし、しかる後350℃で2時間焼鈍
し、磁気ディスク用基板とした。この段階での基板の機
械的性質を第2表に示す。
この基板を各合金について200枚用意し、片面0.1
nwnずつ両面を切削加工した後、2m1wn以」二の
長さの切削キズ(ストリンガ−)のある基板の数を測定
した。
さらに、うち1枚ずつを調布研磨した、その表面精度(
粗さ、うねりの周期)と、金属間化合物の数を測定した
これらの観察結果と、機械的性質以外の測定結果を第3
表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、Mg3.0〜6.0%(重量%、以下同じ)、Ti
    0.03〜0.15%、不純物としてFe0.15%以
    下、Si0.15%以下、B0.0005%以下、Zr
    0.05以下、残部不可避的不純物よりなる磁気ディス
    ク用Al基合金板。
JP13943684A 1984-07-05 1984-07-05 磁気デイスク用a1基合金板 Pending JPS6119754A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4745742A (en) * 1986-08-20 1988-05-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dual path exhaust pipe for mounting an oxygen sensor

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816059A (ja) * 1981-07-20 1983-01-29 Kobe Steel Ltd 磁気デイスク基盤用Al基合金板の製造法

Patent Citations (1)

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