JPS61196901A - 靴底の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、靴底の製造方法、詳細には射出成形靴の製
造方法、更に詳細には、加熱により収縮等の変形（寸法
変化）をする熱可変素材を射出成形材と一体に成形する
射出成形靴の製造方法に係る。

（ロ）従来の技術 …丘＾血蒜ニー◆φ−プ管ル　しノ）ψ目新＾１２Ｗか
らなる靴としては、発泡ポリウレタンからなる底材と加
硫ゴムからなる底材とからなる靴が知られている（特開
昭５７−１１０２０４号公報）。また、ゴム底部材の中
央部に、これとは異質のスポンジゴムを一体的に結合し
得る製造方法としては、加熱状態にある金型の所定部分
に未加硫スポンジゴムを装着して該加熱によりスポンジ
ゴムの加硫と発泡が稍々進行した時に、未加硫の天然又
は合成ゴムからなり略々金型寸法に裁断してなるゴム底
部材を、　　　゛上記スポンジゴムに重合するように金
型に装填し、ゴム底部材とスポンジゴムを装着によって
一時的に装着せしめると共にゴム底部材及びスポンジゴ
ムに一定の圧力を与えながら加熱して両者が完全に結合
したのち、圧力のみを解放し、更に一定時間加熱して加
硫成形する、履物におけるゴム底の製造方法が知られて
いる（特開昭４７−４１９４５号公報）。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の靴底の製造方法で、例えば、ポリ
ウレタンとゴムとの底からなる射出成形靴を製造する場
合、加硫前の素材であるゴムを靴型に設置し、ポリウレ
タンをその上から射出して一体成形後、加熱して加硫し
ていたため、加硫により変形する素材であるゴムは、例
えば２０７１０００の収縮率での収縮等の変形を生じた
。

そのため、型に設置するゴムは、加硫による変化を考慮
した寸法に設計された型を使用した型で成型したものを
靴底型に設置していた。しかし、ゴムは加硫条件、脱型
状態によって収縮率には大きな幅があり、その様なゴ′
ムを使用して靴底型の所定位置に設置した場合、ゴムと
ポリウレタンとの間に大きなすきま又は段差を生じたり
、底面のゴムが波打つなどの不良品を生ずる欠点を有し
た。収縮率等変形の精度を上げることで、これら欠点の
解決は可能となるが、加硫精度を上げることは容易では
ない欠点を有した。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明は、あらかじめ加熱成形させた熱可変素材を、
型の設置位置の寸法に合わせて切断し、切断した熱可変
素材を型の設置位置に設置し、射出成形材を射出して一
体成形することを特徴とする靴底の製造方法を提供する
。

（ホ）作　用 熱可変素材をあらかじめ加熱、必要に応じて加熱加圧成
形し、型上の設置位置寸法に合わせて切断する。切断し
た素材を設置位置に設置後、射出成形材を射出し一体に
成形する。切断した素材は既に加熱、加熱加圧成形させ
たものであるため更に変形することなく型の設置位置の
まま一体成形される。

（へ）実施例 以下、この発明の実施例正面を表わす第１図、使用状態
をあられす横断面を表わす第２図にしたがい説明する。

（１）は射出成形靴靴型のボトムモールドである。ボト
ムモールド（１）には、熱可変素材（５）を設置位置に
固定設置するための枠（２）を設ける。あるいは第３図
に示すような他の凹部（３）を設ける固定方法でもよい
。（４）は靴型のサイドモールドである。（５）は、熱
を加えることで変形する熱可変素材であって、この実施
例では合成ゴムよりなるが、加熱、加熱加圧成形により
成形されることができる素材であればよく、例えばポリ
ウレタン、ＴＲ（熱可塑性ゴム）、ＰＶＣ，ナイロン、
加硫ゴム、その他の物質でもよい。熱可変素材（５）は
、ボトムモールド（１）に設置する前にあらかじめ加熱
加圧成形させる。すなわち、この実施例においては、あ
らかじめ合成ゴムを加熱し加硫させる。加硫により合成
ゴムは収縮するため加硫前は枠（２）より大きくしてお
く加硫後、熱可変素材（５）を枠（２）の形状に正確に
抜き型等を使用して切断する。枠（２）の形状は靴底全
体の形状をいくらか小さくした形状の枠でもよいし、靴
底の踏み付は部に長方形の形状が納まる程度の枠でもよ
い。

切断後枠（２）に切断した熱可変素材（５）を嵌合し、
ラスト（６）に吊り込んだ靴胛材（７）を靴型に設置後
、図中Ａ方向から射出成形材（８）であるポリウレタン
を射出する。射出成形材（８）は、ＰＶＣ，ＴＲ，その
他一般に射出成形に使用するものであればよい。

熱可変素材（５）は正確に位置決めされ、射出成形材（
８）と一体成形される。成形後、ラスト、モールド］を
はずすことで射出成形靴を得る。

以上は射出成形靴についての実施例の説明であるが、靴
底のみの成形にも当然適用できる。

（ト）発明の効果 したがってこの発明では、熱可変素材を正確に靴型に位
置決めすることができるため、異質の複数素材からなる
にもかかわらず、正確な相互位置での固定ができ、靴下
良品の発生を防止することが可能となり、高精度、高品
位の靴を提供する。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の実施例の正面図、第２図は使用状態
を表わす横断面図、第３図は他の実施例の使用状態を表
わす横断面図である。 （１）・・・・・・ボトムモールド （２）・・・・・・枠　　　　　　　（３）・・・・・
・凹部（４）・・・・・・サイドモールド　（５）・・
・・・・熱可変素材（６）・・・・・・ラスト　　　　
　（７）・・・・・・靴胛材（８）・・・・・・射出成
形材 特許出願人　　アキレス株式会社 代理人弁理士　　安　原　　正　２ 同　　　　　　　　　　　安　　原　　　正　　親電 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱可変素材を靴型に設置し、射出成形材を射出して一体
   成形する靴底の製造方法において、あらかじめ加熱成形
   させた熱可変素材を型の設置位置の寸法に合わせて切断
   し、切断した熱可変素材を型設置位置に設置し、射出成
   形材を射出して一体成形することを特徴とする靴底の製
   造方法。