JPS6119608A - ノルボルネン誘導体のスルホン化物の重合体の製法 - Google Patents

ノルボルネン誘導体のスルホン化物の重合体の製法

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JPS6119608A
JPS6119608A JP59139096A JP13909684A JPS6119608A JP S6119608 A JPS6119608 A JP S6119608A JP 59139096 A JP59139096 A JP 59139096A JP 13909684 A JP13909684 A JP 13909684A JP S6119608 A JPS6119608 A JP S6119608A
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山原 登
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はノルボルネン誘導体のスルホン化物の重合体の
製法に関するものでおる。
〔従来技術〕
一般に有機化合物のスルホン酸やその誘導体は硫酸に匹
敵する程の強酸であシ、その性質を生かして工業的に広
く利用されてする。また、その塩は水溶性であることか
ら有機材料あるいは無機材料の界面活性剤として極めて
重要である0 本発明者らは、すでにジシクロペンタジエ/のスルホン
化物およびその重合体を発明した(特願昭58−160
417等)。
該化合物は、有機物のスルホン化物であシ、その酸は通
常のスルホン酸として触媒、カチオン交換剤等に有益な
ものである。またこの化合物は、乳化剤、分散剤として
極めて有用なものであり、セメント、石こう、CaCO
3のごとき無機系微粒子の分散剤石炭、石油コークスお
よび染料等有機系微粒子の分散剤として極めて優れた性
能を有しているが、一方この化合物は、黒色でその色調
が濃いためその製造工程および使用工程において、排水
およびこれを用いた製品を着色させるという欠点を有し
ていた。
〔発明の目的〕
本発明者らは、かかる現状に鑑み、高い分散性を維持し
た化合物を見いだすべく鋭意検討したところ、分子中に
二重結合を2個含有する炭素数9ないし12のノルボル
ネン誘導体(但しジシクロペンタジエ/、ジシクロペン
タジェンの誘導体を除く)のスルホン化物の重合体が極
めて優れた分散性をもち、かつ該重合体の色調が大きく
改良されていることを見いだし、本発明に到達した。
〔発明の構成〕
すなわち本発明は、分子中に二重結合を2個含有する炭
素数9〜120ノルボルネン誘導体((+I L、ジシ
クロペンタジェン、ジシクロペンタジエ/の誘導体を除
く)をスルホン化剤の存在下で前記ノルボルネン誘導体
のノルボルネン環の二重結合をスルホン化し、得られた
スルホン化物を酸性化合物触媒の存在下で重合すること
を特徴とするノルボルネン誘導体のスルホン化物の重合
体の製法である。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明の出発原料として用いられるノルボルネン誘導体
は分子内に二重結合を2個含有する(但し、ノルボルネ
ン環に二重結合を1個含有する0)炭素数9〜12のノ
ルボルネン誘導体であり、通常一般式(A)または(B
)に示される。
なお本発明において、一般式(A)および(B)におい
て、 にあるが、5の位置に、あってもよい。
前記の一般式(A)および(B)で表わされるノルボル
ネン誘導体は、ジエン成分としてシクロペンタジェン、
ジェノフィル成分として炭素数4〜7のシクロジエンを
除いたジエン類とのディールスアルダー反応、ナフサの
熱分解等によって得られる。
ジェノフィル成分として用いられる炭素数4ない1−7
のジエンを例示すると1,3−ブタジェン、1,2−ブ
タジェン、1,2−ぺブタジェン、1.3−ぺブタジェ
ン、1.4−ぺブタジェン、2.3− ペンタジェン、
イソプレン、1.2−へキサジエ/、1,3−へキサジ
エ/、1,4−へキサジエン、1,5−へキサジエン、
2.3−ヘキサジエン、2,4−へギサンエ/、2.3
−ジメチル−1,3−ブタジェン、2−エチル−1,3
−ブタジェン、1.2−へブタジェン、1.3−へ7’
タシx−ン、】、4−へプタジエ/、1.5−へブタジ
ェン、1.6−へプタジエ/、2.3−へプタジエy、
2.4−へプタジエ/、2,5−へブタジェン、3,4
−へブタジェン、3.5−ヘプタジエンの他分岐した炭
素数7の各種ジエン類である。
シクロペンタジェンと上記ジェノフィルをディールスア
ルダー反応すると、炭素数9から12のノルボルネン環
の二重結合とジェノフィルとして作用した二重結合以外
の二重結合が残存したノルボルネン誘導体が生成する。
この代表的なものを、例示すると5−ビニル−ノルボル
ネン−2,5−エチリデ/−ノルボルネ/−2,5−メ
チレン−6−メチルノルボルネ/−2,5−プロペニル
−ノルボルネン−2,5−ビニル−6−メチルノルボル
ネン−2,5−イソプロベニルーノルボルネ7−2.5
−メfk−5−ビニルーノルポル* 7−2.5−71
J JL/ −フルボルネ7−2.5−ビニル−6−ニ
チルノルボルネ/−2,5−ブテニルーノルボルネ/−
2などが挙げられる。
ノルボルネン誘導体のスルホン化物を製造するには、種
々の製造方法が考えられるが、例えは」二重ノルボルネ
ン誘導体の二重結合を下記に示す方法でスルホン化して
製造することができる。
不飽和化合物、特に茶飲8IJ脂肪族あるいは、茶飲第
1]脂環化合物に適用されるスルホン化反応は、ギルバ
ード(E、E、G11bert )の著書「スルホン化
および関連反応J (” 5ulfonationan
d Re1ated Reaction”) 、 In
tersciencePubNshers Inc、 
(1965年)に詳細に総括されており、捷たチャール
ズ・ジエイ・ツートン(Chalrs−J ’Nort
on )ら、ザ・ジャーナル・オン・オーガニック・ケ
ミストリー(TheJournal of Orgni
c ChemistrV ) 4158頁(1968年
)の研究に示されるような、不飽和結合への亜硫酸塩類
の付加反応によってもスルホン化することができる。し
かしながら、分子中に2種の二重結合を有するものの一
方に優先的にスルホン化した例は示されていないが、本
発明者らの鋭意検討の結果ノルボルネン環の二重結合に
優先的に亜硫酸塩類を付加せしめることによって、分子
中に1つの二重結合を含有するノルボルネン化合物のス
ルホン化物かえられた。
この場合のスルホン化剤としては、通常アルカリ金属の
酸性亜硫酸塩、メタ亜硫酸塩あるいは亜硫酸塩類が単独
捷たげ混合物として使用される。
スルオン化剤のfitげ、ノルボルネン誘導体・1モル
に対して通常01〜2.0モル比、好ましくi−1O,
5〜1.5モル比、さらに好捷しくけ1〜1.5モル比
である。
01モル比未満では、反応収率が低く、また20モル比
をこえるとジスルホン化物の生成が多□くなる。スルホ
ン化剤の量がノルボルネン誘導体1モルに対して1モル
未満の場合、スルホン化したノルボルネン誘導体とスル
当/化しないノルボルネン誘導体との混合物ができるか
、その場合には、抽出(溶媒として幻例えばn−へキサ
ン等を使用する。)−!たは蒸留でスルホン化[7だノ
ルボルネン誘導体のみを該混合物からとりたしてもよい
し、またスルホン化したノルボルネン誘導体とスルホン
化しないノルボルネン誘導体との混合物をそのま援後記
す。る方法で重合させてもよい。その場合も、スルホン
化物の重合体は抽出(溶媒としては例えばn−ヘキサン
等を使用する。)または蒸留でスルホン化しない重合体
と分離することができる。
スルボン化反応にあたって、触媒の使用は必ずしも必要
としないが、通常、無機酸化剤などの触媒を用いると収
率の向上、反応時間の短縮などの効果がある。。無機酸
化剤としては、例えば硝酸塩類、亜硝酸塩類、塩素酸塩
類などが挙げられるが、特に硝酸塩類が効果的である。
無機酸化剤の忙は特に限定される訳ではないが、ノルボ
ルネン誘導体1モルに対し、0.02〜0.15モル比
、好ましlj:o、、05〜0.1モル比が効果的でを
)る。更に反応を均一かつ円滑に進行させるために適当
な溶媒を用いることが望ましい。
有利に使用できる溶剤として汀、例えば水心るいは、メ
チルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、メチルアルコール、第3
級ブチルアルコールなどの低級アルコール類、低級グリ
コール類、ケトン類、エーテル類、エステル類などが挙
けられる。これらの溶剤は適宜2種以上混合して使用す
ることができる。なかでも低級アルコールと水の混合溶
剤、そのうちでも特Vこメチルアルコールと水の混合溶
剤がすぐれた溶剤として推奨される。
反応温度は通常50〜200°C1好ましくは70〜1
50°C1より好ましくは、90〜1300Cで行なわ
れ、1だ常圧あるいは加圧下のいづれでも実施すること
ができる。
副反応の進行をおさえ、無機塩の生成を低くするために
、反応系のpi([通常2〜9好丑しくは5〜7に保つ
例えば式(1)の化合物を用い、適当な溶媒中において
亜硫酸水素ナトリウムと反応させると式(I[)の化合
物7ji優先的に得られる。
かくのごときノルボルネン誘導体のスルホン化物ケ」、
新規な物質である。
該ノルボルネン誘導体のスルホン化物は通常下記一般式
(C) 、 (D)のように示される。
(式中、R]、 R2は炭素数1〜4のアルキル基また
は水素原子、R3,R4は水素原子または炭素数1〜3
のアルキル基、R5は炭素数1〜3のアルキレン基、R
6,R7は炭素数1〜3のアルキル基または水素原子、
R8,R9け水素原子寸たは炭素数1〜3のアルキル基
、モニウム基またはアミンを表わし、Mがアルカリ土類
金属原子であるときには、αは2を表わし、Mがアルカ
リ土類金属原子以外のものであるときにはαは1を表わ
し、θは0筐たは1である。) また、このスルホン化物において、カチオ/a(一般式
(C) 、 (D)におけるM)は特に限定されるもの
でないが、水溶性にするためには、水素、アルカリ金属
、アルカリ土類金属、アンモニウム、アミンなどが好ま
しい。
上記アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウムなど
を、アミンとしてはメチルアミン、エチルアミン、プロ
ピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、ブナルアミ/、ジブチ
ルアミン、トリブチルアミンなどのアルキルアミン、エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミンなどのポリアミン、モルポリ/、ピペリジ7
などをアルカリ土類金属とじては、カルシウム、マグネ
シウムなどを例示することができる。またこれらのカチ
オン種は種々のイオン交換技法により他種のカチオン種
と相互に交換することが可能である。
以上のようにして、前記一般式(C)または(D)で表
わされるノルボルネン誘導体のスルホン化物が得られる
本発明におけるノルボルネン誘導体のスルホン化物p重
合体とは、前記のノルボルネン誘導体のスルホン化物の
うち同一のものを重合せしめてえられる重合体または、
前記のノルボルネン誘導体のスルホン化物と重合可能な
単量体(以下共重合単量体)との゛混合物を重合せしめ
てえられる重合体を表わすものである。
該重合体の製造方法は以下のごときである。 。
例えば、前記一般式(C)または(D)で表わされるノ
ルボルネ/誘導体のスルホン化物を、あるいはこれと共
羅合単量体とを酸性化合物触媒の存在下、反応温度通常
−20〜300℃、好ブしくは80−180℃で数時間
から数十時間に亘シ重合反応せしめて重合体を製造する
。、上記の重合反応において、反応を円滑に行うため、
重合反応用溶媒を用いることができ、かかる重合反応用
溶媒としては、重合反応に支障がない限り、水などの極
性溶媒、または炭化水素類、ハログ/化炭化水素類など
任意のものを用いることができる。
前記酸性化合物触媒としては、硫酸、υノ酸、フッ化水
素三フッ化ホウ素およびその錯体、塩化アルミニウム、
臭化アルミニウム、四塩化スズ、塩化亜鉛、三塩化テタ
/などのルイス酸類、あるいは、有機プロトン酸を挙け
ることができる。
その中でも硫酸を代表的なものとして管けることができ
る。
共重合半蓋体としては、オレフィン性二重結合を有する
脂肪族、脂環式、芳香族の炭化水素、不飽和アミド、不
飽和アルコール、不飽和エステル、不飽和ニトリル、不
飽和カルボ/酸およびそのエステル、不飽和スルホン酸
およびそのエステル ゛         −一−央な
ど、またー、脂肪族、脂環式、芳香族のアルコールまた
はフェノール、またはアミン基、エステル基、ニトリル
基、カルボン酸基、スルホン酸基を有するアルコールま
たはジオールなど一種類以上を任意の割合で用いること
ができる0 使用する共重合単量体の種類を変えることによって、重
合体の界面活性特性を変えることができる。
前記のノルボルネン誘導体のスルホン化物と共重合*量
体と〃・ら重合体を製造して、該重合体をセメントの分
散剤として用いる場合、空気連行性を低く保つために、 は50%以上、好ましくは70%以上である。
本発明の方法によって得られた重合体の一般的な構造は
下記のごとく示される。
SO,M土 α 本発明の方法によってえられたノルボルネン誘導体のス
ルホン化物の重合体の分子量は反応条件、特に酸性化合
物触媒の種類およびその量、並びに溶媒の種類およびそ
の型筒たは反応温度反応時間により適宜変化せしめるこ
とができるC本発明の方法によってえられたノルボルネ
ン誘導体のスルホン化物の重合体をセメント分散剤とし
て用いる場合には重量平均分子量が500以上である仁
とが好ましく更に好ましくは、1000以上であり、2
,000〜100,000が最も好ましい。
また本発明の方法によってえられたノルボルネン誘導体
のスルホン化物の重合体はイオン交換法あるいは中和反
応などにより酸型または、アルカリ金属 アルカリ土類
金属、アンモニウム、アミンなどの塩に相互に交換する
ことができる。
〔発明の効果〕
後述する実施例からも理解されるように本発明の方法に
よって得られたノルボルネン誘導体のスルホン化物め重
合体は優れた界面活性作用を有しているため、有機材料
わるいは無機材料(例、セメント、石こう、染料、石炭
、石油コークス、石油ピッチ等)の界面活性剤として極
めて有用であり例えば乳化剤、分散剤、湿潤剤、洗浄剤
、平滑剤として広く用いることができる。
更には、本発明の方法によってえられたノルボルネン誘
導体のスルホン化物の重合体はセメント用分散剤として
特に有用であり、この場合には、後述する実施例の説明
からも理解されるようにセメントの水への分散性を著し
く向上せしめることができ、従って、セメ/トエ法にお
ける減水効果を得ることが丁きる。
また、本発明の方法によって見られたノルボルネン誘導
体のスルホン化物の重合体は空気をt’tとんど連行し
ないことから、高強度のコンクリートの製造ができ、ま
た更にはこのコンクリートの着色性も非常に少ない。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を具体的に説明するが本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない0 尚、本発明において記述する重量平均分子量は、GPC
(ゲル・パーミッション・クロマトグラフィー)により
測定した結果を分子量の異なる数種類のポリスチレンス
ルホノ酸を標準物質として用いて作成した検量線に基づ
き換算したものである。
実施例1〜7 攪拌装置、温度計を備えて成る21のステンレス製オー
トクレーブに表1に示すノルボルネン誘導体2 mol
 、亜硫酸水嵩ナトリウム2mol(2(J8g)、硝
酸カリウム0.4moA!(20g)、イングロビルア
ルコール750mg、蒸留水250gを仕込み密閉して
強攪拌下で混合しながら、温度110°Cで5時間に亘
シ反応させた。その後室温まで放冷後、反応混合物を取
りだし蒸留水100 tnl及びn−ヘキサン300m
1!を加えて充分混合し分離したn−へキザ/層及び沈
澱部を除いた残部を濃縮し、蒸発乾固して淡黄色固体が
得られた。この固体をンークスレー抽出器を用い・て1
1−ヘキサンで1時間、未反応物を抽出除去し残液を乾
燥後氷酢酸500rrLlに溶解し、無機塩などの酪酸
不溶分を濾別した。得られた酢酸可溶分を濃縮乾固する
ことで白黄色固体を得た。そしてこの固体をエタノール
で洗浄して更に乾燥して表1に示すノルボルネン誘導体
のスルホン化物のナトリウム塩B、9を得た。
この結果を表IK示した。
次に該スルホン化物を用いて、次のような重合反応を実
施した。
攪拌装置、温度計を備えて成る11の三ロフラスコに上
述のスルホン化物135g、蒸留水58gを仕込み溶解
後金体を冷却しなから98%硫酸135.li’を攪拌
下に約30分間で滴下し、次いで、オイルバスで加熱し
、途中サンプリングして、GPCで重合度合を確認しな
がら110〜125℃の範囲で35時間に亘シ重合した
重合後、反応器に蒸留水300TILlを加え溶解させ
、炭酸カルシウムで中和し沈澱を除去後、炭酸ナトリウ
ムでンーデーションしてナトリウ     。
ム塩とした後、この溶液を乾固し、て表2に示した量の
茶褐色固体をえた。
表1 この実施例1のスルホン化物の赤外吸収スペクト・ルを
第1図に示した。156(JCIn”附近にノルボルネ
ン環にもとづく二重結合の吸収が消滅し2、ビニル基は
残り/C葦祉であり、がり−105(1、] 1.80
cm、’附近にスルホン基にもとつぐ強い吸収が現われ
ていることから、スルホン基がノルボルネン環の二重結
合に付加した化合物である(−9とが判る。
実施例2〜7で得られたスルホン化物も1.560 c
rrL−1附近にノルボルネン環にもとづく二重結合の
吸収が消滅し、残りの二重結合は残ったままであシ、か
つ1050,1180α−1附近にスルホン基にもとづ
く強い吸収が現われていることからスルホン基がノルボ
ルネン環の二重結合に付加した化合物であることが、赤
外吸収スペクトルにより、実施例1と同様にして確めら
れた。
表2 実施例1で得られた重合体の赤外吸収スペクトルを第2
図に示し、GPCチャートを第3図に示した。第1図に
くらベビニル基が大幅に消滅し、第3図から重合体であ
ることが証明されている。またスルホ、ン基は残った笠
まである。
これらのことからビニル基により重合が進行した重合体
であることが判る。
実施例2〜7で得られた重合体も赤外吸収スペクトルお
よびGPCチャートより、実施例1と同様、残存する二
重結合により重合が進行しているものであることが確認
された。
実施例8〜11 実施例1で得られたノルボルネン誘導体のスルホン化物
150gと第3表に示す化合物を各々Cg仕込み実施例
1と同様の処方で重合した。
結果を表3に示した。
表3 参考例1 以上の実施例1〜11の各々において得られた重合体の
4%水溶液をそれぞれ作り温度20℃における表面張力
を測定した。
結果は表4に示す。
この結果かられかるように本発明の方法によってえられ
た重合体は、泡立ちが少なく、且つ優れた界面活性作用
を有するものである。またm、IINのセメント「ポル
トランドセメント」(小野IJIセメント(株)製)2
00gに実施例1〜11で得られた重合体2gと蒸留水
50.!9を加えて3分間手練りした後、フロー値(内
容積98.9CCの70−コー/を用い、JIS、R5
201に率じて測定した値)を求めたところ表4に示す
フロー値が得られた。一方本発明の方法によってえられ
た重合体を加えないものも同様にして手練シした後、フ
ロー値を測定したところわずか86 mmのフロー値し
か得られなかった。
丑た、本発明の方法によってえられた重合体を加え/こ
セメ/トイ−ストの着色性は非常に小さかった。
こ&−)結果より本発明の方法によって得られた重合体
にセメントの水への分散性か極めて大きく優れ、しかも
着色性が非常に小さいことが判る。
表4
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の本発明の方法によってえられたノル
ボルネン誘導体のスルホン化物、第2図は実施例1の本
発明の方法によってえられたノルボルネン誘導体のスル
ホン化物の重合体のそれぞれ赤外分析スペクトル図で6
.C1第3図は実施例1の本発明の方法によってえられ
たノルボルネン誘導体のスルホン化物(■)およびノル
ボルネン誘導体のスルホン化物の重合体(■)のGPC
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 分子中に二重結合を2個含有する炭素数9〜12のノル
    ボルネン誘導体(但し、ジシクロペンタン、ジシクロペ
    ンタジエンの誘導体を除く)をスルホン化剤の存在下で
    前記ノルボルネン誘導体のノルボルネン環の二重結合を
    スルホン化し、得られたスルホン化物を酸性化合物触媒
    の存在下で重合することを特徴とするノルボルネン誘導
    体のスルホン化物の重合体の製法。
JP59139096A 1984-07-06 1984-07-06 ノルボルネン誘導体のスルホン化物の重合体の製法 Granted JPS6119608A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100708976B1 (ko) 2005-04-18 2007-04-18 주식회사 엘지화학 술폰산기가 도입된 노보넨 공중합체 및 그 제조방법

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KR100708976B1 (ko) 2005-04-18 2007-04-18 주식회사 엘지화학 술폰산기가 도입된 노보넨 공중합체 및 그 제조방법

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