JPS61195952A - 鉄系焼結合金の製造方法 - Google Patents

鉄系焼結合金の製造方法

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JPS61195952A
JPS61195952A JP3730885A JP3730885A JPS61195952A JP S61195952 A JPS61195952 A JP S61195952A JP 3730885 A JP3730885 A JP 3730885A JP 3730885 A JP3730885 A JP 3730885A JP S61195952 A JPS61195952 A JP S61195952A
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JP
Japan
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iron
sintered
infiltrant
infiltration
alloy
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Pending
Application number
JP3730885A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Motooka
直樹 本岡
Atsushi Kuroishi
黒石 農士
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] この発明は、焼結と同時に溶浸させる形式の鉄系焼結合
金の製造方法の改良に関する。
[従来の技術] たとえば「総説粉末冶金学」 (松山茅治他著、日刊工
業新聞社昭和47年4月発行、第268頁以下)に開示
されているように、鉄系焼結合金にCoもしくはCu合
金を溶浸させる方法が周知であり、該溶浸により高密度
化および封孔化を図り、それによって強度および耐蝕性
が改善された鉄系焼結合金が広く実用化されている。
上述のような鉄系焼結合金の焼結に際し同時に溶浸させ
る方法として一般に用いられているのは、合金元素が3
%叙下の低合金焼結鋼に、1100℃から1150℃の
温度で、変成ガス雰囲気下にて焼結と同時に溶浸材を溶
浸させるものである。
使用される溶浸材としては、5重量%以下の合金、元素
含むCu合金であり、融点は1100’C以下のもので
ある。
[発明が解゛決しようとする問題点ゴ 上述したような従来の方法は、焼結が1150℃以下の
温度で行なわれるような低合金焼結鋼に対しては有効な
ものであった。しかしながら、2重量%以上の合金添加
元素を含み、焼結温度が1200℃以上の温度となる高
強度焼結鋼や、10I11%以上の合金元素を含み、焼
結温度が1150℃以上となる高合金焼結材に対しては
、有効な方法ではなかった。
すなわち、これらの高強度焼結鋼や高合金焼結材におい
ては、焼結と同時に溶浸することにより、逆に母体とな
る焼結合金自身が有すべき強度を得ることができず、む
しろ溶浸により強度が向上しないばかりか、逆に強度が
低下してしまうという問題があった。これは、溶浸材の
融液が粉末粒子間の間隙を埋めることに起因するもので
ある。すなわち、この種の焼結合金は、1150℃以上
の比較的高い温度で十分に焼結することにより期待され
る性能を奏するものであるが、焼結と同時に溶浸すると
、母体である鉄系合金粉末もしくは鉄粉と添加合金粉末
同士の緻密な焼結結合が生じる前に、溶浸材の融液が粉
末粒子間の間隙を埋めてしまう。したがって、母体とな
る粉末同士の結合が、溶浸しない場合に比べて弱くなり
、その結果溶浸により強度が向上しないばかりか、むし
ろ強度が低下するという問題が生じていた。
もつとも、上述の問題を解消する方法として、予め母体
となる鉄系合金粉末もしくは鉄粉と添加合金粉末とを焼
結し、しかる侵再度加熱して溶浸材を溶浸させる方法を
実施することも可能である。
しかしながら、このような焼結−再加熱−溶浸を経る方
法では、工程数が増加し、したがって鉄系焼結合金の製
造コストがかなり高くつくことになるという問題がある
それゆえに、この発明の目的は、焼結温度が1150℃
頂上の高合金焼結材や高強度焼結鋼においても、焼結合
金本来の性能を損なうことなく、さらにCul’lff
浸による強度および耐蝕性の向上が図られた高密度の鉄
系焼結合金を安価にかつ効率良く得ることが可能な製造
方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段および作用]この発明は
、上述の問題を解消すべく鋭意検討の結果なされたもの
であり、その要旨とするところは、鉄系焼結金属を焼結
と同時に溶浸させる方法において、溶浸材として融点が
1120℃以上1300℃以下のものを用いることを特
徴とする鉄系焼結合金の製造方法である。
この発明では、溶浸材の融点を上記温度範囲内とするこ
とにより、1150℃以上の高い温度で焼結される高合
金焼結材や高強度焼結鋼の製造過程における、溶浸材融
液の粒子間の間隙への充填の防止が図られている。すな
わち、上記湿度範囲内の溶浸材を用いることにより、母
体となる鉄系焼結金属の焼結が十分に行なわれ、しかる
後溶浸が行なわれ得る。
上記温度範囲内の融点を有する溶浸材としては、Cu合
金からなる溶浸材が用いられ得る。このCU合金溶浸材
としては、Cu合金の融点を高めるためにNiまたはC
oを添加されたものが用いられる。
Niを添加主成分とする場合には、溶浸材として、!!
!量比で10〜′45%N+および0.5〜4%のCo
を含有し、残部がCLIおよび不可避不純物からなるも
のが用いられる。Ni添加量が10重量%未満であると
溶浸材の融点が1120’Cを越えず、逆に45重量%
を越えると融点が1300℃を越え溶浸性が低下するか
らである。また、Coを上記割合で添加するのは、溶浸
材の濡れ性を改善するためである。この場合にも0.5
11%未満では濡れ性改苦効果が十分得られず、また4
11j1%を越えると濡れ住改善効果が飽和するからで
ある。
他方、Coを添加主成分とする場合には、溶浸材として
、重量比で6〜15%のCoを含有し、残部がCuおよ
び不可避不純物よりなるものが用いられる。Coが6重
量%未満であれば融点が1120℃を越えず、他方15
重1%を越えると融点が1300℃を越え、溶浸性が低
下するからである。
なお、好ましくは、NiあるいはCoのいずれを添加主
成分とする場合であっても、溶浸材の強度を向上させる
ために、FeおよびMnの少なくとも一方が0.5〜5
重量%添加される。0.5〜5重量%としたのは、0.
5重置%未満では強度改善効果が少なく、5重量%を越
えた場合には強度改善効果が飽和するからである。
なお、Coを添加主成分とするCu合金溶浸材にあって
は、FeおよびMnに加えて、あるいはこれらに代えて
Niを上記割合で添加してもよく、それによって同様に
溶浸材の強度向上が果たされ得る。
母体金属となる鉄系焼結金属の成形体密度については、
該成形体密度が6. Oa /am’未満であると、母
体合金自身の十分な強度を得ることができない。他方、
該成形体密度が7.20 /(!l”を越えた場合には
、空孔量が減少し、したがって溶浸性が低下するという
問題が起きる。よって、該成形体密度は6.0〜7.2
o/am”であることが好ましい。
ところで、鉄系焼結金属として、高強度焼結鋼あるいは
高合金焼結材を用いる場合には、1150℃以上の高い
温度で焼結することが望ましい。
しかしながら、溶浸材の融点が1150℃未満であると
焼結が十分道まないうらに溶浸材融液が、粒子間の間隙
を埋めるという問題が生じる。したがって、本願発明で
は、融点1150℃以上の溶浸材が用いられている。
他方、溶浸を行なう場合には、溶浸性を考慮すれば、溶
浸材の融点よりも少なくとも30℃〜50℃高い温度で
溶浸を行なうことが望ましい。したがって、溶浸温度は
1180℃以上であることが好ましい。
なお、溶浸材の融点の上限を1300℃としたのは、該
温度より高いと溶浸材が溶は出す前に母体の鉄系合金の
緻密化が進み、Wj浸材融液の含浸が阻害されやすくな
るからである。
[実施例の説明] 以下、この発明の実施例につき説明する。
1iに 重量比で、3%N+ 、1%Cu 、0.4%1ylo
0.5%dを含み、残部がl”eとなるように粉末を配
合し、φ40×φ27のリング状金型にて成形体密度7
 、0g /avb#の成形体を作成した。この成形体
の上に、第1表に示す各組成のCu合金を載胃し、N2
ガス雰囲気下において、1300℃×30分の条件で焼
結および溶浸を行なった。
なお、第1表に示すCu合金溶浸材のうち、A。
BおよびCがこの発明の実施例の溶浸材に相当し、Dお
よびEは比較例の溶浸材を示す。
11Wi後、得られた焼結合金試料の密度および圧環強
度を測定した。その結果を第2表に示す。なお、第2表
においてFは、同一組成の焼結体において溶浸を行なっ
ていない例を示す。
If!1表および第2表の結果から、実施例A、Bおよ
びCでは、強度が比較例りおよびEに比べて大幅に改善
されていることがわかる。
(以下余白) y、tti 重量比で、13%Crを含有するFe合金粉末を、φ4
0Xφ27のリング状に圧縮し、密度6゜6g/C−5
となるように成形した。この成形体上に、第3表に示す
各組成のCo合金を載置し、H2ガス中において、11
50℃の温度で30分保持した債、1200℃まで昇温
し、さらに1200℃で20分保持することにより、焼
結・溶浸を行なった。
なお、第3表に示すCu合金溶浸材のうちGおよびHが
実施例であり、■およびJは比較例の溶浸材を示す。
溶浸した後得られた各試料の圧環強度および密度を測定
した。その結果を第4表に示す。なお、第4表において
Kは、溶浸を行なわなかった同一組成の焼結体について
のli!東を示す。
第4表から、実施例にあたるGIBよびHのQu溶浸材
を用いた場合には、圧環強度が大幅に改善されることが
わかる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、鉄系焼結金μを焼結
と同時に溶浸させる鉄系焼結合金の製造方法において一
点が1120℃以上、1300℃以下の溶浸材を用いる
ものであるため、焼iai度1150℃以上の高合金焼
結材や高強度焼結鋼においても、焼結合金本来の性能を
損なうことなく、さらに溶浸による強度および耐蝕性の
向上が図られた高密度焼結合金を安価にかつ効率良く得
ることが可能となる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄系焼結金属を焼結と同時に溶浸させる鉄系焼結
    合金の製造方法において、 融点が1120℃以上、1300℃以下の溶浸材を用い
    ることを特徴とする、鉄系焼結合金の製造方法。
  2. (2)前記溶浸材として、重量比で6〜15%のCoを
    含有し、残部がCuおよび不可避不純物よりなるものを
    用いる、特許請求の範囲第1項記載の鉄系焼結合金の製
    造方法。
  3. (3)前記溶浸材として、重量比で6〜15%のCoを
    含有し、さらにFe、MnおよびNiからなる群から選
    択される1種または2種以上を0.5〜5%含有し、残
    部がCuおよび不可避不純物よりなるものを用いる、特
    許請求の範囲第1項記載の鉄系焼結合金の製造方法。
  4. (4)前記溶浸材として、重量比で10〜45%のNi
    、0.5〜4%のCoを含有し、残部がCuおよび不可
    避不純物よりなるものを用いる、特許請求の範囲第1項
    記載の鉄系焼結合金の製造方法。
  5. (5)前記溶浸材として、重量比で10〜45%のNi
    、0.5〜4%のCoを含有し、さらにFeまたはMn
    の少なくとも一方を0.5〜5%含有し、残部がCuお
    よび不可避不純物よりなるものを用いる、特許請求の範
    囲第1項記載の鉄系焼結合金の製造方法。
  6. (6)母体となる鉄系焼結金属として、成形体密度が6
    .0〜7.2g/cm^3の範囲内にあるものを用いる
    、特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載
    の鉄系焼結合金の製造方法。
  7. (7)溶浸を前記溶浸材の融点よりも30℃以上高い温
    度で行なうことを特徴とする、特許請求の範囲第1項な
    いし第6項のいずれかに記載の鉄系焼結合金の製造方法
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