JPS61195915A - 減圧ガスアトマイジングによる溶湯の精錬方法及び装置 - Google Patents
減圧ガスアトマイジングによる溶湯の精錬方法及び装置Info
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- JPS61195915A JPS61195915A JP3698585A JP3698585A JPS61195915A JP S61195915 A JPS61195915 A JP S61195915A JP 3698585 A JP3698585 A JP 3698585A JP 3698585 A JP3698585 A JP 3698585A JP S61195915 A JPS61195915 A JP S61195915A
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- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、溶鋼等の溶湯を減圧下で処理することによ
り、溶湯を脱炭及び′又は脱窒し、炭素濃度〔C〕及び
/又は窒素濃度(Nilが低い溶湯を得ることができる
溶湯の精錬方法及びその装置に関する。 〔従来の技術〕 〔C〕及び(Nilが低い溶鋼の精錬方法として、取鍋
精錬によるR)を税ガス法がある。このRH税ガス法く
おいては、溶鋼中に浸漬ランスを介して大量のArガス
を吹き込み、溶鋼の環流速度を高めて、溶鋼の脱炭及び
脱窒を促進させる。 まぁ、真空税ガス(VOD )法においては、溶室する
。 更に、溶鋼を粒滴化することにより、溶鋼を脱ガスする
流滴税ガス法(鉄鋼便覧■、第3版、製銑・製鋼第59
2乃至593頁)が公知である。この方法においては、
真空容器内に鋳型又は取鍋を設置し、この真空容器の上
部から溶鋼を真空槽内に注入する。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、これらの従来技術においては、以下に示
す糧々の欠点がある。 先ず、RH脱税ガス法おいては、Arガスを溶鋼に吹き
込むことにより、真空槽の側壁に地金が付着しやすい。 また、極低炭素域(〔C〕が約30 ppm )で、脱
炭及び脱窒反応が停滞する。 更に、処理に、30乃至40分かかるため、迅速々溶鋼
精錬が困難である。 また、VOD法においては、脱炭及び脱窒反応がバブリ
ング表面及び鋼浴表面にのみ限られるので、処理時間が
長い。そして、鋼浴を攪拌するために、取鍋の底にプー
ラスプラグを設け、このポーラスプラグを介して大量の
ガスを溶鋼中に吹き込んでいるので、このガス吹込みが
、耐火物を劣化させる要因となっている。 更く、粒滴脱ガス法においては、溶鋼中の水素は十分に
除去され、50乃至7096の脱水素率が得られている
が、〔C〕及び〔N〕は殆んど低下せず、従来の粒滴脱
ガス法ておいては、脱炭及び脱窒は困難である。 なお、溶銑に対する粒滴悦ガス法として、BIgRA法
(Journal of tb@1ron and 8
t@*11ust口ut*(1967)第810頁)が
公知であり、この方法ておいては、大気圧下で流下する
溶湯流に酸素及び造滓剤を添加して、脱炭、脱硫及び悦
リンの各反応を連続的に行わせる。しかし、この方法に
おいては、脱炭反応が進行したとしても、大気圧下での
処理であるので、溶鋼中の〔C〕と
り、溶湯を脱炭及び′又は脱窒し、炭素濃度〔C〕及び
/又は窒素濃度(Nilが低い溶湯を得ることができる
溶湯の精錬方法及びその装置に関する。 〔従来の技術〕 〔C〕及び(Nilが低い溶鋼の精錬方法として、取鍋
精錬によるR)を税ガス法がある。このRH税ガス法く
おいては、溶鋼中に浸漬ランスを介して大量のArガス
を吹き込み、溶鋼の環流速度を高めて、溶鋼の脱炭及び
脱窒を促進させる。 まぁ、真空税ガス(VOD )法においては、溶室する
。 更に、溶鋼を粒滴化することにより、溶鋼を脱ガスする
流滴税ガス法(鉄鋼便覧■、第3版、製銑・製鋼第59
2乃至593頁)が公知である。この方法においては、
真空容器内に鋳型又は取鍋を設置し、この真空容器の上
部から溶鋼を真空槽内に注入する。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、これらの従来技術においては、以下に示
す糧々の欠点がある。 先ず、RH脱税ガス法おいては、Arガスを溶鋼に吹き
込むことにより、真空槽の側壁に地金が付着しやすい。 また、極低炭素域(〔C〕が約30 ppm )で、脱
炭及び脱窒反応が停滞する。 更に、処理に、30乃至40分かかるため、迅速々溶鋼
精錬が困難である。 また、VOD法においては、脱炭及び脱窒反応がバブリ
ング表面及び鋼浴表面にのみ限られるので、処理時間が
長い。そして、鋼浴を攪拌するために、取鍋の底にプー
ラスプラグを設け、このポーラスプラグを介して大量の
ガスを溶鋼中に吹き込んでいるので、このガス吹込みが
、耐火物を劣化させる要因となっている。 更く、粒滴脱ガス法においては、溶鋼中の水素は十分に
除去され、50乃至7096の脱水素率が得られている
が、〔C〕及び〔N〕は殆んど低下せず、従来の粒滴脱
ガス法ておいては、脱炭及び脱窒は困難である。 なお、溶銑に対する粒滴悦ガス法として、BIgRA法
(Journal of tb@1ron and 8
t@*11ust口ut*(1967)第810頁)が
公知であり、この方法ておいては、大気圧下で流下する
溶湯流に酸素及び造滓剤を添加して、脱炭、脱硫及び悦
リンの各反応を連続的に行わせる。しかし、この方法に
おいては、脱炭反応が進行したとしても、大気圧下での
処理であるので、溶鋼中の〔C〕と
〔0〕との関係が、
CO分圧PCOが1気圧の条件で規律され、低炭域まで
脱炭することは困難である。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、斯かる事情に鑑みてなされたもので、迅速
に溶鋼を脱炭及び/又は脱窒することができ、操業上の
不都合を招来することなく極低〔C〕及び(N)の溶湯
を得ることができる減圧ガスアトマイジ/グによる溶湯
の精錬方法及び装置を提供することを目的とする。 この発明に係る減圧ガスアトマイジングによる溶湯の精
錬方法は、溶湯を収容した溶湯容器から容器を、注湯装
量を介して、減圧された減圧槽に注入する減圧ガスアト
マイジングによる溶湯の精錬方法において、溶湯の注入
流てガスを混合させることにより、減圧槽に注入される
溶湯の粒滴を微細化することを特徴とする。 ま九、この発明に係る減圧ガスアトマイジングによる溶
湯の精錬装置は、溶湯を収容した溶湯容器と、減圧され
九減圧槽と、溶湯容器内の溶湯を減圧槽内に注入する注
入装置とを有する減圧ガスア)−rイジングによる溶湯
の精錬装置において、前記注入装置は、減圧槽内に注入
される溶湯にガスを混合させる混合手段を有し、注入流
にガスを混合させることにより、溶湯の粒滴を微細化す
ることを特徴とする。 この発明は、溶鋼を高効率で脱炭及び脱窒するためには
、溶鋼の脱ガス反応の反応界面積を飛躍的に増大させる
ことが必要であるとの知見のもと疋なされたものである
。 即ち、本願発明者等は、従来の粒滴脱ガス法において、
溶湯の脱炭及び脱窒が困難であるのは、粒滴径が数1以
上であると、粒が大きすぎるために、溶湯の脱炭及び脱
窒反応が十分に進行しないことに起因することを見出し
、減圧槽内で溶湯の粒滴を極めて微細にすることにより
、反応界面積を飛躍的に増大させて脱炭及び脱窒反応を
促進させることによって、迅速且つ高効率で溶湯を脱炭
O脱窒することができることに想到した。 具体的には、溶湯注入流にガスを吹き込み、溶湯とガス
とを混合させた状態で、真空ゾンデ等により減圧された
減圧槽内に導入し、混合体中のガスが減圧槽内で急激に
膨張することによるエネルギで溶湯粒滴を微細化する。 そうすると、減圧槽内で生成する微細粒滴の界面におい
ては、減圧効果と吹込みガスの希釈効果によシ、COガ
ス分圧及びN2ガス分圧が極めて低いこと、及び溶湯粒
滴の微細化によりガス/溶湯の界面積が極めて大きいこ
と等の理由により、溶湯の脱炭・脱窒反応が急速に進行
する。この発明はこのような知見に基いてなされたもの
である。 〔実施例〕 次に、この発明の実施例くついて具体的に説明する。第
1図はこの発明の第1の実施例に係る装置を示す。取鍋
1内に溶鋼2が収容されておシ、この取鍋1の底部には
筒状の注湯ノズル3が取付けられている。ノズル3の下
端は減圧槽4の上板に固定され、ノズル3を介して取鍋
lと減圧槽4とが連結されている。減圧槽4内には溶鋼
受用容器5が設置されており、減圧槽4は真空Iンデ等
の排気手段(図示せず)Kより減圧されている。 取鍋1P3I/cは、耐火物製のストツノ46が昇降装
置7により昇降可能に設置されており、ストツノ46が
降下してノズル3を閉塞することによシ取鍋1内の溶鋼
2の流出が阻止される。一方、ストッ/#6が上昇する
と、取鍋1内の溶鋼2がノズル3を介して減圧槽4に注
入され、そのスト、パ6の位置を調節することによシ、
溶鋼注入量が調節される。ス)、/#15には、その横
断面のはぼ中央に長手方向に延びるガス通流道8が形成
されている。このガス通流道8には、ノクイデ9を介し
てArガスの供給源(図示せず)が連結されている。従
って、ノズル3から注入される溶鋼に、ガス通流道8を
介して、 Arガスを吹き込み、注入流KArガスを混
合させることができる。 このようにして構成される装置においては、ガス通流道
8にArガスを供給しつつ、ストッI46を上昇させる
と、取鍋1内の溶鋼2はノズル3を介して減圧槽4内に
注入される。Arガスはガス通流道8の下端から、ノズ
ル3を介して注入されている溶鋼中に吹き込まれ、Ar
ガスが溶鋼に混合される。 溶鋼は減圧槽4内に入ると、下記反応式により脱炭及び
脱窒されてCOガス及びN、ガスが発生する。 (c) + (o) = c oガス 2 (N〕= N2ガス そして、この溶鋼中に発生するCOガス及びN2ガス並
びに溶鋼中に吹き込まれたArガスが、減圧槽4内で急
速に膨張し、溶鋼を微細な粒滴化する。そうすると、溶
鋼と減圧槽内ガスとの間の反応界面積が極めて大きくな
る。更に、吹き込まれたArガスの希釈効果により、微
細粒滴の界面でのCOガス分圧及びN2ガス分圧が低減
される。これらの効果によって、溶鋼の脱炭反応及び脱
窒反応が急速に進行し、溶鋼の〔C〕及び〔N〕が迅速
に低下する。 なお、溶湯容器としては、取鍋IK限らず、タンディク
シ1等、他の容器を使用してもよいことは勿論である。 また、注入流に吹き込むガスはArガスに限らず、また
、耐火物製ランスを溶鋼中に浸漬し、このランスを介し
て注入流忙ガスを吹き込んでもよい。 次に、この発明の!a2の実施例にっhて、第2図を参
照して説明する。第2図におhて、第1図と同一物には
同一符号を付して説明を省略する。取@lと減圧槽4と
を連結する注入用ノズル11には、その外周から内周に
向って延びる複数のガス通流孔12が形成さt′LI:
c、いる、ノズル11の周囲はハウジング13に取り囲
まれており、Ar、fス供給源(図示せず)に連結され
九ノクイデ14がハウジング13内に連通している。従
って、ハウジング13内に供給されたArガスは、ノズ
ルIIVC設けられたガス通流孔12を介して、ノズル
11を通流している溶鋼注入流に吹き込まれ、溶鋼中に
混合される。これにより、第1の実施例と同様に、減圧
槽4内で溶鋼が微細な粒滴になり、溶鋼の脱炭及び脱窒
反応が急速に進行する。 次に、この発明によシ、溶鋼を脱炭及び脱窒した試験結
果について説明する。試験1及び試験2における処理条
件は第1表に示すとおシである。 1$、1表 その結果、試験1においては、減圧槽内の溶鋼粒滴は約
0.5 was径に微細化されており、約90チの脱炭
率が得られた。また、試験2は、溶鋼の成分調整時にA
t脱酸した後、この発明により脱炭及び脱窒したもので
あるが、脱炭率が約91%であシ、脱窒率−が約61チ
であった。 第3図は、脱炭を目的として、この発明により溶鋼を精
錬した結果を、横軸に処理前の〔C〕をとり、縦軸に処
理後の〔C〕をとって示す。なお、図中、試験1の結果
も含み、各直線は脱炭率が一定の関係を示す。第3図か
ら明らかなよう和、いずれも60乃至90%の高脱炭率
が得られている。 また、第4図は、脱窒を目的として、この発明により溶
鋼を精錬した結果を、横軸だ処理前の(N)をとり、縦
軸に処理後の〔N〕をとって示す。なお、図中、試験2
の結果も含み、各直線は脱窒率が一定の関係を示す。第
4図かられかるように%脱窒率はいずれも40乃至80
%であり、良好な脱窒率が得られた。 なお、前記実施例においては、溶鋼中の〔C〕と〔O〕
とを反応させてCOガスを生成させることによシ脱炭し
ているが、溶鋼中の
CO分圧PCOが1気圧の条件で規律され、低炭域まで
脱炭することは困難である。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、斯かる事情に鑑みてなされたもので、迅速
に溶鋼を脱炭及び/又は脱窒することができ、操業上の
不都合を招来することなく極低〔C〕及び(N)の溶湯
を得ることができる減圧ガスアトマイジ/グによる溶湯
の精錬方法及び装置を提供することを目的とする。 この発明に係る減圧ガスアトマイジングによる溶湯の精
錬方法は、溶湯を収容した溶湯容器から容器を、注湯装
量を介して、減圧された減圧槽に注入する減圧ガスアト
マイジングによる溶湯の精錬方法において、溶湯の注入
流てガスを混合させることにより、減圧槽に注入される
溶湯の粒滴を微細化することを特徴とする。 ま九、この発明に係る減圧ガスアトマイジングによる溶
湯の精錬装置は、溶湯を収容した溶湯容器と、減圧され
九減圧槽と、溶湯容器内の溶湯を減圧槽内に注入する注
入装置とを有する減圧ガスア)−rイジングによる溶湯
の精錬装置において、前記注入装置は、減圧槽内に注入
される溶湯にガスを混合させる混合手段を有し、注入流
にガスを混合させることにより、溶湯の粒滴を微細化す
ることを特徴とする。 この発明は、溶鋼を高効率で脱炭及び脱窒するためには
、溶鋼の脱ガス反応の反応界面積を飛躍的に増大させる
ことが必要であるとの知見のもと疋なされたものである
。 即ち、本願発明者等は、従来の粒滴脱ガス法において、
溶湯の脱炭及び脱窒が困難であるのは、粒滴径が数1以
上であると、粒が大きすぎるために、溶湯の脱炭及び脱
窒反応が十分に進行しないことに起因することを見出し
、減圧槽内で溶湯の粒滴を極めて微細にすることにより
、反応界面積を飛躍的に増大させて脱炭及び脱窒反応を
促進させることによって、迅速且つ高効率で溶湯を脱炭
O脱窒することができることに想到した。 具体的には、溶湯注入流にガスを吹き込み、溶湯とガス
とを混合させた状態で、真空ゾンデ等により減圧された
減圧槽内に導入し、混合体中のガスが減圧槽内で急激に
膨張することによるエネルギで溶湯粒滴を微細化する。 そうすると、減圧槽内で生成する微細粒滴の界面におい
ては、減圧効果と吹込みガスの希釈効果によシ、COガ
ス分圧及びN2ガス分圧が極めて低いこと、及び溶湯粒
滴の微細化によりガス/溶湯の界面積が極めて大きいこ
と等の理由により、溶湯の脱炭・脱窒反応が急速に進行
する。この発明はこのような知見に基いてなされたもの
である。 〔実施例〕 次に、この発明の実施例くついて具体的に説明する。第
1図はこの発明の第1の実施例に係る装置を示す。取鍋
1内に溶鋼2が収容されておシ、この取鍋1の底部には
筒状の注湯ノズル3が取付けられている。ノズル3の下
端は減圧槽4の上板に固定され、ノズル3を介して取鍋
lと減圧槽4とが連結されている。減圧槽4内には溶鋼
受用容器5が設置されており、減圧槽4は真空Iンデ等
の排気手段(図示せず)Kより減圧されている。 取鍋1P3I/cは、耐火物製のストツノ46が昇降装
置7により昇降可能に設置されており、ストツノ46が
降下してノズル3を閉塞することによシ取鍋1内の溶鋼
2の流出が阻止される。一方、ストッ/#6が上昇する
と、取鍋1内の溶鋼2がノズル3を介して減圧槽4に注
入され、そのスト、パ6の位置を調節することによシ、
溶鋼注入量が調節される。ス)、/#15には、その横
断面のはぼ中央に長手方向に延びるガス通流道8が形成
されている。このガス通流道8には、ノクイデ9を介し
てArガスの供給源(図示せず)が連結されている。従
って、ノズル3から注入される溶鋼に、ガス通流道8を
介して、 Arガスを吹き込み、注入流KArガスを混
合させることができる。 このようにして構成される装置においては、ガス通流道
8にArガスを供給しつつ、ストッI46を上昇させる
と、取鍋1内の溶鋼2はノズル3を介して減圧槽4内に
注入される。Arガスはガス通流道8の下端から、ノズ
ル3を介して注入されている溶鋼中に吹き込まれ、Ar
ガスが溶鋼に混合される。 溶鋼は減圧槽4内に入ると、下記反応式により脱炭及び
脱窒されてCOガス及びN、ガスが発生する。 (c) + (o) = c oガス 2 (N〕= N2ガス そして、この溶鋼中に発生するCOガス及びN2ガス並
びに溶鋼中に吹き込まれたArガスが、減圧槽4内で急
速に膨張し、溶鋼を微細な粒滴化する。そうすると、溶
鋼と減圧槽内ガスとの間の反応界面積が極めて大きくな
る。更に、吹き込まれたArガスの希釈効果により、微
細粒滴の界面でのCOガス分圧及びN2ガス分圧が低減
される。これらの効果によって、溶鋼の脱炭反応及び脱
窒反応が急速に進行し、溶鋼の〔C〕及び〔N〕が迅速
に低下する。 なお、溶湯容器としては、取鍋IK限らず、タンディク
シ1等、他の容器を使用してもよいことは勿論である。 また、注入流に吹き込むガスはArガスに限らず、また
、耐火物製ランスを溶鋼中に浸漬し、このランスを介し
て注入流忙ガスを吹き込んでもよい。 次に、この発明の!a2の実施例にっhて、第2図を参
照して説明する。第2図におhて、第1図と同一物には
同一符号を付して説明を省略する。取@lと減圧槽4と
を連結する注入用ノズル11には、その外周から内周に
向って延びる複数のガス通流孔12が形成さt′LI:
c、いる、ノズル11の周囲はハウジング13に取り囲
まれており、Ar、fス供給源(図示せず)に連結され
九ノクイデ14がハウジング13内に連通している。従
って、ハウジング13内に供給されたArガスは、ノズ
ルIIVC設けられたガス通流孔12を介して、ノズル
11を通流している溶鋼注入流に吹き込まれ、溶鋼中に
混合される。これにより、第1の実施例と同様に、減圧
槽4内で溶鋼が微細な粒滴になり、溶鋼の脱炭及び脱窒
反応が急速に進行する。 次に、この発明によシ、溶鋼を脱炭及び脱窒した試験結
果について説明する。試験1及び試験2における処理条
件は第1表に示すとおシである。 1$、1表 その結果、試験1においては、減圧槽内の溶鋼粒滴は約
0.5 was径に微細化されており、約90チの脱炭
率が得られた。また、試験2は、溶鋼の成分調整時にA
t脱酸した後、この発明により脱炭及び脱窒したもので
あるが、脱炭率が約91%であシ、脱窒率−が約61チ
であった。 第3図は、脱炭を目的として、この発明により溶鋼を精
錬した結果を、横軸に処理前の〔C〕をとり、縦軸に処
理後の〔C〕をとって示す。なお、図中、試験1の結果
も含み、各直線は脱炭率が一定の関係を示す。第3図か
ら明らかなよう和、いずれも60乃至90%の高脱炭率
が得られている。 また、第4図は、脱窒を目的として、この発明により溶
鋼を精錬した結果を、横軸だ処理前の(N)をとり、縦
軸に処理後の〔N〕をとって示す。なお、図中、試験2
の結果も含み、各直線は脱窒率が一定の関係を示す。第
4図かられかるように%脱窒率はいずれも40乃至80
%であり、良好な脱窒率が得られた。 なお、前記実施例においては、溶鋼中の〔C〕と〔O〕
とを反応させてCOガスを生成させることによシ脱炭し
ているが、溶鋼中の
〔0〕が低い中・高炭素域((C〕
)0.05%)の既脱酸鋼については、溶鋼中に吹き込
むガスに酸化性ガス(例えば、02ガス)を添加するご
とくよシ、この酸化性ガスとの反応によって脱炭するこ
とができる。 〔発明の効果〕 この発明によれば、減圧槽内で溶鋼の粒滴を極めて微細
にすることができるので、溶鋼の反応界面積が著しく上
昇し、溶鋼を迅速に且つ高効率で脱炭・脱窒することが
できる。しかも、耐火物の劣化等の操業上の不都合も生
じない。
)0.05%)の既脱酸鋼については、溶鋼中に吹き込
むガスに酸化性ガス(例えば、02ガス)を添加するご
とくよシ、この酸化性ガスとの反応によって脱炭するこ
とができる。 〔発明の効果〕 この発明によれば、減圧槽内で溶鋼の粒滴を極めて微細
にすることができるので、溶鋼の反応界面積が著しく上
昇し、溶鋼を迅速に且つ高効率で脱炭・脱窒することが
できる。しかも、耐火物の劣化等の操業上の不都合も生
じない。
第1図はこの発明の第1の実施例を示す図、第2図はこ
の発明の第2の実施例を示す図、第3図及び第4図はこ
の発明の効果を示すグラフ図である。 1・・・取鍋、2・・・溶鋼、3.II・・・ノズル、
4・・・真空槽、5・・・容器、6,15・・・スト、
ノ9.7・・・昇降装置、8・・・ガス通流道、12・
・・ガス通流孔、13・・・ハウジング。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2図 第3図 ヌ膠イ約 (C)、”ム 第4図 .8ゴ豹(N) 、PPm 60.4.19 昭和 年 月 日 特許庁長官 志 賀 字数 1゜事件の表示 特願昭60−36985号 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (412)日本餉管株式会社 4、代理人 5、自発補正 7、補正の内容 (1) 明細書第12頁、第1表の試験2についての
処理後(C)a≦:rO,014%」とあるの!、「−
」に訂正する。 (2)明細書第13頁、第5行目及び第6行目に、「脱
炭及び脱窒したものであるが、・・・・・・約61%で
あった。」とあるのt、「脱窒したものであるが、脱窒
率が約61%であった。」に訂正する。 (3) 図面第3図を、添付図面;幣書のように訂正
する。 第3図 処理箔 (c)、y。
の発明の第2の実施例を示す図、第3図及び第4図はこ
の発明の効果を示すグラフ図である。 1・・・取鍋、2・・・溶鋼、3.II・・・ノズル、
4・・・真空槽、5・・・容器、6,15・・・スト、
ノ9.7・・・昇降装置、8・・・ガス通流道、12・
・・ガス通流孔、13・・・ハウジング。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2図 第3図 ヌ膠イ約 (C)、”ム 第4図 .8ゴ豹(N) 、PPm 60.4.19 昭和 年 月 日 特許庁長官 志 賀 字数 1゜事件の表示 特願昭60−36985号 2、発明の名称 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (412)日本餉管株式会社 4、代理人 5、自発補正 7、補正の内容 (1) 明細書第12頁、第1表の試験2についての
処理後(C)a≦:rO,014%」とあるの!、「−
」に訂正する。 (2)明細書第13頁、第5行目及び第6行目に、「脱
炭及び脱窒したものであるが、・・・・・・約61%で
あった。」とあるのt、「脱窒したものであるが、脱窒
率が約61%であった。」に訂正する。 (3) 図面第3図を、添付図面;幣書のように訂正
する。 第3図 処理箔 (c)、y。
Claims (4)
- (1)溶湯を収容した溶湯容器から溶湯を、注湯装置を
介して、減圧された減圧槽に注入する減圧ガスアトマイ
ジングによる溶湯の精錬方法において、溶湯の注入流に
ガスを混合させることにより、減圧槽に注入される溶湯
の粒滴を微細化することを特徴とする減圧ガスアトマイ
ジングによる溶湯の精錬方法。 - (2)溶湯を収容した溶湯容器と、減圧された減圧槽と
、溶湯容器内の溶湯を減圧槽内に注入する注入装置とを
有する減圧ガスアトマイジングによる溶湯の精錬装置に
おいて、前記注入装置は、減圧槽内に注入される溶湯に
ガスを混合させる混合手段を有し、注入流にガスを混合
させることにより、溶湯の粒滴を微細化することを特徴
とする減圧ガスアトマイジングによる溶湯の精錬装置。 - (3)前記注入装置は、溶湯容器と減圧槽とを連結する
ノズルと、このノズルの開度を調節するストッパとを有
し、混合手段は、ストッパ内に設けられノズルに向けて
開口するガス通流道と、このガス通流道にガスを供給す
る供給手段とを有することを特徴とする特許請求の範囲
第2項に記載の装置。 - (4)前記注入装置は、溶湯容器と減圧槽とを連結する
ノズルと、このノズルの開度を調節するストッパとを有
し、混合手段は、ノズルの側壁に設けられノズル内側に
開口するガス通流孔と、このガス通流孔にガスを供給す
る供給手段とを有することを特徴とする特許請求の範囲
第2項に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3698585A JPS61195915A (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | 減圧ガスアトマイジングによる溶湯の精錬方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3698585A JPS61195915A (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | 減圧ガスアトマイジングによる溶湯の精錬方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61195915A true JPS61195915A (ja) | 1986-08-30 |
Family
ID=12485041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3698585A Pending JPS61195915A (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | 減圧ガスアトマイジングによる溶湯の精錬方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61195915A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01159332A (ja) * | 1987-12-15 | 1989-06-22 | Nisshin Steel Co Ltd | 溶融金属の不純物除去法 |
JPH04314A (ja) * | 1990-04-16 | 1992-01-06 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 溶鋼の脱ガス方法 |
CN104884640A (zh) * | 2012-12-26 | 2015-09-02 | 株式会社Posco | 处理铁水的设备和方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5430887A (en) * | 1977-08-12 | 1979-03-07 | Kaoru Abe | Detecting method of water leaking portion of draining pipe |
-
1985
- 1985-02-26 JP JP3698585A patent/JPS61195915A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5430887A (en) * | 1977-08-12 | 1979-03-07 | Kaoru Abe | Detecting method of water leaking portion of draining pipe |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JPH01159332A (ja) * | 1987-12-15 | 1989-06-22 | Nisshin Steel Co Ltd | 溶融金属の不純物除去法 |
JPH04314A (ja) * | 1990-04-16 | 1992-01-06 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 溶鋼の脱ガス方法 |
CN104884640A (zh) * | 2012-12-26 | 2015-09-02 | 株式会社Posco | 处理铁水的设备和方法 |
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