JPS6119559B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6119559B2
JPS6119559B2 JP6789779A JP6789779A JPS6119559B2 JP S6119559 B2 JPS6119559 B2 JP S6119559B2 JP 6789779 A JP6789779 A JP 6789779A JP 6789779 A JP6789779 A JP 6789779A JP S6119559 B2 JPS6119559 B2 JP S6119559B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input shaft
pawl
winch
gear
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6789779A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55161784A (en
Inventor
Masumi Sugioka
Norihiro Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Malleable Iron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Malleable Iron Co Ltd filed Critical Asahi Malleable Iron Co Ltd
Priority to JP6789779A priority Critical patent/JPS55161784A/ja
Publication of JPS55161784A publication Critical patent/JPS55161784A/ja
Publication of JPS6119559B2 publication Critical patent/JPS6119559B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は船舶用の手動式シートウインチの中
で、多段変速機構を有するシートウインチの変速
切換装置に関するものである。
手動式の例えば三段変速シートウインチとして
は従来下記の如き型式のものがある。
その一つは2組の高減速比の歯車列と、1組の
ダイレクト駆動に近い減速比の歯車列と、これら
各歯車列を任意に選択するためのクラツチ等の切
換装置とより構成されている。
しかし上記のようなウインチは変速する場合、
切換装置を操作する必要があるため、駆動用ハン
ドルは別の切換レバー等を操作しなければならな
いから、ハンドルを持つたまま片手だけでは操作
できないという欠点があつた。一般にヨツト等に
使用するシートウインチは操船上片手でロープを
もち、もう一方の手でシートウインチを操作でき
ることが要望されているため、前記の従来装置は
シートウインチ操作用の手をハンドルから変速切
換レバー等に持ちかえなければならないから、こ
の点に問題がある。
また第1図〜第4図は従来のシートウインチの
他の例を示すものである。図中1はシートウイン
ドのドラム、2はドラム1を回転自在に支持する
ためのベース、3はこのベース2とドラム1間に
介挿した軸受用ローラ、4はベース2の軸筒部の
中心に軸受用ローラ5を介して回転自在に設けた
入力軸、6はこの入力軸4を駆動するためのハン
ドル、7は入力軸4に固着した歯車、8は歯車7
の下方に一方向クラツチ機構9を介して入力軸4
に設けた歯車、10は歯車8と噛合すると共に、
ドラム1の下端内周面に設けた内歯歯車11と噛
合する歯車、12は前記歯車7と噛合する中間歯
車、13は一方向クラツチ機構14を介して歯車
12と同様に設けると共に前記歯車10と噛合す
る中間歯車、15はドラム1の上部内周に設けた
爪車、16は入力軸4の上部に固着したリング、
17はこのリング16に枢支した爪、18aは円
弧状の爪遮断部材で、18はこの爪遮断部材18
aと一体の変速操作盤である。
すなわちこの従来装置において、ドラム1をハ
ンドル6と直結状態で回転させる時は、第4図に
示す状態に変速操作盤18をセツトすることによ
り、爪17を爪車15と係合させて、ハンドル6
を第1図の矢印Cの方向へ回転させる。このよう
にするとハンドル6から入力軸4、リング16、
爪17、爪車15を経てドラム1が第4図の矢印
Dの方向にハンドル6と直結状態で回転する。こ
の場合歯車もそれぞれ回転するが一方向クラツチ
機構9,14があるためドラム1の回転を妨げる
ことはない。
つぎにハンドル6を第1図の矢印Eの方向に回
転させると爪17はドラム1の爪車15に対して
空転する。そして入力軸4の回転が一方向クラツ
チ機構9を介して歯車8に伝わり、この歯車8を
第3図の矢印F方向に回転させると共に、歯車1
0を矢印Gの方向に回転させ、その結果ドラム1
を矢印Hの方向に前より減速された状態で回転さ
せる。この場合歯車7,12および歯車13もそ
れぞれ回転するが一方向クラツチ機構14がある
ため前述の作動の妨げにならない。
ドラム1の回転をさらに減速するには、入力軸
4に対して変速操作盤18を回転させて、爪遮断
部材18aが爪17を外包するようにして、ハン
ドル6を第1図の矢印Cの方向へ回転させる。こ
のようにすると入力軸4およびび歯車7を第3図
の矢印Iの方向へ回転させると共に、歯車12,
13を矢印Jの方向へ回転させ、その結果歯車1
0を介してドラム1を矢印Hの方向へ前述した場
合より一段と減速した状態で回転させる。この場
合歯車10を介して歯車8も入力軸4と反対方向
に回転するが、これは一方向クラツチ機構9によ
つて吸収される。
また減速状態から増速する場合は上述した操作
を逆に行えばよい。
すなわち第1図〜第4図に示した従来装置で
も、変速操作にあたり変速操作盤18を操作しな
ければならない場合があるので、ハンドル6の片
手操作のみですべての変速操作ができないを云う
欠点がある。
また上記装置の入力軸4とドラム1との直結機
構の代りに、ハンドル6にドラム1との連結機構
(図示せず)を設け、この連結機構を操作するこ
とにより、ハンドル6とドラム1とを接続した
り、フリーにしたりする型式のものもあるが、こ
の装置ではハンドルが特殊構造となるため、他の
ウインチのハンドルと共用できないという欠点が
ある。
本発明は上述の如き従来装置の欠点を除去する
ためになされたもので、ハンドルの片手操作のみ
によつてすべての変速操作を可能にすると共に、
シートウインチの構造を簡単にしてウインチの小
型軽量化を促進する上に、特殊なハンドルを必要
とせず各種ウインチに共用できるハンドルの使用
を可能とすることを目的とするものである。
以下第5図〜第14図により本発明の実施例を
説明する。図中第1図〜第4図の符号と同一の符
号は同等のものを示す。なお図中10aは歯車8
および歯車13と噛合する歯車で、この歯車10
aと一体の歯車10bがドラム1の内歯歯車11
と噛合している。
つぎに第5図〜第10図により本発明の第1実
施例を説明する。
本発明においてはドラム1の上部内側に爪19
の期部19aを枢支して設け、この爪19の先端
部の一部と対向する位置においてリング20を入
力軸4に嵌合して設け、入力軸4にピン21を突
設すると共に、このピン21を遊嵌する円弧状長
溝22をリング20に設けて、リング20を入力
軸4に対して長溝22に相当する角度範囲回動で
きるようにする。
そして入力軸4と回動部材であるリング20と
にそれぞれ前記爪19の爪係合溝23,24を設
ける。なお図中4aはハンドル6(図示せず)の
嵌入孔、25はカバー、26はスナツプリングで
ある。
つぎに第11図〜第14図は本発明の第2実施
例を示すもので、この場合は入力軸4の上部に爪
19の基部19aを枢支して設け、この爪19の
下部に鍔4bを突設し、この鍔4b上にリング2
7を重合し、鍔4b上にピン21を突設し、この
ピン21を遊嵌する円弧状長溝22をリング27
に設け、リング27を入力軸4に対して長溝22
に相当する角度範囲回動できるようにする。
そしてこの鍔4bとリング27とをドラム1の
内周面1aに設けた環状溝1b内に嵌入し、この
ドラム1の内周面1aとリング27の内周面にそ
れぞれ前記爪19の爪係合溝23,24を設け
る。その他第1実施例と同一の符号な同等のもの
を示す。
つぎに上述のように構成した本発明装置の作用
を説明する。まずハンドル6とドラム1とを直結
してドラム1を回転させるには、入力軸4に連結
したハンドル(図示せず)を第8図および第12
図において反時計方向に回転させる。このように
するとリング20またな27が入力軸4に対して
滑つておくれる結果ピン21が長溝22の図示の
位置にくる。この状態では爪係合溝23,24が
重合するため、爪19がこの位置にくれば図に示
すように爪係合溝23,24に係合する。なお爪
19はばね(図示せず)等により常に爪係合溝に
係合する方向に作動するよう付勢しておくものと
する。
このようにして爪19が爪係合溝23,24と
係合したならば、ハンドル6を時計方向(矢印M
の方向)に回転させる。このようにすれば入力軸
4の回転が爪19を介してドラム1に伝わるた
め、ドラム1はハンドルと同方向に直結状態で回
転する。なおこの場合各歯車もそれぞれ回転する
が一方向クラツチ機構9,14があるためドラム
1の回転を妨げることはない。
つぎに第1段の減速駆動を行うには、ハンドル
6を反時計方向に回転させる。第9図および第1
3図に示すように、入力軸4が反時計方向(矢印
Nの方向)に回転すると、爪19が爪係合溝2
3,24と係合しなくなるため、入力軸4とドラ
ム1とは別個に作動するようになる。すなわち入
力軸4の回転が一方向クラツチ機構9を介して歯
車8に伝わり、この歯車8の回転が歯車10a,
10b、内歯歯車11を介してドラム1に伝わ
る。その結果ドラム1を一段減速した状態で時計
方向へ回転させる。なおこの場合歯車7,12,
13もそれぞれ回転するが、一方向クラツチ機構
14があるため前述した作動の妨げにはならな
い。
つぎにドラム1の回転をさらに減速するには、
第10図および第14図に示すように爪係止溝2
3と24が大きく離れたところでハンドル6を時
計方向(矢印Oの方向)に回転させると、リング
20またはリング27が入力軸4に対しておく
れ、その結果ピン21が長溝22の反対側に位置
するようになり、その後リング20,27は入力
軸4と一体的に回転する。しかしリング20,2
7がこの状態になると、爪係合溝24が爪19と
係合しない位置になるため、たとえ爪19が爪係
合溝23と係合する位置にきても、もう一方の爪
係合溝24が爪19と外れているため、入力軸4
が何回時計方向に回転しても爪19は係合しな
い。このように入力軸4が時計方向に回転すると
歯車7,12,13,10a,10b,11を介
してドラム1を前述した場合より一段と減速した
状態で時計方向へ回転させる。この場合歯車10
b,10aを介して歯車8も入力軸4と反対方向
に回転するが、これは一方向クラツチ機構9によ
つて吸収される。
また減速状態から増速するには上述した操作を
逆に行えばよい。すなわち第10図および第14
図の第2段の減速状態から、第9図および第13
図の第1段減速状態にするには、ハンドル6の回
転を時計方向(矢印Oの方向)から反時計方向
(矢印Nの方向)に変えればよい。
また第8図および第12図の直結状態にするに
は、ハンドル6を一旦反時計方向に回転させるこ
とによりピン21を長溝22内の第9図および第
13図に示す位置にくるようにして、爪係合溝2
3,24を合致させ、この爪係合溝23,24が
爪19と係合した第8図および第12図の状態で
反時計方向の回転を止め、ハンドル6を時計方向
(矢印Mの方向)へ回転させればよい。
上述のように本発明装置は、変速にあたり手動
切換機構を必要としないため、構造が簡単で故障
が少く、歯車の組合せも最少限で三段変速機構が
達成されるから、シートウインチを小型軽量化す
ることができると共に、安価に製造できる効果が
得られる。
また本発明に係るシートウインチは、ハンドル
の交互回転操作のみによつて、減速および増速が
可能である。すなわちハンドルの片手操作のみに
よつて任意のレシオへの変速ができるから、セー
ルの切換操作時等においてもハンドルから手を離
すことなくもう一方の手で他の操作が自由にでき
るからきわめて都合がよい。
さらに本発明装置は、特殊なハンドルを必要と
せず、各種ウインチに共通のハンドルを使用する
ことができるため、この点においても便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシートウインチの一例を示す斜
視図、第2図はその縦断立面図、第3図は第2図
のA―A線による横断平面図、第4図は同B―B
線による横断平面図、第5図は本発明装置を付し
たシートウインチの縦断立面図、第6図は第5図
のK―K線による横断平面図、第7図は第5図の
要部の詳細図、第8図〜第10図は作動説明用の
第7図のL―L線による横断平面図、第11図は
本発明の他の実施例を示す要部の立断面図、第1
2図〜第14図は作動説明用の第11図のP―P
線による横断平面図である。 1……シートウインチのドラム、2……ベー
ス、3……軸受用ローラ、4……入力軸、4a…
…ハンドル嵌入孔、4b……鍔、5……軸受用ロ
ーラ、6……ハンドル、7,8……歯車、9……
一方向クラツチ機構、10a,10b……歯車、
11……内歯歯車、12,13……歯車、14…
…一方向クラツチ機構、19……爪、20……リ
ング、21……ピン、22……円弧状長溝、2
3,24……爪係合溝、25……カバー、26…
…スナツプリング、27……リング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力軸とウインチドラムとの間に一方向クラ
    ツチ機構を含む歯車伝動系を有し、入力軸を正逆
    回転させることにより三段変速操作ができるよう
    にしたシートウインチにおいて、入力軸とウイン
    チドラムとの間に、爪と爪係合溝とよりなる一方
    向回転伝達機構を設け、この爪係合溝形成部材を
    二分割し、この一方の部材を入力軸に対してある
    角度範囲回動できるようにした事を特徴とするシ
    ートウインチの変速切換装置。 2 ウインチドラム側に爪を枢支し、入力軸側に
    爪係合溝を設けた特許請求の範囲第1項記載のシ
    ートウインチの変速切換装置。 3 入力軸側に爪を枢支し、入力軸に対してある
    角度範囲回動できるようにした部材とウインチド
    ラムとにわたつて爪係合溝を設けた特許請求の範
    囲第1項記載のシートウインチの変速切換装置。
JP6789779A 1979-05-31 1979-05-31 Speed shifter for sheet winch Granted JPS55161784A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6789779A JPS55161784A (en) 1979-05-31 1979-05-31 Speed shifter for sheet winch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6789779A JPS55161784A (en) 1979-05-31 1979-05-31 Speed shifter for sheet winch

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55161784A JPS55161784A (en) 1980-12-16
JPS6119559B2 true JPS6119559B2 (ja) 1986-05-17

Family

ID=13358139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6789779A Granted JPS55161784A (en) 1979-05-31 1979-05-31 Speed shifter for sheet winch

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS55161784A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55161784A (en) 1980-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4054266A (en) Three speed deck winch
JP3184230B2 (ja) 内装変速機
JP2599596B2 (ja) 自転車用変速装置
US3927580A (en) Disengaging clutch systems for a three-speed winch
USRE30423E (en) Variable speed winch
JP4633719B2 (ja) 自動変速装置
US3728914A (en) Three speed deck winch
US3981208A (en) Sheet winch
JPH05149393A (ja) 変速装置
US4667934A (en) Multi-speed winch
JPS6150879B2 (ja)
AU608345B2 (en) Planetary gear type speed change device having one-way clutch operable in two functions
US5927691A (en) Four speed sailboat winch having separate second gear
JP3428585B2 (ja) 自転車の内装変速ハブ
US2599559A (en) Transmission
US6368243B1 (en) Bike inner derailleur
JPS63101545A (ja) 遊星変速装置
JPS6119559B2 (ja)
EP0472233B1 (en) Two-stage final drive
EP0159095B1 (en) Automatic three-speed winch
US3648547A (en) Automatically shifting, three-speed bicycle hub
US4223572A (en) Overdrive for motor vehicles
JP3060769B2 (ja) 自動変速機用歯車変速装置
JPS6116309Y2 (ja)
KR20030008964A (ko) 자전거의 속도변환장치