JPS61195034A - デ−タ収集システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、主に携帯用の複数個の端末器から無線によっ
て、センター部が容易にデータを収集することができる
データ収集システムに関する。

（従来の技術） 従来、−人の質問者の間に対して、３０〜１００人程度
の回答者が端末器を操作して、暗黙のうちにイエスかノ
ーの回答をし、質問者がその数を把握し、また同時に適
当な表示装置により表示するシステムが存在している。

このシステムは匿名性のアンケートを即時行なう場合に
非常に適したものであり、内容が理解しやすく効果も大
きい。

一方、これと類似する形態である学校等の教育システム
においても、−人の教師が３０〜４０人の生徒の学習の
理解度を確認するために、生徒−人一人に端末器を与え
て生徒と教師の間をオンラインで結び意思の疎通を図る
事が試みられている。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、上記に述べた従来のシステムは、各端末器とデ
ータを収集するセンター部との間が電線等によって結線
されていたので、専用の部屋を設けない限り、システム
の移動や、システムをセットアツプすることに手間や時
間がかかり、回答者の配置も予め制約されてしまう欠点
があった。

特に、センター部と端末器を結ぶ結線は人の自由な移動
を大きく制約し、結線の束は見た印象もはなはだ悪いも
のであった。

（本発明の技術的手段） 本発明者は上記に述べた従来技術の欠点に鑑み、鋭意検
討、研究した結果、耐ノイズ性のある無線による時分割
型のデータ収集システムを開発した。

すなわち、本発明は、１種ないし２種以上のデータを収
集するためのセンター部と、該センター部に該データを
無線により送信する複数の携帯用端末器からなるデータ
収集システムにおいて、ａ、該センター部からスタート
信号を、周波数ｆの電波により時刻Ｔにおいて瞬時発信
し、ｂ、該複数の端末器は該スタート信号を受信するこ
とにより、該センター部と同期を取り、Ｃ０該複数の端
末器は時刻Ｔからそれぞれ所定の遅延時間経過の後に、
該データの存在の有無に対応して、ｆ′ないしそれと異
なる所定の周波数の電波をΔｔ時間だけ発信するか、ま
たはしないことにし、 ｄ、・該センター部は、時刻Ｔから前記遅延時間経過の
後、Δｔ＠間内にｆ′ないしそれと異なる所定の周波数
が受信されるか否かによって、 該複数の端末器のそれぞれのデータを収集することを特
徴とするデータ収集システムを提供するものである。

本発明に係るデータ収集システムで使用する周波数ｆ、
ｆ’等の電波は、通常の無線通信で用いられるものであ
れば何れも使用可能である。

また、時刻Ｔにセンター部から発信するスタート信号は
、ノイズ対策用として、変調によりコード化される場合
もある。この場合には、各端末器側に該スタート信号を
認識させるためにデコーダを設けておくことになる。

（作　用） 本発明に係るデータ収集システムは、いわば無線による
センター部からのポーリングを調歩同期方式によって連
続的に行なうものであり、最近になって、遅延時間の調
整の精度が飛躍的に向上したために、はじめて実現可能
となったもので、従来存在しなかったものである。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図に従って説明する。

なお、以下の説明では、話を簡略化するために、各端末
器がセンター部に送信するデータは１種（すなわち、１
ビツト相当である１′′または１１０　Ｉｔ　（イエス
またはノー））であるものとする。

そして、各端末器が送信すべきテ゛−夕が２種以上の場
合は後述することにする。

第１図は、本システム全体の概観を示す図である。第１
図において、センター部１は、ある時刻Ｔにおいて、ス
タート信号Ｓとして周波数ｆの電波を瞬時（少なくとも
、各端末器１０が受信を確認できる時間であるが、この
ために遅れる時間は、後に述べる遅延時間全体をその分
だけずらせば問題が生じることがなく、以下の議論では
無視しても不都合はない。）、複数の端末器１０全体に
向けて発信する。

一方、この時刻Ｔにおいて、各端末器１０がセンター部
１に送信すべきデータは、あらかじめ端末器１０を保持
する送信者が、スイッチおよびフリップフロップ等を用
いて、１″か“０″のどちらか一方の状態にセットして
おくか、実際にデータ送信者がスイッチを押し続けてい
ることにより定められているものとする。

ここで、第Ｎ番目の端末器の動作説明を端末器のブロッ
ク図である第２図によって説明する。

第Ｎ番目の端末器のアンテナ２に入力されたセンター部
１からの周波数ｆは増幅器３により増幅された後、検波
回路４によって検波され、受信電波の周波数が正しくｆ
であった時のみ、スタート信号として認識し、その後段
の水晶発振器５を動作させる。ただし、前述した様にス
タート信号がコード化されている場合にはデコーダーに
よりスタート信号が認識される。

水晶発振器５の出力はプログラマブルカウンタ６の入力
に接続されていて、該プログラマブルカウンタ６は時刻
■からＮ６１時間経過した後Δｔ時間だけパルス７を出
力するようにプログラムされている。ただし、当然のこ
とながらスタート信号が受信される前の時刻Ｔ以前では
、プログラマブルカウンタ６はリセヅトされているもの
とする。

例えば、端末器が１００台ある場合は６丁を約１０１Ｉ
ＩＳとすると、最終の端末器から出力されるパルスは時
刻Ｔから約１秒後となる。そして、一般的にはΔｔはΔ
Ｔと同じ時間幅とする。

パルス７はさらに送信すべきデータ８と共にＡＮＤゲー
ト回路９に入力される。そして、ゲート回路９からの出
力が周波数ｆ′の送信用発振器１８の出力のゲートとな
って、出力増幅器１１および送信アンテナ１２に接続さ
れている。従って、送信すべきデータ８に対応して時刻
ＴからＮ６１時間経過した後Δｔ時間内に周波数ｒ′の
電波が第Ｎ番目の端末器から発信されるか否かが決定さ
れるのである。

一方、センター部１側を第３図のブロック図で示すと、
センター部１は、周波数ｆの電波を時刻Ｔで瞬時発信す
る発信器１３および送信アンテナ１２′と、マイクロコ
ンピュータ部１４、時刻Ｔを基準とするタイマー１５、
各端末器１０から送信されてくる周波数ｒ′の電波を受
信する受信アンテナ２′と受信器１６、および収集した
データを記憶するためのメモリ１７から構成されている
。

ただし、ΔＴは通常約１０＋Ｓ程度で、マイクロコンピ
ュータ部１４で使用するクロックよりはるかに長いので
、マンクロコンピユータ１４自身のプログラムループを
使用すればタイマー１５は不ゝ要となる。

センター部１は、時刻Ｔにスタート信号Ｓとして周波数
ｆの電波を瞬時発信した後、各端末器１０から送信され
てくる周波数ｆ′の電波の有無を時刻Ｔから所定の遅延
時間経過後、受信器１６の出力を逐次サンプリングして
いく。この所定の遅延時間後とは、各端末器１０に対し
て通常ΔＴづつ増加するものであり、Ｎ番目の端末器の
受信に対しては、ＮΔＴ＋Δｔ／２として、端末器１０
から電波が発信されている時間の中間時点が望ましい。

このサンプリングはあらかじめプログラムされたタイマ
ー１５からの割り込み処理によるか、前述した様にマイ
クロコンピュータ部１４自身のプログラムにより時間を
図って行なう。

第４図は、以上の経過を現すタイムチャートであり、第
Ｎ−１番目の端末器と第Ｎ番目の端末器は１”′のデー
タを第Ｎ＋１番目の端末器は“０”のデータを有してい
ることを示す。

なお、時刻Ｔはデータを収集すべき時点であり、一般に
はデータ収集者が決定するが、この時刻Ｔ自身も、産業
用途ではマイクロフンビーユータ部１４によりプログラ
ムされて巡回的に発生する場合もある。

例えば、Ｎ番目のサンプリングにおいて、所定の周波数
ｆ′が受信されない場合は、マイクロコンピュータ部１
４はデータを記憶するためのメモリ１７の第Ｎアドレス
に“０″を書き込み、受信された場合は“１″を書き込
んでおく。このようにして収集されたデータは通常の技
術によっていかようにも処理することができ、もっとも
単純には、適当な表示手段でその結果を表示することに
なる。

送信するデータを２種以上にする場合には、各端末器に
ｆ′と異なる周波数の発振器を設け、端末器を操作する
データ送信者が使用するスイッチも４通りセットできる
ものにし、センター部１にも該周波数ｆ′と異なる周波
数の電波用受信器を設けることによって、これが実現で
きることは明らかである。

なお、データ収集を確実にするためには、上Ｊのデータ
の有無を、上記周波数ｆ′とそれと異なる周波数の２種
類の電波に対応させることも可能であり、この方法につ
いても本発明の請求の範囲に含まれるものである。

（発明の効果〉 本発明に係るデータ収集システムは、比較的短時間で多
数の端末器のデータを連続的に収集することかできる。

また、本発明に係るデータ収集システムでは、相互に異
なる発信器同志の混信がなく、同一時刻において各端末
器から発信される電波の周波数は、単一か、あるいは僅
かの種類しかなく、多数の電波が混合することがないの
で、耐ノイズ性が高い。

従って、センター部１の製作も容易であり、小形化も可
能である。

特に、最近はデジタル回路の進歩によって、遅延時間の
調整はきわめて容易に、しかも安価に行え、周波数を多
数調整しなければならない周波数分割型の通信システム
と比較して、端末器の量産および調整も容易である。

本発明に係るデータ収集システムは、従来、端′末器移
動の制約の原因になっていた結線が存在しないので、フ
ァッションショー等の時に観衆に端末器を手渡すことに
より即時的評価等ができる。

また、本発明に係るデータ収集システムは、室内だけで
なく、野外において使用することも可能であり、スポー
ツ選手の疲労度の暗黙の連絡等、きわめて広範囲に使用
することができるものである。

また、本発明に係るデータ収集システムの別の使用方法
として、各端末器を人に与えたり、物に取り付けたりす
ることにより、その人や物が近くに存在するか否かの点
呼用システムとすることが考えられる。

さらに、本発明に係るデータ収集システムは、工場等で
産業用としても使用できものである。

また、市販されているパーソナルコンピュータ等に接続
することによって、単なるデータの回答数の表示だけで
なく、より複雑な画面表示をしたり統計処理を行なわせ
る場合に利用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の概要を示す図、第２図は、第Ｎ番目の
端末器の実施例のブロック図、第３図は、センター部の
実施例のブロック図、第４図は実施例のタイムチャート
を示すものである。 １：センター部 ２：端末器の受信アンテナ ２′　；センター部の受信アンブナ ３；増幅器 ４：検波回路 ５；水晶発振器 ６；プログラマブルカウンタ ７；パルス ８；発信すべきデータ ９：ゲート回路 １０：端末器 １１；出力増幅器 １２：端末器の送信アンテナ １２′　；センター部の送信アンテナ １３：発信器 １４；マイクロコンピュータ部 １５；タイマー １６：受信器 １７：メモリ １８；送信用発振器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １種ないし２種以上のデータを収集するためのセンター
   部と、該センター部に該データを無線により送信する複
   数の携帯用端末器からなるデータ収集システムにおいて
   、 ａ、該センター部からスタート信号を、周波数ｆの電波
   により時刻Ｔにおいて瞬時発信し、ｂ、該複数の端末器
   は該スタート信号を受信することにより、該センター部
   と同期を取り、ｃ、該複数の端末器は時刻Ｔからそれぞ
   れ所定の遅延時間経過の後に、該データの存在の 有無に対応して、ｆ′ないしそれと異なる 所定の周波数の電波をΔｔ時間だけ発信す るか、またはしないことにし、 ｄ、該センター部は、時刻Ｔから前記遅延時間経過の後
   、Δｔ時間内にｆ′ないしそれと 異なる所定の周波数が受信されるか否かに よって、 該複数の端末器のそれぞれのデータを収集することを特
   徴とするデータ収集システム。