JPS6119482Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6119482Y2 JPS6119482Y2 JP6551677U JP6551677U JPS6119482Y2 JP S6119482 Y2 JPS6119482 Y2 JP S6119482Y2 JP 6551677 U JP6551677 U JP 6551677U JP 6551677 U JP6551677 U JP 6551677U JP S6119482 Y2 JPS6119482 Y2 JP S6119482Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass body
- power supply
- stem
- conductor
- stem glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 27
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 14
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 8
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 5
Landscapes
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は管球用ステムに関し、特に陰極線管等
の管球の端部に形成されているステムガラス体に
おいて、封着する給電線によつてこのステムガラ
ス体が劣化されるのを防ぐことを目的とする。
の管球の端部に形成されているステムガラス体に
おいて、封着する給電線によつてこのステムガラ
ス体が劣化されるのを防ぐことを目的とする。
一般に、陰極線管に設けられる電子銃のフオー
カス電極には数KV以上の高電圧を供給する必要
がある。そして、通常、この高電圧は外部電源か
ら給電線を介して供給される。この給電線は陰極
線管のネツク管端部であるステムガラス体から陰
極線管内に挿入されているが、陰極線管内は高真
空状態に維持されなければならず、ステムガラス
体と給電線とはリークが全く生じないように完全
な封着状態が常に維持されていなければならな
い。
カス電極には数KV以上の高電圧を供給する必要
がある。そして、通常、この高電圧は外部電源か
ら給電線を介して供給される。この給電線は陰極
線管のネツク管端部であるステムガラス体から陰
極線管内に挿入されているが、陰極線管内は高真
空状態に維持されなければならず、ステムガラス
体と給電線とはリークが全く生じないように完全
な封着状態が常に維持されていなければならな
い。
一方、高電圧が供給されている給電線の近傍に
は高電界が生じている。この高電界のために給電
線を融着固定しているステムガラス体は外側又は
内側の表面から徐々に劣化を起し、遂には劣化部
分からリークが生じ、陰極線管の寿命が尽きてし
まう。
は高電界が生じている。この高電界のために給電
線を融着固定しているステムガラス体は外側又は
内側の表面から徐々に劣化を起し、遂には劣化部
分からリークが生じ、陰極線管の寿命が尽きてし
まう。
そして、従来、上記ステムガラス体の劣化を防
止するために、ステムガラス体における給電線の
配列には注意がはらわれており、例えばフオーカ
ス電極用の給電線と他の電極用の給電線との間隔
を特別に広く配列していた。
止するために、ステムガラス体における給電線の
配列には注意がはらわれており、例えばフオーカ
ス電極用の給電線と他の電極用の給電線との間隔
を特別に広く配列していた。
しかし、このようにフオーカス電極用の給電線
と、他の電極用の給電線との間隔を特別に広くし
てもステムガラス体の劣化を防ぐには十分とは言
えなかつた。
と、他の電極用の給電線との間隔を特別に広くし
てもステムガラス体の劣化を防ぐには十分とは言
えなかつた。
また、陰極線管の解像度を向上させるためには
けい光面の電圧およびフオーカス電極の電圧を高
めることが非常に有効である。特にこのような場
合、ステムガラス体の劣化を防ぐことが極めて重
要となる。
けい光面の電圧およびフオーカス電極の電圧を高
めることが非常に有効である。特にこのような場
合、ステムガラス体の劣化を防ぐことが極めて重
要となる。
本考案は、上記のごとき要請に基づきなされた
ものであり、ステムガラス体の給電線近傍に生ず
る高電界を軽減し、給電線に高電圧を印加しても
ステムガラス体が劣化しにくい管球用ステムを提
供するものであり、以下に本考案の一実施例を示
す管球用ステムについて図とともに説明する。
ものであり、ステムガラス体の給電線近傍に生ず
る高電界を軽減し、給電線に高電圧を印加しても
ステムガラス体が劣化しにくい管球用ステムを提
供するものであり、以下に本考案の一実施例を示
す管球用ステムについて図とともに説明する。
図は本実施例の管球用ステムの縦断面図であ
る。
る。
この図において、1は端部にステムガラス体2
を有する管球、例えば陰極線管のネツク管であ
る。3,4,5はそれぞれ前記ステムガラス体2
を貫通して、融着固定されている給電線であり、
特に4は電子銃のフオーカス電極(図示せず)へ
の給電線、3,4は他の電極(図示せず)への給
電線である。6は導体であり、前記ステムガラス
体の外側表面に配置されるとともに、前記フオー
カス電極への給電線4が貫通している。そして、
この導体6とフオーカス電極への給電線4とは電
気的に接続され常に同電位に保たれている。
を有する管球、例えば陰極線管のネツク管であ
る。3,4,5はそれぞれ前記ステムガラス体2
を貫通して、融着固定されている給電線であり、
特に4は電子銃のフオーカス電極(図示せず)へ
の給電線、3,4は他の電極(図示せず)への給
電線である。6は導体であり、前記ステムガラス
体の外側表面に配置されるとともに、前記フオー
カス電極への給電線4が貫通している。そして、
この導体6とフオーカス電極への給電線4とは電
気的に接続され常に同電位に保たれている。
上記構成において、給電線4に導体6を設けて
あるので、この給電線4に高電圧を印加すると、
給電線4から出る電気力線は矢印7のようにな
り、給電線4の導体6に近い部分の電界強度は弱
くなる。特に、給電線4とステムガラス体2の封
着部分の大気に接する部分8の電界が弱く、この
部分8のガラスの劣化が軽減され、劣化が発展し
にくいのでリークが生じにくい。
あるので、この給電線4に高電圧を印加すると、
給電線4から出る電気力線は矢印7のようにな
り、給電線4の導体6に近い部分の電界強度は弱
くなる。特に、給電線4とステムガラス体2の封
着部分の大気に接する部分8の電界が弱く、この
部分8のガラスの劣化が軽減され、劣化が発展し
にくいのでリークが生じにくい。
なお、導体6は外側に突出した椀形でも良く、
また平らな円盤であつても良い。
また平らな円盤であつても良い。
そして、上記構成とすることにより、例えば給
電線4の直径を1mm、導体6を直径3mm、厚さ
0.5mm、深さ1mmの椀形とすることにより、給電
線4に10KVまでの高電圧を印加し続けてもガラ
ス劣化は生じなかつた。
電線4の直径を1mm、導体6を直径3mm、厚さ
0.5mm、深さ1mmの椀形とすることにより、給電
線4に10KVまでの高電圧を印加し続けてもガラ
ス劣化は生じなかつた。
なお、上記実施例において、導体はステムガラ
ス体の外側表面にのみ配置した場合について説明
したが、ステムガラス体の内側表面に配置するこ
とによつてもステムガラス体の劣化を防止できる
ことは言うまでもない。
ス体の外側表面にのみ配置した場合について説明
したが、ステムガラス体の内側表面に配置するこ
とによつてもステムガラス体の劣化を防止できる
ことは言うまでもない。
以上のような本考案の管球用ステムは給電線と
ステムガラス体との封着部に、給電線と同電位に
保たれる導体を配置した構成であり、ステムガラ
ス体の劣化が防止でき、従つて管球の寿命が長く
なる。
ステムガラス体との封着部に、給電線と同電位に
保たれる導体を配置した構成であり、ステムガラ
ス体の劣化が防止でき、従つて管球の寿命が長く
なる。
図は本考案の一実施例を示す管球用ステムの縦
断面図である。 2……ステムガラス体、4……給電線、6……
導体。
断面図である。 2……ステムガラス体、4……給電線、6……
導体。
Claims (1)
- 管球端部のステムガラス体と、このステムガラ
ス体の外側と内側の少なくとも一方の表面に配置
された導体と、前記ステムガラス体および導体を
貫通し、ステムガラス体によつて融着固定された
給電線とを備え、前記導体は前記給電線と同電位
に保たれていることを特徴とする管球用ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6551677U JPS6119482Y2 (ja) | 1977-05-20 | 1977-05-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6551677U JPS6119482Y2 (ja) | 1977-05-20 | 1977-05-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53159682U JPS53159682U (ja) | 1978-12-14 |
JPS6119482Y2 true JPS6119482Y2 (ja) | 1986-06-12 |
Family
ID=28970653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6551677U Expired JPS6119482Y2 (ja) | 1977-05-20 | 1977-05-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6119482Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-05-20 JP JP6551677U patent/JPS6119482Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53159682U (ja) | 1978-12-14 |
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