JPS61193977A - 鞍乗型車両 - Google Patents
鞍乗型車両Info
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- JPS61193977A JPS61193977A JP60034184A JP3418485A JPS61193977A JP S61193977 A JPS61193977 A JP S61193977A JP 60034184 A JP60034184 A JP 60034184A JP 3418485 A JP3418485 A JP 3418485A JP S61193977 A JPS61193977 A JP S61193977A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential
- gear
- rear fork
- axles
- oil
- Prior art date
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- Pending
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
+1) 産業上の利用分野
本発明は、主として荒地で使用される鞍乗型車両、特に
車体の後部に懸架ばねを介して上下揺動可能に懸架され
るリヤフォークに、左右一対の駆動車輪に連なる左右一
対の車軸と、この両車軸間を連結する差動装置とを支承
させ、車体の中間部に前記駆動装置を駆動するパワーユ
ニットを、またその下部にステップをそれぞれ配設して
なる鞍乗型車両の改良に関する。
車体の後部に懸架ばねを介して上下揺動可能に懸架され
るリヤフォークに、左右一対の駆動車輪に連なる左右一
対の車軸と、この両車軸間を連結する差動装置とを支承
させ、車体の中間部に前記駆動装置を駆動するパワーユ
ニットを、またその下部にステップをそれぞれ配設して
なる鞍乗型車両の改良に関する。
(2)従来の技術
従来、かかる車両においては、差動装置と車軸とを同軸
線上に配置している。
線上に配置している。
(3)発明が解決しようとする問題点
従来の上記構造では、重量物の差動装置が車軸と共にリ
ヤフォークの先端部に配置されるため、リヤフォーク系
の慣性モーメントが大きくなり、したがってばね下荷重
が必然的に増大する傾向がある。
ヤフォークの先端部に配置されるため、リヤフォーク系
の慣性モーメントが大きくなり、したがってばね下荷重
が必然的に増大する傾向がある。
そこで、本発明は、リヤフォーク系の慣性モーメントを
減少させてばね下荷重の軽減に寄与し得る前記鞍乗型車
両を提供することを目的とする。
減少させてばね下荷重の軽減に寄与し得る前記鞍乗型車
両を提供することを目的とする。
B1発明の構成
(1)問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は、差動装置を左右
両車軸よりもリヤフォークの枢軸側に配置し、この差動
装置の左右の出力軸をそれぞれ最終減速装置を介して左
右の車軸に連結したことを特徴とする。
両車軸よりもリヤフォークの枢軸側に配置し、この差動
装置の左右の出力軸をそれぞれ最終減速装置を介して左
右の車軸に連結したことを特徴とする。
(2)作 用
上記構成によれば、重量物の差動装置を車軸からリヤフ
ォークの枢軸側に偏心させた分だけりャフォーク系の慣
性モーメントを減少させることができる。
ォークの枢軸側に偏心させた分だけりャフォーク系の慣
性モーメントを減少させることができる。
また差動装置は、最終減速装置を介して左右の車軸を減
速駆動するので、差動装置の負担トルクの減少により差
動装置の小型化が可能となり、その結果差動装置の軽量
化、延いてはりャフォーク系の慣性モーメントの更なる
減少を図ることができる。
速駆動するので、差動装置の負担トルクの減少により差
動装置の小型化が可能となり、その結果差動装置の軽量
化、延いてはりャフォーク系の慣性モーメントの更なる
減少を図ることができる。
(3)実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
先ず第1図ないし第3図において、鞍乗型車両■は、車
体Bの中央部にエンジンEを含むパワーユニットPを搭
載し、車体Bの前部及び後部にそれぞれ左右一対の操向
車輪Wlf、Wlr及び駆動車輪Wlr、Wllrをそ
れぞれ懸架して構成され、各車輪には幅広の極低圧タイ
ヤT、例えば空気圧がl kg / ctA未満の所謂
バルーンタイヤが装着される。さらに車体Bの上部には
前方から順に燃料タンクFt、サドルS及び荷台Cが配
設され、サドルS下部には左右一対の棒状ステップst
、stが配設される。これらステップSt。
体Bの中央部にエンジンEを含むパワーユニットPを搭
載し、車体Bの前部及び後部にそれぞれ左右一対の操向
車輪Wlf、Wlr及び駆動車輪Wlr、Wllrをそ
れぞれ懸架して構成され、各車輪には幅広の極低圧タイ
ヤT、例えば空気圧がl kg / ctA未満の所謂
バルーンタイヤが装着される。さらに車体Bの上部には
前方から順に燃料タンクFt、サドルS及び荷台Cが配
設され、サドルS下部には左右一対の棒状ステップst
、stが配設される。これらステップSt。
S(は、操縦者の体重移動による各車輪wx r。
Wr f、Wl r、Wr rの接地圧力または接地状
態の調節を容易にするために、充分に長く形成されてい
る。
態の調節を容易にするために、充分に長く形成されてい
る。
操向車輪W1f、Wrfは、車体Bの前端に軸支される
棒状の操向ハンドルHより操向されるようになっている
。また駆動車輪Wl r、 、Wr rは、車体Bの後
端に上下揺動可能に連結したリヤフォークFr先端部に
支承される。
棒状の操向ハンドルHより操向されるようになっている
。また駆動車輪Wl r、 、Wr rは、車体Bの後
端に上下揺動可能に連結したリヤフォークFr先端部に
支承される。
第4図において、前記リヤフォークF「は、車体Bの後
端に左右一対のピボット軸16.lrを介して回転自在
に連結されるピボットパイプ2と、このピボットパイプ
2の左端部に固着されて後方へ延びる中空の短いフォー
ク脚3Ilと、同右端部に固着されて後方へ延びる長い
フォーク脚3「と、左フォーク脚3I!の後端に固着さ
れる伝動ハウジング4と、この伝動ケーシング4の左端
壁に固着されて左方へ水平に延出する短い支1fI51
と、この支筒5Ilと同軸線上で伝動ハウジング4の右
端壁と右フォーク脚3rの後端間を連結するように右方
へ延出する支筒5rとから構成される。そして、車体B
の略縦中心線上で車体Bと伝動ケーシング4間に懸架ば
ね付緩衝器りが介装される。
端に左右一対のピボット軸16.lrを介して回転自在
に連結されるピボットパイプ2と、このピボットパイプ
2の左端部に固着されて後方へ延びる中空の短いフォー
ク脚3Ilと、同右端部に固着されて後方へ延びる長い
フォーク脚3「と、左フォーク脚3I!の後端に固着さ
れる伝動ハウジング4と、この伝動ケーシング4の左端
壁に固着されて左方へ水平に延出する短い支1fI51
と、この支筒5Ilと同軸線上で伝動ハウジング4の右
端壁と右フォーク脚3rの後端間を連結するように右方
へ延出する支筒5rとから構成される。そして、車体B
の略縦中心線上で車体Bと伝動ケーシング4間に懸架ば
ね付緩衝器りが介装される。
前記支筒5N、5rには、左右一対の車軸51゜5rが
内端を伝動ケーシング4内に臨ませて回転自在に配設さ
れ、これら車軸2β、2rの外端に前記駆動車輪Wj!
r、Wrrのハブ7.7がそれぞれ連結されると共に、
各ハブ7は対応する支筒5L5rにヘアリング8を介し
て支承される。
内端を伝動ケーシング4内に臨ませて回転自在に配設さ
れ、これら車軸2β、2rの外端に前記駆動車輪Wj!
r、Wrrのハブ7.7がそれぞれ連結されると共に、
各ハブ7は対応する支筒5L5rにヘアリング8を介し
て支承される。
各駆動車輪Wrr、WrrにはドラムブレーキB「が装
備され、そのブレーキパネル35は対応する支筒5j2
,5rに固設される。
備され、そのブレーキパネル35は対応する支筒5j2
,5rに固設される。
左フォーク脚31の中空部には、パワーユニットPの[
JI軸36にユニバーサルジヨイント37を介して連結
するプロペラ軸35が、また伝動ケーシング4には、プ
ロペラ軸38から駆動される差動装置Dfがそれぞれ配
設される。
JI軸36にユニバーサルジヨイント37を介して連結
するプロペラ軸35が、また伝動ケーシング4には、プ
ロペラ軸38から駆動される差動装置Dfがそれぞれ配
設される。
差動装置D(は、それの左右一対の出力軸39j!、3
9rの軸線○、が車軸61,6rの軸線02よりリヤフ
ォークFrの枢軸即ちピボット軸1n、lr側へ一定距
離ε (第2図参照)離隔するように配置される。そし
て伝動ケーシング4において、出力軸39L 39r
と車軸6L6rとは左右2組の最終減速装置R7!、R
rを介してそれぞれ互いに連結される。
9rの軸線○、が車軸61,6rの軸線02よりリヤフ
ォークFrの枢軸即ちピボット軸1n、lr側へ一定距
離ε (第2図参照)離隔するように配置される。そし
て伝動ケーシング4において、出力軸39L 39r
と車軸6L6rとは左右2組の最終減速装置R7!、R
rを介してそれぞれ互いに連結される。
各最終減速装置R7!、Rrは、対応する出力軸39C
39rに固設される駆動ギヤ40と、対応する車軸61
’、6rに固設されて駆動ギヤ40と噛合する被動ギヤ
41からなり、駆動ギヤ40及び被動ギヤ41の歯数は
前者から後者を減速駆動するように選定される。
39rに固設される駆動ギヤ40と、対応する車軸61
’、6rに固設されて駆動ギヤ40と噛合する被動ギヤ
41からなり、駆動ギヤ40及び被動ギヤ41の歯数は
前者から後者を減速駆動するように選定される。
差動装置Dfのデフケース9の左右両端は、左右の駆動
ギヤ40.40の内側でベアリング42゜42を介して
、また各出力軸39C39rの外端は駆動ギヤ40.4
0の外側でベアリング43゜43を介して、それぞれ伝
動ケーシング4に支承される。一方、各車軸51.5r
の内端部は、各被動ギヤ41の内外側に配設される一対
のベアリング44.44’を介して伝動ケーシング4に
支承される。
ギヤ40.40の内側でベアリング42゜42を介して
、また各出力軸39C39rの外端は駆動ギヤ40.4
0の外側でベアリング43゜43を介して、それぞれ伝
動ケーシング4に支承される。一方、各車軸51.5r
の内端部は、各被動ギヤ41の内外側に配設される一対
のベアリング44.44’を介して伝動ケーシング4に
支承される。
第5図を参照して前記差動装置Drについて述べると、
デフケース9は、これをプロペラ軸3日から減速駆動す
べく、互いに噛合する傘形のピニオンギヤ14及びリン
グギヤ15を介してプロペラ軸3に連結される。
デフケース9は、これをプロペラ軸3日から減速駆動す
べく、互いに噛合する傘形のピニオンギヤ14及びリン
グギヤ15を介してプロペラ軸3に連結される。
デフケース9の内周面には内歯ギヤ10が刻設されてお
り、その内側には、内歯ギヤ10と噛合する第1プラネ
タリギヤ11、この第11う不タリギャ11と噛合する
第2プラネタリギヤ12、及びこの第2プラネタリギヤ
12と噛合するサンギヤ13が配設される。
り、その内側には、内歯ギヤ10と噛合する第1プラネ
タリギヤ11、この第11う不タリギャ11と噛合する
第2プラネタリギヤ12、及びこの第2プラネタリギヤ
12と噛合するサンギヤ13が配設される。
第1及び第2プラネタリギヤ11.12は、左方の前記
出力軸391にスプライン結合16されるキャリヤ17
に回転自在に軸支され、サンギヤ13は右方の前記出力
軸39rにスプライン結合18される。
出力軸391にスプライン結合16されるキャリヤ17
に回転自在に軸支され、サンギヤ13は右方の前記出力
軸39rにスプライン結合18される。
上記キャリヤ17及びサンギヤ13間には差動制御装置
19が設けられる。この差動制御装置19は、キャリヤ
17に連設されるクラッチアウタ21と、サンギヤ13
に連設されてクラッチアウタ21に囲繞される筒状のク
ラッチインナ22とを有する。
19が設けられる。この差動制御装置19は、キャリヤ
17に連設されるクラッチアウタ21と、サンギヤ13
に連設されてクラッチアウタ21に囲繞される筒状のク
ラッチインナ22とを有する。
クラッチアウタ21は有底円筒形をなしていて、クラッ
チインナ22との間に密閉油室23を画成するように開
放端をデフケース9の内周面に相対回転可能に密合させ
ている。
チインナ22との間に密閉油室23を画成するように開
放端をデフケース9の内周面に相対回転可能に密合させ
ている。
密閉油室23には、交互に重合配列した各複数枚の環状
の外側クラッチ板24及び内側クラッチ板25が収容さ
れ、外側クラッチ板24はタラ7チアウタ21にスプラ
イン26を介して軸方向摺動自在に係合され、内側クラ
ッチ板25はクラッチインナ22にスプライン27を介
して軸方向摺動自在に係合される。
の外側クラッチ板24及び内側クラッチ板25が収容さ
れ、外側クラッチ板24はタラ7チアウタ21にスプラ
イン26を介して軸方向摺動自在に係合され、内側クラ
ッチ板25はクラッチインナ22にスプライン27を介
して軸方向摺動自在に係合される。
また密閉油室23には高粘性油と、その油の熱膨張を許
容する少量の空気とが封入される。
容する少量の空気とが封入される。
第6図(A)、 (B)に示すように、外側クラッチ
板24には、クラッチアウタ21のスプライン26に係
合する多数の歯28と、前記油を流通させる多数の油孔
29とが設けられ、また内側クラッチ板25には、クラ
ッチインナ22のスプライン27に係合する多数の歯3
0と、前記油を流通させる多数の油71$31とが設け
られる。
板24には、クラッチアウタ21のスプライン26に係
合する多数の歯28と、前記油を流通させる多数の油孔
29とが設けられ、また内側クラッチ板25には、クラ
ッチインナ22のスプライン27に係合する多数の歯3
0と、前記油を流通させる多数の油71$31とが設け
られる。
次にこの実施例の作用を説明する。
車両の運転中、パワーユニッ)Pの動力は、その駆動軸
36からプロペラ軸38、ピニオンギヤ14及びリング
ギヤ15を経て差動装置Drに伝達し、ここで左右の出
力軸39C39rに分配され、そして各出力軸39β、
39rから最終減速装置RA!、Rrを経て左右の車軸
6L6r、駆動車輪W7!r、Wrrへと伝達し、これ
らを駆動する。
36からプロペラ軸38、ピニオンギヤ14及びリング
ギヤ15を経て差動装置Drに伝達し、ここで左右の出
力軸39C39rに分配され、そして各出力軸39β、
39rから最終減速装置RA!、Rrを経て左右の車軸
6L6r、駆動車輪W7!r、Wrrへと伝達し、これ
らを駆動する。
ところで、差動装置Dfは、車軸6C6rよりもリヤフ
ォークFrのピボット軸ILlr側に距離ε偏心させで
あるので、その分だけりャフォークFr系の慣性モーメ
ントを減少させることができる。
ォークFrのピボット軸ILlr側に距離ε偏心させで
あるので、その分だけりャフォークFr系の慣性モーメ
ントを減少させることができる。
また差動装置Drは、左右一対の最終減速装置Rj!、
Rrを介して左右の車軸6n、6rを減速駆動するので
、差動装置Dfの負担トルクの減少により差動装置Df
の小型化が可能となり、延いてはリヤフォークFr系の
慣性モーメントの更なる減少を図ることができる。
Rrを介して左右の車軸6n、6rを減速駆動するので
、差動装置Dfの負担トルクの減少により差動装置Df
の小型化が可能となり、延いてはリヤフォークFr系の
慣性モーメントの更なる減少を図ることができる。
次に差動制御装置19の作用について述べる。
いま、左右の駆動車輪W1r、Wrrに相対回転を与え
ると、各プラネクリギャ11.12の自転により、左方
の出力軸391にキャリヤ17を介して連結されたタラ
ソチアウタ21と、右方の出力軸99rに連結されたタ
ラソチアウタ21との間にも同様の相対回転が起こり、
外側クラッチ板24及び内側クラッチ板25は、それら
の間に介在する高粘性油を剪断しながら相対的に回転す
る。
ると、各プラネクリギャ11.12の自転により、左方
の出力軸391にキャリヤ17を介して連結されたタラ
ソチアウタ21と、右方の出力軸99rに連結されたタ
ラソチアウタ21との間にも同様の相対回転が起こり、
外側クラッチ板24及び内側クラッチ板25は、それら
の間に介在する高粘性油を剪断しながら相対的に回転す
る。
このとき、各クラッチ板24.25の油孔29及び油溝
31は油を保持して、その油の効果的な剪断に寄与する
。
31は油を保持して、その油の効果的な剪断に寄与する
。
而して、油温が比較的低い状態では再駆動車輪W7!r
、Wrr間の伝達トルク即ち差動トルクは、前記油の剪
断トルクにより決定される。
、Wrr間の伝達トルク即ち差動トルクは、前記油の剪
断トルクにより決定される。
再駆動車輪W1r、Wrrの相対回転速度が上昇してい
くと、前記油は両クラッチ板24.25から受ける剪断
エネルギにより昇温していき、当初はその油温上昇に伴
う粘性の低下により差動トルクは減少するが、前記相対
回転速度が所定値を超えると、油温の急上昇により各ク
ラッチ板24゜25に複雑な温度勾配を生じ、これに起
因する歪みと、油温の急上昇による密閉油室23内の圧
力上昇との相乗作用により、相隣る内、外側クラッチ2
4.25間に隙間の極めて小さい部分ができ、該部分で
油の剪断トルクが増加する。
くと、前記油は両クラッチ板24.25から受ける剪断
エネルギにより昇温していき、当初はその油温上昇に伴
う粘性の低下により差動トルクは減少するが、前記相対
回転速度が所定値を超えると、油温の急上昇により各ク
ラッチ板24゜25に複雑な温度勾配を生じ、これに起
因する歪みと、油温の急上昇による密閉油室23内の圧
力上昇との相乗作用により、相隣る内、外側クラッチ2
4.25間に隙間の極めて小さい部分ができ、該部分で
油の剪断トルクが増加する。
したがって、車両の通常の旋回走行時には、再駆動車輪
W1r、Wrrの極低圧タイヤT、Tの極度に異なる変
形によりそれらの有効半径に大きな差を生じ、差動装置
Dfの作用により再駆動車輪Wj!r、Wrrが相対的
に回転するが、その際の再駆動車輪Wj!r、Wrrの
相対回転速度の程度では差動制御装置19により差動ト
ルクが小さく制御されるので、差動装置Drは本来の差
動機能を発揮して、パワーユニットPからの駆動トルク
を再駆動車輪Wlr、Wrrに伝達しつつ、それらを的
確に差動させることができる。
W1r、Wrrの極低圧タイヤT、Tの極度に異なる変
形によりそれらの有効半径に大きな差を生じ、差動装置
Dfの作用により再駆動車輪Wj!r、Wrrが相対的
に回転するが、その際の再駆動車輪Wj!r、Wrrの
相対回転速度の程度では差動制御装置19により差動ト
ルクが小さく制御されるので、差動装置Drは本来の差
動機能を発揮して、パワーユニットPからの駆動トルク
を再駆動車輪Wlr、Wrrに伝達しつつ、それらを的
確に差動させることができる。
また、左右いずれか一方の駆動車輪WIlrまたはWr
rが地面から離れたときには、再駆動車輪W1r、Wr
rの相対回転速度が上昇すると、差動制御装置19によ
り差動トルクが直ちに増大されるので、差動装置D「の
差動機能は抑制若しくは規制され、接地側の駆動車輪W
rrまたはWNrに駆動力を伝達し続けることができる
。
rが地面から離れたときには、再駆動車輪W1r、Wr
rの相対回転速度が上昇すると、差動制御装置19によ
り差動トルクが直ちに増大されるので、差動装置D「の
差動機能は抑制若しくは規制され、接地側の駆動車輪W
rrまたはWNrに駆動力を伝達し続けることができる
。
そして、浮上していた駆動車輪WarまたはW「rが接
地した瞬間でも、再駆動車輪Wj!r、Wrrの相対回
転速度は小さいので、再駆動車輪W11r、Wrrの駆
動力が略バランスしていて操縦者にショックを与えない
。
地した瞬間でも、再駆動車輪Wj!r、Wrrの相対回
転速度は小さいので、再駆動車輪W11r、Wrrの駆
動力が略バランスしていて操縦者にショックを与えない
。
C2発明の効果
以上のように本発明によれば、差動装置を左右両車軸よ
りもリヤフォークの枢軸側に配置し、この差動装置の左
右の出力軸をそれぞれ最終減速装置を介して左右の車軸
に連結したので、車軸に対する差動装置の、リヤフォー
クの枢軸側への偏心によるばかりでなく、差動装置の小
型化と相俟ってリヤフォーク系の慣性モーメントを従来
のものより大幅に減少させることができ、その結果、ば
ね下荷重が軽減し、乗心地の向上に寄与することができ
る。
りもリヤフォークの枢軸側に配置し、この差動装置の左
右の出力軸をそれぞれ最終減速装置を介して左右の車軸
に連結したので、車軸に対する差動装置の、リヤフォー
クの枢軸側への偏心によるばかりでなく、差動装置の小
型化と相俟ってリヤフォーク系の慣性モーメントを従来
のものより大幅に減少させることができ、その結果、ば
ね下荷重が軽減し、乗心地の向上に寄与することができ
る。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は鞍乗型
車両の平面図、第2図は手前側の駆動車輪を外した状態
で示す同側面図、第3図は同背面図、第4図は第2図の
rV−rV線に沿った要部縦断展開平面図、第5図は差
動装置及び差動制御装置の縦断面図、第6図(A)及び
(B)は上記差動制御装置の内、外側クラッチ板の各平
面図である。 B・・・車体、Fr・・・リヤフォーク、01・・・出
力軸の軸線、o2・・・車軸の軸線、P・・・パワーユ
ニット、St・・・ステップ、■・・・鞍乗型車両、W
nr、Wr「・・・駆動車輪、ε・・・軸線0..0.
間の距離、14!、lr・・・枢軸としてのピボット軸
、3L3「・・・フォーク脚、4・・・伝動ケーシング
、571゜5r−−−支筒、611,6r−車軸、39
.39L39r・・・出力軸 特 許 出 願 人 本田技研工業株式会社第1図 第2図 第3図 第5図 笥6図
車両の平面図、第2図は手前側の駆動車輪を外した状態
で示す同側面図、第3図は同背面図、第4図は第2図の
rV−rV線に沿った要部縦断展開平面図、第5図は差
動装置及び差動制御装置の縦断面図、第6図(A)及び
(B)は上記差動制御装置の内、外側クラッチ板の各平
面図である。 B・・・車体、Fr・・・リヤフォーク、01・・・出
力軸の軸線、o2・・・車軸の軸線、P・・・パワーユ
ニット、St・・・ステップ、■・・・鞍乗型車両、W
nr、Wr「・・・駆動車輪、ε・・・軸線0..0.
間の距離、14!、lr・・・枢軸としてのピボット軸
、3L3「・・・フォーク脚、4・・・伝動ケーシング
、571゜5r−−−支筒、611,6r−車軸、39
.39L39r・・・出力軸 特 許 出 願 人 本田技研工業株式会社第1図 第2図 第3図 第5図 笥6図
Claims (1)
- 車体の後部に懸架ばねを介して上下揺動可能に懸架され
るリヤフォークに、左右一対の駆動車輪に連なる左右一
対の車軸と、この両車軸間を連結する差動装置とを支承
させ、車体の中間部に前記駆動装置を駆動するパワーユ
ニットを、またその下部にステップをそれぞれ配設して
なる鞍乗型車両において、差動装置を左右両車軸よりも
リヤフォークの枢軸側に配置し、この差動装置の左右の
出力軸をそれぞれ最終減速装置を介して左右の車軸に連
結したことを特徴とする、鞍乗型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60034184A JPS61193977A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 鞍乗型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60034184A JPS61193977A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 鞍乗型車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61193977A true JPS61193977A (ja) | 1986-08-28 |
Family
ID=12407108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60034184A Pending JPS61193977A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 鞍乗型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61193977A (ja) |
-
1985
- 1985-02-22 JP JP60034184A patent/JPS61193977A/ja active Pending
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