JPS61193820A

JPS61193820A - 竪型射出成形機

Info

Publication number: JPS61193820A
Application number: JP3487385A
Authority: JP
Inventors: Toshio Nakayama; 俊雄中山
Original assignee: Japan Steel Works Ltd
Current assignee: Japan Steel Works Ltd
Priority date: 1985-02-23
Filing date: 1985-02-23
Publication date: 1986-08-28
Also published as: JPH0132052B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は、射出シリンダに可塑化シリンダを容易に脱着
することができる竪型射出成形機に関するものである。

「従来の技術」射出成形機は、射出シリンダに可塑化シリンダを脱着可
能に連繋して形成しているものであって、特に、竪型の
射出成形機において、この射出シリンダに可塑化シリン
ダを連繋して組立てたり、あるいは射出シリンダより可
塑化シリンダを取外してこれを分解するには、相当危険
性を伴った重作業である。

これを、第５図ないし第７図に基いて説明する。

第７図（ａ）〜（ｆ）は、竪型射出成形機の可塑化シリ
ンダ取付は時における作業順序を説明したものであって
、先ず、可塑化シリンダ２をクレーンＩＯで吊り上げて
射出シリンダｌに近付ける。（同図（ａ））次に可塑化
シリンダ２の先端部２ａを、矢印Ｂで示すように、人力
で固定盤７のすりばち成孔８の上部まで移動させる。（
同図（ｂ））次いでクレーンＩＯを下げ可塑化シリンダ
２の先端部２ａを、すりばち成孔８に載せる。

（同図（Ｃ））この時は、可塑化シリンダ２が倒れないように、その根
元部２ｂを人力で支える必要がある。

次に、クレーンｌＯを、更に下げなから可塑化シリンダ
２の根元部２ｂを押し、同シリンダ２を射出シリンダ１
の直下に垂直に保持する。（同図（ｄ））次に、可塑化シリンダ２に内装されているスクリュー３
を上方に引き上げ、射出シリンダｌ内のピストン９と連
結する。（同図（ｅ））最後に、同図（ｆ）で示すよう
に、操作スイッチ（図示していない）を操作して油圧で
射出シリンダｌを徐々に下げて可塑化シリンダ２に近接
させ、ボルト１２（第５図参照）で両シリンダ１．２を
連結固定し両者の連繋が終わる。

可塑化シリンダの取外し分解作業はこの逆の手順である
。

この場合、その作業には次のような難点がある。

（イ）この作業には、クレーンｌＯを操作する作業員と
、可塑化シリンダ２を支えたり移−させるための別の作
業員を必要とし、２〜３人で略１時間もの作業となる。

（ロ）竪型射出成形機にあっては可塑化シリンダ２の位
置が床面より２ＩＩ１以上と高く、従って、高所作業と
なる上、２〜３人の共同作業のため、多くの危険がこれ
に伴う。

（ハ）成形作業終了直後に、この可塑化シリンダ２の取
外し作業を行う場合には、可塑化シリンダ２は２００〜
３００℃の高温になっているので、その作業性が極めて
悪く、火傷の危険性もある。

「発明が解決しようとする問題点」本発明は、従来の竪型射出成形機では、成形作業中、し
ばしば行われる射出シリンダと可塑化シリンダとの分解
取外し、あるいはその組立て連繋の作業に多くの危険性
を伴い、しかもこれが重労働であって、その作業性が悪
いということに鑑みて、これを改良して作業の安全性と
作業能率を向上させんとするものである。

「問題点を解決するための手段」本発明は、射出シリンダと、スクリューを内装した可塑
化シリンダとを連繋、あるいは、両者を分解するに当っ
て、射出シリンダに可塑化シリンダが水平移動すること
ができる切欠きを設けたものであり、また射出シリンダ
のフランジ部下面に可塑化シリンダを水平方向に摺動自
在に誘導することができる受金を設けたものである。

「作　　用」その作用を、第４図を参照して説明する。

射出シリンダｌより可塑化シリンダ２を取外す場合には
、先ず、両シリンダ１１２の結合関係を全て解除し、可
塑化シリンダ２を水平移動可能な状態にする。（同図＜
ａ）参照）次いで、可塑化シリンダ２を受金６で、単に、懸架した
状態とし、アイボルト１３を掴んで矢印六方向に引っ張
る。そうすると可塑化シリンダ２は受金６上を摺動し同
図（ｂ）の位置まで移動する。

次に、クレーン１０で可塑化シリンダ２を吊り上げ、所
定の場所へ運搬しその分解作業を終了する。（同図（Ｃ
））組立順序はこれと逆の手順である。

なお、両シリンダを結合する時、場合によっては、射出
シリンダ下に可塑化シリンダを、単に、受金上に位置せ
しめるだけでこれをすませることもできる。

「実　施　例」次に、第１図ないし第４図に記載せる本発明の１実施例
についてこれを説明すると、垂直に設けられた射出シリ
ンダｌには可塑化シリンダ２がボルト１２で固定されて
いる。この固定は着脱自在になされている。可塑化シリ
ンダ２に内装されたスクリュー３を射出ピストン９と、
スプライン３ａとカップリング１１とで連結する。

１４は射出シリンダｌのフランジ部であって、４は同シ
リンダｌの本体壁ｌ゛とフランジ１４とにわたって、設
けられた切欠きである。

５は射出シリンダ１のフランジ部１４下面に形成された
可塑化シリンダ取付面で、この取付面５には可塑化シリ
ンダ２のフランジ部１５上面を衝合させる。

６は受金で射出シリンダｌのフランジ部１４の下面に取
付けられ、この受金６は可塑化シリンダ２のフランジ部
１５を摺動自在に誘導する。

なお受は金６には、可塑化シリンダ２の摺動を容易にす
るため、ベアリングなどの摩擦力を軽減する装置を設け
てもよい。

また、可塑化シリンダ２の水平移動時における受金から
の脱落を防止するために、ストッパ１６（第３図参照）
を設けても良い。

１２は可塑化シリンダ２のフランジ部１５を射出シリン
ダｌのフランジ部１４に固定するためのボルトであるが
、場合によってはこのボルト１２による固定はこれを省
略してもよい。

上記装置において、可塑化シリンダ２を水平移動可能な
状態とするには、サックバック操作で射出ピストン９を
最上昇させておいてカップリング１１を外しく第２図参
照）、スクリュー３を自重落下させることでスプライン
３ａの噛み合いを外せばよい。

そしてボルト１２を全てゆるめて取り除き、可塑化シリ
ンダ２を受金６に懸架した状態として移動させればよい
。

可塑化シリンダ２の取付は組立て作業は、この逆の手順
である。

「発明の効果」本発明においては、可塑化シリンダの水平方向の移動は
受金上で懸架された状態で行うことができるので、その
ためのクレーンを不要とし、従って、連繋組立ての作業
及び重量物のボルト締付は取外しの作業から生じる危険
が取り除かれる。

又、可塑化シリンダの水平移動は、単に、受金上を摺動
させればよいので、アイボルト等の非加熱部分をつかん
で行うことができ火傷の危険性がない。

そして、この可塑化シリンダの脱着作業は極めて容易に
でき作用業員が１人で約３０分もあればこれを完了する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１部を切欠いて示した本発明、装置の正面図、
第２図は射出シリンダの射出ピストンと可塑化シリンダ
のスクリューを切離した状態を示した正面図、第３図は
第２図のＢ−Ｂ線断面図、第４図（ａ）（ｂ）（ｃ）は
、本装置の可塑化シリンダの取外し作業を順次示す説明
図、第５図は１部を切欠いて示した従来装置の正面図、
第６図は第５図のＡ−Ａ線断面図、第７図（ａ）ないし
くｆ）は同装置において、可塑化シリンダの取付は順序
を順次示す説明図である。１、、、、射出シリンダ　ｌ’、、、、射出シリンダの
本体壁　２．、、、可塑化シリンダ　３．、、、スクリ
ュー　４．、、、切欠き　６．、、、受金　１４．、、
、射出シリンダのフランジ部　１５．、、、可塑化シリ
ンダのフランジ部特許出願人　株式会社日本製鋼所牙２０オフ図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）射出シリンダの本体壁の下方に、スクリューを内
装した可塑化シリンダの水平移動を可能とする切欠きを
設けた竪型射出成形機。
（２）射出シリンダの本体壁の下方に、スクリューを内
装した可塑化シリンダの水平移動を可能とする切欠きを
設け、且つ射出シリンダのフランジ部下面の可塑化シリ
ンダ取付面には可塑化シリンダを水平方向に摺動自在に誘導する受金を設
けた竪型射出成形機。
（３）射出シリンダの下方に受金を利用して可塑化シリ
ンダを固定した特許請求の範囲第２項記載の竪型射出成
形機。