JPS61190049A - 低合金鋼 - Google Patents

低合金鋼

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JPS61190049A
JPS61190049A JP2988285A JP2988285A JPS61190049A JP S61190049 A JPS61190049 A JP S61190049A JP 2988285 A JP2988285 A JP 2988285A JP 2988285 A JP2988285 A JP 2988285A JP S61190049 A JPS61190049 A JP S61190049A
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JP
Japan
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alloy steel
low alloy
embrittlement
steel
toughness
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Pending
Application number
JP2988285A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kuriyama
栗山 光男
Seishin Kirihara
桐原 誠信
Masao Shiga
志賀 正男
Kenichi Usami
宇佐美 賢一
Katsuki Iijima
飯島 活己
Takatoshi Yoshioka
吉岡 孝利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はNiCrMoV鋼の改良に係り、特に低圧ター
ビンロータ材料に好適な低合金鋼に関する。
〔発明の背景〕
従来、第3図に示すような蒸気タービンの低圧ロータシ
ャフト及びディスクは、蒸気温度200〜300℃程度
にさらされているが、この温度領域ではクリープ及び脆
化の問題が生じないため、低温靭性の高いNiCrMo
V鋼が使用されている。
とのロータシャフトに用いられる低St及び不純物のN
iCrMoV鋼の製造法として真空炭素脱酸法が知られ
ている(鋳鋼と鍛鋼昭和55年5月4328)。
この製造法によれば、鋼塊の偏析低減、清浄度の向上、
機械的性質の改善等が得られることが知られている。こ
の製造法は溶鋼を減圧下に保持することによって、従来
脱酸剤として使用していたAt、 Siを全く用いない
で脱酸できるようにしたものであシ、脱酸剤を使用しな
いため鋼中の非金属介在物を少なくできる。
しかしながら、最近、石油9石炭等の化石燃料のコスト
が上昇を続けておシ、これら化石燃料を用いている火力
プラントの発電効率向上が重要になシ、発電効率を上げ
るため蒸気温度又は圧力を上げる必要があυ、それに伴
い低圧タービンの蒸気温度も400℃程度に上昇すると
言われている。
この蒸気温度は上記NICrMoV鋼のいわゆる高温焼
もどし脆化温度域(375〜575℃)に該尚し、長時
間使用によって上記N i CrMoV鋼は脆化する問
題がある。蒸気タービンロータが経年的に脆化すると靭
性が低下し、タービンの起動、停止の繰返し時に脆性破
壊の危険性が増大する。そのため靭性が高く、耐脆化性
の優れた材料が必要とされている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、400℃程度の高温においても耐脆化
性に優れ、靭性の高い低合金鋼を提供することにあシ、
さらにもうひとつの目的は、溶接性の良い低合金鋼を提
供することにある。
〔発明の概要〕
本発明低合金鋼は、重量%でC0,06〜0.35%、
Si0.10%以下、Mn 0.20〜0150%XN
13.25〜4.0O1、Cr 1.00〜2.00 
%、Mo0.25〜X≦−〇、625XO+25   
     ・・・・・・・・・・・・・・(1)〔ただ
しX=(10P+5Sb+4Sn+As)XIO″″2
でおυ、ここでO、P 、 Sb 、 an 、 As
は鋼中の該元素の各含有量をppmで表した値である〕
を満足することを特徴とする。400℃程度の高温にお
いて耐脆化性に優れ、靭性の高い低合金鋼を得るために
は重量%でC0,12〜0.35%であることが好まし
く、溶接性の良い低合金鋼を得るためには重量チでC0
,06〜0.17チであることが好ましい。
次に各成分を限定した理由について述べる。
Cは焼入性を向上させ引張強さや耐力を向上させる効果
があシ、0.06〜0.35%添加する。靭性を得るた
めには0.12%以上必要であるが、0、35 %を越
えると炭化物が粗大化して靭性及び延性を低下させる。
従って、高靭性耐脆化性を得るためには0.12〜0.
25チが好ましい。また、溶接性を良くするためには、
強度、破断延性の関係から0.06〜0.17チが好ま
しい。
SSは脱酸剤として添加するものであるが、真空炭素脱
酸法などの製鋼技術によれば不要である。
また、Siは焼もどし脆化を助長する元素であるため、
0.10チ以下に限定する。
Mnは脱酸及び脱硫剤として作用するとともに焼入性に
寄与する元素であるが、0.21以下では添加の効果が
発揮できない。また、あまシ多量に添加すると靭性を害
するので0.20〜0.50 S添加する。
Niは焼入性を増大させ、低温における機械的強度及び
靭性を向上させるのにきわめて有効な元素である。しか
し、3.25%以下では十分な強度。
靭性が得られない。また、4.0Onを越えると脆化を
促進するので、N1は3.25〜4.0 OS添加する
Crは焼入性を増大させ、強度及び靭性を向上させるの
に有効な元素であるが、あまシ多量に添加し【も効果が
飽和するので1.00〜2.00%とする。特に1.0
0〜1.80%が好ましい。
Moは強度向上及び脆化を抑制するのに有効な元素であ
シ、0.25〜0.50 S添加する。
■は焼入性を増大させるためK O,074以上必要で
ある。しかし、あまシ多量に添加すると靭性を低下させ
るので上限を0.15%とする。
0及びP 、 Sb 、 Sn 、 Asなる不純物元
素については、後述する理由によシ、前記の(1)式を
満足する成分範囲とする。又については、合金鋼の脆化
に及ぼす不純物元素の影響を多数の実験データからコン
ビーータ処理によって求め、それらの係数を定めたもの
である。すなわち脆化に及ぼすAsの影響を1としたと
き、Pが10倍、sbが5倍、Snが4倍の影響を及ぼ
すことを意味する。
P 、 Sb 、 Sn及びAsの含有量を低くするに
は、使用原料の厳選および減圧中の溶湯にその溶湯と反
応しないAr又はHeの不活性ガスを吹込めばよい。
減圧にすると、Cの酸化作用が促進するとともに、P 
、 Sb 、 Sn及びA8の酸化も同時に促進される
。得られた酸化物は、不活性ガスの吹込みによる溶湯の
攪拌によって溶湯中よ#)ガスになりて逃げ、また湯面
に浮上するからである。
〔発明の実施例〕
実施例1 まず、高靭性、耐脆化性を目的として検討を行った。第
1表に試料の化学組成を示す。試料G〜Jは(1)式を
満足する本発明の実施例としてのものであシ、試料A−
Fは比較例としてのものである。
なお、0はpPQIであシ、その他は重量%である。
鋳造後、その鋼塊を850〜1200℃の温度範囲で鍛
造し、840℃焼入、640℃焼もどしの熱処理を行な
った。
引張および衝撃試験の結果を第2表に示す。
第2表 表中のΔFATTは、400 ℃で2000時間加熱保
持して脆化処理した場合における脆化処理後のFATT
(波面遷移温度)と、脆化処理前のFATTとの差であ
って、これは脆化の度合を示すものであシ、ΔFATT
が小さいほど、脆化の度合も小さい。
第1図は、第2表に基づいてΔFATTに及ぼす0量と
又値の関係した図である。各プロット点に付した括弧内
の値はΔFATTの数値である。○印はΔFATTが1
0℃未満を、X印は10℃以上を示す。
図中の点線以下で示される(1)式の範囲内では、ΔF
ATTが10℃未満となっていることがわかる。
すなわち、ΔFATTを10℃未満とするためには0量
とX値の両方を規制すべきであり、(1)式を満足すれ
ば耐脆化性に有効であることを見出した。
実施例2 次に、溶接性を目的として検討を行った。第3表に試料
の化学組成を示す。なお第3表の試料は全て(1)式を
満足するものである。
第4表に引張及び衝撃試験の結果を示す。
第4表 C量の増加とともに、引張強さ、0.02%耐力は増加
するが、伸び、絞p、VE25 (2s℃におけるVノ
ツチ吸収エネルギー)は減少する。
第2図にC量と溶接割れの関係を示す。溶接割れ試験は
JISZ3158斜めY形溶接割れ試験片で、溶接棒に
低合金鋼CrMo系被覆アーク溶接棒を用いて行った。
予熱温度と後熱温度を室温、50℃、100℃又は12
5℃とし、応力除去温度を580〜610℃として15
時間加熱後空冷した。断面割れ率はJISZ3158に
記載されている次式により求めた。
ここで、C2:断面割れ率、L=試験ビードの長さ、Σ
t、:断面割れの合計長さである。
予熱温度が低いほど、また、C量が多い11ど断面割れ
率が大きくなるが、予熱温度125℃以上でC量が0.
17 %以下の場合、溶接割れが発生しなくなることが
実験によル確認された。
以上の結果、強度、断面割れ率等の関係から、溶接性の
良い低合金鋼を得るには、C量を0.06〜0.17%
にすればよいことを見出した。
第4図はXとO(ppm)/C(=t%)比との関係を
示す線図であシ、その各プロット点に付した括弧内の値
はΔFATTの数値である。第5図はΔF’ATTとの
関係を示す線図である。ΔFATTは又と(0/C)比
とが互いに反比例する関係を有することがわかる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、発電効率向上のために蒸気温度が40
0℃に上昇しても、長時間運転後の耐脆化性が優れ、強
度及び靭性が高く脆性破壊に対する信頼性が十分大きい
低圧タービンロータとして好適々低合金鋼が得られる。
また溶接性の良い低合金鋼を得ることができるので、こ
れによれば溶接ロータとしての適用に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は脆化度ΔFATTに及ぼす又直とO量の関係を
示す図、第2図は断面割れ率と04iの関係を示す図、
第3図はタービンロータの平面図及び第4図は又と(0
/C)比との関係を示す線図、第5図は(0/C)比と
ΔFATTとの関係を示す線図である。 代理人  本 多 小 平   : し  −J 第1図 0  (1’Pyn) C(’l) 第3図 第4図 第5図 O(PPm〆C(wtX)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量%でC0.06〜0.35%、Si0.10%
    以下、Mn0.20〜0.50%、Ni3.25〜4.
    00%、Cr1.00〜2.00%、Mo0.25〜0
    .50%、V0.07〜0.15%、残部Feおよび不
    可避的不純物たるP、Sb、Sn、As、Oからなる低
    合金鋼であって、式 @X@≦−0.625×O+25 〔但し、@X@=(10P+5Sb+4Sn+As)×
    10^−^2であり、ここでO、P、Sb、Sn、As
    は鋼中の当該元素の各含有量をppmで表した値である
    〕を満足することを特徴とする低合金鋼。 2、重量%でC0.12〜0.35%である特許請求の
    範囲第1項記載の低合金鋼。 3、重量%でC0.06〜0.17%である特許請求の
    範囲第1項記載の低合金鋼。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05112847A (ja) * 1991-03-20 1993-05-07 Hitachi Ltd 回転電機用ロータシヤフト及びその製造法とそれを用いた回転電機
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55107763A (en) * 1979-02-14 1980-08-19 Kawasaki Steel Corp High tensile structural steel having superior strain relief treating embrittlement resistance

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