JPS61187862A - マツサ−ジ椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野１ 本発明はマツサージ用施療部材が背もたれ部に配された
マツサージ椅子、殊にロッキングチェア型のものに関す
る。

［背景技術］ 施療部材を背もたれ部に設置したマツサージ椅子におい
ては、背もたれ部を寝かせて人の体重が施療部材に加わ
るようにすることで、マツサージ椅子を高めることがで
きる。従って背もたれ部をリクライニングさせることが
できるよう（こしておくことが好ましいものとなってい
る９ところが、実開昭４７−２１４９０号公報に示され
たもののように、座底部が湾曲面として形成されて揺動
自在となっているいわゆるロッキングチェアの背もたれ
部に施療部材を設けｔこものにおいては、椅子全体を後
方へと倒すようにすることができる二とから、リクライ
ニング構造をとらずともよく、この点で構造の簡略化と
コストダウンとを図ることができるわけであるが、次の
ような問題が新たに生じている。すなわち、揺動させる
ことができるとはいえ、背もたれ部の施療部材に体重を
あずけるために、常に足を突っ張って体を後方−と倒す
ようにしておかなくてはならないものであると、足が疲
れてしまう。従って、椅子自体の重心が後方にあり、容
易に後方へと倒すことができるようにしておくことが、
効果的なマツサージを得るために好ましいことになるの
であるが、使用者が座っていない時にも椅子が後方へと
傾いた状態にあると、見た目にも不安定であることはも
ちろん、腰掛けにくい。また施療部材が背もたれ部の上
下のどの位置にあるかで、重心位置が変動することにな
るが、この変動によって椅子の姿勢が変化してしまうの
も好ましいことではない。更には背もたれ部の上端に施
療部材が位置する時、椅子が後方へと転倒してしまうよ
うなことがあってはならないのはもちろん、あまり後方
へと倒れると、足を突っ張ることによって、施療部材に
体を押し付けるという行為ができなくなるために、強い
マツサージを得られなくなってしまう。

［発明の目的］ 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
日直とするところは、不使用時には一定の状態で静止し
ている上に、使用時にはもちろん揺らすことができ、し
かも後方へと倒れすぎるということがなくて、後方への
転倒を招いたりすることがないとともに、施療部材に体
を押し付けるという行為も行なえて、強いマツサージを
得ることができるロッキングチェア型のマツサージ椅子
を提供するにある。

［発明の開示１ しかして本発明は、背もたれ部にマツサージ用施療部材
を配したマツサージ椅子の座底部の前側を平坦に、後ろ
側を椅子揺動用の湾曲面とするとともに、湾曲面の前端
部に出没自在な第１のストッパを設け、湾曲面の後端部
に常時突出する第２のストッパを設けたことに特徴を有
するものであり、第１のストッパを突出させた状態にお
いては平坦部とこの第１のストッパとによって確実に所
定の状態におくことができ、そして後方への倒れすぎが
第２のストッパでなされるようにしたものである。

以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、ここ
における椅子のフレーム１は、合成樹脂の成形で形成さ
八たものであって、背もたれ部と座部とを一体に構成し
ており、その前面に凹所が設けられた形状となっていて
、前面両側には夫々背受は体２，２が、座部上面には座
部は体３が、そして上端には頭部受は体４が取り付けら
れている。これら番受は体２　、３　’、　４は、いず
れも合成樹脂成形品でフレーム１に固着されているプレ
ート状芯材１０と、芯材１０表面に配された発泡ウレタ
ン樹脂等からなるクッション１１からなるもので、二り
ら番受は体２，３．４全部ならびに両背受は体２，２の
間とが、シート状のカバー５によって覆われている。

さて、椅子の内部には、マツサージ用の施療子６とこれ
を駆動するためのモータ７とが収納されている。モータ
７は、フレーム１内に設置８れな下部プレート２０とＪ
：部ブレー）２１とのうちの下部プレート２１に、防振
ゴム７０で懸架されて取り付けられているものであり、
施療子６は、上記両プレー）２１．２２間に軸受を介し
架設されている送りねじとしての駆動軸８に取り付けら
れた可動ブロックに設けられて、背もたれ部内に位置し
ている。上記両プレート２＋、、２２間には、駆動軸８
の池に、駆動軸８の前方に位置する曲線状レール９と、
駆動軸８の両側及び後方を囲む補強枠８０とが架設され
ている。レール９は、その断面形状が後方にのみ開口す
る断面コ字型とされたものであり、その内面にはラック
１０が固着されている。

施療子６を備えた可動ブロックは、下端が前記モータ７
とベルト７１によって接続された駆動軸８の回転により
、レール９に沿った上下動を行なうとともに、ラック１
０との噛み合いにより施療子６が回転駆動されるもので
あって、送りねじである駆動軸８と螺合する送りナツト
体６０、送りナツト体６０に一端が軸支された一対の７
−ム６１．６１、両アーム６１．６１の池端にて保持さ
れたシャフト６２、シャフト６２をレール９側に押し付
ける方向にイ１勢するばね部材（図示せず）、シャフト
６２に取り付けられたビニオン６４等からなるものであ
り、施療子６はレール９の両側方においてシャフト６２
に溶接固着されている一対のローラープレート６５．６
５と、両ローラープレ−トロ５における放射状突出部の
各先端部に遊転自在に取り付けられた複数個のローラー
６６、そしてレール９の前面を転勤するガイドローラ７
８とから構成されている。送りナツト体６０はこれが螺
合する駆動軸８を囲んでいる断面コ字型の補強枠８０の
外面を更に囲んでいるものであって、補強枠８０の内面
に摺接する部分と、補強枠８０の後方背面を転動するガ
イドローラ８３とを備えている。

以上のように構成されたこのマツサージ椅子においては
、モータ７によって駆動軸８を回転させると、送りねじ
であるこの駆動軸８に送りナツト体６０を螺合させてい
る可動ブロックは、駆動軸８の回転に伴なって上下動を
行なう、そしてこの時には施療子６も上下動を行なうわ
けであるが、ばね付勢によってラック１０と噛み合うピ
ニオン６４は、上下動に伴なってシャフト６２を介し施
療子６を回転させるものであり、このためにローラ−プ
レート６５外周に位置する各ローラー６６は順次カバー
５を介して人体背面を押圧していく。

この時、２個のローラー６６が人体背面に接触する状態
と、１個のローラー６６のみが人体背面に接する状態と
が交互に出現し、２つの状態では人体と接触している時
点でのローラー６６のレール９からの距離が異なること
から、２つの距離の差の指圧的抑圧が人体に対してなさ
れるものであり、またこのマツサージが人体背面の背筋
に沿ってなされていくわけである。レール９の前面は、
施療子６が位置していないところではカバー５を介して
人体を支え、人体の沈み込みを防ぐ働きをするが、間に
カバー５が介在するだけでは痛さが残るために、カバー
５の幅方向中央部の背面にはクッション部５８を設けで
ある。

以上のようなマツサージ用施療部材が設けられた椅子は
、フレーム１の底面そのものが接地部となっている。す
なわち、座底部であるフレーム１底面は、前側が平坦部
３２、後部が後方へと円弧を描いて立ち上がる湾曲面３
３とされており、そして湾曲面３３の前端、つまり平坦
部３２側にストッパ９１が、後端部にストッパ９２が設
けられている。ストッパ９２はフレーム１自体に突部を
一体形成することで設けられ、常時突出したものとなっ
ているが、ストッパ９１は湾曲面３３から出没自在とな
るように設けられたものであるとともに、ばね９３によ
り突出方向に付勢されたものとなっている。図中９４は
ばね押さえ、９５はばね押さえ９４を７レ一ム１内面に
固定する止めねじである。

しかして不使用時においては、平坦部３２と、ばね付勢
により突出しているスＦツバ９１先端とが接地すること
によって、このマツサージ椅子は施療子６が背もたれ部
の上方に位置している時でも、第２図及び第３図に示す
姿勢を保つ。そして座部に使用者が腰掛けて背もたれ部
にもたれ、椅子をやや後方へと倒したならば、第４図に
示すように、ストッパ９１がばね付勢に抗してフレーム
１内に没してしまうために、いわゆるロッキングを行な
える状態となる。この時、平坦部３２は前方への揺れ角
度を規制することになり、体が背もたれ部から浮いて施
療子６から離れてしまう事態が生じるのを防ぐ。また椅
子の後方への倒れすぎは、湾曲面３３後端に位置するス
トッパ９２に上って防がれるために、後方へと転倒して
しまうようなことはなく、背もたれ部に大きく体重をか
けたり、足を突っ張って施療子６に体を押し付けるとい
う動作も行なえるものである。

以上の実施例においては、フレーム１底面を接地部とし
たものを示したが、そり状の脚を設けて、この脚に平坦
部３２と湾曲面３３及び一対のストッパ９１．９２を設
（すてもよい。ストッパ９１としては、上記実施例で示
しだもののようにばね付勢で突出させたり、ストッパ９
１自体を弾性ゴムなどで構成したりすることで、椅子に
座って体重をかけると湾曲面３３内に没してしまうもの
が好ましいが、手動で出没させるものであってもよい。

［発明の効果１ 以上のように本発明においては、座底部の前側を平坦に
、後ろ側を椅子揺動用の湾曲面とするとともに、湾曲面
の前端部に出没自在な第１のストッパを設け、湾曲面の
後端部に常時突出する第２の又トノバを設けていること
から、背ちたね一部に配された施療部材１こ体重をかけ
やすくするＬユめに椅子自体の重心を比較的後方にちっ
てきても、平坦部と第１のストッパとによって不使用時
における椅子の姿勢を一定に保持することができ、安定
感があるとともに腰掛けやすいものであり、しかもこの
第１のストッパは出没自在となっているものであって、
これを湾曲面内に没することにより、椅子を前後に揺ら
すロッキング動作を行なえ、更には湾曲面の後端に設け
られた第２のストッパの存在により、椅子の後方への転
倒が防止されていることから、強いマツサージをえるた
めに背もたれ部に体重を大きく加えて施療部材との接触
圧力を高めることを安心して行なえるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の斜視図、第２図は同りの断面
図、第３図は同上の破断側面図、第４図は同上の使用時
における破断側面図であって、１はフレーム、６は施療
子、３２は平坦部、３３は湾曲面、９１は第１のストッ
パ、９２は第２のスト、パを示す。 代理人　弁理士　石　１）長　七 第　１図 ゛＼３２

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）背もたれ部にマッサージ用施療部材を配したマッ
   サージ椅子の座底部の前側を平坦に、後ろ側を椅子揺動
   用の湾曲面とするとともに、湾曲面の前端部に出没自在
   な第１のストッパを設け、湾曲面の後端部に常時突出す
   る第２のストッパを設けて成ることを特徴とするマッサ
   ージ椅子。
2. （２）第１のストッパは突出方向にばね付勢されたもの
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のマ
   ッサージ椅子。