JPS61186315A - モデイフアイドゼラチンハ−ドカプセル剤 - Google Patents

モデイフアイドゼラチンハ−ドカプセル剤

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Publication number
JPS61186315A
JPS61186315A JP2749185A JP2749185A JPS61186315A JP S61186315 A JPS61186315 A JP S61186315A JP 2749185 A JP2749185 A JP 2749185A JP 2749185 A JP2749185 A JP 2749185A JP S61186315 A JPS61186315 A JP S61186315A
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JP
Japan
Prior art keywords
modified gelatin
capsules
gelatin
aldehyde group
macrolide antibiotic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2749185A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuguo Sato
佐藤 嗣夫
Hitoshi Yamada
仁 山田
Masato Kobayashi
正人 小林
Seinosuke Matsuura
誠之介 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Jozo KK
Original Assignee
Toyo Jozo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルデヒド基を有するマクロライド系抗生物
質組成物ハードゼラチンカプセル剤の経時変化による崩
壊遅延現象及び収縮変形の防止に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のハードカプセル剤は、局方ゼラチンカプセルに薬
効成分を含む粉末を充填するのみであり、その改良方法
として、薬剤中にカゼイン、大豆蛋白質、ヌキムミlレ
ク、コラーゲンより選ばれた蛋白質類を添加する製剤(
例えば、特公昭5/−13071号公報)が知られてい
る。また、ソフトカプセルにおいては、モディファイド
ゼラチンをカプセル剤として利用したもの(例えば、特
開昭So−106g76号公報、特公昭!;5−323
g2号公報、特公昭57−1I267号公報)が知られ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のハードカプセル剤では、アルデヒド基や力μボニ
ル基を有する種々の薬物により、経時的tこ崩壊遅延現
象を生已、はなはだしい場合は、弘0℃、/週間以内で
使用に耐えられない状態tこなる。これは、ハードゼラ
チンカプセルに用いられているゼラチン分子中のアミノ
基が薬効成分中のアルデヒド基や力pボニル基と反応す
るためであり、この時の崩壊不良の状態としては、内容
物は出るが小さい不溶膜ができている(/型)、内容物
は出るが袋状カプセ〜が溶解しない(2型)、不溶が 膜脂でき内容物が出ない(3型) などの状態に分類で
きるものである。同様にマクロライド系抗生物質におい
てもそのカプセル製剤時、経時的をこ崩壊遅延現象を生
ずる欠点のある製剤である。この問題の解決方法として
、カゼイン、大豆蛋白質、スキムミルク、コラーゲンよ
り選ばれた蛋白質類を添加すること1こよりアルデヒド
基を有するマクロライド系抗生物質組成物のゼラチンカ
プセル剤の崩壊遅延防止法(特公昭5i−7soql1
号公報)が知られているが、マクロライド系抗生物質と
この蛋白質類との反応による変質、薬効の低下等の問題
があり、根本的な解決とはならなかった。また、ソフト
カプセル剤において、従来のゼラチンの代りにゼラチン
分子中のアミノ基を有機酸で封鎖したモディファイドゼ
ラチンを用いてソフトカプセルを形成することしこより
、アルデヒド基やカルボニル基を有する薬効成分を内容
物とした場合の安定化法(特開昭so−io6g76号
公報等)が知られているが、これは、ソフトカプセルに
関する発明であって、固体状薬物であるマクロライド系
抗生物質組成物tこおいては、ソフトカプセルに充填す
ることは極めて不便であり、しかも仮に充填した場合で
も、ソフトカプセルの殻成分であるグリセリンまたは水
分が、マクロライド系抗生物質と接触し、そのためマク
ロライド系抗生物質の安定性を損ない、好ましくない結
果を生ずることが考えられるものであり、生薬としての
マクロワイド系抗生物質の安定性を保持する!\−ドカ
プセル剤に関しては、満足しえるものではなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の通り、アルデヒド基を有するマクロライド系抗生
物質組成物ハードカプセル剤の根本的崩壊遅延防止につ
いては、なんら検討がなされておらず、そこで本発明者
は前記の欠点を解決すべく鋭意研究の結果、全く意外t
こも、アルデヒド基を有するマクロライド系抗生物質組
成物ハードカプセル剤の崩壊遅延防止において、サクシ
ニル化ゼラチンを使用したモディファイドゼラチンを生
成分とするハードカプセルを用いて、マクロライド系抗
生物質を充填してなるカプセル剤は極めて良好な崩壊遅
延防止効果のあるカプセル剤であることを知った。
本発明は、上記の知見に基づいて完成されたものであっ
て、モディファイドゼラチンを成分とするハードカプセ
ルに、アルデヒド基を有するマクロライド系抗生物質組
成物を充填してなるアルデヒド基を有するマクロライド
系抗生物質組成物モディファイドゼラチンハードカプセ
ル剤である。
本発明で用いるモディファイドゼラチンハードカプセル
としては、サクシニIし化ゼラチンハードカプセルが好
適な一例である。このハードヵグセlしはゼラチンを温
水に溶解し、pHを、¥Oに調節し、無水コハク酸を添
加し、グO℃;20時間攪拌の後、凍結乾燥することに
より、サクシニル化ゼラチン粉末が得られる。次いで、
このサクシニル化ゼラチンを温水に再び溶解し、白糖、
グリセリン、保存剤、着色料等のカプセル形成助剤を加
えた後、常法により、温時成形し、乾燥して得られるの
が、何らこの方法に限られるものではない。さらに、上
記記載の無水コハク酸の代りに、有機酸の無水物や活性
エステル誘導体を用いて反応せしめることにより、種々
の有機酸によって修飾されたモディファイドゼラチンを
成分とするハードカプセルが得られる。
次に、アルデヒド基を有するマクロライド系抗生物質と
しては、アルデヒド基を有する/乙員環マクロライド系
抗生物質が挙げられる。例えば、ミデカマイシン、3“
、9−ジ−0−アセチルミデカマイシン、マリドマイシ
ン、キタサマイシン、7−0−プロピオニルロイコマイ
シンA5(!Jカマイシン)、ジョサマイシン、9−Q
−プロピオニルジョサマイシン等が挙げられる。さらに
、これらのマクロライド系抗生物質は、その物質単独で
もよく、または、例えばこのマクロライド系抗生物質に
、バレイショデンプン・トウモロコシデンプン、乳糖等
の賦形剤や、ステアリン酸マグネシウム、夕ルり等の滑
沢剤、その他結合剤、香料、保存料等を適宜添加して、
顆粒となし、常法により加工処理した組成物でもよく、
本発明では、これらを総称してマクロライド抗生物質組
成物としたものである。
次いでこのアルデヒド基を有するマクロライド系抗生物
質組成物を主薬として、賦形剤、滑沢剤を必要に応じて
配合した後、モディファイドゼラチンを成分とするカプ
セlしに、常法tこより、充填し、アルデヒド基を有す
るマクロライド系抗生物質 扱組成物を充填したハ−ドカプセル剤を製造する◎この
際アルデヒド基を有するマクロライド系抗生物質の充填
量であれば、特に限定されるものではない。一般に/号
ハードカプセルにおいては、アルデヒド基を有するマク
ロライド系抗生物質700〜200■程度充填すればよ
く、その他賦形剤等により充填量を調節してもよい。
〔実施例〕
以下実施例によって本発明を説明するが、本発明はこれ
1こよって何んら限定されるものではない。
実施例 / キタサマイシン/So部、バレイショデンプン100部
、ステアリン酸マグネシウム2部、ヲ拙潰機でよく混合
したのち、/号すクシニlし化ゼラチンハードカプセル
に/カブ七〜当り、250ηを充填した。またキタサマ
イシンの代りに、ゼラチン変性物質の標準品として、ホ
ルマリン<30%)51j、/イシリン!i′、2、:
l−7スl−+201の混合物200〜を充填した。こ
の標準品tこよる結果は第1表に示す通りでサクシニル
化ゼ化ゼラチンハードカプセルび日周ゼラチンハードカ
プセルともに、7日の短期な間においてカブ七〃崩壊2
0分以上を要する崩壊不良のものとなった。
第  7  表 さらにまた、キタサマイシンを充填したこれらのカプセ
IV(/群乙カプセ/L/)を、弘O℃で、1週ゼラチ
ンハードカプセルのものと比較して結果を第2表tこ示
す。(試験液は、日本薬局方の第1液を用いた。
なお、第2表の崩壊時間は各区6カプセルを用いた時の
平均値 及び短−長時間である。
以上の結果、従来のハードカプセルに充填したキタサマ
イシンカプセp剤では、保存≠ケ月後には、20分以上
の溶解時間を要する崩壊不良のものとなるのに対して、
本発明のサクシニル化ゼラチンカフセルに充填したキタ
サマイシンカプセル剤は長期間において、極めて良好な
崩壊性を示すものであり、アルデヒド基を有する16員
環マクロライド系抗生物質に対して特異的に良好な崩壊
遅延防止効果を示すことが明らかであった。
第  2  表 実施例 コ 実施例/におけるキタサマイシンの代りtこ、以下ケこ
示すおのおのの薬物を用いて、以下実施例/と同様に行
ない結果を第3表1こ示す(表中の値はるカプセルの崩
壊時間の平均値である。)。
a;3“−〇−プロピオニルロイコマイシンA5C/3
0”IQ)b;エリスロマイシン(200〜) C;ナリジク酸(225■) d ; ホ’) 工f v ンク’) :+ −tv 
(−240’l )e;乳糖C2g0H7) f;コーンスターチ(22S■) (am本発明品、bl  C1d#対照群e、f;指標
として用いた〕 以上のような結果、アルデヒド基を有する16員環マク
ロワイド系抗生物質である3“−0−プロピオニルロイ
コマイシンA5  に対して特異的に極めて有効な崩壊
遅延防止効果があることが明らかである。
〔発明の効果〕
ア!レデヒド基を有するマクロライド系抗生物質組成物
含有モディファイドゼラチンを成分とするハードカプセ
ル剤は、特異的に、経時崩壊遅延を防止し、また意外に
も、以前から問題とされている収縮変形についても有効
な効果を示すものであり、長期間保存において良好な製
剤である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モディファイドゼラチンを成分とするハードカプ
    セルにアルデヒド基を有するマクロライド系抗生物質組
    成物を充填してなるアルデヒド基を有するマクロライド
    系抗生物質組成物モディファイドゼラチンハードカプセ
    ル剤。
  2. (2)モディファイドゼラチンが、サクシニル化ゼラチ
    ンである特許請求の範囲第1項記載のカプセル剤。
  3. (3)アルデヒド基を有するマクロライド系抗生物質が
    アルデヒド基を有する16員環マクロライド系抗生物質
    である特許請求の範囲第1項記載のカプセル剤。
  4. (4)アルデヒド基を有する16員環マクロライド系抗
    生物質が、キタサマイシン、3″−O−プロピオニルロ
    イコマイシンA_5、ミデカマイシン、3″、9−ジ−
    O−アセチルミデカマイシン、マリドマイシン、ジョサ
    マイシン、9−O−プロピオニルジョサマイシンである
    特許請求の範囲第3項記載のカプセル剤。
JP2749185A 1985-02-13 1985-02-13 モデイフアイドゼラチンハ−ドカプセル剤 Pending JPS61186315A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0932704A4 (en) * 1996-10-17 1999-12-15 Lilly Co Eli PROCESS FOR THE PRESERVATION OF ANIMAL SKINS

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0932704A4 (en) * 1996-10-17 1999-12-15 Lilly Co Eli PROCESS FOR THE PRESERVATION OF ANIMAL SKINS

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