JPS6118429Y2 - - Google Patents

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JPS6118429Y2
JPS6118429Y2 JP9524379U JP9524379U JPS6118429Y2 JP S6118429 Y2 JPS6118429 Y2 JP S6118429Y2 JP 9524379 U JP9524379 U JP 9524379U JP 9524379 U JP9524379 U JP 9524379U JP S6118429 Y2 JPS6118429 Y2 JP S6118429Y2
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JP
Japan
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electrode
pyroelectric
inter
electrodes
present
Prior art date
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Expired
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JP9524379U
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English (en)
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JPS5613767U (ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複数の検出電極からなる焦電素子を用
いた例えば移動体等の侵入検知素子に関し、更に
詳言すれば移動体等の侵入検知に際し、複数のパ
ルス信号を得ることができ、しかも製造が容易な
侵入検知素子に関する。
侵入検知に際しては先ず視野範囲が広く、しか
もその視野範囲内での赤外線放射体の僅かな移動
をも検知できることが必要である。更に1個の信
号のみでは侵入検知の報告を受ける人間が見逃が
したり、聴きもらす危険があり、複数個の信号と
する必要がある。かかる複数個の信号を得る方法
としては幾つかの方法が提案されているが、その
中の一つとして焦電性を有する高分子シート面上
の複数個の局部より別々に焦電流を取り出す方法
が既に知られている(特開昭47−37687号)。
この方法では一枚のシートであるのでアースを
取る場合は共通にとることができ、無機焦電体を
複数個組み合せた場合よりは配線を容易にする効
果があるが、他方の複数個の電極部からは別々に
焦電流を取り出す必要がある。この場合には焦電
素子の大きさが小さい場合、その製造が極めて困
難である。即ち電極部からのリード線を取りつけ
るのに高分子焦電体は無機焦電体の様に超音波で
接着させる手段は焦電体を溶融させてしまい採用
できず、リード線を導電性ペイントで接続する必
要があり、しかもリード線としては熱容量が小さ
く、しかも高分子焦電体を傷つけない様、更に接
着個所が簡単にフイルムより剥れない様軟かく、
細い金属、即ち50〜100μφの金線を用いる必要
があつた。かかる細く軟らかい金線を各電極に接
着させる作業は熟練した者でもすぐ肩が凝り、長
時間の作業ができないという筆舌し難い取扱い上
の困難があつた。
本考案の目的は侵入検知に好適であり、製造が
容易な焦電素子を提供することにある。
上記目的を達成するための本考案の要旨とする
ところは焦電素子の電極が複数個からなり、該複
数個の電極各々が該電極の存在する焦電素子面上
の電極間接続端子により接続されており、該電極
間接続端子の巾が電極の一辺よりも小さく、且つ
該電極間接続端子が設けられた面に対応する反対
側の面のその位置には少なくとも電極間接続端子
が設けられていないことを特徴とする侵入検知素
子にある。
以下本考案を図面に基づき詳細に説明する。
図1−1は焦電素子の受光面側の正面図を、図
1−2はその裏面図を示したものである。ここで
斜線部分は例えば蒸着の如き手段により金属薄膜
が形成された部分であることを示す。金属薄膜
1,2,3,4はその裏面側にも金属薄膜1′,
2′,3′,4′を有している。それ故、少なくと
もかかる部位のみ分極処理を行なうことにより焦
電性を附与させることが可能であり、温度変化に
伴なつて生ずる焦電気の検出電極部としてこれら
部位は機能する。これに対し5と5′との組み合
せ、6と6′との組み合せ、7と7′との組み合
せ、8と8′との組み合せの場合にはいずれか一
方の面には金属薄膜が存在していない。それ故焦
電気の検出電極として機能することはできず、
5′,6,7,8は電極相互を接続する電極間接
続端子として機能する。同様に金属薄膜9及び1
0の裏面側には金属薄膜が存在していない故、検
出電極として機能できず、電極端子として機能す
る。図1−3は図1−1と図1−2を単に重ね合
わせた図であり、検出電極として機能する部位は
交差された斜線部となつているのに対し、電極端
子及び電極間接続端子は一方向のみの斜線部であ
ることが了解される。
図2−1,図3−1はそれぞれ本発明の他の実
施例の受光面側の正面図を示したものであり、図
2−2,図3−2各々は図2−1,図3−1の裏
面側を示したものである。また図2−3,図3−
3は図1−3と同様の意味でなされた図2−1と
図2−2,図3−1と図3−2の合成図である。
かかる形状の焦電素子に例えば図1−1〜図1
−3にA方向から人間が侵入してきた場合につい
て見ると、まず電極1,1′上に温度変化が生
じ、焦電気が得られる。かかる焦電気は電極間接
続端子7及び5′を経由し、電極端子9,10に
流れ、増巾回路(図示してない)を通り最終的に
警報される。続いて温度変化は人間の移動と共に
電極2,2′及び3,3′上に現われ、電極間接続
端子6,7,5′及び電極1を経由し、増巾され
て電極1,1′上の焦電気信号に遅れて警報され
る。この様にして複数個の信号が人間の移動に伴
なつて検出される。
上述の説明はA方向の移動についてのみである
が、他の方向の移動に対してもまた他の実施例に
対しても同様である。かくの如く本考案による焦
電素子は赤外線放射体の移動に対し複数のパルス
信号を得ることができる。
しかも従来の如き電極リード線を接着させる上
での煩しさがなく、電極を形成するのと同時に例
えば蒸着法により電極間接続端子,電極端子を設
けることが可能であり、焦電素子の製造上極めて
簡単である。
更に電極間接続端子は例えば200〜300Å程度の
薄膜故、巾が数mmでもこれ自体を通しての熱移動
は50φのリード線と較べても極めて少ない特徴も
有している。
本考案に用いられる焦電素子としては公知の焦
電素子が用いられるが、特に高分子焦電素子は受
光面積の大きい形状のものが容易に得られ、しか
も熱伝導率が小さい故、前述の蒸着の如き方法に
よつて得られた薄膜の電極間接続端子の効果をよ
り顕著とすることができ好ましい。
本考案侵入検知素子はそのものが複数個の電極
からなつているため例えば従来の如き分割ミラー
を用いずに単なる凹面鏡を用いても侵入者の移動
に伴ない検知することが可能であり、光学系との
組み合せをした場合には簡単な光学系の使用を可
能とする特徴をも有している。尚本考案でも複雑
な光学系、例えば分割ミラーを用いても良いこと
は言うまでもなく、その場合には分割ミラーの
各々が従来は一点に集光されるようにしていたの
を各々の分割ミラーが各々別々に電極上に集光す
るようにし、人間の移動を広い視野で且つ鋭敏に
検知することが可能となる。また図の説明ではい
ずれも平面状の焦電素子に対し説明を行なつた
が、高分子焦電素子の成形性を生かして曲面状と
しても良く、その場合視野を広げることが可能と
なる。
本考案焦電素子は単に侵入検知に対し好適であ
るばかりでなく、どの電極からの信号であるかを
判別する必要がない限り広く赤外線検知に用いら
れる。
【図面の簡単な説明】
図1〜3各々は本考案の実施例の説明図であ
り、この中図1−1,図2−1,図3−1各々は
焦電素子の受光面側の正面図を、図1−2,図2
−2,図3−2各々は受光面の裏面図を、図1−
3,図2−3,図3−3の各々は受光面側の正面
図と裏面図の合成図である。 1,1′,2,2′,3,3′,4,4′……検出
電極部、5′,6,7,8……電極間接続端子、
9,10……電極端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 焦電素子の電極が複数個からなり、該複数個の
    電極各々が該電極の存在する焦電素子面上の電極
    間接続端子により接続されており、該電極間接続
    端子の巾が電極の一辺よりも小さく、且つ該電極
    間接続端子が設けられた面に対応する反対側の面
    のその位置には少なくとも電極間接続端子が設け
    られていないことを特徴とする侵入検知素子。
JP9524379U 1979-07-11 1979-07-11 Expired JPS6118429Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9524379U JPS6118429Y2 (ja) 1979-07-11 1979-07-11

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JP9524379U JPS6118429Y2 (ja) 1979-07-11 1979-07-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5613767U JPS5613767U (ja) 1981-02-05
JPS6118429Y2 true JPS6118429Y2 (ja) 1986-06-04

Family

ID=29328097

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JPS5613767U (ja) 1981-02-05

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