JPS61184288A

JPS61184288A - 配管の防振支持装置

Info

Publication number: JPS61184288A
Application number: JP2471685A
Authority: JP
Inventors: 三宅　立郎
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1985-02-12
Filing date: 1985-02-12
Publication date: 1986-08-16
Anticipated expiration: 2009-05-02
Also published as: JPH0633830B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は管体を防振部材を介して支持する装置に関す
るものである。

〔従来の技術〕

水、油等の流体を輸送する管体を防振支持する装置は２
例えば実開昭５９−’９４６７７号公報に示されている
が、これを第７図及び第８図によシ説明する。

図中、（１）は流体を輸送する管体、（２）は管体（１
）の外周面を包囲するゴム等の防振部材、（３）は２個
の部材からなシ防振部材（２）の外側に沿って当接し互
いにボルト（４）及びナツト（５）によって締結された
固定具、（６）は固定具（３）を床、壁等に固定して管
体ｆｌ）の重量を支持する支持体である。

従来の配管の防振支持装置は上記のように構成され、管
体（１）は壁、床等に対して防振装置されている。

すなわち、管体（１）によって流体を輸送する場合に、
圧力源としてポンプ等を用いることが多いが。

このポンプの作用によシ、流体に脈動を発生させ。

この脈動が流体内を伝達しながら管体（１）に振動を伝
える。また、ポンプは電動機によシ駆動されるが、この
電動機が運転される際に発生する振動が管体（１）に伝
達され、管体（１）が振動する。この振動が管体（１）
の共振により振動の振幅が大きくなるのを防止するため
、管体（１）は固定具（３）及び支持体（６）により床
、壁等に固定されている。また、防振部材（２）は管体
（１）の振動が固定具（３）及び支持体（６）を介して
、床、壁等に伝達されるのを防止している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来の配管の防振支持装置では。

管体（１）の軸方向の振動を抑制したシ、管体（１）を
垂直方向に設置して重量を支持したり、管体（１）内の
流体に加圧・除圧が反覆される際に管体（１）が一方向
に移動するのを抑制したりする機能は、管体（１）と防
振部材（２）の間及び防振部材（２）と固定具（３）の
間の摩擦力に依存している。そのため、防振部材（２）
が固定具（３）の枠からずれたり、離脱したシしないよ
うにするためには、管体（１）の軸方向にある程度長い
寸法が必要となる。また、それに伴って大きなスペース
が必要とナシ、コストも高くなる。更に、防振部材（２
）はその外周面全体を固定具（３）で強固に緊締される
ため、防振部材（２）の弾性が損われ。

防振性も低下する等の問題点がある。

この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、管軸方向の力を小さな部材で支持することができ、か
つ防振性も向上させることができる配管の防振支持装置
を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る配管の防振支持装置は、防振部材にその
外周面に沿って溝を設け、この溝に係合する固定具によ
って管体を支持するものである。

〔作用〕

この発明においては、防振部材と固定具の保合によシ管
軸方向へ防振部材が移動するのを阻止する。

〔実施例〕

第１図〜第４図はこの発明の一実施例を示す図で、　（
１）、　（５１，＋６１は上記従来装置と同様のもので
ある。

図中、（２）は管体（１）の外周面を包囲する円筒状の
防振部材で、その一部は軸方向に割シロ（２ａ）により
欠切されている。また、外周面には外周に沿った溝（２
ｂ）が形成されている。（３）は防振部材（２）の溝（
２ｂ）に沿って当接するＵボルトからなる固定具である
。

上記のように構成された配管の防振支持装置においては
、従来装置が防振部材（２）として帯板状の防振ゴムを
用い、これを管体（１）に数回巻き付けるなどしていた
のに対し２円筒状の防振ゴムの一部に割り口（２ａ）が
設けらｎているので、管体（１）への装着は容易である
。

また、防振部材（２）の溝（２ｂ）と固定具（３）とは
係合しているので、管体（１）の半径方向への動きは従
来どお如規制されると共に、管体（１）の軸方向の動き
に対しても抑制力が作用する。すなわち、管体（１）に
は種々の振動が伝達されるが、その内管軸方向の振動も
防振部材（２）により抑制され、固定具（３）及び支持
体（６）へも伝達されにくくする。また、流体を上下方
向へ輸送するため、管体（１）を縦方向に設置する場合
の管体（１）の重量、管体（１）内の流体に加圧・除圧
が反覆される際に管体（１）が移動しようとする力の管
軸方向成分は、防振部材（２）の溝（２ｂ）と固定具（
３）の保合により支持さルる。したがって。

防振部材（２）が固定具（３）からずれたシ、離脱した
りすることは防がれるので、防振部材（２）の管軸方向
の長さを従来装置よりも小さくでき、これに伴って防振
支持装置の占有スペースも小さくなる。また、防振部材
（２）はその外周面の一部を固定具（３）によって緊締
しているに過ぎないため、防振部材（２）はその弾性を
損うことがなく、防振性も向上することになる。更に、
防振支持装置全体の外形寸法が小さくなった分コストも
低くなる。

第５図及び第６図はこの発明の他の実施例を示し、防振
部材（２）を横断面が長方形の防振ゴムで構成し、その
一部は軸方向に割シロ（２ａ）が設けられ。

外周面には溝（２ｂ）が形成されている。固定具（３）
は帯板で構成され、溝（２ｂ）に係合している。この実
施例の作用は第１図〜第４図のものと同様である。

また、第１図〜第４図の防振部材（２）の溝（２ｂ）の
形状を変え、第５図及び第６図の帯板状の固定具（３）
を用いるようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したとおシこの発明では、管体の外周面を包囲
する防振部材に、その外周面に沿って溝を設け、この溝
に係合する固定具によって管体を支持するようにしたの
で、管軸方向に力が作用しても防振部材が固定具からず
れたり、離脱したシすることがなく、防振部材及び固定
具の管軸方向の大きさを小さくすることができ、取付ス
ペースを小さくして安価に構成することができる等の効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による配管の防振支持装置の一実施例
を示す横断面図、第２図は第１図の右側面図、第３図は
第１図の防振部材の正面図、第４図は第３図の右側面図
、第５図はこの発明の他の実施例を示す横断面図、第６
図は第５図の右側面図、第７図は従来の配管の防振支持
装置を示す横断面図、第８図は第７図の右側面図である
。図中、（１）は管体、（２）は防振部材、　（２ｂ）は
溝、（３）は固定具である。なお２図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

管体の外周面を防振部材で包囲し、この防振部材の外側
に沿って当接する固定具によって上記管体を支持するも
のにおいて、上記防振部材にその外周面に沿って溝を設
け、上記固定具を上記溝に係合させたことを特徴とする
配管の防振支持装置。