JPS61180896A - 海水熱交換器用貝付着阻止型ボ−ル洗浄系統 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はチューブ内に海水を通すタイプの熱交換器に係
９、特に、チューブ内ポール洗浄系統内に貝が付着する
ことを阻止するに好適な系統に関する。

〔発明の背景〕

従来、火力、原子力発電所の復水器のポール洗浄系統の
例を第６図に示す。

復水器１の冷却水Ｋａ主に海水が使用される。

海水は循環水ポンプ２によシ循環水配管３を介して供給
され、復水器１のチューブ４で熱交換され、熱交換によ
シ昇温した海水は循環水配管３を通り、さらに、ポール
捕集器５を介して放水カルノ（−トロに排出される。

復水器チュープロ径は約十露程度で、り！＋、ここに貝
が付着すると孔食等の発生、及び熱交換効率の低下につ
ながるため、一般に、チューブ４の内部洗浄をする目的
で、チューブ４の内径より若干大きめの外径をもつスポ
ンジポール７を通すポール洗浄系統が設置される。

スポンジポール７をポール供給、回収装置８に投入し、
ポール循環ポンプ９を起動させると、・スポンジポール
はポンプ出口弁１０．ポール供給管１１、ポール注入止
弁１２を通シ、ポール注入点１３から循環水配管３に供
給される。循環水配管３に入ったスポンジポール７は復
水器１に入シ、チューブ４を通過しながら、チューブ４
の内部の洗浄を行ない、復水器１を出たスポンジポール
７はポール捕集器５で捕捉され、ポール回収点１４、ポ
ール回収元弁１５、ポール戻シ管１６、ポンプ人口弁１
７、ポール循環ポンプ９を介してポール供給、回収装置
８に戻る。

通常、スポンジポール７を循環させるのは一日当シ約三
十分〜六十分程度であり、七ｎ以外はポール回収点１４
とポール注入点１３の間の系統は、海水で満たさｎてい
る。従って、この間に稚貝が管内面に付着、成長するこ
とＫなる。しかし、スポンジポール７の外径が約１０−
程度であるのに対し、ポール供給管１１とポール戻シ管
１６の内径は１５０５ｗ＋程度あシ、スポンジポール７
によるこれら配管内部の洗浄は期待できない。

従って、こｎらの配管内部に貝が付着することになると
、スポンジポール７が管内に停滞し、復水器ｌのチュー
ブ４の洗浄効果が低下し、ひどい時には、管内にポール
が詰まってしまい、配管を分解、清掃せざるを得なくな
シ、その期間プラントは停止せざるを得なくなる。

また、最近のチューブ４の材質は、アルミプラスからチ
タンに変わりつつあり、貝が付着しやすいチタンにとっ
ては、ポール洗浄系統は不可欠であシ、その系統が貝の
付着によシネ具合が生じることになると、プラントの安
定運転に大きな支障をきたすことＫなる。

さらに、本ポール洗浄系統に貝が付着することを防止す
るため、塩素注入又は、防汚塗料を塗る等の手段がある
が、公害及び塗装メンテナンス等の点で問題がロシ、貝
付着防止に対する有効な手段がないのが現状でおる。

又、ポール循環時以外はポール回収元弁１５とポール供
給元弁１２の間の海水を抜いておく方法もあるが、次回
のポール洗浄時ポール循環ポンプ９の起動のための充水
に手間がかかるという問題もある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は海水熱交換器のチューブ内面のポール洗
浄系統内で貝が付着、成長することを阻止する系統を提
供するととＫある。

〔発明の概要〕

本発明はポール洗浄系統に内圧をもつ淡水を注入するこ
とで系統内に稚貝が付着、成長することを阻止し、淡水
注入は三方切換ポールパルプを介して行なうことで、ポ
ール循環系統の上流、下流共に淡水注入を可能としたも
ので、システム的にも設備的にも容易で、且つ、安価に
貝付着防止を可能とすることを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を復水器用ポール循環系統に適
用し文例として第１図から第５図によって説明する。ま
ず、第１図によυ本発明による追加系統を示す。

発電所のみならず各徨プラントは、必ず内圧をもつ所内
用水系統（淡水）１８をもっている。この系統からブラ
ンチし、淡水供給管１９を設け、そのラインに止弁２０
と逆流防止のチェック弁２１ｔ−設け、この配管をポー
ル戻シ管１６に設は九三万切換ポールパルプ２２に接続
スる。

運転方法を、以下、第２図から第５図によシ逐次説明す
る。

第２図は、ポール循環を行なっている時の三方切換ポー
ル弁２２の弁体２３の位置を示す。この時は、ポール弁
２２の内部を海水と共にスポンジポール７が通る。

第３図は、ポール循環を終えたあとの淡水置換時のポー
ル弁状態を表わす。この時、ポール循環ポンプ９は運転
した状態にしておくことで、はんの数分もかからないで
ポール弁２２とポール注入点１３の間は海水から淡水に
置換できる。但し、ポンプ人口弁１７及び出口弁１０は
閉め、ポール供給、回収装置８からスポンジポールをと
る。

第４図はポンプ出入口弁を閉めた状態の後のポール弁゛
２２の弁体切換状態を示す。この切換により、通常、所
内用水系統の圧力は復水器出口の循環水管３の圧力よシ
高いため、ポール弁２２とポール回収点１４の間の配管
内部の海水を淡水に数分もかからないで置換することが
できる。

第５図は、海水から淡水への置換がすべて終了した後の
ポール弁２２の弁体２３の位置を示す。

この時、ポール弁内は淡水でめシ、且つ、次回のポール
洗浄の準備状態となる。

不笑施例によれは、ポール循環以外の時は常に淡水に置
換しておくことができ、稚貝が入ってきても管内に付着
、成長することができなくなｐ１饅全なポール洗浄が可
能となる。

又、三方切換ポール弁２２をモータ弁にすれば自動切換
、運転が可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によｎばポール循環系統内をポール循環時以外は
常に淡水にしておくことができ、管内に貝が付着、成長
することが皆無となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を復水器ポール洗浄系統に適用した時の
系統図、第２図ないし第５図は本発明に関する三方切換
バルブの切戻状態を示す断面図、第６図は従来例の復水
器ポール洗浄系統図である。 １８・・・所内用水系統、１９・・・淡水供給管、２０
・・・止弁、２１・・・チェック弁、２２・・・三方切
換ポール弁、２３・・・弁体。 代塩入　弁理士　小川勝男 率１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、海水を冷却水として用いる熱交換器のチユーブ内の
   ポール洗浄系統において、 ポール循環ポンプの吸込側に三方切換ポールバルブと内
   圧をもつ所内淡水系統からの淡水注入ラインを設け、前
   記三方切換ポールバルブの切換操作により、主冷却水系
   統からのポール取出点から主冷却水系統へのポール注入
   点までの全ラインの配管内部にポール循環時以外の時に
   は淡水を充たしておけるように構成したことを特徴とす
   る海水熱交換器用具付着阻止型ポール洗浄系統。