JPH0238239Y2 - - Google Patents

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JPH0238239Y2
JPH0238239Y2 JP11559981U JP11559981U JPH0238239Y2 JP H0238239 Y2 JPH0238239 Y2 JP H0238239Y2 JP 11559981 U JP11559981 U JP 11559981U JP 11559981 U JP11559981 U JP 11559981U JP H0238239 Y2 JPH0238239 Y2 JP H0238239Y2
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビル等に設置した冷暖房装置の冷温
水用配管内に発生する錆及びスケール等を除去す
る冷暖房用冷温水の処理装置に関する。
〔従来の技術〕
冷却塔(クーリングタワー)を用いて冷房用の
冷却水を造る従来の解放型設備では、冷却塔によ
る冷却時に外気中の不純物等が冷却水に多く入つ
て汚れてしまうため、冷却水の中に防錆・防スケ
ール剤を定期的又は任意に注入して配管に対する
スケール等の付着と腐食を防止し、合せて濾過機
による冷却水の濾過を行なつている。
第1図に於いて、符号Xで全体的に示したのは
従来から使用されている冷却水用水処理施設の一
例を示すものであつて、図示した従来の施設は、
各部屋に冷暖兼用の送風機2…を設置した建物1
の屋上に貯水タンク3を設け、同じく建物1の屋
上に設置した冷却塔4と上記貯水タンク3の間を
結ぶ給水配管5の途中には、バルブ操作によつて
給水中に任意に防錆・防スケール剤を溶解できる
防錆機6を連結し、また、冷却塔4と建物1の地
下に設置した冷却機10とを結ぶ冷却水の供給配
管9の途中には、冷却水に高濃縮防食防スケール
剤とスライムコントロール剤を適宜供給溶解せし
める各供給機7,8を夫々連結し、加えて、冷却
塔4の循環経路中には濾過機11を取付けると共
に、冷却機10と冷却塔4の間を結ぶ冷却水の還
水配管13の途中には、還水される冷却水の水質
を全自動で制御ブローする水質制御器12を取付
けて、冷却水の浄化処理を行なつている。
この様に、冷房用の冷却水に対しては防錆・防
スケール剤の溶解とか、濾過機による濾過等の各
種浄化処理が行なわれて、配管及び各種機器に対
するスケールの付着及び腐食の防止が図られてい
るが、上記冷却機10の内部に於いて、冷却水に
よる熱交換によつて冷却される密閉経路(配管)
中の冷房用冷水と、ボイラーを組み込んだ暖房用
密閉経路中の温水、更には、蓄熱槽式冷暖房設備
の冷温水に対しては、冷却水の場合とは違つて外
気との接触が全く無いか、或は、極めて少ないと
の理由から、従来は、上述した防錆機及び濾過機
による防錆・防スケール剤の溶解とか、濾過とい
つた浄化処理が行なわれていなかつた。
しかし、密閉された配管内、及び、蓄熱槽内を
循環する冷暖房用の冷温水にも当然多くの不純物
が含まれており、これが配管内にスケールとして
固着したり、配管内面を腐食させたりすると、冷
温水の流れが悪くなつて冷暖房の能率が低下した
り、電力及び燃料の消費量が増して不経済に成る
等の問題があり、また、蓄熱槽の底部に沈殿物が
溜つて汚れやすく成るといつた問題があつた。
そこで従来は、スケールの付着と腐食がある程
度進んだ時点、或は、定期的に防錆・防スケール
剤を密閉した配管内とか蓄熱槽内に注入し、加え
て高圧流体等を注入してスケールと錆を除去して
いた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、ビル等の冷温水用配管は非常に長
く、且つ、多岐に及んでいるため、全ての配管を
隈無くきれいに浄化処理することは極めて難し
く、また、蓄熱槽の掃除も極めて煩雑であつて、
処理費用が高くつくと云つた問題があると共に、
場合によつては、浄化処理が遅れて配管機器全体
を交換しなくてはならないといつた問題が発生し
ていた。加えて、繰返し無計画に投入される防
錆・防スケール剤自身が、最終的に沈殿物を増量
させてしまうとか、防錆・防スケール剤の大量使
用による経費の増大、或は、不純物を含んで汚れ
た冷温水に対して防錆・防スケール剤を投与する
ため、防錆・防スケール剤の無駄な消耗が激し
く、防錆・防スケール処理を効果的に行えないと
いつた問題もあつた。
従つて本考案の技術的課題は、外気に触れるこ
となく冷暖房用の冷温水が循環させる密閉型冷暖
房装置に於いて、冷温水の濾過と防錆・防スケー
ル剤の溶解を冷温水の循環に従つて連続的に、且
つ、効率良く行なつて、少い量の防錆・防スケー
ル剤によつて、配管の腐食とスケール等の付着防
止並びに蓄熱槽内の汚れ防止を効果的に行うこと
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案で講
じた手段は以下の如くである。
冷却機によつて冷却された冷房用の冷水と、ボ
イラー或は加熱機によつて加熱された暖房用の温
水を、外気に接触させることなく密閉された配管
内を通して各部屋に設置した冷暖兼用の送風機に
適宜切換えて循環供給することによつて、各部屋
を冷暖房するように構成した密閉型冷暖房装置に
於いて、 (1) 上記配管のうち、冷温水を冷却機又はボイラ
ー或は加熱機側に送り戻す還水用配管の途中
に、入口と出口に夫々開閉バルブを取付けた分
岐配管を接続して、この分岐配管の途中には、
濾材又はフイルターを収容した濾過機と、防
錆・防スケール剤を収容した防錆機とを接続す
ること。
(2) 上記の濾過器と防錆機を、上記の冷温水が流
れる方向に順番に、且つ、近接した状態で並べ
て接続すること。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、分岐配管の入口と出口に設
けた開閉バルブを開くことによつて、送風機よ
り冷却機又はボイラー(加熱機)に還水中の使
用済み冷温水に対し、濾過処理と防錆・防スケ
ール処理を連続的に行うと共に、開閉バルブの
開閉操作によつて、防錆・防スケール剤の投与
を計画的に行つて、少い量の防錆・防スケール
剤によつて防錆・防スケール処理を効果的に、
且つ、経済的に行うことを可能にする。
上記(2)の要素は、濾過器で濾過した直後の不
純物が混入されていない清浄な冷温水に対して
防錆・防スケール剤を投与(溶解)させる関係
上、防錆・防スケール剤の無駄な消耗を防いで
溶解率を高め、優れた防錆・防スケール効果を
発揮可能とする。
以上の如くであるから、上記の手段によつて上
述した技術的課題を解決して、前記従来の技術の
問題点を解消することができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本考案に係る冷暖房用冷温水
の処理装置の好適な実施例を添付した図面と共に
詳細に説明する。
第1図に於いて、符号Yで全体的に示したのは
本考案を実施したビル用冷暖房装置の一設置例を
示すものであつて、図中、14と15は前記冷却
機10と各部屋に設けた送風機2…の間を結ぶ冷
温水の供給用配管と還水用配管を示し、両配管1
4,15の冷却機10寄りには、冷房停止時に経
路を閉塞するバルブ14a,15aが取付けてあ
る。また、上記還水配管15の途中には、入口と
出口に夫々開閉バルブ16a,16bを取付けた
分岐配管16が接続され、この配管16の途中に
は濾過機17と防錆機18が、図示の様に冷温水
の流れ方向に沿つて順番に、且つ、近接状態に並
べて連結されている。
以上が冷房装置であつて、次に暖房装置を説明
する。バルブ19aを介して前記還水配管15及
び給水源(図示せず)に接続した暖房用給水配管
19の途中には、全自動軟水機20とボイラー処
理剤用の供給機21が連結され、その先端はホツ
トウエルタンク22に接続されている。ホツトウ
エルタンク22を通つた水はボイラー23で加熱
蒸気化されて循環される仕組に成つており、ま
た、熱交換機24で加温された温水は温水用配管
25を通つて前記供給用配管14に送られ、更
に、還水用配管15を通して送り戻される利用済
み温水は、前記分岐配管16とバルブ15aの間
に接続した還元配管26を通して再び熱交換機2
4に戻され、ボイラー23による再加熱を受ける
仕組に成つている。また蒸気温水用の配管25と
26の途中には、暖房停止時に経路閉塞を行なう
バルブ25a,26aが夫々取付けてある。
従つて、以上の構成から分岐配管16の開閉バ
ルブ16aと16bを解放すれば、濾過器17と
防錆機18が密閉された冷房サイクル或は暖房サ
イクル全体に流れる冷温水の濾過と、冷温水に対
する防錆・防スケール剤の溶解を順番に行なつ
て、各配管に対するスケールの付着及び腐食を防
止することができる。
次に、第2図は上述した防錆機18の一実施例
を示すもので、開閉自在な蓋45を取付けたタン
ク44の両側には、後述する濾過機によつて濾過
された冷温水の侵入口46と排出口47が形成さ
れ、各口46,47の内側には夫々原水誘導板4
6aと処理水誘導板47aが取付けられていて、
タンク44の内部には、燐酸を主原料とする防
錆・防スケール剤(図示せず)が充填されてい
る。また48はのぞき窓、49はドレン管であ
る。
第3図は、前述した濾過機17の一実施例を示
すもので、図中50は濾材51…を多層状に収容
したタンク、52はストレーナー53の入口53
aより取り入れた原水を操作弁54を通してタン
ク50内に送り込む給水配管、55は濾材51…
によつて浄化された処理水を操作弁54を通して
取り出す取り出し配管、56は排水弁を示す。
尚、上述した濾材51…を使用した濾過機は耐
圧が3〜4Kg/cm3以内の場合に使用し、耐圧が10
Kg/cm3に及ぶ様な場合にはフイルターを用いた濾
過機を使用する。
〔効果〕
本考案に係る冷暖房用冷温水の処理装置は、以
上述べた如く、冷暖房用の冷温水が循環する密閉
型配管のうち、特に還水用配管の途中に、濾過機
と防錆機を開閉バルブを介して連結した関係上、
配管中を循環する冷温水は開閉バルブの開放によ
つて計画的に、且つ、能率良く濾過され、更に、
内部に防錆・防スケール剤が効率良く溶解される
ため、配管がスケールの付着によつて詰つたり、
或は、腐食する心配が無く、常に冷温水を円滑に
循環流通せしめて能率良く冷暖房を行なうことが
できると共に、蓄熱槽への沈殿物を軽減除去でき
るものであつて、電力及び燃料の消費を少なくし
て経済的な冷暖房を行なうことができ、且つ、配
管及び蓄熱槽の寿命を長くでき、蓄熱槽の掃除間
隔も長くできるといつた経済的効果も備えてい
る。
また、本考案では特に上記の濾過機と防錆機と
を、分岐配管の途中に、冷温水の流れ方向に対し
て順番に、而も、近接状態に並べて連結したた
め、濾過機で濾過した直後の不純物が混入されて
いない清浄な冷温水に対して防錆・防スケール剤
を溶解させることができ、従つて、防錆・防スケ
ール剤の無駄な消耗を防いで溶解率を高め、薬剤
の効能を循環する冷温水全体に平均的に行き亘ら
せて優れた防錆・防スケール効果を発揮できると
共に、これ等薬剤の使用量も大幅に減量できる経
済性も備え、更に、濾過機と防錆機の点検と保
守、及び、配管に対する取付等の各作業を一緒に
行なえるから、これ等各作業が合理化できる利点
も備えるものであつて、構成が簡単で実施が容易
な点と相俟つて、各種冷暖房の冷温水用配管に実
施して洵に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る冷暖房用冷温水の処理装
置と従来装置の設置例を示した構成図、第2図は
防錆機の一例を示した正面図、第3図は濾過機の
一例を示した一部破断正面図である。 2は送風機、10は冷却機、14は供給用配
管、15は還水用配管、16は分岐配管、17は
濾過機、18は防錆機、23はボイラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却機によつて冷却された冷房用の冷水と、ボ
    イラー或は加熱機によつて加熱された暖房用の温
    水を、外気に接触させることなく密閉された配管
    内を通して各部屋に設置した冷暖兼用の送風機に
    適宜切換えて循環供給することによつて各部屋を
    冷暖房するように構成した密閉型冷暖房装置に於
    いて、上記配管のうち、冷温水を冷却機又はボイ
    ラー或は加熱機側に送り戻す還水用配管の途中
    に、入口と出口に夫々開閉バルブを取付けた分岐
    配管を接続して、この分岐配管の途中には、濾材
    又はフイルターを収容した濾過機と、防錆・防ス
    ケール剤を収容した防錆機とを、上記の冷温水が
    流れる方向に順番に、且つ、近接した状態で並べ
    て接続したことを特徴とする冷暖房用冷温水の処
    理装置。
JP11559981U 1981-08-03 1981-08-03 冷暖房用冷温水の処理装置 Granted JPS5821797U (ja)

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JP11559981U JPS5821797U (ja) 1981-08-03 1981-08-03 冷暖房用冷温水の処理装置

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JP11559981U JPS5821797U (ja) 1981-08-03 1981-08-03 冷暖房用冷温水の処理装置

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Publication Number Publication Date
JPS5821797U JPS5821797U (ja) 1983-02-10
JPH0238239Y2 true JPH0238239Y2 (ja) 1990-10-16

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JP11559981U Granted JPS5821797U (ja) 1981-08-03 1981-08-03 冷暖房用冷温水の処理装置

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JP2502411B2 (ja) * 1991-02-15 1996-05-29 株式会社日立製作所 蓄熱装置およびその防食方法

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JPS5821797U (ja) 1983-02-10

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