JPS61180240A - 写真フイルムマガジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はカメラに装填するフィルムマガジンに関し、詳
しくはフィルムマガジンが収納している写真用フィルム
の性能、品種に関わる情報をその表面に印した写真用フ
ィルムマガジンに関する。

（従来技術） 写真技術は感光材料の特性の向上並びに生産技術の発達
によるコストダウンに支えられ、また電子技術を取入れ
たカメラ機能の躍進的向上、写真プリントの多量生産的
処理技術の一発展により技術内容が一新されつ＼ある。

更に、カメラ自動検出コード、フィルムラスターパター
ン、潜像バーコード或ハマガジンバーコード等謂所ＤＸ
コードを軸にして、一連の感光材料、カメラ及び処理を
一貫した写真処理の自動化、効率化が進行１〜ている。

この中でカメラ自動検出（以後ＣＡＳと記号で表わす）
コードは撮影時に於て写真用フィルム（以後フィルムと
略記する）の感度、品種、撮影駒数及び露光許容域等の
情報をカメラに入力し、カメラ作動を最適に制御し、更
に、処理時に於てフィルム現像、プリンテング及び仕上
作業のシステム処理を可能にし、処理の生産性を向上す
るものである。

該ＣＡＳコードは、フィルムを収納したマガジンの外表
面にフィルムの性能、品種に関わる情報を塗設された導
電性被膜もしくはマガジン地金と塗役された絶縁性被膜
とで構成１〜た特定の導通パターンとして組込んでおき
、カメラ或は処理装置にセクトして内蔵ｊ７だ電極群に
よって該情報を取出し、カメラ或は処理装置の作動を自
動的に制御させるものである。

前記マガジンの外表面に塗設される特定の導通パターン
は一般にオフセント印刷、平版印刷等の印刷によって作
成されるが、該導通パターンと電極群との応答を判明、
確実にするには絶縁部分の電気抵抗はＩＭΩ以上が必要
であり、絶縁性被膜にピンホールがないこと、被膜部分
に凹凸がなくて電極群の夫々の電極がマガジンの外表面
に対する圧着、接触が充分であることが要求される。

更にカメラ等の構成によってはＣＡＳコードが赤外線等
の光で読出される場合もあるので前記導通パターンは着
色されている必要がある。

前記（７たＣＡＳコードは着色のためにカーボンブラッ
クを使用することがあるがカーボンブラックを使用する
ことにより赤外線の吸収が強くなり、□　−ＣＡＳコー
ドを赤外線吸収により読み取りを行なう際有利である。

しかしカーボン量がある量以上に塗料あるいはインキに
含有されると絶縁不良がおこりマカジンに印されたＣＡ
Ｓコードの伝えるべき情報が誤って取出されることが多
い。

（発明の目的） 本発明の目的はＣＡＢコードが伝達すべきフィルムの性
能、品種に関わる情報を誤りなく伝える導通パターンを
有するフィルムマガジンを提供することにある。

（発明の構成） 前記した本発明の目的はフィルムの性能、品種に関わる
情報を伝達する導通パターンを表面に有するフィルムマ
ガジンに於て該導通パターン全構成するパターン被膜に
カーボンを含む印刷インキもしくは塗料を使用し、かつ
カーボンの含有量が固型分として３０重量％以下である
印刷インキもしくは塗料を使用することを特徴とするフ
ィルムマガジンによって達成される。

次に図を併用しながら本発明の詳細な説明する。

第１図（、）に本発明に関わるＣＡＳコードを有するフ
ィルムマガジンの１例を示す。２（白色部）及び３（黒
色部）で構成するパッチ状パターンが本発明に関わるＣ
ＡＳコードであって、２が導通性被膜であるが導通性被
膜は多くはマガジン地金を露呈することによって代用さ
れる。３が絶縁性被膜である。

尚４はＣＡＳコードとは別種の情報コードのマガジンバ
ーコードと称されるものであり、万国共通ノユニバーサ
ル商品コードである。

また、５はフィルムである。

第１図６）は前記ＣＡＳコード部分の断面図であって、
２及び３Ｆ′ｉ前記と同義である。６はマガジンの地金
である。

ここに使用したマガジン地金は、通常導電性のあるもの
ならば種類を選ばないが好ましくはスズメッキ板、亜鉛
メッキ板、ステンレス鋼板、または表面にクロム酸処理
を行なったクロム処理鋼板（商品名ハイ骨トップ畢キャ
ンスーパー）カ使用される。クロム処理鋼板は鋼板上に
金属クロム、酸化クロムの皮膜から構成され、これら皮
膜は１サビ１の発生を防ぐ意味で重要な働きをしている
。通常使用されるクロム処理鋼板の酸化クロム量は３０
０　ｍｇ／　ｄｉ　〜５０　ｒｌＱ／　ｄｉ　　である
。

ＣＡＳコードパターンは従来用いられている金属板印刷
法で形成するのが簡便であり、またオフセット印刷或は
平版印刷を多数回重ねて厚みを増すことが好ましい。

前記印刷に用いるインキは、樹脂、顔料、溶剤、油脂及
び各種添加剤を混合して混練し、均一に分散し、該分散
物を溶解槽に入れて更に樹脂、溶剤を入れて物性を調整
し調色を行い濾過１〜で製造される。

インキに用いる樹脂は、アルキド樹脂或はフェノール、
ユリア、メラミン、フラン、不飽和ポリエステル、エポ
キシ、珪素、ポリウレタン、キシン／、トルエン、アク
リル及びポリカーボネイト等の各樹脂であり、好ましく
はアルキド樹脂である。

アルキド樹脂は素材上ツマ−として用いられる多塩基酸
及び多価アルコールの組合せによって多〈の種類があり
、また各種の変性樹脂例えば油、フェノール、ロジン、
ビニル或はウレタン変性アルキド樹脂がある。これらの
アルキド樹脂の中からインキの樹脂外の素材との組合せ
で最も好ま１−いものが選ばれて用いられる。

また、該インキ製造に用いられる溶剤としては、低沸点
溶剤（例えばアセトン、酢酸メチル、メチルアルコール
等）、中沸点溶剤（例えばトルエン、酢酸ブチル、メチ
ルイソブチルケトン等）、高沸点溶剤（例えばブチルセ
ロソルブ、ジイソブチルケトン等）がインキ素材の溶解
とインキ流動性の調整のため量と質を実用的に定めて用
いられる。　・オた、インキの着色に用いられる顔料に
は、無機顔料及びレーキ、色素などの有機顔料のいずれ
も目的に応じて用いられる。

無機顔料としては、本発明にて規定する量のカーボンブ
ラック、あるいはシリカ黒の如き黒色顔料、パライト、
白亜の如き体質顔料、酸化チタン、亜鉛等の如き白色顔
料、鉛丹の如き赤色顔料その他の有色顔料が単独、ある
いは混合で用いられ、また、有機顔料としては各種の多
数の油溶性顔料が用いられ、その選択にはカラーインデ
ックスを参照することができる。

本発明の対象となるカーボンブランクの種類については
特に規定しないが通常の製法によるサーマルブラック、
アセチレンブラック、チャンネルブラック、ファーネス
ブラック、ランプブラック等を含むものである。

また、使用する油脂としては、アマニ油、二ノ油、キリ
油の如き乾性油或はゴマ油、ナタネ油、綿実油の如゛き
半乾性油等が用いられる。

更に、インキに用いられる添加剤としては乾燥剤（ナフ
チネート、レジネート等）、分散剤（アルキルベンゼン
スルホン酸、アルキル了りルスルホネ−）等）、乳化剤
（アルキルナフタレンスルホン酸ソーダ等）、湿潤剤（
ジアルキルサクシネート等）、沈澱防止剤（カルシウム
リル−ト等）、増粘剤（ベントナイト等）、垂れ止め剤
（金属石鹸等）、色別れ防止剤（シリコーン等）、硬化
剤、調色剤、皮張り防止剤、紫外線吸収剤等が挙げられ
る。

本発明に関わる塗料の組成は前記インキの組成に準する
がスプレー塗装、静電塗装等塗装方式によって組成が調
整される。

（実施例） 次に、本発明を実施例によって具体的に説明するが本発
明はこれに限定されるものではない。

まず、インキを用いる場合に採ってその共通事項につい
て述べる。

ＣＡＢコードパターンの印刷に用いる所定組成のインキ
を調製し、マガジン地金にオフセット印刷の回を重ねる
ことによって所定厚みの絶縁性被膜’ｉｉ　ＣＡＳコー
ドパターンに応じて塗設し充分に乾燥シ、ＣＡＳコード
付きのマガジン試料を作成スル。

前記絶縁性被膜の絶縁性を測定し、また該マガジン試料
にそのＣＡＳコードの表す性能、品種のフィルムを収納
し、更に自動検出電極端子を有するカメラに装填し、Ｃ
ＡＳコードでカメラに設定されたま＼の感度で撮影し、
露光の適否を観察した。

即ち、形成したＣＡＳコードパターンの信憑性をテスト
Ｌ７た。

尚、絶縁性の測定は導電性部分より測定端子接続線を出
１．絶縁性被膜に１．５ｍφの金製の測定端子を５Ｏｆ
の圧力で押付け、１０ｖ（ＤＣ）をかけた時の電流値を
テラーオームメータ（川口電機社製）で読取って求めた
。

実施例１及び比較例１ 下記組成のインキを用いてマガジン地金上に順次下部絶
縁層、着色絶縁層及び保護絶縁層を積層塗設置−１実施
例の試料１〜３及び比較例の試料（１）〜（３）を作成
１．た。

〔インキ組成〕

（１）保護絶縁層 樹脂（変性アルキド樹脂）　　３４ｗｔ％溶剤（トルエ
ン）　　　　　　６４．５　　／／添加剤（乾燥剤、硬
化剤）１５〃 （２）着色絶縁層 樹脂（変性アルキド樹脂）　　３６ｗｔ％溶剤（トルエ
ン）６０〃 添加剤（硬化剤、分散剤）　　　１ｗｔ％（３）下部絶
縁層 樹脂（変性アルキド樹脂）　　１９ｗｔ％溶剤（トルエ
ン）５５〃 顔料（チタンホワイト）２５／ 添加剤（硬化剤、調色剤）　　１　〃 前記の試料について絶縁性とカメラテストによる信憑性
の結果を第１表に示す。

第　　１　　表 （注）−１本発明試料 秦２　オートロン■（旭光学工業■袈）使用○はＣＡＳ
コードによってフィルムｃｐｓ度にカメラが適確に対応
１−たことを示す。×は対応不良。

第１表に明らかなように着色層を形成する塗料あるいは
インキ中に含有するカーボンが固形分生加重量％以下で
ある時にはＣＡＳコードによる情報伝達が適確であるこ
とを示している。

比較例２ 前記実施例に於て着色絶縁層の組成のカーボンブラック
（ファーネスブラック）の代りに赤色顔料Ｒｅｄ　５７
　Ｋｌ”　１０ｗｔ％を加え、他は全く同様のインキを
調製１−、マガジン地金上に順次下部絶縁層、着色絶縁
層及び保護絶縁層を設け、比較試料（４）を作成（−前
記試料１〜３と赤外線吸収比及び読取り適性を比較Ｌ、
第２表にその結果を掲げた。

第　　２　　表 注１）９４０ｎ−における赤外線吸収を測足し金属地金
と塗装面との吸収の比をとった。

注２）読み取り適性は赤外線吸収比が１＝４以上の試料
を○とした。

表に明かなようにカーボンを含有した被膜では赤外線吸
収比が犬きく、赤外線反射光読取り方式の場合甚だ有利
である。

（発明の効果） 前記本発明の目的が達成され、しかもマガジン及びカメ
ラに伺ら構造上の変更を要することなく、且つマガジン
の単価に殆ど影響する。所はなかった。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明のマガジンの斜視図、同（ｂ）は
ＣＡＳコード部分の断面図である。 １・・・マガジン、　　　　２・・・導電性地金、３・
・・絶縁性被膜カーボン含有層、 ６・・・地　金。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 写真用フィルムの性能、品種に関わる情報を伝達する電
   気的導通パターンを表面に有する写真フィルムマガジン
   に於て、該導通パターンを構成するパターン被膜にカー
   ボンを含む印刷インキもしくは塗料を使用し、かつカー
   ボンの含有量が固型分として３０重量％以下である印刷
   インキ、もしくは塗料を使用することを特徴とする写真
   フィルムマガジン。