JPS61179256A - 耐光性の改良されたポリエステル成形物及びその製造方法 - Google Patents

耐光性の改良されたポリエステル成形物及びその製造方法

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JPS61179256A
JPS61179256A JP2027985A JP2027985A JPS61179256A JP S61179256 A JPS61179256 A JP S61179256A JP 2027985 A JP2027985 A JP 2027985A JP 2027985 A JP2027985 A JP 2027985A JP S61179256 A JPS61179256 A JP S61179256A
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JP
Japan
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polyester
light resistance
antioxidant
molding
improved light
Prior art date
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Pending
Application number
JP2027985A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Hirakawa
平川 清司
Yoshinuki Maeda
前田 佳貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、分散染料によって染色されたポリブチレンテ
レフタレート系(以下PBTlt−)ポリエステル成形
物及びその製造方法に関し、特にその耐光性を顕著に改
良する技術に関するものである。
PBT系ポリエステルは、従来エンジニアリング用プラ
スチックとして用いられてきたが、繊維用途として近年
、PBTの伸長回復特性を活がした水着などの分野へ用
いられたり、また該繊維の風合の良さ、耐摩耗性の大き
いこと、へたシ感のないこと等の特性を活かし、自動車
の内装資材、特にカーシートなどに用いられ、注目され
るようになって来た。
しかしながら、その染色物の耐光堅牢性は十分ではなく
、これらの分野への進出に制限されているのが実状であ
る。
本発明者らはこれらの欠点を改良すべく鋭意検討した結
果、本発明に到達したものである。
即ち本発明は、ポリエステルの構成単位の80%以上が
ブチレンテレフタレート残基であるポリエステルに沸点
(昇華点)200℃以上のヒンダードフェノール系酸化
防止剤を0.01重量(以下wtと略記)%以上、1.
0wL%以下の範囲で含有せしめれば、該ポリエステル
からなる繊維、フィルム等成形物を分散染料によって染
色した場合の耐光堅牢度に、特にとりわけ、カーシート
の耐候性に要求されるような過酷な環境条件下の場合に
於いても優れた耐光堅牢度を有することを見い出したも
のであシ、更には該ポリエステルの重合の完結前に該酸
化防止剤を添加することが好ましいことを見い出したも
のである。
一般に該ポリエステルを重合する時にはチタン化合物を
用いることが多く、それらの触媒系から得られたポリエ
ステルの場合には、その中に含まれる活性なチタンによ
って引き起こされる酸化、ラジカル分解及び特定の波長
の光による該ポリマーの分解によって耐光堅ロウ度が悪
化することがある。従って前述した如く該ポリエステル
の重合の完了前に、さらに好ましくは合成原料中に該酸
化防止剤を添加することが耐光性を有効に向上させる点
で好適である。
本発明で用いられるヒンダードフェノール系酸化防止剤
の添加量としてはo、o1wt%〜1.9wt%の範囲
が好ましく、より好ましくは0.05 wt%〜0.3
 wt%の範囲がよい。添加量が0.01 wt%より
少いと、本発明の目的とする染色物の耐光性の優れたP
BT系ポリエステルが得られない。逆に1. Q wt
%より多く添加すると該ポリエステルが着色し、また大
陽光に曝露されると黄変しやすく、染色物の耐光堅牢度
が低下するので好ましくない。
本発明に用いられるヒンダードフェノール系酸化(老化
)防止剤は該ポリエステルとの相溶性の高いものでなけ
ればならない。これは本発明の目的である耐光性の向上
効果を有効に発揮させるためからも該酸化防止剤を該ポ
リエステルに均一に分散させる点で重要となるからであ
る。
本発明に好まし′く用いられるヒンダードフェノール系
酸化防止剤としては、例えば次の化学構造式で示される
式〔■〕の化合物を挙げることができるが、このような
ヒンダードフェノール系の酸化防止剤は該ポリエステル
との相溶性が良く、本発明の目的に適している。本発明
に用いられる酸化防止剤は、沸点200℃以上のものが
よく、沸点が200℃より低いと工程性が不良となるな
ど好ましくない。
(ただしnは1〜18の整数である。)本発明の目的に
対して酸化防止剤の分子鎖中に窒素原子を含有するもの
は黄着色の原因となるので不適当である。また硫黄原子
を含有するのも着色原因となることがあるので、あまり
好ましくない。
最も好ましいヒンダードフェノールの一般式としては式
■で示される。
(ただしmは1〜4の整数であシ、またRは炭素、水素
、酸素、燐、硅素等の原子により構成され、少くとも窒
素原子を含有しない基である。) 本発明でいうポリエステルとは、その構成単位の80%
以上がブチレンテレフタレート残基であるPBT系ポリ
エステルであシ、たとえば共重合などにより改質されて
いてもよい。改質剤としては、たとえば酸成分として5
−スルホイソフタル酸ナトリウム塩またはその誘導体、
イソフタル酸またはその誘導体、アジピン酸、セパシン
酸などの脂肪族二塩基酸やそれらの誘導体など、ジオー
ル成分としてエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレンジオール
やこれらの縮合物、ポリメチレングリコール類などをあ
げることができるが、これらに限定されるものではない
本発明に用いられるPBT系ポリエステルの合成触媒と
してのチタン化合物としては、酒石酸チタンカリウム、
シュウ酸チタンカリウム、酒石酸チタンナトリウム、シ
ュウ酸チタンナトリウムまたはこれらの混合物などをあ
げることができる。その触媒量としては本発明の目的で
ある耐光性向上を有効に発揮させるためからも、チタン
原子に換算して15 ppm以上で150ppm以下の
範囲が好ましく、よ)好ましくは20ppm≦Ti≦7
0ppmがよい。添加量が15ppmより少いと、反応
が十分進行せず目的とするポリマーが得られず、逆に1
50ppmより多く添加するとモノマーの重合反応は確
かに急速に進行するが、逆に分解反応も促進する結果と
なり、ポリマーの着色を招いて好ましくないばかシでな
く、本発明の目的である耐光堅牢性を著しく損う結果と
なる。
また本発明に用いられる分散染料とはS−D・Cおよび
A−A−T−C−C共編のカラーインデツクヌに分散染
料として所属する染料を意味し、その化学構造としては
例えばアンスラキノン系誘導体、アゾ系誘導体化合物で
示される染料を言う。また分散染料による染色は常法に
より行うことができる。以下本発明を実施例で具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 ジメチルテレフタレート(以下DMTと略す)88.2
1(g、1.4−ブタンジオール(以下BDと略記)4
9.2kg、テトライソプロピルチタネート71fと酸
化防止剤として4,4′−ブチリデンビス(3−メチ1
6−ターンヤリブチル−メタ−クレゾール)を176g
を反応容器に入れ、190℃にてエステル交換反応を行
い、続いて255℃まで昇温し、除々に減圧して最終的
には1.OmmHII以下で重合反応を行ない、さらに
ストランド状に押し出し、固有粘度0.82のチップと
した。このチップを通常のポリエステル用の小型紡糸機
にょシ紡糸し、続いて約2倍に延伸して75デニール、
24フイラメントの延伸糸とした。
これを編地とし、Kayalon Po1yester
 Rubine 3 G L−8a%owl s 分散
剤ニツカサンソルト# 7000 0.5 f/l、酢
酸(48%) 1 ccll 。
硫酸アンモニウム1 f/1等からなる染液組成で浴比
50:1、染色温度120℃、時間60分間の染色を行
なった。
この染色物の筒編地について次の条件即ち、発泡ポリウ
レタン接着(厚さI C1l ) 、カーボンアーク照
射でのブラックバネμ温度83℃、時間200時間のカ
ーシート用の耐光試験を行なった。JIS−LO804
の変退色用グレースケールを用いての判定で、その染色
物の耐堅ロウ度は4〜5級を示し、極めて良好であった
比較例1 酸化防止剤を添加しないこと以外は実施例1と同様にし
て染色し耐光堅牢度を評価したところ2級と不良であっ
た。
実施例2 酸化防止剤をポリマーの重合完了直前に添加して練込む
以外は実施例1と同様にしてPBT繊維を得、実施例1
と同様にして評価したところ、その耐光堅ロウ度は3〜
4級と良好であった。
比較例2 酸化防止剤300f添加する以外は実施例1と同様にし
て重合、紡糸、延伸して得られた筒編地は黄味がかつて
いた。該絹地を、実施例1と同じ染色を行い、その耐光
性評価を行なったところ1〜2級と極めて不良であった
比較例3 酸化防止剤20f添加する以外は実施例1と同様にして
、染色物の耐光性を評価したところ2級と不良であった

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリエステルの構成単位の80%以上がブチレンテ
    レフタレート残基であるポリエステルからなる分散染料
    によつて染色されたポリエステル成形物であつて、沸点
    (昇華点)200℃以上のヒンダードフェノール系酸化
    防止剤を0.01重量%以上1.0重量%以下含有せし
    めたことを特徴とする耐光性の改良されたポリエステル
    成形物。 2)ポリエステルの構成単位の80%以上がブチレンテ
    レフタレート残基であるポリエステルの重合完了前に、
    沸点(昇華点)200℃以上のヒンダードフェノール系
    酸化防止剤を0.01重量%以上1.0重量%以下添加
    混合して重合を行ない、得られた当該酸化防止剤を含有
    したポリエステルを常法によりノズルより吐出し成形し
    、その後分散染料によつて染色することを特徴とする耐
    光性の改良されたポリエステル成形物の製造方法。
JP2027985A 1985-02-04 1985-02-04 耐光性の改良されたポリエステル成形物及びその製造方法 Pending JPS61179256A (ja)

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Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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