JPS6117605A - 浮橋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、運搬車に積載して任意の場所に移動し河川に
応急的に橋梁を架設する浮橋に係り、特に陸上運搬時の
橋体の幅が小で、しかも架橋時に十分大なる浮力を得、
流水抵抗が小で流木等の下面通過を容易にするのに好適
な浮体構成に関するものである。

〔発明の背景〕

従来の浮橋は１、第１図に橋梁状態の正面断面図を示す
ごとく、ヒンジ１で結谷された２個の主橋体２とその両
側にヒンジ３で結合された補助浮体４から成り、その上
を車両５が通行して渡河する。

６は水面で、流水は矢印■の方向に流れる。このような
浮橋においては、車両５の荷重を浮橋の沈下による排水
量の増加（浮力）で支持する必要があるため、構梁幅Ｂ
および橋体、浮体の高さく厚さ）Ｄは相当大なるものが
必要である。また、橋体、浮体の下面は流水抵抗の減少
および流木等の下面通過を容易１こするため、補助浮体
４においては浮力に有効な寸法Ｃを残して両端Ａ部が傾
斜し、下面の中央部が水平な連続した平面を形成し、上
面は車両の通過に必要な道床を確保し、かつ、この上に
波がかぶるのを防止するため両端がそり上り、中央部が
水平な連続した平面を形成している。

第２図は従来の浮橋の陸上運搬状態の正面断面図を示す
。主構体２．補助浮体４は図のごと（折畳んで運搬車７
に積載し地面８の上を走行するが、前述のごと＜橋体、
浮体の高さく厚さ）Ｄが大なるを要するため折畳んだと
きの幅Ｂ′も相当大なるものとなり、路上走行が困難で
あるというような欠点があった。− 〔発明の目的〕 本発明の目的は、橋梁状態で浮力発生のための有効幅を
十分に確保し、流木等の下面通過に対処し得るとともに
、道床上に波がかぶるのを防止し、陸上運搬状態で橋体
の幅を路上通行に支障のない寸法に小さくせしめること
を同時に満足する浮橋を提供することにある。゛ 〔発明の概要〕 本発明は、浮体な幅方向に３分割し、これらを折畳み可
能に結合し、かつ、橋梁状態で上面にヒンジ等の突起の
ない道床面を形成し、すべての浮体の下面は同一平面上
にあるごと鳴し、浮体の両側面を垂直面で構成し、その
上流側となる端面に波切り板をヒンジにより回動可能に
取付けたことに特徴がある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第３〜４図により説明する。

第３図は橋梁状態の正面断面図で、上流側浮体９．中央
浮体１０および下流側浮体１７はいずれも上、下流側端
面が垂直面で構成される。上流１側浮体９と中央浮体１
０の上部ばリンク晶およびヒンジピン１２．１３により
これらが道床上に突出しないように回動可能に結合し、
下部はピン受１４．１５および固定ビン１６により着脱
可能に結合する。一方、中央浮体１０と下流側浮体１７
の下部はヒンジピン１８により回動可能に結合し、上部
はピン受１９゜（９）および固定ピンガにより着脱可能
に結合する。

次に、上流側浮体９の上流側端面下部にヒンジピン４に
より波切り板ｎを回動可能に結合し、支持ロッド区によ
り流水および流木な浮体下面に揮通過させ易いように、
適当な角度θをもって前方に張出させる。前記リンクＵ
における２個のヒンジピン１２，１３の間隔Ｅは、ヒン
ジピン１２．１３のピン受のスペースを確保し、かつ、
浮体９，１０間に適当な隙間を持たせるかまたは密着さ
せるように決定する。また、浮力を得るたやに必要な浮
体幅Ｂ−スＡが不要となり、従来の浮体数が幅方向に４
個でありだのに対し、浮体数を３個としても浮力を発生
させるのに充分な大きさにすることができる。

第４図は陸上運搬状態の正面断面図を示す。支持ロッド
幻を移動または除去して波切り板ｎを浮体９の端面に密
着させて折畳み、固定ピン１６．２１を解離してリンク
■およびヒンジピン１８のまわりに浮体９．１０．１７
を回動させて折畳み、運搬車７に積載する。この場合、
リンク１１に対して浮体９゜１０はそれぞれ９０度回転
し、折畳み後においても浮体９，１０間！よ若干の隙間
を持たせるかまたは゛密着させて支障な（折畳むことが
できる。

本実施例によれば、従来の浮橋が幅方向に４分割されて
いたのに対し、３分割になりているので、折畳み車載状
態での全幅Ｂ′が従来のものより小さ曵でき、かつ、橋
梁状態で載荷したときの沈下による浮力を発生させるの
に必要とする浮体高りを充分大き曵確保することができ
る。また、波切り板を折畳むことにより車載状態での全
高を小さくでき、折畳み可能な波切り板を用いて浮体端
面を垂直面で構成しているの・で、橋梁状態で浮力を発
生させるのに必要な有効な幅を太き畷することができる
。さらに、橋梁状態で浮体上面になるヒンジ部にリンク
を用いているので、道床面にヒンジな突出させないで回
動可能なヒンジな構成できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、橋梁状態で浮力発生のための有効幅を
十分に確保でき、陸上運搬状態の全幅および全高を小さ
くできるので路上走行が容易になる効果がある。また、
橋梁状態で道床面上に突出通 物がないので車両の橋梁１過が容易になり、かつ、道床
上に波がかぶるのを防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の浮橋の橋梁状態の正面断面図、第２図は
従来の浮橋の陸上運搬状態の正面断面図、第３図は本発
明の浮橋の橋梁状態の正面断面図、第４図は本発明の浮
橋の陸上運搬状態の正面断面図である。 ９・・・・・・上流側浮体、１０・・・・・・中央浮体
、１１・・・・・・リンク、１２．１３・・・・・・ヒ
ンジピン、、１６・・・・・・固定ピン、１７・・・・
・・下流側浮体、１８・・・・・・ヒンジピン、２１・
・・・・・固定ピン、ｎ・・・・・・波切り板 代理人　弁理士　　高　机　明　天 才１図 業２ｎ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、３個の浮体のうち橋梁状態にて上流側浮体と中央浮
   体の上部を２個のヒンジピンと１個のリンクで結合し、
   中央浮体と下流側浮体の下部を１個のヒンジピンで結合
   し、各浮体の上、下流側端面を垂直面で構成し、上流側
   浮体の端面に波切り板を回動可能に取付け、折畳み車載
   状態にて各浮体を垂直に立てて折畳んだとき波切り板の
   取付けのためのヒンジが車両の側面部にくるように、か
   つ、波切り板の先端が車両の中心線方向に向くようにし
   たことを特徴とする浮橋。